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遅い春に芽吹く蕾 1
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冬も和らいできた頃、周囲からちらほら春が届く声を聴くようになった。
うとうとと囲炉裏とロケットストーブで温まる部屋の一番日当たりのいいところに布団を敷いてゴロゴロとただ時間を過ごす至福の時間は微熱とは言えそれが無ければ最高なのにと思いながらも瞼を閉ざして時間を過ごしていた。
あの日、飯田さんと遅れてやって来た青山さんに支えられながら火葬だけの葬儀を行い、病院に入るまでお世話になった施設の僅かな人達と出棺を見送る寂しい別れとなった。
大概の手続きは病院と提携してると言う言い方はおかしいが急な死別に対応するべく待機している葬儀会社の人がしてくれて、だけど東京の火葬場は混みあっているので数日の待ち時間が必要となった。
その間に青山さんが形だけでもと喪服を用意してくれて、俺は沢村さんに葬儀に関する事をほとんど丸投げして飯田さんの家に籠っていた。
渡しておいたスマホを握りしめて、やっぱりあんなひどい親でも亡くなったのが悲しくて涙をポロポロ流していた。
スマホにはロックがかかっておらずカレンダーには動画から遡って何が起きたのか時系列のメモが書いてあり、メモ帳には俺への手紙がたくさん書いてあった。
沢村さんからも手紙を何通も受け取ったのにまだ書くかと飽きれたりしたものの、まだ向き合うには難しい心に俺は受け入れられないと言う様に電源を落とした。
葬儀と火葬も終わり真っ白な小さな骨壺に納まった親父と位牌を持って途方に暮れていた。
「どうすればいいんだろう……」
飯田さんに山まで送ってもらう途中の相談。
「珍しく迷ってますね」
仕事が終わってから飛ばして山奥まで来る時間の短さの納得なスピードに思わず本能的にシートベルトを握りしめてしまう中、迷う事は良い事ですよと朗らかな笑みを浮かべる顔と迷いなくアクセルペダルを踏み込むと言う、言ってる事と行動が一致しないお犬様に俺だって迷ったりしますと抗議をする。
一週間ほど飯田さんの家にお邪魔になっていた。
その間入院先の親父の少ない荷物を片付けたり、改めて施設の人達の所へと挨拶に行ったり、一応知らせないといけない人達へ訃報の知らせを送ったりと少なくともやる事は色々とあり忙しく過ごして落ち込む時間なんてなかった。
少ない荷物の中驚く事はさすが元銀行マンと言った所だろうか、バアちゃんが残したお金の使用明細がちゃんと残されていた事だった。
スマホの中にあれこれ買った、それこそジュース一本までの金額まで書いてある細かさに驚きながらも、まず最初に書かれた金額は墓参りの電車代だった。ちゃんとお返ししたんだと感心しながらも、知らなかった事だがあれから二度ほど墓参りに来ていたらしい。
住職から何も聞いてないし、あの時の俺の態度から言わなかったのだろうかと理解するには十分。別に話したい事もないし、長い間話しをしていなかった時間を埋めようとするにも聞きたい話題は今更何もない。ただ、来ていた事を知らなかったのがちょっと悔しいだけ、そして向こうもそう言うつもりだろうと思う事にして置いてお互い様だと飲み込んだ。
「迷ったのならとりあえずお寺さんに預けるのも一つの手ですよ」
「四十九日前にも預かってもらえるの?」
「そこは綾人さんの努力です」
「じゃあ、頑張ろうか」
当面の面倒を回避するためにその案に乗ってとりあえず今はまだ家に連れて帰りたくないようないようなそんな葛藤に飯田さんの案に乗ってとりあえずと言う様に吉野家が代々眠ると言うかほとんどは家の裏に今はない墓地で土葬だったらしい事は田舎のお約束としてそれを知らない時代で良かったと思いつつもお寺さんに向かってもらう。
位牌とお骨は遺伝子上俺が息子なのでダンボールに一纏めするわけにはいかないと青山さんに説得されて膝の上に抱えながらお寺さんに今から行きますと連絡を入れて無縁仏にするかどうかも相談しましょうと言う話し合いの中辿り着いてしまった。
有名な歴史上の人達も眠るお寺では観光客が来ると言うだけに相変わらず駐車場の空きは少なかった。
数少ない空いている場所に止めて幾つものの書類を入れたカバンを肩に引っ掛けてお寺の短い参道を歩けば
「よう、久しぶり」
「待ってたよ綾人」
圭斗と宮下が喪服を着て待っていてくれていた。
その奥には浩太さんの姿が見えて、蒼さんや実桜さんも一緒に待っていてくれた。
「何で……」
「何でって、一応お前の親だからな。綾人は俺達がしっかり面倒を見るから指咥えてそこで見てろって言いに来たんだ」
「うわっ、教師とは思えない言葉。って言うか何でせんせーが居るの?」
「それは今日が素晴らしい事に土曜日なのでシェフから綾人を意地でも寺に連れて行くから待ってろって連絡があったからです」
「なるほど」
道理でお寺に相談しろ一択の説得だったのかと納得しつつ
「今日はもう土曜日だったんだ」
「ええ、忙しくってそれどころじゃなかったですからね」
俺の為に仕事の時間以外の時間を色々と付き合ってくれただけに疲労度は俺の上を行くはずなのに素晴らしき営業スマイルはそんな疲れの欠片さえ見せなくこの気力は是非見習いたい物だと思うもその使い所が分らないのでお犬様がご機嫌で何よりと思う事にしておく程度にした。
「あ、綾っちだ」
「綾っち久しぶり、元気出してねって言ってもいいのかな?」
「とあり合えず形式上言っておくのが常識だから。あ、綾っちお帰り」
「お前らなぁ」
制服姿の三年生ズの相変らずな様子だが
「テストとか大丈夫だったか?」
「まぁ、やれる事はやったし綾っちのノルマもコツコツやるぐらいしかもうやれる事ないから後は本番まで追い込むだけだよ」
「うわ、園田の言葉が頼もしくて逆に不安」
「それー。先生も絶対本番で何かやらかすんじゃなくて今からびっくびくよ」
「せんせーも綾っちも止めて!」
耳を塞いで聞かせないでーと逃げて行く様子を山田達は笑いながら追いかけて
「住職さん呼んで来るから」
賑やかにそう言って駆けて行く。
「植田程のおバカキャラじゃないけど雰囲気を作れるようになったな」
「一年前の必死な顔はなくなって、でも自信がついたって事でいいだろう」
何て見送りながらもお骨と位牌を持って笑っていれば奥から陸斗が急ぎ足でやってきて
「圭ちゃん!住職さんが中にどうぞって。
綾人さんお帰りなさい」
「綾人さんお帰り」
陸斗と住職の息子の一樹も制服姿で迎えに来てくれた。追いかける様に幸治もやって来ていた。
「綾人さんお帰りなさい。それにしてもモテモテですね」
なんて言うのは
「園芸部、お前まで悪いな」
「いや、この四月から圭斗さんの会社に転職する事になりまして。
それならそれで与市のおやっさんがちゃんと挨拶に行けって」
「ああ、転職するんだ」
「まぁ、給料面は下がるのが不安だけど、パチンコ辞めれば何とかなるだろうし」
「いや、お前給料の半分パチンコにつぎ込んでたから何とかなるレベルじゃないだろ」
「えー?何かばれてる?」
えへへと笑う遠藤に
「大丈夫。パチンコやる暇なんてないからお金直ぐ貯まるよ」
そんな実桜さんの力強いアドバイス…… アドバイスなのか?
「ハウス復活させたら何を植えるか楽しみだよね!」
「ぶどうの木か何か植えましょう!高級フルーツが希望っす!」
「だけど樹木の栽培場所として半分は使いたいし!」
「「バラとハーブは欠かせないよね!!」」
謎の意気投合の二人。蒼さんはどう思ってるのかチラリと視線を向ければ
「何かJK二人って感じじゃないっすか?」
と言うわけのわからない感想。
いや、ノリは確かにそれぐらいの年齢だろうかもしれないけど、園芸部がJKって……
「だったらハウスの中にハーブガーデンとか作っちゃおう!凛ちゃんの遊び場代わりにブランコも作ってさ!」
「それいーいー!蒼!お金貯まったら一緒に作ろうね!」
「だったらベンチとかテーブルも欲しいな。真冬のハウスの中で雪を見ながらピクニックってやってみたいな」
「蒼凄い!寧ろキャンプできそう!」
なんてはしゃぐ岡野夫妻を見れば大丈夫だなと、寧ろイチャイチャぶりが眩しすぎて背中を向ける二人の見えない所でそっと笑う綾人だった。
うとうとと囲炉裏とロケットストーブで温まる部屋の一番日当たりのいいところに布団を敷いてゴロゴロとただ時間を過ごす至福の時間は微熱とは言えそれが無ければ最高なのにと思いながらも瞼を閉ざして時間を過ごしていた。
あの日、飯田さんと遅れてやって来た青山さんに支えられながら火葬だけの葬儀を行い、病院に入るまでお世話になった施設の僅かな人達と出棺を見送る寂しい別れとなった。
大概の手続きは病院と提携してると言う言い方はおかしいが急な死別に対応するべく待機している葬儀会社の人がしてくれて、だけど東京の火葬場は混みあっているので数日の待ち時間が必要となった。
その間に青山さんが形だけでもと喪服を用意してくれて、俺は沢村さんに葬儀に関する事をほとんど丸投げして飯田さんの家に籠っていた。
渡しておいたスマホを握りしめて、やっぱりあんなひどい親でも亡くなったのが悲しくて涙をポロポロ流していた。
スマホにはロックがかかっておらずカレンダーには動画から遡って何が起きたのか時系列のメモが書いてあり、メモ帳には俺への手紙がたくさん書いてあった。
沢村さんからも手紙を何通も受け取ったのにまだ書くかと飽きれたりしたものの、まだ向き合うには難しい心に俺は受け入れられないと言う様に電源を落とした。
葬儀と火葬も終わり真っ白な小さな骨壺に納まった親父と位牌を持って途方に暮れていた。
「どうすればいいんだろう……」
飯田さんに山まで送ってもらう途中の相談。
「珍しく迷ってますね」
仕事が終わってから飛ばして山奥まで来る時間の短さの納得なスピードに思わず本能的にシートベルトを握りしめてしまう中、迷う事は良い事ですよと朗らかな笑みを浮かべる顔と迷いなくアクセルペダルを踏み込むと言う、言ってる事と行動が一致しないお犬様に俺だって迷ったりしますと抗議をする。
一週間ほど飯田さんの家にお邪魔になっていた。
その間入院先の親父の少ない荷物を片付けたり、改めて施設の人達の所へと挨拶に行ったり、一応知らせないといけない人達へ訃報の知らせを送ったりと少なくともやる事は色々とあり忙しく過ごして落ち込む時間なんてなかった。
少ない荷物の中驚く事はさすが元銀行マンと言った所だろうか、バアちゃんが残したお金の使用明細がちゃんと残されていた事だった。
スマホの中にあれこれ買った、それこそジュース一本までの金額まで書いてある細かさに驚きながらも、まず最初に書かれた金額は墓参りの電車代だった。ちゃんとお返ししたんだと感心しながらも、知らなかった事だがあれから二度ほど墓参りに来ていたらしい。
住職から何も聞いてないし、あの時の俺の態度から言わなかったのだろうかと理解するには十分。別に話したい事もないし、長い間話しをしていなかった時間を埋めようとするにも聞きたい話題は今更何もない。ただ、来ていた事を知らなかったのがちょっと悔しいだけ、そして向こうもそう言うつもりだろうと思う事にして置いてお互い様だと飲み込んだ。
「迷ったのならとりあえずお寺さんに預けるのも一つの手ですよ」
「四十九日前にも預かってもらえるの?」
「そこは綾人さんの努力です」
「じゃあ、頑張ろうか」
当面の面倒を回避するためにその案に乗ってとりあえず今はまだ家に連れて帰りたくないようないようなそんな葛藤に飯田さんの案に乗ってとりあえずと言う様に吉野家が代々眠ると言うかほとんどは家の裏に今はない墓地で土葬だったらしい事は田舎のお約束としてそれを知らない時代で良かったと思いつつもお寺さんに向かってもらう。
位牌とお骨は遺伝子上俺が息子なのでダンボールに一纏めするわけにはいかないと青山さんに説得されて膝の上に抱えながらお寺さんに今から行きますと連絡を入れて無縁仏にするかどうかも相談しましょうと言う話し合いの中辿り着いてしまった。
有名な歴史上の人達も眠るお寺では観光客が来ると言うだけに相変わらず駐車場の空きは少なかった。
数少ない空いている場所に止めて幾つものの書類を入れたカバンを肩に引っ掛けてお寺の短い参道を歩けば
「よう、久しぶり」
「待ってたよ綾人」
圭斗と宮下が喪服を着て待っていてくれていた。
その奥には浩太さんの姿が見えて、蒼さんや実桜さんも一緒に待っていてくれた。
「何で……」
「何でって、一応お前の親だからな。綾人は俺達がしっかり面倒を見るから指咥えてそこで見てろって言いに来たんだ」
「うわっ、教師とは思えない言葉。って言うか何でせんせーが居るの?」
「それは今日が素晴らしい事に土曜日なのでシェフから綾人を意地でも寺に連れて行くから待ってろって連絡があったからです」
「なるほど」
道理でお寺に相談しろ一択の説得だったのかと納得しつつ
「今日はもう土曜日だったんだ」
「ええ、忙しくってそれどころじゃなかったですからね」
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「あ、綾っちだ」
「綾っち久しぶり、元気出してねって言ってもいいのかな?」
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「お前らなぁ」
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「うわ、園田の言葉が頼もしくて逆に不安」
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「せんせーも綾っちも止めて!」
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「住職さん呼んで来るから」
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何て見送りながらもお骨と位牌を持って笑っていれば奥から陸斗が急ぎ足でやってきて
「圭ちゃん!住職さんが中にどうぞって。
綾人さんお帰りなさい」
「綾人さんお帰り」
陸斗と住職の息子の一樹も制服姿で迎えに来てくれた。追いかける様に幸治もやって来ていた。
「綾人さんお帰りなさい。それにしてもモテモテですね」
なんて言うのは
「園芸部、お前まで悪いな」
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それならそれで与市のおやっさんがちゃんと挨拶に行けって」
「ああ、転職するんだ」
「まぁ、給料面は下がるのが不安だけど、パチンコ辞めれば何とかなるだろうし」
「いや、お前給料の半分パチンコにつぎ込んでたから何とかなるレベルじゃないだろ」
「えー?何かばれてる?」
えへへと笑う遠藤に
「大丈夫。パチンコやる暇なんてないからお金直ぐ貯まるよ」
そんな実桜さんの力強いアドバイス…… アドバイスなのか?
「ハウス復活させたら何を植えるか楽しみだよね!」
「ぶどうの木か何か植えましょう!高級フルーツが希望っす!」
「だけど樹木の栽培場所として半分は使いたいし!」
「「バラとハーブは欠かせないよね!!」」
謎の意気投合の二人。蒼さんはどう思ってるのかチラリと視線を向ければ
「何かJK二人って感じじゃないっすか?」
と言うわけのわからない感想。
いや、ノリは確かにそれぐらいの年齢だろうかもしれないけど、園芸部がJKって……
「だったらハウスの中にハーブガーデンとか作っちゃおう!凛ちゃんの遊び場代わりにブランコも作ってさ!」
「それいーいー!蒼!お金貯まったら一緒に作ろうね!」
「だったらベンチとかテーブルも欲しいな。真冬のハウスの中で雪を見ながらピクニックってやってみたいな」
「蒼凄い!寧ろキャンプできそう!」
なんてはしゃぐ岡野夫妻を見れば大丈夫だなと、寧ろイチャイチャぶりが眩しすぎて背中を向ける二人の見えない所でそっと笑う綾人だった。
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