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彼らの正体は
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昼休みに怜ちゃんに言われたことが気にかかり、そのことについて考えているうちにいつの間にか放課後になっていた。
「そろそろ帰るか」
と帰る支度をしながらもなかなか帰る気がしななった。
そのままボーっとしていると誰かが教室に入ってくる音がした。
誰かと思って扉の方を見てみると、彼だった。
彼は、私に気づくと驚いた様子で私に声をかけた。
「あれ、こんな時間なのにまだ残ってたんだ」
私が気付かぬうちに一時間以上時間が立っていたようだった。
私は、少し気まづげにしながら口を開いた。
「あの~不思議な夢って見たことある?」
そう尋ねると彼は、
「どんな夢?」
と聞き返してきた。
「変な存在が急に出て来る夢」
私がそういった途端、彼は顔を青ざめさせた。
「その夢の内容を覚えてるのか!」
と何処か鬼気迫る様子で聞いてきた。
「夢の内容を覚えていたらまずいの?」
と聞くと、
「あれはただの夢じゃない」
「あれはユニゾンが作り出した幻覚の一種なんだ」
「これから起こるかもしれない可能性を夢にして見せているんだ」
「しかし、ほとんどの人はそれを見てもどんな内容だったのか忘れてしまう」
「しかし、稀に忘れることなく覚えている人もいるんだ」
「そして、忘れることなく覚えているものを見つけることが奴らユニゾンの目的なんだ」
「忘れることなく覚えていられることのできる人は素質を持つ人だけ」
「だから、素質を持つものを消し去るためにこんなことをしているんだ」
と教えてくれた。
「そろそろ帰るか」
と帰る支度をしながらもなかなか帰る気がしななった。
そのままボーっとしていると誰かが教室に入ってくる音がした。
誰かと思って扉の方を見てみると、彼だった。
彼は、私に気づくと驚いた様子で私に声をかけた。
「あれ、こんな時間なのにまだ残ってたんだ」
私が気付かぬうちに一時間以上時間が立っていたようだった。
私は、少し気まづげにしながら口を開いた。
「あの~不思議な夢って見たことある?」
そう尋ねると彼は、
「どんな夢?」
と聞き返してきた。
「変な存在が急に出て来る夢」
私がそういった途端、彼は顔を青ざめさせた。
「その夢の内容を覚えてるのか!」
と何処か鬼気迫る様子で聞いてきた。
「夢の内容を覚えていたらまずいの?」
と聞くと、
「あれはただの夢じゃない」
「あれはユニゾンが作り出した幻覚の一種なんだ」
「これから起こるかもしれない可能性を夢にして見せているんだ」
「しかし、ほとんどの人はそれを見てもどんな内容だったのか忘れてしまう」
「しかし、稀に忘れることなく覚えている人もいるんだ」
「そして、忘れることなく覚えているものを見つけることが奴らユニゾンの目的なんだ」
「忘れることなく覚えていられることのできる人は素質を持つ人だけ」
「だから、素質を持つものを消し去るためにこんなことをしているんだ」
と教えてくれた。
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