49 / 87
第ニ章:新たな侵略者、【魔界貴族】編
第46.5話:ルシアの知らないK地点の出来事(エリス視点)
しおりを挟む
ルシアが【ウェパル女公爵】を倒した直後のK地点。
今回はエリス視点で話を進めます。
「――っているの? あら、体が石になってしまったと思ったのに変ねぇ」
あたしは記憶を辿っていた。
空から黒い光が降ってきて、体がどんどん石になってしまい、そこで記憶は途切れている。
そうだ、ルシアは?
「エリス様、何かが変です。体が石になったと思っていたら記憶が曖昧になり、気が付いたらルシア先輩の姿が見えません」
グレイスがあたしに話しかけた。
そうなのよね、絶対にあたし達はルシアが懸念していた罠にかかったの。
それが解けた直後が今ってことかしら。
「そう考えることが自然ですね。恐らく、ルシア先輩が要塞に侵入してなんとかしてくれたのでしょう。いや、きっとそうに決まってます」
グレイスは目をキラキラさせてそう言った。
相変わらずルシアへの崇拝心が強いわね。
でも、この場にルシアが居ないってことはその可能性が高いわ。
「エリス様、ボク達はどうなったの?」
「あっ、エリス様も無事でしたか。よかったです」
ルーシーとマリアが駆けつけてきた。
ああ、二人とも無事みたいでよかったわ。
でもターニャがいない、どこに行ったのかしら?
あたし達は現状を把握するために辺りを情報収集してまわった。
ふーん、他のパーティーの【勇者】からの話によると【勇者】だけは石にならずに済んだみたい。
そして、レオンとフィーナそしてルシアとターニャとラミアが要塞に呪いを解くために動いたのだそうだ。
「やっぱり、ルシア先輩のおかげで私達は助かったんだ。うふふふ」
グレイスは飛び上がって喜んだ。
うーん、君のお兄さんも助けてくれたメンバーの頭数に入っているけどそっちは無反応なのね。
「でも、他のパーティーはともかく、あたし達は【勇者】を欠いた状態でしばらく過ごさなきゃならないわ。ルシアとターニャが戻ってくる前に戦闘が始まるかもしれないし、気を引き締めましょう」
そうよ、あたし達はさっき初戦に勝利して浮かれた気持ちを突かれて罠にかかったわ。
二度と油断するものですか。
「悪魔の大軍勢がこちらに向かってきています!」
偵察に出ていった人たちが急いで戻ってくる。
ほら、やっぱり来たわ。
少しでもルシア達が遅れていたらまずかったわね。
よおし、頑張ってルシアとターニャの帰りを待つわよ!
「マリアとルーシーは後方から援護。あたしとグレイスは下級悪魔を積極的に近距離で狙って、大悪魔には固まって対処しましょう」
あたしはダルバート王国の仲間に指示を出す。
こうやって支持を出しながら戦うのって【天武会】以来ね……。
無数の下級悪魔を切り裂いて、大悪魔の強力な攻撃をなんとかやり過ごし、あたし達は戦いを続けていた。
幹部クラスが到着したら、あたし達では対処出来ないかも……。
――ズガァァァァン
巨大な爆発があたし達の足元で発生した。
ちょっと、危ないじゃないの!
誰よ、こんな攻撃をするなんて……、見つけたわ、あいつね!
黄色い肌で髑髏の刺繍が幾つも施してあるローブを着た、細身の悪魔がこちらに手をかざしていた。
確か名前は……、【ナベリウエ子爵】だったような。幹部か……、困ったわ。
とりあえず、なるべく距離をとってスキを見て戦線を離脱しましょ。
【ナベリウエ子爵】→エリス、グレイス
【上級悪魔スキル発動】
魔力光弾
ナベリウエは圧縮した魔力を砲弾のようにして、手から繰り出した。
――ズガァァァァン
とっとんでもない威力ね。まともに食らったらひとたまりもないわ。
動きが若干緩慢なのが救いかしら……。
いいわ、あたし達だって伊達にルシアにしごかれてないんだから。
体力の続く限り避けまくってやるわよ。
――ズガァァァァン、ズガァァァァン、ズガァァァァン
ってこんなに連射出来るって聞いてないわよぉぉぉ。
後ろにいるルーシーやマリアも避けられなくなってきてるじゃない。
それに、グレイスは特に狙われているから危ないわ……。
なんとかしなきゃっ……。
エリス→【ナベリウエ子爵】
【剣士スキル発動】
大嵐車斬
とっとにかく、目くらましでも何でもいいから、あの連射を止めなきゃ。
あたしは砂埃を剣で巻き上げて発生させた。
「雑魚がちっとは頭を使いおるわ。しかーし、そんなことは関係ないぞぉぉぉ」
ナベリウエは大声を上げて、両手を天にかざした。
【ナベリウエ子爵】→エリス、グレイス、ルーシー、マリア
【上級悪魔スキル発動】
超魔力光弾
ナベリウエは直径10メートルぐらいの、巨大な光の玉を自らの頭上に浮かべた。
ちょっと待ちなさい、あんなものここで放たれたら……。
「全滅……」
あたしの頭の中に良からぬ二文字が記された。
「死ぬが良い! 愚かな人間共よぉぉぉ!」
ナベリウエはこちらに狙いを定めて巨大な魔力の塊を撃ち出そうとした。
「死ぬのも、愚かなのも、お前だよ!」
――ズバシャッ
ナベリウエの体が縦に一刀両断された。
誰っ?
あたし達助かったの?
「ぐっグレイスぅぅぅぅ、無事で良かったよぉぉぉぉぉ」
レオンはとてつもないスピードでグレイスに抱きついた。
「ちょっと、お兄様。離れてください。心配されていたことはわかりましたから」
グレイスはレオンの顔を押しながら引き離そうとしていた。
「安心しなさいな、ルシアもターニャも無事よ。ダルバート王女よ」
フィーナがいつの間にか、あたしの背後にいた。
「へっ、フィーナさん。いつの間に……。ルシア達は大丈夫なんですね。良かったー」
あたしは安心して力が抜けてきた。
「ただ、ここに辿り着くには少し時間がかかるかも。まっ妾達がいるから幹部の相手は任せなさい」
フィーナは力強い言葉をあたし達にかけてくれた。
よおし、この戦い必ず勝ってルシア達にお礼を言うんだから!
今回はエリス視点で話を進めます。
「――っているの? あら、体が石になってしまったと思ったのに変ねぇ」
あたしは記憶を辿っていた。
空から黒い光が降ってきて、体がどんどん石になってしまい、そこで記憶は途切れている。
そうだ、ルシアは?
「エリス様、何かが変です。体が石になったと思っていたら記憶が曖昧になり、気が付いたらルシア先輩の姿が見えません」
グレイスがあたしに話しかけた。
そうなのよね、絶対にあたし達はルシアが懸念していた罠にかかったの。
それが解けた直後が今ってことかしら。
「そう考えることが自然ですね。恐らく、ルシア先輩が要塞に侵入してなんとかしてくれたのでしょう。いや、きっとそうに決まってます」
グレイスは目をキラキラさせてそう言った。
相変わらずルシアへの崇拝心が強いわね。
でも、この場にルシアが居ないってことはその可能性が高いわ。
「エリス様、ボク達はどうなったの?」
「あっ、エリス様も無事でしたか。よかったです」
ルーシーとマリアが駆けつけてきた。
ああ、二人とも無事みたいでよかったわ。
でもターニャがいない、どこに行ったのかしら?
あたし達は現状を把握するために辺りを情報収集してまわった。
ふーん、他のパーティーの【勇者】からの話によると【勇者】だけは石にならずに済んだみたい。
そして、レオンとフィーナそしてルシアとターニャとラミアが要塞に呪いを解くために動いたのだそうだ。
「やっぱり、ルシア先輩のおかげで私達は助かったんだ。うふふふ」
グレイスは飛び上がって喜んだ。
うーん、君のお兄さんも助けてくれたメンバーの頭数に入っているけどそっちは無反応なのね。
「でも、他のパーティーはともかく、あたし達は【勇者】を欠いた状態でしばらく過ごさなきゃならないわ。ルシアとターニャが戻ってくる前に戦闘が始まるかもしれないし、気を引き締めましょう」
そうよ、あたし達はさっき初戦に勝利して浮かれた気持ちを突かれて罠にかかったわ。
二度と油断するものですか。
「悪魔の大軍勢がこちらに向かってきています!」
偵察に出ていった人たちが急いで戻ってくる。
ほら、やっぱり来たわ。
少しでもルシア達が遅れていたらまずかったわね。
よおし、頑張ってルシアとターニャの帰りを待つわよ!
「マリアとルーシーは後方から援護。あたしとグレイスは下級悪魔を積極的に近距離で狙って、大悪魔には固まって対処しましょう」
あたしはダルバート王国の仲間に指示を出す。
こうやって支持を出しながら戦うのって【天武会】以来ね……。
無数の下級悪魔を切り裂いて、大悪魔の強力な攻撃をなんとかやり過ごし、あたし達は戦いを続けていた。
幹部クラスが到着したら、あたし達では対処出来ないかも……。
――ズガァァァァン
巨大な爆発があたし達の足元で発生した。
ちょっと、危ないじゃないの!
誰よ、こんな攻撃をするなんて……、見つけたわ、あいつね!
黄色い肌で髑髏の刺繍が幾つも施してあるローブを着た、細身の悪魔がこちらに手をかざしていた。
確か名前は……、【ナベリウエ子爵】だったような。幹部か……、困ったわ。
とりあえず、なるべく距離をとってスキを見て戦線を離脱しましょ。
【ナベリウエ子爵】→エリス、グレイス
【上級悪魔スキル発動】
魔力光弾
ナベリウエは圧縮した魔力を砲弾のようにして、手から繰り出した。
――ズガァァァァン
とっとんでもない威力ね。まともに食らったらひとたまりもないわ。
動きが若干緩慢なのが救いかしら……。
いいわ、あたし達だって伊達にルシアにしごかれてないんだから。
体力の続く限り避けまくってやるわよ。
――ズガァァァァン、ズガァァァァン、ズガァァァァン
ってこんなに連射出来るって聞いてないわよぉぉぉ。
後ろにいるルーシーやマリアも避けられなくなってきてるじゃない。
それに、グレイスは特に狙われているから危ないわ……。
なんとかしなきゃっ……。
エリス→【ナベリウエ子爵】
【剣士スキル発動】
大嵐車斬
とっとにかく、目くらましでも何でもいいから、あの連射を止めなきゃ。
あたしは砂埃を剣で巻き上げて発生させた。
「雑魚がちっとは頭を使いおるわ。しかーし、そんなことは関係ないぞぉぉぉ」
ナベリウエは大声を上げて、両手を天にかざした。
【ナベリウエ子爵】→エリス、グレイス、ルーシー、マリア
【上級悪魔スキル発動】
超魔力光弾
ナベリウエは直径10メートルぐらいの、巨大な光の玉を自らの頭上に浮かべた。
ちょっと待ちなさい、あんなものここで放たれたら……。
「全滅……」
あたしの頭の中に良からぬ二文字が記された。
「死ぬが良い! 愚かな人間共よぉぉぉ!」
ナベリウエはこちらに狙いを定めて巨大な魔力の塊を撃ち出そうとした。
「死ぬのも、愚かなのも、お前だよ!」
――ズバシャッ
ナベリウエの体が縦に一刀両断された。
誰っ?
あたし達助かったの?
「ぐっグレイスぅぅぅぅ、無事で良かったよぉぉぉぉぉ」
レオンはとてつもないスピードでグレイスに抱きついた。
「ちょっと、お兄様。離れてください。心配されていたことはわかりましたから」
グレイスはレオンの顔を押しながら引き離そうとしていた。
「安心しなさいな、ルシアもターニャも無事よ。ダルバート王女よ」
フィーナがいつの間にか、あたしの背後にいた。
「へっ、フィーナさん。いつの間に……。ルシア達は大丈夫なんですね。良かったー」
あたしは安心して力が抜けてきた。
「ただ、ここに辿り着くには少し時間がかかるかも。まっ妾達がいるから幹部の相手は任せなさい」
フィーナは力強い言葉をあたし達にかけてくれた。
よおし、この戦い必ず勝ってルシア達にお礼を言うんだから!
0
お気に入りに追加
4,049
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる