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家賃一万円の実態は?
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田舎暮らしと言うのはそれなりに大変だ。
先輩にそそのかされて仕事を独立して引っ越してきた時はあんなにも綺麗な庭や駐車場だったのにすう月もしない間にあの美しい庭は崩壊していた……
雑草の生命力のたくましさは判っていたつもりだけど
「終わらねえ……」
軍手と麦わら帽子をかぶってぶちぶちと鎌を振り回しながら伸びた雑草を根元から切り落としていれば
「おうおう、そんなちっさい鎌をいくら振り回しても草の方が早く育つぞ」
「ふむ、この意見には同意だな」
「そもそもなんでそんな切れそうもない鎌で草刈りをしている。切られる草の方が可哀そうー」
「それよりー、早くしないと日が暮れるぞー」
イラっと来る外野のヤジに
「居候は黙ってろ!決めた区画が終わらない限り晩飯が遅くなるのは当然だし手伝いもせずメシがなくても文句言うな!」
「「「「そんなひどい!!!」」」」
「そんなこと言う暇あったら玄さんみたいに草刈りの手伝いをしてくれ!」
俺が指をさす先には雑草をむしゃむしゃと食べ続ける亀がひょこひょこと歩きながら庭をゆっくりと移動していた。
そのゆっくりとした足取りにヤジを飛ばした四人…… 四体?は俺を鼻で笑い
「見ての通り俺様は草なんて食わんから無理だな」
「さすがに草はねえ?」
「ふん。俺がそんなもので満足するとでも思ってるのか」
「そこまで言わないけど、草は無理だわ」
「お前ら、一生懸命食べてくれる玄さんに向かって酷い事を言うな!」
なんてひどい外野のヤジにもめげずに玄さんは草をむしゃむしゃと食べるもののピタリとその動きを止めて
「真、おなかいっぱい。もう無理」
短い首を懸命に俺を見上げるようにしての訴え。
「ああ、玄さんもう十分です!こんなちっちゃい体でこれ以上食べたらおなか壊しちゃいます!縁側の座布団でゆっくり休んでください!」
「すまんの」
そっと俺は小さな亀のような姿の玄さんを掬い上げてそっと縁側で干していた座布団の真ん中におろすのだった。
玄さんは真ん中に窪みのある座布団の中心で座り心地の良い場所を探すようにくるくると回ったと思えばお日様の光をたくさん浴びた座布団の上で小さなあくびをこぼした後甲羅の中に手足と頭を引っ込めて眠りにつくのだった。
ぽかぽかのお日様をたくさん浴びた座布団でぬくぬくとお昼寝を始める玄さんを見た岩さんが
「玄が寝るのなら俺もお昼寝するー」
なんて小さな、縁側にさえ上れない小さな体で必死になって登ろうとするのだから仕方なくそっと掬い上げて座布団の上に岩さんを置けば
「感謝!」
言いながら玄さんに絡まるようにして心地よい位置を見つけてそっとまぶたをとじる。
亀と蛇が絡み合うような仲の良い姿にほっこりと見守っていれば
「確かにこの座布団は温かそうだな」
なんて俺の肩にいたはずの緑青が小さな羽を一生懸命羽ばたかせて少し風に流されながらも懸命に座布団に着地。
「お見事」
こうやって持ち上げておかないと面倒なんだよなと拍手をしておけば胸を張ってふんぞり返るも下半身は温かな玄さんの甲羅の上で居心地よさそうな場所を探している。
玄さん不憫と思う間もなくさすが爬虫類?日向ぼっこに最適と言う場所であっという間に眠りについてしまった。
となると……
庭で俺の草取りを邪魔するようにボールで遊んでいたはずの毛玉もブルりと体を震わせて簡単に埃を落としたかと思えばぴょんと縁側に飛び乗って……
訂正。
かろうじてかかった前足の爪を立ててしっぽをフリフリと反動をつけて後ろ足を何とかひっかけてよじ登ってから誇らしげにしっぽをフリフリ振り回しながら玄さんの隣でくるりと丸くなった。
先日はおしりからぽとりと落下したので思わず拍手。
「真白さんもご立派」
応えるようにしっぽがゆらりと揺れた所で俺の足元を見れば同じように俺を見上げるひよこと目が合った。
「朱華さん何か御用で?」
「俺も座布団の上にあげろ」
皆さんが座布団の上でまったりしているのが羨ましく、一人ぼっちは嫌だと言うように仲良しさんな皆さんに仕方がないと溜息を這いながらも名前のように朱色の体を思わず潰さないようにそっと掬い上げて縁側の上へと置く。
「縁側をとことこ歩きながらまだ飛べることが出来ない羽をパタパタとはためかせながら座布団の上へ……
「登れない……」
「足、短いからね」
「いうな!」
涙目の朱華さんは早く座布団に上げろと言わんばかりに俺の指先をつついてくる痛さは甘噛み程度。十分痛いっす。
「早くひよこから大きくなれると良いっすね」
「ひよこ言うな!」
なんてわめきながらも朱華はふかふかの座布団の上でうずくまるご一行の中から真白のふかふか毛皮のそばに体を震わせながらうずめていき、そっと目をつむった。
「やっとお昼寝タイムか」
子亀と子蛇に子猫と子トカゲとひよこの団子。
何と言う組み合わせと思うも俺も縁側に座ってそのまま寝ころび、隣の室内へと視線を向ける。
欄間にかかる縁起の良い朱雀の彫刻。
躍動に満ちた今にも飛び掛かりそうな白虎の掛け軸。
板の間には黒々とした風格ある石で作られた亀に蛇が絡む玄武の置物。
玄武の置物と並んで青錆が浮いた二重に作られた背景を背負う繊細な龍の香炉。
まさかこの年季が入ったものが魂を宿して付喪神になるなんて……
家を借りた時にはこいつらのお世話係に任命されるなんて思いもしなかったものの
「寝ている顔はほんと可愛いよな」
平和だな。
なんて目を細めて座布団一枚に収まるその姿にほっこりとしてしまうものの隣の部屋のさらに奥の部屋へと視線を投げればそこには子供のプレイルームと言わんばかりにおもちゃや暴れて破れた障子や襖の痛々しさに目を覆いたい。
姿通りまだまだ子供の様子に頭が痛いけど、掛け軸や欄間みたいな立派な姿で現れても困ると言うもの。
まだ掌の上で転がしていられるからこそかわいいと言ってられるし、何よりだ。
知人も親戚もいないこの地に一人で引っ越してきたこともあり、友人さえいなかった時から俺の話し相手になってくれたこいつらに愛着がないわけでもない。
ぬくぬくとお昼寝をしている姿を見ていれば俺も眠気に誘われるも
「今のうちに晩御飯の準備とおやつの用意でもしておこう」
一眠りしたら喉が渇いた、何か食べたいと言い出すこの精神年齢だけは高いお子様たちの為にこっちに引っ越してきてから覚えた料理づくりの延長からのお菓子作りにと言う趣味をもつようにして
「そろそろ卵の賞味期限がヤバかったからプリンでいいよな」
一人暮らしなのに二個パックで割安になっているものを買ってしまうのは意外と卵需要が大きいのも一因。
「晩御飯は鶏むねをボイルしてサラダがあれば十分だよな」
なんて、子供が寝ている合間に料理をする保父さん気分で台所に立つのだった。
先輩にそそのかされて仕事を独立して引っ越してきた時はあんなにも綺麗な庭や駐車場だったのにすう月もしない間にあの美しい庭は崩壊していた……
雑草の生命力のたくましさは判っていたつもりだけど
「終わらねえ……」
軍手と麦わら帽子をかぶってぶちぶちと鎌を振り回しながら伸びた雑草を根元から切り落としていれば
「おうおう、そんなちっさい鎌をいくら振り回しても草の方が早く育つぞ」
「ふむ、この意見には同意だな」
「そもそもなんでそんな切れそうもない鎌で草刈りをしている。切られる草の方が可哀そうー」
「それよりー、早くしないと日が暮れるぞー」
イラっと来る外野のヤジに
「居候は黙ってろ!決めた区画が終わらない限り晩飯が遅くなるのは当然だし手伝いもせずメシがなくても文句言うな!」
「「「「そんなひどい!!!」」」」
「そんなこと言う暇あったら玄さんみたいに草刈りの手伝いをしてくれ!」
俺が指をさす先には雑草をむしゃむしゃと食べ続ける亀がひょこひょこと歩きながら庭をゆっくりと移動していた。
そのゆっくりとした足取りにヤジを飛ばした四人…… 四体?は俺を鼻で笑い
「見ての通り俺様は草なんて食わんから無理だな」
「さすがに草はねえ?」
「ふん。俺がそんなもので満足するとでも思ってるのか」
「そこまで言わないけど、草は無理だわ」
「お前ら、一生懸命食べてくれる玄さんに向かって酷い事を言うな!」
なんてひどい外野のヤジにもめげずに玄さんは草をむしゃむしゃと食べるもののピタリとその動きを止めて
「真、おなかいっぱい。もう無理」
短い首を懸命に俺を見上げるようにしての訴え。
「ああ、玄さんもう十分です!こんなちっちゃい体でこれ以上食べたらおなか壊しちゃいます!縁側の座布団でゆっくり休んでください!」
「すまんの」
そっと俺は小さな亀のような姿の玄さんを掬い上げてそっと縁側で干していた座布団の真ん中におろすのだった。
玄さんは真ん中に窪みのある座布団の中心で座り心地の良い場所を探すようにくるくると回ったと思えばお日様の光をたくさん浴びた座布団の上で小さなあくびをこぼした後甲羅の中に手足と頭を引っ込めて眠りにつくのだった。
ぽかぽかのお日様をたくさん浴びた座布団でぬくぬくとお昼寝を始める玄さんを見た岩さんが
「玄が寝るのなら俺もお昼寝するー」
なんて小さな、縁側にさえ上れない小さな体で必死になって登ろうとするのだから仕方なくそっと掬い上げて座布団の上に岩さんを置けば
「感謝!」
言いながら玄さんに絡まるようにして心地よい位置を見つけてそっとまぶたをとじる。
亀と蛇が絡み合うような仲の良い姿にほっこりと見守っていれば
「確かにこの座布団は温かそうだな」
なんて俺の肩にいたはずの緑青が小さな羽を一生懸命羽ばたかせて少し風に流されながらも懸命に座布団に着地。
「お見事」
こうやって持ち上げておかないと面倒なんだよなと拍手をしておけば胸を張ってふんぞり返るも下半身は温かな玄さんの甲羅の上で居心地よさそうな場所を探している。
玄さん不憫と思う間もなくさすが爬虫類?日向ぼっこに最適と言う場所であっという間に眠りについてしまった。
となると……
庭で俺の草取りを邪魔するようにボールで遊んでいたはずの毛玉もブルりと体を震わせて簡単に埃を落としたかと思えばぴょんと縁側に飛び乗って……
訂正。
かろうじてかかった前足の爪を立ててしっぽをフリフリと反動をつけて後ろ足を何とかひっかけてよじ登ってから誇らしげにしっぽをフリフリ振り回しながら玄さんの隣でくるりと丸くなった。
先日はおしりからぽとりと落下したので思わず拍手。
「真白さんもご立派」
応えるようにしっぽがゆらりと揺れた所で俺の足元を見れば同じように俺を見上げるひよこと目が合った。
「朱華さん何か御用で?」
「俺も座布団の上にあげろ」
皆さんが座布団の上でまったりしているのが羨ましく、一人ぼっちは嫌だと言うように仲良しさんな皆さんに仕方がないと溜息を這いながらも名前のように朱色の体を思わず潰さないようにそっと掬い上げて縁側の上へと置く。
「縁側をとことこ歩きながらまだ飛べることが出来ない羽をパタパタとはためかせながら座布団の上へ……
「登れない……」
「足、短いからね」
「いうな!」
涙目の朱華さんは早く座布団に上げろと言わんばかりに俺の指先をつついてくる痛さは甘噛み程度。十分痛いっす。
「早くひよこから大きくなれると良いっすね」
「ひよこ言うな!」
なんてわめきながらも朱華はふかふかの座布団の上でうずくまるご一行の中から真白のふかふか毛皮のそばに体を震わせながらうずめていき、そっと目をつむった。
「やっとお昼寝タイムか」
子亀と子蛇に子猫と子トカゲとひよこの団子。
何と言う組み合わせと思うも俺も縁側に座ってそのまま寝ころび、隣の室内へと視線を向ける。
欄間にかかる縁起の良い朱雀の彫刻。
躍動に満ちた今にも飛び掛かりそうな白虎の掛け軸。
板の間には黒々とした風格ある石で作られた亀に蛇が絡む玄武の置物。
玄武の置物と並んで青錆が浮いた二重に作られた背景を背負う繊細な龍の香炉。
まさかこの年季が入ったものが魂を宿して付喪神になるなんて……
家を借りた時にはこいつらのお世話係に任命されるなんて思いもしなかったものの
「寝ている顔はほんと可愛いよな」
平和だな。
なんて目を細めて座布団一枚に収まるその姿にほっこりとしてしまうものの隣の部屋のさらに奥の部屋へと視線を投げればそこには子供のプレイルームと言わんばかりにおもちゃや暴れて破れた障子や襖の痛々しさに目を覆いたい。
姿通りまだまだ子供の様子に頭が痛いけど、掛け軸や欄間みたいな立派な姿で現れても困ると言うもの。
まだ掌の上で転がしていられるからこそかわいいと言ってられるし、何よりだ。
知人も親戚もいないこの地に一人で引っ越してきたこともあり、友人さえいなかった時から俺の話し相手になってくれたこいつらに愛着がないわけでもない。
ぬくぬくとお昼寝をしている姿を見ていれば俺も眠気に誘われるも
「今のうちに晩御飯の準備とおやつの用意でもしておこう」
一眠りしたら喉が渇いた、何か食べたいと言い出すこの精神年齢だけは高いお子様たちの為にこっちに引っ越してきてから覚えた料理づくりの延長からのお菓子作りにと言う趣味をもつようにして
「そろそろ卵の賞味期限がヤバかったからプリンでいいよな」
一人暮らしなのに二個パックで割安になっているものを買ってしまうのは意外と卵需要が大きいのも一因。
「晩御飯は鶏むねをボイルしてサラダがあれば十分だよな」
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