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25.無理矢理(1)※
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私を見つめる視線が悲しみと怒りに加えて、底冷えするような歪んだ感情も含まれていく。もうどうだっていいと、そう静かに呟く彼は仄暗い目を宿していた。
「カーリィ……好きだよ、カーリィ……」
不敵な笑みを浮かべているノア君の手が私の衣服に勢いよく伸びた。
「っ……」
「俺から逃げるなら……無理矢理俺のモノにする」
私の胸元のボタンを引きちぎった。露わになる胸の谷間と色気のない下着がノア君の眼前に晒される。ぞっとして、私はノア君から抜け出そうとするが、そう簡単に逃れられるはずがない。
「ちょ……やめてよっ!」
この恐ろしい馬鹿力が発揮されてしまえば、普通の女よりかは腕が立つ私でさえも抗う事は不可能だ。
そのままそばにあったベットに乱暴に倒されて、すぐにノア君が覆いかぶさってくる。さらに露わになった胸元の下着をたくし上げ、二つの乳房が剥き出しになった。私はかあっと顔が熱くなった。
「俺はこの十年……どんなにお前を想って生きてきたか、ずっとずっと我慢してきたか、わかるか?お前に惚れ直してもらうために今までいろいろ努力した。体も鍛えて、嫌な仕事も逃げ出さずにやり通してきて、嫌いな女でさえ時には相手をして……寂しくて辛い毎日を送って来たのに、お前は離れるのか……俺から離れるなんて許さない」
ノア君の瞳にはハイライトがないどころか黒ずんだものが宿っていた。
怖い。見ていられない。これがノア君?
「ノア君っ!やめてよっ!おねがいだから……」
逃げたくても逃げられない私を男の力で押さえつける。支配欲を滲ませて、蹂躙し尽くす気満々な顔は恐怖以上の何ものでもない。剥き出しになったままの乳首の先端を口に含み、もう片方の手で揺れる胸を何度も官能的に強く揉みしだく。
「いたっ。いたいよっ、あっぅ、あ」
痛みを感じるほど強く揉まれて、乳房がノア君の手の中で形を変える。気持ちいいとは言い難い力任せの行為に、ノア君の今の感情がよくわかる。逆鱗に触れたのだと。
目尻に涙がたまり、涙目で訴えてもノア君はやめてはくれない。
怖い。ノア君が怖い。
「お前が悪いんだろう」
そう、私のせいなのは間違いない。私が間違えたせいだ。
「カーリィが俺から離れようとするから」
傷ついた末の、寂しさの果ての狂気のような表情のノア君に、私は彼を止められない。
彼の嫌いな名前を呼んだから。彼から離れようとしたから。それだけでノア君は思った以上に傷ついて暴走している。
「そんな顔をしても煽っているだけだ。頬を紅潮させて泣いているお前の顔なんて、俺からすればそそって無茶苦茶にしたくなるだけ」
ノア君は「服が邪魔だな」と独り言を言いながら自らのシャツのボタンを性急に外し、さっと無造作に脱ぎ捨ててしまう。彫刻のような美しい肉体が露わになり、見惚れる暇もなく私の上をまた覆ってきて、私の服のすべてを脱がしにかかる。
「いやだよっ!イヤだっ!」
「嫌がるカーリィも可愛い。そっちの顔の方がある意味好みだ。無理やりブチ犯したくなる」
「っ……」
性欲にどん欲な雄々しさと、少しばかりな殺気を漂わせた表情にもう抗えない。私は蛇に睨まれた蛙のような心境で恐怖に支配されていた。
本当に怖い。先日私を犯そうとしたあの男共も怖かったが、今のノア君は比べ物にならないくらいもっと怖い。彼はこんなに怖い人だったのか。こんなに闇を抱えたような人だったのかな。私が知らないノア君がいっぱい出て来て困惑に怯え続ける。
「ノアく……っいやだっ!やだあっ!」
抵抗むなしく制服どころか下着すら強引に取っ払われて、無造作に床に投げ捨てられる。私にはもう薄い生地のパンツだけしか身を護るモノがなくなった。
「いやぁ!そこはだめっ……いやあぁっ!」
ノア君の手がなんの躊躇いもなく私の下着の中をまさぐった。あんなハシタナイ所を無造作に蠢く掌にビクビクする。背筋や下肢に電流が走り、悪寒のようなものがとまらない。
「湿っているよ、お前のココ。おもらしでもしたのか。はしたないな、カーリィ」
ノア君が厭らしい言葉で私を挑発する。辱めてくる。下着から手を引き抜いて濡れた指をぺろりと舐める。私は羞恥心と恐怖に泣き喚くが、ノア君は全てガン無視。そのまま呆気なくパンツもずり下ろされた。
すぐに足を思いっきりM字に開かせられて、ノア君は黒ずんだ瞳のままじっと私の恥ずかしい場所を凝視している。
「やだやだ!見るないでっ!そんなところ!!」
自分ですら見たことがない場所をじっくり見られて、羞恥心に火を噴く。
「ははは。見られて泣く程嬉しいのか。はしたない上に変態だな、オマエは。そんなに嬉しけりゃじっくり丹念に味わってやるよ」
好戦的な瞳で舌なめずりをするノア君。丸見えの場所をじっくり舐めるように見た後、邪悪にククっと笑い、私の股間に顔を埋めて舌を這わせた。
「ひいやぁん!」
ひどい声が出てしまう。くすぐったいような、むずがゆいような、説明ができない感触にまた背中がビリビリ痙攣する。生暖かい感触が、舌が、股間を這いずりまわる感覚に声をあげずにはいられない。
「カーリィ……好きだよ、カーリィ……」
不敵な笑みを浮かべているノア君の手が私の衣服に勢いよく伸びた。
「っ……」
「俺から逃げるなら……無理矢理俺のモノにする」
私の胸元のボタンを引きちぎった。露わになる胸の谷間と色気のない下着がノア君の眼前に晒される。ぞっとして、私はノア君から抜け出そうとするが、そう簡単に逃れられるはずがない。
「ちょ……やめてよっ!」
この恐ろしい馬鹿力が発揮されてしまえば、普通の女よりかは腕が立つ私でさえも抗う事は不可能だ。
そのままそばにあったベットに乱暴に倒されて、すぐにノア君が覆いかぶさってくる。さらに露わになった胸元の下着をたくし上げ、二つの乳房が剥き出しになった。私はかあっと顔が熱くなった。
「俺はこの十年……どんなにお前を想って生きてきたか、ずっとずっと我慢してきたか、わかるか?お前に惚れ直してもらうために今までいろいろ努力した。体も鍛えて、嫌な仕事も逃げ出さずにやり通してきて、嫌いな女でさえ時には相手をして……寂しくて辛い毎日を送って来たのに、お前は離れるのか……俺から離れるなんて許さない」
ノア君の瞳にはハイライトがないどころか黒ずんだものが宿っていた。
怖い。見ていられない。これがノア君?
「ノア君っ!やめてよっ!おねがいだから……」
逃げたくても逃げられない私を男の力で押さえつける。支配欲を滲ませて、蹂躙し尽くす気満々な顔は恐怖以上の何ものでもない。剥き出しになったままの乳首の先端を口に含み、もう片方の手で揺れる胸を何度も官能的に強く揉みしだく。
「いたっ。いたいよっ、あっぅ、あ」
痛みを感じるほど強く揉まれて、乳房がノア君の手の中で形を変える。気持ちいいとは言い難い力任せの行為に、ノア君の今の感情がよくわかる。逆鱗に触れたのだと。
目尻に涙がたまり、涙目で訴えてもノア君はやめてはくれない。
怖い。ノア君が怖い。
「お前が悪いんだろう」
そう、私のせいなのは間違いない。私が間違えたせいだ。
「カーリィが俺から離れようとするから」
傷ついた末の、寂しさの果ての狂気のような表情のノア君に、私は彼を止められない。
彼の嫌いな名前を呼んだから。彼から離れようとしたから。それだけでノア君は思った以上に傷ついて暴走している。
「そんな顔をしても煽っているだけだ。頬を紅潮させて泣いているお前の顔なんて、俺からすればそそって無茶苦茶にしたくなるだけ」
ノア君は「服が邪魔だな」と独り言を言いながら自らのシャツのボタンを性急に外し、さっと無造作に脱ぎ捨ててしまう。彫刻のような美しい肉体が露わになり、見惚れる暇もなく私の上をまた覆ってきて、私の服のすべてを脱がしにかかる。
「いやだよっ!イヤだっ!」
「嫌がるカーリィも可愛い。そっちの顔の方がある意味好みだ。無理やりブチ犯したくなる」
「っ……」
性欲にどん欲な雄々しさと、少しばかりな殺気を漂わせた表情にもう抗えない。私は蛇に睨まれた蛙のような心境で恐怖に支配されていた。
本当に怖い。先日私を犯そうとしたあの男共も怖かったが、今のノア君は比べ物にならないくらいもっと怖い。彼はこんなに怖い人だったのか。こんなに闇を抱えたような人だったのかな。私が知らないノア君がいっぱい出て来て困惑に怯え続ける。
「ノアく……っいやだっ!やだあっ!」
抵抗むなしく制服どころか下着すら強引に取っ払われて、無造作に床に投げ捨てられる。私にはもう薄い生地のパンツだけしか身を護るモノがなくなった。
「いやぁ!そこはだめっ……いやあぁっ!」
ノア君の手がなんの躊躇いもなく私の下着の中をまさぐった。あんなハシタナイ所を無造作に蠢く掌にビクビクする。背筋や下肢に電流が走り、悪寒のようなものがとまらない。
「湿っているよ、お前のココ。おもらしでもしたのか。はしたないな、カーリィ」
ノア君が厭らしい言葉で私を挑発する。辱めてくる。下着から手を引き抜いて濡れた指をぺろりと舐める。私は羞恥心と恐怖に泣き喚くが、ノア君は全てガン無視。そのまま呆気なくパンツもずり下ろされた。
すぐに足を思いっきりM字に開かせられて、ノア君は黒ずんだ瞳のままじっと私の恥ずかしい場所を凝視している。
「やだやだ!見るないでっ!そんなところ!!」
自分ですら見たことがない場所をじっくり見られて、羞恥心に火を噴く。
「ははは。見られて泣く程嬉しいのか。はしたない上に変態だな、オマエは。そんなに嬉しけりゃじっくり丹念に味わってやるよ」
好戦的な瞳で舌なめずりをするノア君。丸見えの場所をじっくり舐めるように見た後、邪悪にククっと笑い、私の股間に顔を埋めて舌を這わせた。
「ひいやぁん!」
ひどい声が出てしまう。くすぐったいような、むずがゆいような、説明ができない感触にまた背中がビリビリ痙攣する。生暖かい感触が、舌が、股間を這いずりまわる感覚に声をあげずにはいられない。
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