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冬場は雪から家を守る為に動かずにいれば冬眠と言われるなんて知らないと思ったら大間違いだ! 8
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雪かきに明け暮れる日々の中、偶の晴天の日にはウコを日光浴させている間に小屋の中を大掃除する。
藁を入れ替えたり火事にならないようにオイルヒーター付近に落ちている羽を綺麗にはがしたり結構汗だくになりながらの大掃除となる。
オイルヒーターには触れないように金属製のメッシュをドッグゲージの内側に貼りつけて対策は万全となっている。
その頃のウコは暢気に地面が見えるまで掘り返したのでウコ達は一生懸命地面をつついて小石を拾い上げたり、雪の下でもしっかりと春を待つ草をつついたりと安定の通常モードだ。小屋の外と言う事で痛み出した蜜柑を半分に切って並べておけばすごい勢いでつつきだしたりして相変らずの食欲にこの時期のウコをうっとりと見る飯田さんと言う所まで思い出すのがセットなのでちょっぴり春が待ち遠しくなるタイミングでもある。
冬場の運動不足で蓄えた脂肪のぷりっけつを見ながら唸る様子はいくら飯田さんでもそんな姿は見たくない。
毎年の事とは言えヤバい性癖を想像してしまうもあくまでも料理人の視点だと言うのは判ってるとは言えどだ。
なんとなくヤバい性癖をお持ちの飯田さんを頭から振り払ってまだまだ続くウコハウスの掃除に汗を流す。
前回放り込んだ藁は立派な巣材として幾つものコロニーを形成していた物を総て容赦なく取っ払い、新たな藁でお好きな巣をおつくり下さいと大量に放り込んでおく。これで運動不足解消だと思うも次の日にはもうしっくりとした巣を作り上げているのだから運動不足解消になったかどうかなんて考えてはいけない。
「本当なら毎日小屋から出してあげれればいいんだけどな」
いくら寒さに強いとは言えども吹雪いた時に放り出されたらさすがに無理だろうといくら雪の吹きこまない場所に逃げ込んでも…… なんて楽観的な事は考えない。
そんな事があった時は一瞬でキツネかアライグマに美味しく頂かれるしかない未来しか想像が付かない妄想のパターンを考えながらゴミ置き場まで雪を乗り越えネコで何往復もしながら掃除を終えた。
藁は定期的に変えないとダニの温床になるので大変なんだよと自分に言い聞かせながら春になったらもっとウコを減らそうと計画をして、大和さんが隙あらば増殖させようとするのをどう防ぐか作戦を立てて久しぶりの砂遊びをしたウコを餌で釣って小屋に収納でミッションコンプリート。
俺はそのまま五右衛門風呂に向い
「雪景色を見ながらのお風呂ってさいっこーうっっっ!」
じんわり、じんわりと沁みるような熱の暴力、急激な温度差に身を震わせながらも耐え、やがて凍えるような空気に頭だけを出して少しずつゆだっていく至福。
体の芯まで温まる、そんな究極の時間の間はボーっと頭をからっぽにして何も考えないのが俺のリラックス状態。
普段考えすぎる傾向にあるのでこの時ばかりはスマホはもたずに珍しく晴れ渡った空を見上げながら雪化粧を施す向かいの山を眺める。
毎年変わらない景色だけど同じ物はないと言う様に間違い探しの如く微差を探し出してひとり悦に入るのも五右衛門風呂に入る楽しみ方の一つ。
人には言えない遊びだけどね……
共感を得られなかった一人遊びにちょっぴりなんだか悲しくなった所でお風呂を出た。
真冬とは言えまっぱで家まで戻らない。
見られてしまうと言う危険がどこに潜んでいるか判らない事を学習したからね。
だけどガウンなんて物はこの深山にないから素肌に着ても気持ちいいフリースのジャケットを羽織ってさっきまで着ていた服はちょうどよくあったバケツに入れて下半身の事は考えずに家へと戻る。むしろ勇者スタイル。
そう、よくよく考えればこの時期ここまで上ってくる猛者なんていないじゃないか。
久しぶりの解放感に満足して温かな家の中でゆっくりと着替えを済ませていい感じに仕上がったおでんをロケットストーブから降ろして日本酒でコップ酒を用意した所で
「いただきまーす!」
謎のテンションの高さは俺も久しぶりにウコハウスの掃除に汗をかいたいい運動をしたと言う事にして置いた。
そんな冬の間の晴れ間が珍しいここで吹雪に負けずやって来る奇特な人は意外にもいる。
「綾人ー、めしー、ふろー」
「ああ、もう!先生雪まみれすぎwww リアルスノーマンwww
とにかく雪払ったら風呂に行っておいでって、土間で雪払わないでえええ!!!」
「寒いー、熱燗にして持ってきてー」
「どれだけ心筋梗塞起こす気満々www」
「沈んでたらお湯を抜いて引き上げてくれ」
そんな馬鹿な事を適当な声と顔で言いながらおなじみの焼き鳥の包みを持って風呂場へと向かう。
ぶれないこのスタイル、前はジョークでで済んだけど五十を前にそろそろ本気で気を付けてほしいと思う。
ほら、うちって林業やってたから色々けが人とか不慮の事故とか多発してるスポットだから笑えない話沢山あるから。
この秋も更新したぐらいだし。
「そんな事になったら五右衛門風呂片づけるから」
「心して入らせて頂きます」
一応気を使っているようだ。不可抗力な事故なのにねとそれでも吹雪いているにもかかわらず台所の勝手口を開けてずんずんと進んでいく勇者を止める気にはならず
「まぁ、鍋でいいか」
あったまった体に温か鍋を投入。ビールが進むなと寒い日はやっぱり鍋が良い。 だけど食感のいい物も欲しくなるので
「そういや塩引き鮭があったな」
飯田さんが作ってくれた奴が食べごろになっている。
ざっくりと切って串に刺して囲炉裏であぶって食べる究極の贅沢。
「これ、止められないんだよな」
鮭と塩のみで作り、添加物一切使わない自然の力で出来た究極のスローフードと言われる塩引き鮭は毎年猟の解禁と共に作り始め年末年始の豪華なお料理攻めの後の疲れた胃袋にあったかご飯に塩引き鮭を乗せただけのお茶漬けをさらさらと頂く至福の一杯。
今年もみんなに配る様にたくさん作ってるから楽しみでしかない。
ここ四年ほどイギリスに居たから満足いくほど食べてないので今年はたくさん食べたいと気合を入れてお手伝いをさせてもらった。
遠火で炙ればタラリタラリとあふれ出る脂。次第に焦げ目に変る皮は噛めばさっくりと砕け、絶妙な塩加減がしっかりと旨みを引き立てていて。
先生が上がって来るのを待って食べようとしてたけど、待ち切れずにかぶりついて
「あ、綾人!先生の楽しみなのに!って何で焼けたのがないの?!先生の分は?!」
「あ、今焼いてるから待ってて」
満足げな顔で日本酒で口の中を潤す俺にご飯の手伝いもせずのんびりと風呂に浸かっていた先生がとやかく文句を言う筋合いはない。
藁を入れ替えたり火事にならないようにオイルヒーター付近に落ちている羽を綺麗にはがしたり結構汗だくになりながらの大掃除となる。
オイルヒーターには触れないように金属製のメッシュをドッグゲージの内側に貼りつけて対策は万全となっている。
その頃のウコは暢気に地面が見えるまで掘り返したのでウコ達は一生懸命地面をつついて小石を拾い上げたり、雪の下でもしっかりと春を待つ草をつついたりと安定の通常モードだ。小屋の外と言う事で痛み出した蜜柑を半分に切って並べておけばすごい勢いでつつきだしたりして相変らずの食欲にこの時期のウコをうっとりと見る飯田さんと言う所まで思い出すのがセットなのでちょっぴり春が待ち遠しくなるタイミングでもある。
冬場の運動不足で蓄えた脂肪のぷりっけつを見ながら唸る様子はいくら飯田さんでもそんな姿は見たくない。
毎年の事とは言えヤバい性癖を想像してしまうもあくまでも料理人の視点だと言うのは判ってるとは言えどだ。
なんとなくヤバい性癖をお持ちの飯田さんを頭から振り払ってまだまだ続くウコハウスの掃除に汗を流す。
前回放り込んだ藁は立派な巣材として幾つものコロニーを形成していた物を総て容赦なく取っ払い、新たな藁でお好きな巣をおつくり下さいと大量に放り込んでおく。これで運動不足解消だと思うも次の日にはもうしっくりとした巣を作り上げているのだから運動不足解消になったかどうかなんて考えてはいけない。
「本当なら毎日小屋から出してあげれればいいんだけどな」
いくら寒さに強いとは言えども吹雪いた時に放り出されたらさすがに無理だろうといくら雪の吹きこまない場所に逃げ込んでも…… なんて楽観的な事は考えない。
そんな事があった時は一瞬でキツネかアライグマに美味しく頂かれるしかない未来しか想像が付かない妄想のパターンを考えながらゴミ置き場まで雪を乗り越えネコで何往復もしながら掃除を終えた。
藁は定期的に変えないとダニの温床になるので大変なんだよと自分に言い聞かせながら春になったらもっとウコを減らそうと計画をして、大和さんが隙あらば増殖させようとするのをどう防ぐか作戦を立てて久しぶりの砂遊びをしたウコを餌で釣って小屋に収納でミッションコンプリート。
俺はそのまま五右衛門風呂に向い
「雪景色を見ながらのお風呂ってさいっこーうっっっ!」
じんわり、じんわりと沁みるような熱の暴力、急激な温度差に身を震わせながらも耐え、やがて凍えるような空気に頭だけを出して少しずつゆだっていく至福。
体の芯まで温まる、そんな究極の時間の間はボーっと頭をからっぽにして何も考えないのが俺のリラックス状態。
普段考えすぎる傾向にあるのでこの時ばかりはスマホはもたずに珍しく晴れ渡った空を見上げながら雪化粧を施す向かいの山を眺める。
毎年変わらない景色だけど同じ物はないと言う様に間違い探しの如く微差を探し出してひとり悦に入るのも五右衛門風呂に入る楽しみ方の一つ。
人には言えない遊びだけどね……
共感を得られなかった一人遊びにちょっぴりなんだか悲しくなった所でお風呂を出た。
真冬とは言えまっぱで家まで戻らない。
見られてしまうと言う危険がどこに潜んでいるか判らない事を学習したからね。
だけどガウンなんて物はこの深山にないから素肌に着ても気持ちいいフリースのジャケットを羽織ってさっきまで着ていた服はちょうどよくあったバケツに入れて下半身の事は考えずに家へと戻る。むしろ勇者スタイル。
そう、よくよく考えればこの時期ここまで上ってくる猛者なんていないじゃないか。
久しぶりの解放感に満足して温かな家の中でゆっくりと着替えを済ませていい感じに仕上がったおでんをロケットストーブから降ろして日本酒でコップ酒を用意した所で
「いただきまーす!」
謎のテンションの高さは俺も久しぶりにウコハウスの掃除に汗をかいたいい運動をしたと言う事にして置いた。
そんな冬の間の晴れ間が珍しいここで吹雪に負けずやって来る奇特な人は意外にもいる。
「綾人ー、めしー、ふろー」
「ああ、もう!先生雪まみれすぎwww リアルスノーマンwww
とにかく雪払ったら風呂に行っておいでって、土間で雪払わないでえええ!!!」
「寒いー、熱燗にして持ってきてー」
「どれだけ心筋梗塞起こす気満々www」
「沈んでたらお湯を抜いて引き上げてくれ」
そんな馬鹿な事を適当な声と顔で言いながらおなじみの焼き鳥の包みを持って風呂場へと向かう。
ぶれないこのスタイル、前はジョークでで済んだけど五十を前にそろそろ本気で気を付けてほしいと思う。
ほら、うちって林業やってたから色々けが人とか不慮の事故とか多発してるスポットだから笑えない話沢山あるから。
この秋も更新したぐらいだし。
「そんな事になったら五右衛門風呂片づけるから」
「心して入らせて頂きます」
一応気を使っているようだ。不可抗力な事故なのにねとそれでも吹雪いているにもかかわらず台所の勝手口を開けてずんずんと進んでいく勇者を止める気にはならず
「まぁ、鍋でいいか」
あったまった体に温か鍋を投入。ビールが進むなと寒い日はやっぱり鍋が良い。 だけど食感のいい物も欲しくなるので
「そういや塩引き鮭があったな」
飯田さんが作ってくれた奴が食べごろになっている。
ざっくりと切って串に刺して囲炉裏であぶって食べる究極の贅沢。
「これ、止められないんだよな」
鮭と塩のみで作り、添加物一切使わない自然の力で出来た究極のスローフードと言われる塩引き鮭は毎年猟の解禁と共に作り始め年末年始の豪華なお料理攻めの後の疲れた胃袋にあったかご飯に塩引き鮭を乗せただけのお茶漬けをさらさらと頂く至福の一杯。
今年もみんなに配る様にたくさん作ってるから楽しみでしかない。
ここ四年ほどイギリスに居たから満足いくほど食べてないので今年はたくさん食べたいと気合を入れてお手伝いをさせてもらった。
遠火で炙ればタラリタラリとあふれ出る脂。次第に焦げ目に変る皮は噛めばさっくりと砕け、絶妙な塩加減がしっかりと旨みを引き立てていて。
先生が上がって来るのを待って食べようとしてたけど、待ち切れずにかぶりついて
「あ、綾人!先生の楽しみなのに!って何で焼けたのがないの?!先生の分は?!」
「あ、今焼いてるから待ってて」
満足げな顔で日本酒で口の中を潤す俺にご飯の手伝いもせずのんびりと風呂に浸かっていた先生がとやかく文句を言う筋合いはない。
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