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下山公園での狂乱
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ゆっくり・・ゆっくりと、あり得ない場所に指が迫っていた。
もう少し・・
あともうちょっとで・・
下着の縁をもかいくぐって、お兄ちゃんは指先を私の中心周辺に到達させた。
そんなとこ・・いじっちゃダメ!
不自由な環境で、こんな体勢のまま触るには限界がある。
お兄ちゃんの指は果敢に挑戦し続けるけど、核心にまでは届かない。
でも、そのもどかしさゆえに、私のソコはヨダレが止まらない。
いつのまにかお兄ちゃんのお尻に手を回していた。
そして、私もお兄ちゃんの腰を引き寄せていた。
できるだけ密着したい。
ああ、腰動いちゃう・・
窮屈な体勢なのに、私達はそんな細かい作業に没頭してた。
「中山ぁ、中山ぁ」
⁉︎
気かつくと、人波が大きく動き始めていた。
私は自分が乗り過ごしていたことも分からなかった。
そしてお兄ちゃんも。
電車のラッシュはほぼ中山駅まで。
周りのスーツの壁はなくなり、すっかり視界が開けた。
(下山まで行こう・・)
お兄ちゃんがそう呟いた。
ドアの側で私達はお互いに一言も喋らず、顔を見合わせることもなかった。
ただ・・コッソリと手を繋いで立っていた・・・
紗奈の言った通りだ。
中山駅の混雑がウソのよう。
下山駅は閑散としていて、同じ車両から降りたのは、私とお兄ちゃんだけだった。
「行くぞ」
どこへ?
手を引かれ、足早に改札を出ると、駅前には大きな公園があった。
お兄ちゃんはここ、来たことがあるのね。手を引っ張って信号を渡り、公園の真ん中をまっすぐ歩いた。
奥の方には東屋があって、さらにその奥、公園の一番端っこには小さな建物がある。
・・トイレ?
手を引かれるままトイレに。
お兄ちゃんはその中の一室に私を放り込むように入れ、辺りを見回して自分も入ると、せわしなく鍵をしめた。
恐る恐る見ると、お兄ちゃん、あの切ない目で私を見つめる。
(美希!)
押し殺した声でそう言ったかと思うと、お兄ちゃん私を抱き締めた!
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、
荒々しく私のお尻を撫でまわし、腰を押し付けてくる!
そして私も、お兄ちゃんの動きに合わせて押しつけ返した。
私達は、とても卑猥な共同作業に夢中になった。
お兄ちゃんは切ない顔から、突然野獣のような怖い顔に変わった。
私を壁の方に向かせると、スカートをまくりあげ、アッと言う間もなく、私のお尻からパンツをひん剥いた!
そして!
ああああ!
私の中に、お兄ちゃんが貫いた!
乱暴だった!何にも説明してくれない。私が戸惑っているって言うのに!
こんなのアリ?
息を切らせながら、お兄ちゃんが前後に出し入れを繰り返す!
すごくワガママな行為!
それなのに!
それなのに私!
イッ・・イク!
膝がガクッと折れてヘタリ込む寸前でお兄ちゃんが支えた!
抱き上げられた瞬間、私はお兄ちゃんにしがみついた!
とんでもなく頭は混乱してるのに、私は噛みつくようにお兄ちゃんにキスしてた!
はあ!はあ、はあ、はあ!
私のお尻を掴んで、悶えるみたいに擦り付けてくる。
(可愛い!可愛いぞ美希!)
喉の奥から絞り出すような呻き声。
立ったまま、今度は前から入れられた!
(そんなに、そんなにしたかったの?)
(ああ!そうだよ!ずっと、ずっと)
(バカ!バカバカ!)
(ゴメンなっ?・・ゴメンな?)
ああっ、すっごい!
こんなの・・現実にあるんだ!
私はお兄ちゃんの襟に噛み付いて声を我慢した!
耳を疑うような交わりの音が狭い空間に反響してる。
可哀想なお兄ちゃん・・
こんなに我慢してたのね?
私のこと、こんなに欲しかったんだね?
お尻触るだけじゃなくて、ホントは私と・・私とこうしたかったんだ!
(ぁぁあ!美希ひっ!)
すごっ!・・中でパンパンに膨れ上がるのが分かる!
ヤバい、このままじゃヤバいよ!
(か、掛けてもいいか!)
お兄ちゃん抜いたかと思うと、焦れたように私をひざまづかせた!
掛けたいんだ!お兄ちゃん、私の顔に!
私は下からお兄ちゃんを仰ぎ見た。
血ばしった目をひん剥いて、取り乱してしごいてる!
(はああ、出る!)
来る!
シャッ!
目の前に閃光が走った。
一本・・
そして二本目はほっぺに・・ 生暖かいものが、さらに一本・・もう一本・・
はあ・・はあ・・
(んもぉ・・どんだけ出るのよ)
私はからかうように笑みを送った。
お兄ちゃんは子供がイタズラするみたいに、それを私の顔になすりつけた。
(はぁ・・はぁ・・めっちゃ出た・・)
私は思わずそれを口の中に含んだ。
(そ、それ、やったことあるのか?)
(ううん、これは初めて。)
(大丈夫か、不味くないのか?)
(めっちゃ不味い・・けど・・してあげる・・)
カラカラとトイレットペーパーを巻き取り、お兄ちゃんは私の髪の毛や顔に飛び散ったものを拭ってくれた。
プルルルル プルルルル プルルルル
『あ、美希ぃ?どうしたの?風邪かなんか?』
「うん、ちょっと体調崩しちゃってさ」
『そうなんだあ、いや休んでるからどうしたのかなって』
「ゴメンね?市場、楽しみにしてたのに」
『いいよいいよ、また元気になってから行こ』
スマホを耳に当てた私の後ろ。布団から現れたお兄ちゃんが抱きすくめた。
そしてモコモコのバスローブの紐を引っ張ってニヤッと私を見る。
『で、アンタ病院行った?』
「まだ・・行ってない、かな」
壁一面の鏡に私の肩がはだけるのが見えた。
『行かなきゃダメだよ、今どこ?家?』
「今・・えっと・・」
お兄ちゃんが背中にキス・・
はだけた前合わせに手を入れて来る。
「ゴメン、じゃまだかけるから、」
『え、家じゃないの?』
「今日はゴメンね?、じゃあ」
スマホを置いた。
「んもぉ、イタズラっ子!」
「へ、へえん」
おちゃらけた笑いが癪にさわる。
今からそんな顔してられないクセに。
私はお兄ちゃんをダブルベッドに押し倒した。
(完)
もう少し・・
あともうちょっとで・・
下着の縁をもかいくぐって、お兄ちゃんは指先を私の中心周辺に到達させた。
そんなとこ・・いじっちゃダメ!
不自由な環境で、こんな体勢のまま触るには限界がある。
お兄ちゃんの指は果敢に挑戦し続けるけど、核心にまでは届かない。
でも、そのもどかしさゆえに、私のソコはヨダレが止まらない。
いつのまにかお兄ちゃんのお尻に手を回していた。
そして、私もお兄ちゃんの腰を引き寄せていた。
できるだけ密着したい。
ああ、腰動いちゃう・・
窮屈な体勢なのに、私達はそんな細かい作業に没頭してた。
「中山ぁ、中山ぁ」
⁉︎
気かつくと、人波が大きく動き始めていた。
私は自分が乗り過ごしていたことも分からなかった。
そしてお兄ちゃんも。
電車のラッシュはほぼ中山駅まで。
周りのスーツの壁はなくなり、すっかり視界が開けた。
(下山まで行こう・・)
お兄ちゃんがそう呟いた。
ドアの側で私達はお互いに一言も喋らず、顔を見合わせることもなかった。
ただ・・コッソリと手を繋いで立っていた・・・
紗奈の言った通りだ。
中山駅の混雑がウソのよう。
下山駅は閑散としていて、同じ車両から降りたのは、私とお兄ちゃんだけだった。
「行くぞ」
どこへ?
手を引かれ、足早に改札を出ると、駅前には大きな公園があった。
お兄ちゃんはここ、来たことがあるのね。手を引っ張って信号を渡り、公園の真ん中をまっすぐ歩いた。
奥の方には東屋があって、さらにその奥、公園の一番端っこには小さな建物がある。
・・トイレ?
手を引かれるままトイレに。
お兄ちゃんはその中の一室に私を放り込むように入れ、辺りを見回して自分も入ると、せわしなく鍵をしめた。
恐る恐る見ると、お兄ちゃん、あの切ない目で私を見つめる。
(美希!)
押し殺した声でそう言ったかと思うと、お兄ちゃん私を抱き締めた!
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、
荒々しく私のお尻を撫でまわし、腰を押し付けてくる!
そして私も、お兄ちゃんの動きに合わせて押しつけ返した。
私達は、とても卑猥な共同作業に夢中になった。
お兄ちゃんは切ない顔から、突然野獣のような怖い顔に変わった。
私を壁の方に向かせると、スカートをまくりあげ、アッと言う間もなく、私のお尻からパンツをひん剥いた!
そして!
ああああ!
私の中に、お兄ちゃんが貫いた!
乱暴だった!何にも説明してくれない。私が戸惑っているって言うのに!
こんなのアリ?
息を切らせながら、お兄ちゃんが前後に出し入れを繰り返す!
すごくワガママな行為!
それなのに!
それなのに私!
イッ・・イク!
膝がガクッと折れてヘタリ込む寸前でお兄ちゃんが支えた!
抱き上げられた瞬間、私はお兄ちゃんにしがみついた!
とんでもなく頭は混乱してるのに、私は噛みつくようにお兄ちゃんにキスしてた!
はあ!はあ、はあ、はあ!
私のお尻を掴んで、悶えるみたいに擦り付けてくる。
(可愛い!可愛いぞ美希!)
喉の奥から絞り出すような呻き声。
立ったまま、今度は前から入れられた!
(そんなに、そんなにしたかったの?)
(ああ!そうだよ!ずっと、ずっと)
(バカ!バカバカ!)
(ゴメンなっ?・・ゴメンな?)
ああっ、すっごい!
こんなの・・現実にあるんだ!
私はお兄ちゃんの襟に噛み付いて声を我慢した!
耳を疑うような交わりの音が狭い空間に反響してる。
可哀想なお兄ちゃん・・
こんなに我慢してたのね?
私のこと、こんなに欲しかったんだね?
お尻触るだけじゃなくて、ホントは私と・・私とこうしたかったんだ!
(ぁぁあ!美希ひっ!)
すごっ!・・中でパンパンに膨れ上がるのが分かる!
ヤバい、このままじゃヤバいよ!
(か、掛けてもいいか!)
お兄ちゃん抜いたかと思うと、焦れたように私をひざまづかせた!
掛けたいんだ!お兄ちゃん、私の顔に!
私は下からお兄ちゃんを仰ぎ見た。
血ばしった目をひん剥いて、取り乱してしごいてる!
(はああ、出る!)
来る!
シャッ!
目の前に閃光が走った。
一本・・
そして二本目はほっぺに・・ 生暖かいものが、さらに一本・・もう一本・・
はあ・・はあ・・
(んもぉ・・どんだけ出るのよ)
私はからかうように笑みを送った。
お兄ちゃんは子供がイタズラするみたいに、それを私の顔になすりつけた。
(はぁ・・はぁ・・めっちゃ出た・・)
私は思わずそれを口の中に含んだ。
(そ、それ、やったことあるのか?)
(ううん、これは初めて。)
(大丈夫か、不味くないのか?)
(めっちゃ不味い・・けど・・してあげる・・)
カラカラとトイレットペーパーを巻き取り、お兄ちゃんは私の髪の毛や顔に飛び散ったものを拭ってくれた。
プルルルル プルルルル プルルルル
『あ、美希ぃ?どうしたの?風邪かなんか?』
「うん、ちょっと体調崩しちゃってさ」
『そうなんだあ、いや休んでるからどうしたのかなって』
「ゴメンね?市場、楽しみにしてたのに」
『いいよいいよ、また元気になってから行こ』
スマホを耳に当てた私の後ろ。布団から現れたお兄ちゃんが抱きすくめた。
そしてモコモコのバスローブの紐を引っ張ってニヤッと私を見る。
『で、アンタ病院行った?』
「まだ・・行ってない、かな」
壁一面の鏡に私の肩がはだけるのが見えた。
『行かなきゃダメだよ、今どこ?家?』
「今・・えっと・・」
お兄ちゃんが背中にキス・・
はだけた前合わせに手を入れて来る。
「ゴメン、じゃまだかけるから、」
『え、家じゃないの?』
「今日はゴメンね?、じゃあ」
スマホを置いた。
「んもぉ、イタズラっ子!」
「へ、へえん」
おちゃらけた笑いが癪にさわる。
今からそんな顔してられないクセに。
私はお兄ちゃんをダブルベッドに押し倒した。
(完)
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