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26.無理矢理(2)※
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「憎たらしいほど可愛い反応」
小さい頃はあんなに天使でぶっきらぼうで純粋な子だったのに。こんな恐ろしい子だったのか。こんなスケベな事を平気でするマセた子だったのか。
私は涙目で何度も顔を横に振るが、ノア君の動きは止まる事なくキャンディーを舐めるみたいに敏感な場所を舌でころがす。つついたり、粘着するようにそこだけ愛撫を繰り返す。
「いや。やだっ、そっ、んなとこ舐めないでっ!きたない、からぁっ……」
嫌なのに。恥ずかしくて嫌なはずなのに。どうしてか気持ちがいいと感じている。心のどこかで悦んでいる自分がいる事が信じられない。
「汚くなんかはないだろ。むしろ甘美だというのに。カーリィのはなんだって綺麗でほしいのに。お前も嫌だ嫌だ言いながら愛液出してるくせして素直じゃないな」
挑発するような台詞の数々に、もはや羞恥心のピークがキテ何も言い返せない。
「は、のあ、く…んっ」
股間に動きの激しいナメクジがいるような感覚だった。わざとらしく音を立てて舐めて、じゅるじゅるとすすって、また舐めて。卑猥な水音と快楽が私の理性を壊していきそうで怖かった。思考が気持ちの良さに流されそうになる。感覚がおかしくなる。
本当にノア君を欲しがっているように、液が太ももを伝ってシーツを濡らしていく。
心は拒否しているはずだった。でも本気で嫌とも思えない。
私……ノア君に抱かれたいと思っているのか。じゃなきゃ、こんなにも……
「こんなに濡らしてまで意思とは裏腹に拒絶なんてして、本当は俺が好きなのを隠しているくせに。気持ちイイくせに俺から逃げようとして……最低だなお前は」
侮蔑の眼差しで私を見下ろしながらも手を止める様子はない。
舌を這わせつつ、人差し指を秘部に突き入れられた。舌で溶かされながらもぴりっとした痛みに体が強張る。
最低……たしかに、自分の気持ちから逃げているのは最低かもしれない……。
「っあ、あ、うう」
「もっとお前と幸せな時間を堪能したかった。お前といろんな事を共有して新鮮な気持ちに浸りたかった。しばらくは十年前みたいに純粋な淡い関係でいようと思ったのに。でも今は俺から逃れようとした罰だ。お仕置きだよ」
さらに執拗に舌と指で責められて、ノア君の熱い吐息が太ももにかかる。ぐちぐちと指の出し入れが早くなって、指の本数も増やされて追い詰められていく。
広げられて激しく蠕動する指。敏感な場所をかすめられながら何度も責められて、次第に私はなすすべもなく大きくビクビクした。
「っああぁあっ」
視界や思考が一瞬だけ漂白される。感じたことのない開放感のようなものに放心状態になった。
「可愛いな。イッたのか。愛液がまたいっぱい流れてる。俺のためにこんなにも濡らしてくれて嬉しい。でも俺はまだイッテないから俺もイカせろよ。お前の中で。いっぱい味わいたいんだ」
下を少しだけおろしたノア君が、凶悪なまでに隆起した太くて熱い肉棒を私の入り口に擦りつけてくる。スリスリと濡れそぼった入口に何度も何度も欲しがるように擦り付けて、悦に入るように薄く微笑んでいる。
「や……むり、だよっ……」
そう言いながらも、腰の奥の芯がヒクヒクして空虚なこの状態に物足りなさを感じる。認めたくはないけど、本当はさらなる熱を欲しがっている。
「無理じゃねぇだろ。ほしいんだろ、これが」
ここで本当に最後までシてしまったら後戻りが出来なくなる。もう皇太子と掃除婦という普通の関係ではいられなくなる。幼馴染というより、禁忌を犯した関係。共犯者。それらの自分達の存在を表す不穏なワードが脳裏に浮かんだ。
それでもここで終わらせられるのも苦しくて辛い。本当はノア君が欲しい。愛おしい。嫌だと言いながらも、ここまで求めている自分がもう滑稽に思えていっそ開き直りたい。
「ううっ、いら、な」
「嘘つけよ。俺が欲しいくせに。私のハシタナイココにアランサマの大きいのイレて下さいって、この際はっきり言ったらどうだ。どうせ今からお前は俺に犯されるんだから」
それはもう決定されているのか。それでもそんなはしたない台詞を言えるはずがない。今まで拒否していた自分がなんの意味もなさなくなってくる。
「まあ、自分の気持ちに逃げているお前が悪いんだけどな。俺はこんなにもお前が好きなのに。十年も片想いに悩み苦しんできたのに、簡単に気持ちを捨てられるお前が信じられないよ、カーリィ」
「ノア君……」
そんな事を言われてしまえば何も言い返せない。私だって本当はあなたと……
「俺はただ、お前と一緒にいて幸せになりたいだけ。そばにいたいだけなんだよ」
10年前のあの天使のような泣き顔を見せるノア君に私は息を呑む。
「愛しているんだ、カーリィ……。俺から逃げないでくれよ……」
小さい頃はあんなに天使でぶっきらぼうで純粋な子だったのに。こんな恐ろしい子だったのか。こんなスケベな事を平気でするマセた子だったのか。
私は涙目で何度も顔を横に振るが、ノア君の動きは止まる事なくキャンディーを舐めるみたいに敏感な場所を舌でころがす。つついたり、粘着するようにそこだけ愛撫を繰り返す。
「いや。やだっ、そっ、んなとこ舐めないでっ!きたない、からぁっ……」
嫌なのに。恥ずかしくて嫌なはずなのに。どうしてか気持ちがいいと感じている。心のどこかで悦んでいる自分がいる事が信じられない。
「汚くなんかはないだろ。むしろ甘美だというのに。カーリィのはなんだって綺麗でほしいのに。お前も嫌だ嫌だ言いながら愛液出してるくせして素直じゃないな」
挑発するような台詞の数々に、もはや羞恥心のピークがキテ何も言い返せない。
「は、のあ、く…んっ」
股間に動きの激しいナメクジがいるような感覚だった。わざとらしく音を立てて舐めて、じゅるじゅるとすすって、また舐めて。卑猥な水音と快楽が私の理性を壊していきそうで怖かった。思考が気持ちの良さに流されそうになる。感覚がおかしくなる。
本当にノア君を欲しがっているように、液が太ももを伝ってシーツを濡らしていく。
心は拒否しているはずだった。でも本気で嫌とも思えない。
私……ノア君に抱かれたいと思っているのか。じゃなきゃ、こんなにも……
「こんなに濡らしてまで意思とは裏腹に拒絶なんてして、本当は俺が好きなのを隠しているくせに。気持ちイイくせに俺から逃げようとして……最低だなお前は」
侮蔑の眼差しで私を見下ろしながらも手を止める様子はない。
舌を這わせつつ、人差し指を秘部に突き入れられた。舌で溶かされながらもぴりっとした痛みに体が強張る。
最低……たしかに、自分の気持ちから逃げているのは最低かもしれない……。
「っあ、あ、うう」
「もっとお前と幸せな時間を堪能したかった。お前といろんな事を共有して新鮮な気持ちに浸りたかった。しばらくは十年前みたいに純粋な淡い関係でいようと思ったのに。でも今は俺から逃れようとした罰だ。お仕置きだよ」
さらに執拗に舌と指で責められて、ノア君の熱い吐息が太ももにかかる。ぐちぐちと指の出し入れが早くなって、指の本数も増やされて追い詰められていく。
広げられて激しく蠕動する指。敏感な場所をかすめられながら何度も責められて、次第に私はなすすべもなく大きくビクビクした。
「っああぁあっ」
視界や思考が一瞬だけ漂白される。感じたことのない開放感のようなものに放心状態になった。
「可愛いな。イッたのか。愛液がまたいっぱい流れてる。俺のためにこんなにも濡らしてくれて嬉しい。でも俺はまだイッテないから俺もイカせろよ。お前の中で。いっぱい味わいたいんだ」
下を少しだけおろしたノア君が、凶悪なまでに隆起した太くて熱い肉棒を私の入り口に擦りつけてくる。スリスリと濡れそぼった入口に何度も何度も欲しがるように擦り付けて、悦に入るように薄く微笑んでいる。
「や……むり、だよっ……」
そう言いながらも、腰の奥の芯がヒクヒクして空虚なこの状態に物足りなさを感じる。認めたくはないけど、本当はさらなる熱を欲しがっている。
「無理じゃねぇだろ。ほしいんだろ、これが」
ここで本当に最後までシてしまったら後戻りが出来なくなる。もう皇太子と掃除婦という普通の関係ではいられなくなる。幼馴染というより、禁忌を犯した関係。共犯者。それらの自分達の存在を表す不穏なワードが脳裏に浮かんだ。
それでもここで終わらせられるのも苦しくて辛い。本当はノア君が欲しい。愛おしい。嫌だと言いながらも、ここまで求めている自分がもう滑稽に思えていっそ開き直りたい。
「ううっ、いら、な」
「嘘つけよ。俺が欲しいくせに。私のハシタナイココにアランサマの大きいのイレて下さいって、この際はっきり言ったらどうだ。どうせ今からお前は俺に犯されるんだから」
それはもう決定されているのか。それでもそんなはしたない台詞を言えるはずがない。今まで拒否していた自分がなんの意味もなさなくなってくる。
「まあ、自分の気持ちに逃げているお前が悪いんだけどな。俺はこんなにもお前が好きなのに。十年も片想いに悩み苦しんできたのに、簡単に気持ちを捨てられるお前が信じられないよ、カーリィ」
「ノア君……」
そんな事を言われてしまえば何も言い返せない。私だって本当はあなたと……
「俺はただ、お前と一緒にいて幸せになりたいだけ。そばにいたいだけなんだよ」
10年前のあの天使のような泣き顔を見せるノア君に私は息を呑む。
「愛しているんだ、カーリィ……。俺から逃げないでくれよ……」
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