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立ち止まっても上を向こう 7
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マイヤーの家に行けた事が切っ掛けで少しずつ遠くに、そして人ごみの中へとアグラエ達と共に何度も出かけた。
オリヴィエのコンサートを聴きに行ったり、前から行きたかった美術館にも足を延ばした。アグラエのお家にお泊りしたり、オリオール達と一緒に買い出しにも出かけた。
いつの間にか城を怖くないと思い、最終的には一人でエドガーが働く事務所まで出かける事が出来た。
今から行きます、そう連絡を入れた事でエドガーは一人で事務所前に立っていつ私が来るのか心配げにうろうろとしながら待っていてくれた。
エドガーの事務所の所長さんも迎えに来てくれて、事務所に上がった所で実は後ろからオリオール達が心配で追いかけてきた事を教えてくれた。
「みんなか保護なんだから」
なんて言いながらも嬉しくって早く帰りたくてそわそわしていれば今回の目的はここまで一人で来ると言うミッションなので疲れただろうから城まで送るよと言ってその好意に甘えさせてもらった。
こうやって訓練を重ねて私はついにこの場に立った。
結局着る事のなかった卒業式のアカデミックガウン。
カレッジでは入学式から来て、何かイベントがあるたびに、試験の時はドレスコードを守らないと試験会場にすら入れてもらえない伝統の衣装だった。
変な伝統がいっぱいあったけど、みんなその期間限定の謎な伝統を全力で楽しみ、非日常なファンタジーの世界を満喫していた。
賑やかで、浮ついた空気の中を私は幾つもの花束を抱えて歩く。
みんなもお祝いに花束を貰ったりしているので別に浮いたりはしていない。
それに誰も私の事を気にしていない。
恐れる事はない。
少し震える足で前に前にと進みながらみんなが良く集まって談義していたカフェテラスへと向かえば案の定、今日が最後だからと言う様に在校生含めて大きな一団となっていた。
彼はいつも中心に居た。
だけど最初こそ一人だったらしい。
最初を知らなかっただけに意外だと思ってしまうもやっぱり留学生は最初はそれなりに警戒されるらしい。
だけど彼はそれよりもカレッジで学ぶ事が楽しいようで人との交流をそっちのけで図書館に入り浸ったり、学生同士よりも教授達と話している方が多かったと言う。ましてや同郷の人達との懇談会でも楽しい雰囲気を何度もぶち壊して来たりと言う、ヒイラギ曰く
「叶野もだけどここまで来るのに努力はしてきた。目標値が高いからその分普通の生活の中では挫折を知る事が無かったんだけど、綾人のせいでみんなプライドがボキボキどころかすり鉢でゴリゴリと削られて風に飛ばされた感じになってさ。
ある意味いい刺激になったと言うか、無意味だったと知ったよ」
真顔で語ってくれたヒイラギにはこれ以上詮索するのはやめた一件だった。
そんな彼が四年をかけて作った人の輪は何処か寂しそうにみんな両手を広げて抱きしめていた。
帰国はもう少し先だと言っていたが、それでも既にアパートは退去している。
お世話になった家に挨拶に行ったり、尊敬してやまないロードの城に滞在したり、一度首を突っ込んだ以上ここにいる間は様子を見ておきたいと言っては工房に入り浸ってたりと修士課程終了までの間を全力で駆け抜けていた。
毎晩の連絡も忘れないけど、本当に勉強してるのかも心配になったけど結局修士課程も首席で終了していた事はさすがと言うしかない。
ただみんなこのまま博士課程に行くと思ってたのにあっさり帰国する様子に驚いていた。
そんな事もあって久しぶりにカレッジに姿を現したらしいアヤトはみんなに熱烈なお別れの挨拶をフラフラになりながらも受けていた。
もうね、見ていたけどみんなほんと手荒いと言うか、アヤトが文字通り振り回されている姿は可哀想で見ていられなくって
「みんな卒業おめでとう」
なんて声をかければいいか判らなかったけど、とりあえずこの中に突っ込む勇気はさすがになかったので遠くから声をかければ
「アイヴィー!ほんとにアイヴィー?
よく来てくれた!会いたかったよ!」
ケリーが私を抱きしめようとしたけど思わずと言う様に体が固まってしまった私をいて何とか踏みとどまり、でも嬉しそうな顔は隠せずに
「また会えるなんて夢みたいだ」
「聞いてると思うけど今フランスでお仕事してるからなかなか会いに来れなくてごめんね?」
どうしてもあの事をよぎるだけにお互い苦笑。
「あ、それよりも一つどうぞ」
色とりどりのチューリップを一つずつ包んでもらった物を渡して
「改めて卒業おめでとう」
「ありがとう。本音を言えば俺もこうやってアイヴィーにお花をプレゼントしたかった」
その言葉に私はどう返せばいいか判らなくて笑みを浮かべてしまえばケリーは人の輪の中心に居るはずのアヤトに声をかける。
「アヤト!お客様だ!」
その呼びかけにざあっと道が開いた。
みんなの驚きの視線が私に突き刺さる。あの事件は結果的にはニュースになったり新聞を騒がしたりする結果となった。勿論私の事は一切書かれていなかった。
だけど皆何があったのか知っていたのだろう噂までは止められなく、痛々しい目で私を見る目が総てを知っていると語っている。
ケリーが私をアヤトの所まで連れてく間にお花を渡したかった相手に一つずつ渡して卒業おめでとうと声をかければハグの代わりに握手を求められ、怖いけど大丈夫と言う様に私は手を重ねていく。
カノウ、ヒイラギも帰国してしまうのでもう会える事も中々ないだろう。
帰っても元気でねとあいさつを交わしながら一応私の旦那様のジェイとも握手を交わす。意外な事に私がジェイと結婚しているのは知られてないらしく、誰も何も言ってこないのを不思議な気分になる。
アレックス、クリフ、ウィリスともお花と交換をして握手を交わしながら最後にアヤト。
「卒業おめでとう。去年言えなかったから一年越しだね」
「アイヴィー」
花を受け取った所で逆に私の手を掴まれた。
どきっと言うかぎくって言うか、ぎょっとすると言うのが正しいだろうか。
お花を受け取ったアヤトの目は何故かぐるぐるとまわっていて、と言うか手荒いお祝いにしっかりと目を回していたようで、もう片方の手を口元に持って行ったのを見て何が起きてるのか直ぐに理解した。
「やだ!アヤト!」
何があったか知ってるだけに周囲に居た全員の顔が引きつっていたような気もしたが
「お願いだからここで吐くのはやめて!!!」
「無理、もう我慢できない……」
「まってー――!!!」
思わず絶叫してしまえばすぐさまそばにいたフェイが
「もう少し我慢しろ!」
なんて顔が真っ青になっているアヤトを抱えて何処かへと連れ去って行ってしまった。
遠くからフェイの悲鳴が聞こえたような気もしたけど、取り残された私達が途方に暮れたのは言うまでもなかった。
オリヴィエのコンサートを聴きに行ったり、前から行きたかった美術館にも足を延ばした。アグラエのお家にお泊りしたり、オリオール達と一緒に買い出しにも出かけた。
いつの間にか城を怖くないと思い、最終的には一人でエドガーが働く事務所まで出かける事が出来た。
今から行きます、そう連絡を入れた事でエドガーは一人で事務所前に立っていつ私が来るのか心配げにうろうろとしながら待っていてくれた。
エドガーの事務所の所長さんも迎えに来てくれて、事務所に上がった所で実は後ろからオリオール達が心配で追いかけてきた事を教えてくれた。
「みんなか保護なんだから」
なんて言いながらも嬉しくって早く帰りたくてそわそわしていれば今回の目的はここまで一人で来ると言うミッションなので疲れただろうから城まで送るよと言ってその好意に甘えさせてもらった。
こうやって訓練を重ねて私はついにこの場に立った。
結局着る事のなかった卒業式のアカデミックガウン。
カレッジでは入学式から来て、何かイベントがあるたびに、試験の時はドレスコードを守らないと試験会場にすら入れてもらえない伝統の衣装だった。
変な伝統がいっぱいあったけど、みんなその期間限定の謎な伝統を全力で楽しみ、非日常なファンタジーの世界を満喫していた。
賑やかで、浮ついた空気の中を私は幾つもの花束を抱えて歩く。
みんなもお祝いに花束を貰ったりしているので別に浮いたりはしていない。
それに誰も私の事を気にしていない。
恐れる事はない。
少し震える足で前に前にと進みながらみんなが良く集まって談義していたカフェテラスへと向かえば案の定、今日が最後だからと言う様に在校生含めて大きな一団となっていた。
彼はいつも中心に居た。
だけど最初こそ一人だったらしい。
最初を知らなかっただけに意外だと思ってしまうもやっぱり留学生は最初はそれなりに警戒されるらしい。
だけど彼はそれよりもカレッジで学ぶ事が楽しいようで人との交流をそっちのけで図書館に入り浸ったり、学生同士よりも教授達と話している方が多かったと言う。ましてや同郷の人達との懇談会でも楽しい雰囲気を何度もぶち壊して来たりと言う、ヒイラギ曰く
「叶野もだけどここまで来るのに努力はしてきた。目標値が高いからその分普通の生活の中では挫折を知る事が無かったんだけど、綾人のせいでみんなプライドがボキボキどころかすり鉢でゴリゴリと削られて風に飛ばされた感じになってさ。
ある意味いい刺激になったと言うか、無意味だったと知ったよ」
真顔で語ってくれたヒイラギにはこれ以上詮索するのはやめた一件だった。
そんな彼が四年をかけて作った人の輪は何処か寂しそうにみんな両手を広げて抱きしめていた。
帰国はもう少し先だと言っていたが、それでも既にアパートは退去している。
お世話になった家に挨拶に行ったり、尊敬してやまないロードの城に滞在したり、一度首を突っ込んだ以上ここにいる間は様子を見ておきたいと言っては工房に入り浸ってたりと修士課程終了までの間を全力で駆け抜けていた。
毎晩の連絡も忘れないけど、本当に勉強してるのかも心配になったけど結局修士課程も首席で終了していた事はさすがと言うしかない。
ただみんなこのまま博士課程に行くと思ってたのにあっさり帰国する様子に驚いていた。
そんな事もあって久しぶりにカレッジに姿を現したらしいアヤトはみんなに熱烈なお別れの挨拶をフラフラになりながらも受けていた。
もうね、見ていたけどみんなほんと手荒いと言うか、アヤトが文字通り振り回されている姿は可哀想で見ていられなくって
「みんな卒業おめでとう」
なんて声をかければいいか判らなかったけど、とりあえずこの中に突っ込む勇気はさすがになかったので遠くから声をかければ
「アイヴィー!ほんとにアイヴィー?
よく来てくれた!会いたかったよ!」
ケリーが私を抱きしめようとしたけど思わずと言う様に体が固まってしまった私をいて何とか踏みとどまり、でも嬉しそうな顔は隠せずに
「また会えるなんて夢みたいだ」
「聞いてると思うけど今フランスでお仕事してるからなかなか会いに来れなくてごめんね?」
どうしてもあの事をよぎるだけにお互い苦笑。
「あ、それよりも一つどうぞ」
色とりどりのチューリップを一つずつ包んでもらった物を渡して
「改めて卒業おめでとう」
「ありがとう。本音を言えば俺もこうやってアイヴィーにお花をプレゼントしたかった」
その言葉に私はどう返せばいいか判らなくて笑みを浮かべてしまえばケリーは人の輪の中心に居るはずのアヤトに声をかける。
「アヤト!お客様だ!」
その呼びかけにざあっと道が開いた。
みんなの驚きの視線が私に突き刺さる。あの事件は結果的にはニュースになったり新聞を騒がしたりする結果となった。勿論私の事は一切書かれていなかった。
だけど皆何があったのか知っていたのだろう噂までは止められなく、痛々しい目で私を見る目が総てを知っていると語っている。
ケリーが私をアヤトの所まで連れてく間にお花を渡したかった相手に一つずつ渡して卒業おめでとうと声をかければハグの代わりに握手を求められ、怖いけど大丈夫と言う様に私は手を重ねていく。
カノウ、ヒイラギも帰国してしまうのでもう会える事も中々ないだろう。
帰っても元気でねとあいさつを交わしながら一応私の旦那様のジェイとも握手を交わす。意外な事に私がジェイと結婚しているのは知られてないらしく、誰も何も言ってこないのを不思議な気分になる。
アレックス、クリフ、ウィリスともお花と交換をして握手を交わしながら最後にアヤト。
「卒業おめでとう。去年言えなかったから一年越しだね」
「アイヴィー」
花を受け取った所で逆に私の手を掴まれた。
どきっと言うかぎくって言うか、ぎょっとすると言うのが正しいだろうか。
お花を受け取ったアヤトの目は何故かぐるぐるとまわっていて、と言うか手荒いお祝いにしっかりと目を回していたようで、もう片方の手を口元に持って行ったのを見て何が起きてるのか直ぐに理解した。
「やだ!アヤト!」
何があったか知ってるだけに周囲に居た全員の顔が引きつっていたような気もしたが
「お願いだからここで吐くのはやめて!!!」
「無理、もう我慢できない……」
「まってー――!!!」
思わず絶叫してしまえばすぐさまそばにいたフェイが
「もう少し我慢しろ!」
なんて顔が真っ青になっているアヤトを抱えて何処かへと連れ去って行ってしまった。
遠くからフェイの悲鳴が聞こえたような気もしたけど、取り残された私達が途方に暮れたのは言うまでもなかった。
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