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遅い春に芽吹く蕾 3

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「なぜおまえらが居る」
「なぜって…… まあ一応、伯父さんのお墓参りも兼ねて?」
「折角の春休みだし?」
 夏樹と陽菜が喪服を纏って並んで立っていた。
「いや、葬儀はしない予定なんだが……」
 来てどうすると言うも
「お前のとこの先生が将来的に参照になるから一応見ておけって社会見学に……」
 二人とも家を出たけど最後は何かあった時にしなくてはいけなくなった時の対処を学べと言う事だろうか……
「今更だけどせんせーの教育方針よくわかんねー」
「きっと伯父さんの事もあったばかりだから綾ちゃんを一人にするなって言いたかったんじゃないかと思うんだけど」
 少し会わない合間に言うようになったな高校二年生と呆れてしまう。
「それにしてもお前凄い白い目で見られてるな」
 岡野家から葬儀無しという非常識さに非難の眼差しに俺は肩を竦め
「病院暮らしなのに一度も見舞いに来なかった人たちの意見何て知りませーん」
「そりゃそうだ」
 なんて呆れている間に何故か葬儀場の送迎用のバスがやって来た。
 今日はうちの他に予定はないんじゃないの?俺頼んでないんだけど?と思うもぞろぞろと降りてきた面々を見て思わず天を仰いでしまった。
「おうおう、吉野の。幾ら親を放棄したとはいえお前のおふくろさんの事なのに俺達に遠慮する必要はないじゃないか」
 真っ先に下りてきた長谷川さんの大きな声に岡野一族は気まずそうな顔をする。
 なんせこの街は麓の町と違って人がけた違いに多いのだ。それこそ葬儀場の道を一本挟んだ所にスーパーがあるくらいに。
 つまり一目が多いと言う事。大きい声は勘弁してくださいと言う意味だ。
「いやいや、まさか綾人君のご親戚がご近所さんだったとは驚きだ。
 あ、岡野さんこのたびはご愁傷様です」
「ええと、山川さん、丁寧にありがとうございます」
 まさかのご近所さん。
 家が近いなと言う気はしていたが、よくよく地図を思い出せばお互い道を挟んだ町名の境界住まい。うちからの道のりだともう少し先にある為の未開発地帯。
「山川なんて苗字たくさんあるからまさかって思うの普通だよね?!」
 思わず内田さんに泣きついてしまうも
「まあな、あの辺山川姓多いからな」
 何とも言えない鉄治さんに山川さんは笑いながら
「今思い返せば実は小さい頃の綾人君を何度か見かけた事あったんですよ。 
 高校生ぐらいの時結構来た時あったでしょ?人相悪くて何でこんなふうに育っちゃったかと思ったけど今は中々のイケメンに変って妻とホッとしてるんだよ。まさか内田さんに連れてかれ紹介してもらった時は驚いたけど、気付いてないしまあいいかと思ってたんだけどね。さすがにそう言う分けにもいかなくなったから」
 にこにこと今頃になって暴露する山川さんに早く言ってくださいよと今頃になって一人喚いてしまう。
 山川さんが現れておろおろとしだした伯母さんに向かって
「色々な事仰ってましたが、あの話は綾人君の事でしたか。でしたら気を付けた方がいいですよ?だっていろいろ…… しでかしちゃってるのでしょ?」
 何をとまでは言わなかったけどにこにこと笑いながら伯母さんに笑いかけていた。ただ何を話していたか肝心の所は判らないけど山川さんは笑顔なのにまったく笑ってないし、伯母さんはおかしい位に顔色悪くしちゃってるし。何を話しているのか心配して足を運ぶも
「綾、葬儀はとり行わないって聞いたんだけど……」
「綾人久し振り」
「綾ちゃんのお友達?初めまして」
 隆と元と楓がやって来た。
「お前らギリギリ」
「えー?これでも朝一の新幹線に乗って来たんだよ?」
「文句言うのなら昨日の終電に乗りやがれ」
 大学生活を満喫していると言う岡野家の才女は寝癖を無視して頑張って早起きしたのにとふてくされる様子に俺はありがとうなと笑いながらまとまらない前髪を摘まみ上げて笑えば止めてよと言って隆の後ろに隠れてしまってさらに笑ってしまう。
「それよりも……
 よくあの香苗ちゃんの葬儀何てとり行おうって気になれたな。俺だったらまず引き取り拒否する所だったぞ」
「隆、ちょっと……」
 まさかの父親の妹に対する発言に親戚の人達も窘めるも
「何で?だって私の子供じゃないって無視しておきながら病院代全部支払ってもらった挙句に死んでまでお世話になるなんて図々しくない?俺叔母さんと同じ墓に入るの嫌だよ」
「俺もー。悪いけど無縁仏に入れてもらえないかな」
 元までそれなりの声を上げて言う。
 気まずい空気が流れる中、内田さん一行はその気持ちよくわかると言う様に頷く当たり斎場前で出棺の時間を待つ光景はカオスだろうと葬儀屋の人達の気まずそうな顔に申し訳なさが半端ない。早く住職よ来ておくれと思うもまだ予定時間まで十五分ほどある。十五分は長い……
「隆ちゃんも元ちゃんもそこは一つ自分でお墓建てるしかないでしょう!」
 ので内容はともかく明るく振舞って重い空気を吹き飛ばす。
「まあな、ここは就職先から実家は遠いしな」
「俺も叔母さんと一緒には居たくないから。でも高いんだろ?」
「あー、公共の墓地ならそれほどでもないぞ。墓石は高いけど、目安は車一台分だ」
「高っ!俺もう樹木葬とかで良い!」
「あ、私海に流してもらっても良いかも」
「そんなめんどくさい手続きをしてくれる子供に育てるんだな」
「彼氏もいないのに結婚だなんてどれだけハードル上げるのwww」
 兄二人は可哀想な事実で妹を弄る様子は微笑ましいが、なかなかにえぐい内容なだけど兄弟とはどこまでもえげつない。
「誰か彼女募集してる人いませんかー?今なら綾ちゃんと親戚関係に慣れますよー!」
 だけど岡野家末子の楓はちゃんと逞しく育っていて素直に開き直る術を持っていた。
 どっと笑う周囲に
「圭斗、お前候補に慣れよ!」
「宮下も彼女いないのならチャンスだぞ!」
 年齢的に釣り合えそうな圭斗と宮下が生贄に差し出された物の
「あ、大丈夫です。俺達親戚づきあいよりもずぶずぶな関係なので」
「今更綾人の面倒何て。逆に俺達の面倒見てくれって言う所か?」
「それも今更だろ」
 浩太さんがつっこめば確かにと皆さん笑う様子に楓も意味なく言った言葉なので一緒に笑っていれば
「大変お待たせしました。時間より早いですがもうよろしいでしょうか?」
  オフクロ方の親戚一同からの冷たい言葉なんて聞く価値がないと言う様に長谷川さんを初め、内田さん山川さん、そして同じ岡野の跡取りの隆を始めとした三兄弟妹と言う援護に棺から自然に親戚一同を遠ざけていた。
 ほら、一応俺が喪主だからね。
 一番側に居るのがお役目だから離れられない事を考えるとそう言う配置になるわけだけどこんな人たちにケンカ売る必要ないだろうと思うも先日長沢さんが実は狂犬だった事を思えばやって来た人達が狂犬の群れに見えて来て……
 忘れてはいけないその狂犬のリーダーが吉野ジイちゃんだったと言う事改めて思い出すのだった。
 俺はなんとなく剣呑とした空気を打ち払う様に岡野のお寺の住職さんによろしくお願いしますと頭を下げて強制終了し、朗々と響く読経に目を閉じて聞き入るのだった。
 
 後は俺の予定通り焼却して終了。当然その後の初七日法要も精進落しも一切なし。それも一つの楽しみで集まっただろう岡野一族に俺は何もしないとこれは最初に宣言しておいたのでここで位牌と共に
「あとはお願いします」
 伯父さんが密かに手配をしていたのは知ってたけどそこは気づかないしてほとんど燃えてなくなって中身が僅かの骨壺も押し付ける。
「綾人もよく最後まで付き合ってくれた」
 言って昔してくれたみたいに頭をくしゃくしゃと撫でてくれる。ここだけが妙に何も変わって無くって、この手とも縁を切る事を思えば少しだけ悲しく思えた。
 相変わらず岡野親戚一同の視線は何て罰当たりだと言うような視線だけど、山川さんがずっと伯母さんの側で何かすごい笑顔で睨んでいたけど、そこは後で圭斗経由で話しを聞きたいと思う。どうせ話してはくれないだろうふざけた内容だけど。
 何より俺の隣にも長沢さんが側に居るので何とも言えない圧が半端なく、圭斗も宮下も久しぶりに再会した夏樹と陽菜、そしてちゃっかり知り合いになって連絡先を交換している隆、元、楓と仲良くなっているあたり解せんと思うもやっと帰れると詰めていた息を吐き出すも時間はちょうど昼過ぎ。折角来てくれた皆さんにお昼ぐらい用意した方がいいんだよなと思うも完全予想外なのでどこでお昼を食べようか、この人数を収納できる店はあるのかと消去で考えるもこの近辺となると蕎麦屋しかないと言うまさかの結論。後日改めるべきかと思えば
「綾人君」
 浩太さんがものすごく申し訳ない顔でやって来た。
 何やら謝れるような出来事でもあったのかと思うも
「すまん、俺には止める権利が無かった」
 ちらりと向ける視線の先には宮下のおばさんが居た。
 おじさんと一緒にご近所のよしみで来てくれたのだが
「宮下の奥さんが色々手配してくれていたみたいで……」
 さすが頼りになるおばさん。今晩夜な夜なそばを打つ姿を想像すればこれぐらいどんと来いと言う様に言ってくださいと促す。
「前にご馳走してくれた鰻屋あっただろ?」
「ありましたねぇ……」
 メニューを思い出して法要メニューがあった事を思い出した。
「この人数分注文したらしい」
 オヤジの時より少ない人数とは言えだ。
「二人分追加いけるかな?」
「今聞くよ」
 なんてすぐに連絡を入れれば
「問題ないって」
「重ね重ね申し訳ない。と言うか、宮下家の安寧が守れて何より」
「?」 
 そこはまだ知られてないようだが、知られたくもないので黙っておこう。
「夏樹、陽菜、折角来たんだ。お前達も顔を出せ」
 そう言ってまだ席の空いてるバスに乗せて麓の町へと戻る事になった。
 俺の隣には圭斗を乗せて
「これから宮下のおばさんのリクエストで鰻屋だって」
「いきなり生臭料理とか」
 運転してもらってる合間に正式にではないけど何をすればいいのかというようにググっておく。
「段取り付けそうか?」
「まぁ、一応最初に挨拶して後はワイワイ食べて飲んでもらえばいいのかな。
 あー、それと親父の忌明けも兼ねてのお食事会程度で良いのかな?」
「と言うより今回の応援に対するお礼でいいんじゃね?」
「確かに初めましての親戚多かったのにやけに当たりが強かったからへこみそうだった」
「それを前提としての応援だったんだろ?おばさんナイスアシスト」
「俺もうおばさんに足向けて眠れないね」
「だったら今度リクエストでお蕎麦をお願いして置けば?そっちの方が喜ばれる」
「だね。たまには気持ちよく蕎麦を打ってもらいたいしね」
 そんな感謝の表し方。なんか違うかもしれないが、リクエストの鰻を食べて頂ければ十分だろう。そして俺は鰻屋に電話を入れて
「あ、何度もすみません、深山の吉野です。
 ええ、今日の法事のお料理お世話おかけします。
 あと追加で鰻の長焼きのお持ち帰りお願いできます?一つですが…… ええと、はい。よろしくお願いします」
 そんな会話に圭斗がこちらをちらりと見れば
「大和さんの分もね」
「気使いしすぎじゃね?」
 何て圭斗は言う物の
「あとお土産にお茶を用意してあるらしくって鰻屋に届いてるって」
「おばさんもう綾人のオカンだな」
「うん。もういいよ。全部お任せすれば間違いないって思う事にするから」
 疲れ切った物の何か解放されたような気のする俺は
「少し寝て良い?」
「ああ、着いたら起こすから休めれるうちに休んでおけ」
「悪いな」
 目を閉じて直ぐに車のエンジン音が聞こえなくなり、その間短くもオヤジがどこかに逃げようとするオフクロの手を繋いで頭を下げる、そんな夢を見た気がした。 
 


 



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