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無垢なる綿に包まれて 1
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白銀の世界、それはアイヴィーにとってわりと見慣れた物だった。
薄暗い空と寒々を通りすぎる凍えるような海。
海沿いの街の生まれと育ちのアイヴィーにとって雪と言う物は意外と身近な物だったと思う。
だけどもこれは雪じゃないと思った。
『ねえ!何でイギリスより南に来ているはずなのにこんなにも雪が積もってるの?!海抜1700メートルって言うのはこっちに来るところの看板で見たけど、何で歩けないくらい雪が積もってるのよ!』
『何を言ってる、まだ冬の序の口。これぐらいはここらじゃ普通だ。
そして水に恵まれた国の降雨量を身に沁みて思い知るがよい』
『くっ!フランスから来たのにこんなにも寒いなんて聞いてないよ!』
『まぁ、うちが特殊だからね』
言いながら俺とアイヴィーはスコップを持って烏骨鶏の小屋までの通路を作っていた。
『今夜絶対筋肉痛だわ!』
『今日中に筋肉痛になる若さに喜びを噛み締めろ!』
さすがに俺もまだ今日中に筋肉痛になるが、先生の場合は明日から、もしくは作業中にいきなり使用不能となる。もう歳考えてよーなんて言ってしまうのはそれなりに身体を労わってるつもりだから。筋肉痛ならまだしも筋肉痛めるのは仕事に差し障りが起きるだろうと言う所。お札のように湿布を貼る先生なんて生徒からしたら迷惑以外でしかないからなと少しだけ受け持ちの生徒さんと理科部の連中を憐れんでおく。
『おかしいな。動画だとすごく雄大で穏やかな世界の家なのになんでサバイバルしてるんだろうな?』
『編集技術とこんな日常が非日常だと気づかない異常さを体感してみればいい。
あ、ちょっと前にいっぱい薪割してもらったから薪割は免除してやるから安心しろ』
『うー!帰ったらお気に入りのワンピースが筋肉のせいで着れなくなったら呪ってやるんだから!』
『その時は責任もってワンサイズ上の新しいワンピースを買わせていただきます』
『黙れー!』
顔面に雪玉をキャッチする事になった。地味に痛い。
街に買い物に行くのさえ未だに緊張の中になる中アイヴィーが言うのは先日見せてくれた淡い緑色のベルベットのワンピースの事だろう。スレンダーなアイヴィーでこそ着こなせるマーメイドラインのワンピース。欲を言えばもう少し凹凸が欲しい所だが、それを言ったら刺されるのは間違いないので言わないが。
「それにしてもお二人さん元気だなあ」
囲炉裏で熱燗を舐めながら宿題の採点をしている先生は
「綾人は病み上がりだしアイヴィーも慣れてないんだからほどほどにしろよ!」
大きな声で注意を飛ばすも日本語が全くわからないわけじゃなくてもアイヴィーには通じなく、綾人も先生の事は相変わらず無視していいと思っている。
昼間から酒を呑む教師など教師ではない、そう言う倫理観もあるが確かにそろそろ雪かきを始めて一時間は経とうとしている。
細くも道は出来たし、つららも落としたし、ウコハウスの水も替えたし、餌も補充したし、藁も替えたし卵の収穫もした。
一応城で烏骨鶏の世話をしているらしくわーきゃーと騒ぐ事はないみたいだが
『やっぱり環境かなあ?
フランスと同じ種類なのに丸っこいのに身が痩せてるって言うのは』
『運動のさせ過ぎらしい。肉質としてはうちの子の方がプリッとしてるんだけどな』
『うん。お城の子の方はジューシーって感じ?』
「いつまでたっても帰ってこないから心配して見にこれば烏骨鶏を目の前にしてお前ら何の話ししてるんだか」
いつの間にかつっかけをひっかけてやってきた先生が背後に居た。
「おら、そろそろ昼飯を作る時間だ。
準備に取り掛かれよ」
「何で家主より先生が仕切ってんだよ……」
「決まってるだろ。お前に三食きちんと食べさせてもらうのが先生の使命なんだからな」
ふふんと鼻で笑う先生に
『凄い、ここまで言い切れる人初めて見たかも』
動画でのネタじゃないんだとこれがナチュラルな事におののくアイヴィーに俺も頷く。まあ、こうやって増長させたのも俺達だが、この態度が俺達の前だけの事なのであえて何もつっこまない。こうやって十年以上かけて調教されてしまった俺達だけど、先生のお世話はめんどくさいのではいはいと聞いておくに越した事はない。
そして猪汁をにきりたんぽと言うセットにアイヴィーの目は輝く。
『キリタンポ知ってる!ごはんを半殺しにして竹に巻いて焼く奴だよね!
昔の動画でイイダが焼いてるの見ておもしろそうだったから覚えてた!』
「あー、シェフの野郎の動画で笑えたって言う事でいいのか?」
少し怪しい先生の英語力に
「笑えたって言うより面白かっただなこの場合」
「シェフだから笑えたでいいんだよ」
大体わかっているのになんでこう勝手に心情を入れるんだか。
呆れながらも人参や大根、白菜と言った野菜もたっぷりな猪汁を渡せば味噌仕立てはどうだろうかと思うもそっと口をつけて
『おいしい!ポトフみたいなものかと思ってたけど、お味噌って美味しいのね!宿でいただいたお味噌汁はちょっと塩辛かったけど、同じお味噌なのにすごくまろやかだわ』
「良かったな大絶賛で」
「先生ちゃんとわかってるのなら一々俺に確認するのやめてください」
言いながら先生専用にどんぶりで渡せばちまちまとキリタンポを齧るアイヴィーの横で先生はキリタンポを竹から外してどんぶりに入れて行くのをアイヴィーは目を見開いて眺めていた。
『アヤト、キリタンポってああやって食べるの?』
『一般的には焼いたきりたんぽを竹から外して鍋に入れて汁をたっぷりと吸わせて食べるらしい。まあ、その家ごとに食べ方が色々あるから好きなようにして食べればいいと俺は思うけど?』
なんて言って俺は一本目のキリタンポは醤油をかけてもう一度炙って少し焦がしてから食べる派だ。
アイヴィーの目もなにそれと言うように俺に釘づけだからアイヴィーの食べかけのキリタンポに醤油をかけて少し焦がしてから食べさせれば
『美味しい!ソイソース?かけただけでこんなにも香ばしくなるなんて!』
『焼おにぎりと同じ感覚だな』
『焼おにぎり!綾人の部屋の漫画に描いてあった奴!』
『同じごはんから作られてるからって言うか、漫画読めるようになったんだ?』
『漫画にはルビがふってあるからね。意味は調べながらだけど文化を理解するにはちょうどいいわ』
俺の部屋に置いてある漫画に日本の文化を紹介するようなものがあったかな?なんて考えてみるもどれも近しくて異なる文化ばかり。こうやって日本文化が勘違いされていくのかとその一端を担う事になってしまった俺は別に訂正をするつもりもないので正解でも間違いでもない危ういラインの漫画をそっと増やして行こうと決意をした。
薄暗い空と寒々を通りすぎる凍えるような海。
海沿いの街の生まれと育ちのアイヴィーにとって雪と言う物は意外と身近な物だったと思う。
だけどもこれは雪じゃないと思った。
『ねえ!何でイギリスより南に来ているはずなのにこんなにも雪が積もってるの?!海抜1700メートルって言うのはこっちに来るところの看板で見たけど、何で歩けないくらい雪が積もってるのよ!』
『何を言ってる、まだ冬の序の口。これぐらいはここらじゃ普通だ。
そして水に恵まれた国の降雨量を身に沁みて思い知るがよい』
『くっ!フランスから来たのにこんなにも寒いなんて聞いてないよ!』
『まぁ、うちが特殊だからね』
言いながら俺とアイヴィーはスコップを持って烏骨鶏の小屋までの通路を作っていた。
『今夜絶対筋肉痛だわ!』
『今日中に筋肉痛になる若さに喜びを噛み締めろ!』
さすがに俺もまだ今日中に筋肉痛になるが、先生の場合は明日から、もしくは作業中にいきなり使用不能となる。もう歳考えてよーなんて言ってしまうのはそれなりに身体を労わってるつもりだから。筋肉痛ならまだしも筋肉痛めるのは仕事に差し障りが起きるだろうと言う所。お札のように湿布を貼る先生なんて生徒からしたら迷惑以外でしかないからなと少しだけ受け持ちの生徒さんと理科部の連中を憐れんでおく。
『おかしいな。動画だとすごく雄大で穏やかな世界の家なのになんでサバイバルしてるんだろうな?』
『編集技術とこんな日常が非日常だと気づかない異常さを体感してみればいい。
あ、ちょっと前にいっぱい薪割してもらったから薪割は免除してやるから安心しろ』
『うー!帰ったらお気に入りのワンピースが筋肉のせいで着れなくなったら呪ってやるんだから!』
『その時は責任もってワンサイズ上の新しいワンピースを買わせていただきます』
『黙れー!』
顔面に雪玉をキャッチする事になった。地味に痛い。
街に買い物に行くのさえ未だに緊張の中になる中アイヴィーが言うのは先日見せてくれた淡い緑色のベルベットのワンピースの事だろう。スレンダーなアイヴィーでこそ着こなせるマーメイドラインのワンピース。欲を言えばもう少し凹凸が欲しい所だが、それを言ったら刺されるのは間違いないので言わないが。
「それにしてもお二人さん元気だなあ」
囲炉裏で熱燗を舐めながら宿題の採点をしている先生は
「綾人は病み上がりだしアイヴィーも慣れてないんだからほどほどにしろよ!」
大きな声で注意を飛ばすも日本語が全くわからないわけじゃなくてもアイヴィーには通じなく、綾人も先生の事は相変わらず無視していいと思っている。
昼間から酒を呑む教師など教師ではない、そう言う倫理観もあるが確かにそろそろ雪かきを始めて一時間は経とうとしている。
細くも道は出来たし、つららも落としたし、ウコハウスの水も替えたし、餌も補充したし、藁も替えたし卵の収穫もした。
一応城で烏骨鶏の世話をしているらしくわーきゃーと騒ぐ事はないみたいだが
『やっぱり環境かなあ?
フランスと同じ種類なのに丸っこいのに身が痩せてるって言うのは』
『運動のさせ過ぎらしい。肉質としてはうちの子の方がプリッとしてるんだけどな』
『うん。お城の子の方はジューシーって感じ?』
「いつまでたっても帰ってこないから心配して見にこれば烏骨鶏を目の前にしてお前ら何の話ししてるんだか」
いつの間にかつっかけをひっかけてやってきた先生が背後に居た。
「おら、そろそろ昼飯を作る時間だ。
準備に取り掛かれよ」
「何で家主より先生が仕切ってんだよ……」
「決まってるだろ。お前に三食きちんと食べさせてもらうのが先生の使命なんだからな」
ふふんと鼻で笑う先生に
『凄い、ここまで言い切れる人初めて見たかも』
動画でのネタじゃないんだとこれがナチュラルな事におののくアイヴィーに俺も頷く。まあ、こうやって増長させたのも俺達だが、この態度が俺達の前だけの事なのであえて何もつっこまない。こうやって十年以上かけて調教されてしまった俺達だけど、先生のお世話はめんどくさいのではいはいと聞いておくに越した事はない。
そして猪汁をにきりたんぽと言うセットにアイヴィーの目は輝く。
『キリタンポ知ってる!ごはんを半殺しにして竹に巻いて焼く奴だよね!
昔の動画でイイダが焼いてるの見ておもしろそうだったから覚えてた!』
「あー、シェフの野郎の動画で笑えたって言う事でいいのか?」
少し怪しい先生の英語力に
「笑えたって言うより面白かっただなこの場合」
「シェフだから笑えたでいいんだよ」
大体わかっているのになんでこう勝手に心情を入れるんだか。
呆れながらも人参や大根、白菜と言った野菜もたっぷりな猪汁を渡せば味噌仕立てはどうだろうかと思うもそっと口をつけて
『おいしい!ポトフみたいなものかと思ってたけど、お味噌って美味しいのね!宿でいただいたお味噌汁はちょっと塩辛かったけど、同じお味噌なのにすごくまろやかだわ』
「良かったな大絶賛で」
「先生ちゃんとわかってるのなら一々俺に確認するのやめてください」
言いながら先生専用にどんぶりで渡せばちまちまとキリタンポを齧るアイヴィーの横で先生はキリタンポを竹から外してどんぶりに入れて行くのをアイヴィーは目を見開いて眺めていた。
『アヤト、キリタンポってああやって食べるの?』
『一般的には焼いたきりたんぽを竹から外して鍋に入れて汁をたっぷりと吸わせて食べるらしい。まあ、その家ごとに食べ方が色々あるから好きなようにして食べればいいと俺は思うけど?』
なんて言って俺は一本目のキリタンポは醤油をかけてもう一度炙って少し焦がしてから食べる派だ。
アイヴィーの目もなにそれと言うように俺に釘づけだからアイヴィーの食べかけのキリタンポに醤油をかけて少し焦がしてから食べさせれば
『美味しい!ソイソース?かけただけでこんなにも香ばしくなるなんて!』
『焼おにぎりと同じ感覚だな』
『焼おにぎり!綾人の部屋の漫画に描いてあった奴!』
『同じごはんから作られてるからって言うか、漫画読めるようになったんだ?』
『漫画にはルビがふってあるからね。意味は調べながらだけど文化を理解するにはちょうどいいわ』
俺の部屋に置いてある漫画に日本の文化を紹介するようなものがあったかな?なんて考えてみるもどれも近しくて異なる文化ばかり。こうやって日本文化が勘違いされていくのかとその一端を担う事になってしまった俺は別に訂正をするつもりもないので正解でも間違いでもない危ういラインの漫画をそっと増やして行こうと決意をした。
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