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Ⅰ 魔法使いのお仕事

第3話 皇帝候補

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アリア・エインズワース:帝都の外れにある森で店を営んでいる魔女。21歳。
アーロン・ストライフ:魔法使いの助手をしている元酒場の若店主兼元騎士の青年。21歳。

アルトリウス:次期皇帝候補の一人。第4皇子。18歳。
バーナード:帝国騎士団団長の男。42歳。
ジョン:行商人の男。44歳。


 朝、魔法使いの店。

アーロン 「アリア、今日は、納品依頼をこなすんだろう?」

アリア 「なに、依頼? ……そういえば、期日が近いものがあったね」

アーロン 「何忘れてるんだよ。お前が受けたのにも関わらず、昨日まで忘れていた依頼だろ」

アリア 「き、期日までに終わらせればいいだろう」

アーロン 「お前はすぐそうやってサボろうとする。そのくせ、次々依頼を受けてくんだから、溜まっていく一方だぞ」

アリア 「仕方ないじゃないか。依頼を受けたときはすぐにできると思っていたのだから。それに、期日に間に合えばいいじゃないか」

アーロン 「忘れてた依頼の期日は、明日なんだが?」

アリア 「……なんとかするよ」

アーロン 「頼むぜ、まったく。討伐なら俺でもできるけど、調合は俺にはできないんだから。これでも、アリアのこと、信頼してるんだぜ?」

アリア 「…………」

アーロン 「アリア?」

アリア 「ああ、すまないね、ぼーっとしていた。さて、朝食を食べたら、出かけようか」

アーロン 「……さすがに早くないか。ああ、今日はちょっと遠くの方に行くのか?」

アリア 「そうだね、街道からちょっと外れたところに湖があるだろう?」

アーロン 「ああ、ルミナス湖か」

アリア 「うん、そこでしか採れないものがあるからね」

アーロン 「なるほど」

アリア 「それと、最近は魔物の動きが活発になっているから、用心していこう」

アーロン 「そうだな、前に戦った魔物よりも強力かもしれない」

アリア 「ふむ、では、私の新兵器をお見せしよう」

(SE 杖が召喚される音)

アーロン 「魔法って、そんなこともできるのか?」

アリア 「なに、これくらい造作もないことだよ」

アーロン 「そういうものなのか。……新兵器ってそれか?」

アリア 「ああ、別にこんなものを使わなくても魔法は行使できるけどね」

アーロン 「狼型の魔物ウルフを討伐したときは杖を使ってなかったな」

アリア 「そう。これには、魔力を増幅させる機能があるんだ」

アーロン 「おお、ってことは、杖があると魔法の威力が上がるってことか?」

アリア 「それもあるけど、使いやすくなるっていうイメージの方が正しいかな。なんにせよ、これで私も戦闘に参加できるようになった」

アーロン 「そりゃ、心強いな」

アリア 「さて、出かけようか」

アーロン 「おう、そうだな」



 ルミナス湖。朝の日差しが湖面に反射し、心地よい風が頬を撫でた。

アーロン 「なんだかんだ初めて来たけど、結構でかいんだな」

アリア 「このルミナス湖は、世界でも有数の面積を誇るからね。海みたいなものだね」

アーロン 「たしかに、対岸が見えねえな」

アリア 「……あ、これは」

アーロン 「お、なんか見つけたのか?」

アリア 「ああ、目当てのものを見つけられたよ」

アーロン 「……そんなんでいいのか? ただの石にしか見えないけど」

アリア 「私の助手なら、もう少し審美眼を養ってもらいたいね」

アーロン 「いや、ただの石だろ。そこら辺のと何が違うんだ?」

アリア 「見てわからないのか? この石は、魔力を多く秘めているだろ。この辺の環境が良いんだろうね」

アーロン 「そんなもんか。……これは?」

アリア 「アーロン、真面目に言ってるのか? それはただの石だ」

アーロン 「何が違うのかわかんねえよ」

アリア 「はあ、だったら、そこら辺で遊んで来たらどうだい?」

アーロン 「魔物が出てきたらどうすんだよ」

アリア 「ここは見晴らしもいい、出てきたとしても対処できるよ」

アーロン 「……余裕だな」

アリア 「おや、私も本格的に戦えるようになって不服かい? まあ、この美人を護衛できなくなるかもしれないとなれば、キミも困るか」

アーロン 「そんなんじゃねえよ。……って、伏せろ!」

アリア 「え?」

(SE アリアを突き飛ばす音)

アーロン 「はあっ!」

(SE 剣を振る音)

魔物 「キイイイッ!!」

(SE 魔物が消滅する音)

アーロン 「鷹型の魔物ホークか。……アリア、怪我はないか?」

アリア 「…………」

アーロン 「アリア? どこか、痛むのか?」

アリア 「え? ああ、いや、大丈夫だ、ありがとう」

アーロン 「ならいい。……で、俺がなんだって?」

アリア 「……悪かった。私も、少し調子に乗っていたみたいだ」

アーロン 「まあ、採取中は無防備になるんだ、仕方ない。それに、お前を守るのが俺の役目だしな」

アリア 「……キミ、それ自分で言っていて恥ずかしくないのかい?」

アーロン 「はあ? どういうことだよ」

アリア 「いや、いい。……シルヴィアは、こういうところに惹かれたのかもしれないね」

アーロン 「シルヴィアがどうしたって?」

アリア 「なんでもないよ。さあ、採取を続けよう」

アーロン 「ああ、魔物は任せてくれよ」

アリア 「頼んだよ」



 しばらくして。

アリア 「ふう、そろそろいいかな」

アーロン 「お、もう終わりか?」

アリア 「ああ、あとは帰るだけだね」

アーロン 「了解。結局、魔物もあれ以来出てこなかったな」

アリア 「そうだね、この杖を試してみたかったんだけど、かなわなかったよ」

魔物 「ぐおおおおおっ!」

アーロン 「! おい、今の」

アリア 「ああ、近いね」

アーロン 「とりあえず離れるぞ」

アルトリウス 「うわあああっ!!」

アーロン 「アリア、先に戻ってろ」

アリア 「なっ、ちょっ、アーロン!」

 叫び声が聞こえた方角に向かうと、少年が魔物に襲われていた。

アーロン 「……大丈夫か!」

アルトリウス 「…………」

アーロン 「やべえ、意識ないのか?」

アリア 「あれは、グリフォンだね」

アーロン 「アリア!? 戻れって言っただろ!」

アリア 「あいにく、助手の言うことを聞くほど、人間ができないんだ」

アーロン 「どうなっても知らねえぞ」

アリア 「それはお互い様だ」

グリフォン 「ぐおおおおっ!」

アリア 「来るよ!」

アーロン 「おう! っと危ねえ」

アリア 「大丈夫かい? ヤツの前脚には要注意だよ」

アーロン 「ああ、ヤバそうだ。アリア、そこで倒れてる男を頼んだ」

アリア 「ああ」

グリフォン 「ぐおおおおっ!」

アーロン 「そう何度も突進が効くかよっ!」

(SE 剣を振る音)

グリフォン 「ぐるぅぁあっ!」

アーロン 「どうだ!」

アリア 「まずい、アーロン! 強力な攻撃が来るよ!」

(SE 爆発音)

アーロン 「ぐあああっ!!」

アリア 「アーロン!!」

アーロン 「……だ、大丈夫だ。まだいける!」

アリア 「それでこそ、私の助手だよ。……アーロン、一瞬だけグリフォンの動きを止める。その間に頼むよ」

アーロン 「しくじるなよ、アリア」

アリア 「誰に言っているんだい」

アリア 『氷刃よ、彼の者の動きを封じよ。アイシクルプリズン……ッ!』

(SE 氷の刃がグリフォンに突き刺さる音)

アリア 「アーロン、今だ!」

アーロン 「了解!」

(SE 剣を振る音)

グリフォン 「ぐるうあっ!」

(SE グリフォンが消滅する音)

アリア 「ふう、なんとかなったみたいだね」

アーロン 「アリア、倒れてる男は大丈夫なのか?」

アリア 「ああ、気絶しているだけみたいだ。目立った外傷もない」

アーロン 「それならよかった」

アリア 「アーロン、この少年を頼めるかい?」

アーロン 「おう、店まで運ぶのか?」

アリア 「ここに置いていくわけにもいかないだろう」

アーロン 「そりゃそうだ。……おい、大丈夫か? 起きれるか?」

アルトリウス 「…………」

アリア 「起きないようだね」

アーロン 「背負っていくか」



 魔法使いの店。

アリア 「私は、部屋で調合をしているから、その少年の相手は頼んだよ」

アーロン 「丸投げかよ」

アリア 「……薬が必要なら言ってくれ、すぐに用意するから」

アーロン 「わかった」

(SE 木製の扉の開閉音)

アーロン 「目立った外傷はないっつっても、こうも起きねえんじゃな」

(SE 店の扉が開く音)

アーロン 「いらっしゃい、悪いけど、今日はちょっと……、ってジョンか」

ジョン 「おう、なんか忙しかったか?」

アーロン 「ああ、ちょっとな……」

ジョン 「ふうん、……って、アルトリウス殿下?!」

アーロン 「殿下?」

ジョン 「お前ら、皇族を拉致とか冗談じゃねえぞ」

アーロン 「待て、皇族? 確かに貴族っぽい服装だったけど。……あ、こいつは、さっき魔物に襲われてたんだよ。それを偶然居合わせた俺たちで助けたんだ」

ジョン 「……本当か?」

アーロン 「本当だ。アリアにも聞くか?」

ジョン 「わかった、信じるよ」

アーロン 「そうしてくれると、助かるよ」

ジョン 「それで、どうするんだよ、殿下」

アーロン 「さすがに、このままってわけにもいかねえしな。まあ、こいつが目覚めなきゃなんとも言えないよな」

アルトリウス 「……んん」

アーロン 「あ、起きたか?」

ジョン 「殿下……? お目覚めですか?」

アルトリウス 「……ここは、どこですか?」

アーロン 「ああ、ここは、薬屋だ」

アルトリウス 「薬屋? あ、ボクは、確か魔物に襲われて……」

アーロン 「ああ、それでお前が倒れていたから、ここまで連れてきたんだ」

アルトリウス 「そうだったのですか。ありがとうございます」

アーロン 「ああ、そうだ、どこか痛むところはないか?」

アルトリウス 「いえ、御心配には及びませんよ」

アーロン 「そうか、ならよかった」

ジョン 「おい、アーロン、殿下に無礼だろ」

アルトリウス 「あ、お気になさらず、命を助けていただきましたし」

アーロン 「ほら、本人も言ってるんだし、いいじゃねえか」

ジョン 「お前は少し気を遣え」

(SE 木製の扉の開閉音)

アリア 「なんだか、騒がしいけれど、どうかしたのかい?」

アルトリウス 「これは、店主の方、ですね。助けてくださり、ありがとうございます」

アリア 「起きたんだね、少年」

アーロン 「ああ、こいつ、皇子のアルトリウス殿下なんだってさ。頭が高いんじゃないか?」

アリア 「皇子? これは失礼した。少年もとい殿下」

アルトリウス 「いえ、こちらもあまり表には出ていなかったので」

アリア 「なるほど。どおりで見覚えがなかったわけだ」

ジョン 「はあ、お前もアーロンと同じタイプか」

アリア 「そうだ、一応、これを飲んでおくといい」

アルトリウス 「これは、薬ですか?」

アリア 「ああ、これを飲めば、気分が落ち着くはずだよ」

アルトリウス 「ありがとうございます。……ん」

アリア 「どうだい?」

アルトリウス 「……ふう、よくなった気がします」

ジョン 「へえ、そんな早く効き目がでるものなのか」

アリア 「ふふ、私は魔法使いだからね」

アルトリウス 「魔法使い……。ウワサには聞いてましたが、あなたがそうでしたか」

アリア 「私を知っていたか」

アルトリウス 「良く効く薬を卸してくれる魔法使いの女店主だと」

アリア 「なるほど……。美人というウワサは?」

アルトリウス 「これは失礼、美人な女店主だと聞いていますよ」

アーロン 「おいおい、それでいいのかよ」

アリア 「ふふ、あ、そうだ、ジョン、これを」

ジョン 「ああ? 依頼の品か。……確かに貰った。って、そろそろ行かないとな」

アーロン 「あれ、仕入は?」

ジョン 「今日は大丈夫だ。ちょっと寄っただけだしな。それでは、殿下、失礼いたします。それと、行商ジョンをよろしくお願いいたします!」

アルトリウス 「覚えておくよ」

ジョン 「もったいなきお言葉……!」

(SE 店の扉の開閉音)

アルトリウス 「……依頼とは?」

アーロン 「ああ、店の宣伝にもなるし、納品依頼とか討伐依頼を受けているんだ」

アルトリウス 「なるほど。では、ボクからの依頼も受けていただけますか?」

アリア 「殿下の?」

アルトリウス 「はい、助けていただいたうえに、申し訳ないのですが」

アーロン 「内容にもよるけど、受けてもいいんじゃねえか?」

アリア 「……まずは、聞かせてもらおうか、その依頼の内容を」

アルトリウス 「……ボクを次期皇帝にさせてほしいんです」

アリア 「なんだって?」

アーロン 「おいおい、なんかの冗談じゃねえだろうな」

アルトリウス 「冗談では、ないです」

アリア 「理由を聞いてもいいかな?」

アルトリウス 「はい、知っての通り、今のこの帝国には皇帝がいません。その理由は、帝国議会と騎士団の派閥で皇帝候補が争っている状態にあるからです」

アリア 「皇帝候補……、キミは、候補に挙がっていないのかい?」

アルトリウス 「一応、候補には挙がっていますが、邪魔者扱いを受けています。魔物をけしかけたのも議会か騎士団のどちらかでしょう」

アーロン 「ってことは、あんたには後ろ盾がいないってことか」

アルトリウス 「そうなります。そこで、あなた方のお力をお借りしたい」

アリア 「それは、私たちを買いかぶり過ぎていないかい」

アルトリウス 「とんでもない。あなた方じゃなきゃダメなんです。この国の民のために」

アーロン 「民のため? どういうことだよ」

アルトリウス 「この国は、腐っています。国や貴族が民を虐げていいはずがありません」

アーロン 「そりゃ同感だ」

アルトリウス 「今の法では、貴族を裁けない。より良い国にするために、次期皇帝になるお手伝いをしていただけないでしょうか?」

アリア 「…………」

アーロン 「手伝いってのは、なにをすりゃいいんだ?」

アルトリウス 「あなたがたには、このまま依頼を受けて、民の悩みを聞いてあげてほしいんです」

アリア 「それが、手伝いになるのかい?」

アルトリウス 「はい、最近、魔物の動きが活発になっているのは知っていますね」

アーロン 「そうだな、今日だってあんたが襲われているしな」

アルトリウス 「……それに関して、良くないウワサがあるんです。なんでも、魔物が活発になっているのは、騎士団側の候補が関係しているとか」

アーロン 「騎士団が? どうして」

アルトリウス 「わかりません。ただ、騎士団が魔物討伐にあまり尽力していないというのは事実です」

アーロン 「確かに、商人が使う道を塞いでいた魔物の巣には、何も対応がされていなかった」

アリア 「だけど、それと私たちが依頼をこなすことと、どう関係しているんだい?」

アルトリウス 「それは、依頼をこなして、あなたがたの知名度を上げていただきたい。それも、次期皇帝を推薦できるほどの地位にまで昇ってほしい」

アーロン 「おい、そんなことができるのか?」

アルトリウス 「はい、この国の皇帝は、選挙によって選ばれますが、貴族の票が大きい。しかし……」

アリア 「なるほど、貴族票を上回るほどの平民票を集めればいいということだね」

アルトリウス 「そういうことです、幸い貴族票は騎士団派閥と帝国議会派閥に分かれます」

アリア 「わかった、それならやろう。アーロンも、異論はないね?」

アーロン 「ああ、貴族様を出し抜こうってんだろ? だったら、乗るしかねえよ」

アルトリウス 「ありがとうございます。それと、これだけは言っておきたいのですが、ボクに協力するということは、騎士団や議会を敵に回すことになります。それでも、本当に受けてくれますか?」

アーロン 「望むところだ」

アリア 「問題ないよ、私だって今の貴族に良い思いはしていないからね」

アルトリウス 「ありがとうございます。……それでは、ボクは城に帰ります」

アーロン 「送っていこう」

アリア 「そうだね、私も行こう」

アルトリウス 「それでは、頼みます」



 帝都、貴族街前。

アルトリウス 「ここで、大丈夫です」

アーロン 「いいのか?」

アルトリウス 「さすがに、人の目がある場所で仕掛けてきたりはしませんよ」

アリア 「だといいけどね」

バーナード 「これは、アルトリウス殿下ではありませんか」

アルトリウス 「騎士団長、どうしてここに?」

バーナード 「行方不明になった殿下を探しに出ていたのではありませんか」

アルトリウス 「それは、迷惑をかけました」

アーロン 「バーナード……!」

バーナード 「……誰かと思えば、自ら騎士団の門を叩いたにも関わらず、騎士を辞めた酒臭い小僧か」

アーロン 「覚えていただいて光栄だな」

アルトリウス 「バーナード、この方たちはボクの恩人です。侮辱は許しませんよ」

バーナード 「これは失礼いたしました」

アリア 「まったくだ、殿下を助けたんだから、感謝はされどそんなことを言われる筋合いはないよ」

バーナード 「なるほど、お前か」

アリア 「私だったら、何かあるのかな?」

バーナード 「いいや、お前が薬を届けに来る以外でここまで出てくるのは珍しいと思ってな」

アリア 「まあ、殿下を送り届けるという大事な依頼だからね」

アーロン 「なんかあったら、うちの店に来いよ」

バーナード 「殿下の保護ならびに護衛、騎士として感謝する。……殿下、行きましょう」

アルトリウス 「はい……」

アーロン 「……嫌な感じだな」

アリア 「騎士団長閣下は相変わらずだね」

アーロン 「面識、あったんだな」

アリア 「え? あ、ああ、一応商売相手だしね」

アーロン 「月に一回、薬を提供してるんだもんな」

アリア 「そういうことだ。それより、平民上がりの一騎士が、団長閣下に顔を覚えられていたということの方が、私は気になるけどね」

アーロン 「まあ、色々、な」

アリア 「キミのことだ、任務よりも目の前の人助けを優先したり、貴族相手にケンカを吹っ掛けたりしてたんだろ?」

アーロン 「ほっとけ」

アリア 「まあ、キミは騎士団みたいなお堅い組織には向かないよね」

アーロン 「そういうことだ」

アリア 「……なんで胸を張ってるんだい?」

アーロン 「こほん、これからはますます依頼を受けないとな。アルトリウスとも、約束しちまったし」

アリア 「ああ、そうだね。頼んだよ、助手のアーロンくん」

アーロン 「お前も頑張んだよ」

 そうして、二人は店に戻っていくのだった。

つづく
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