443 / 976
手を入れれば愛着がわくのは判っているのに入れてしまった以上わいた愛着に手放すなんて出来るわけがないだろうと言うのは本当だろうか 2
しおりを挟む
「マイヤー、その城と言うのは有名なのか?」
ホルン奏者のノラがコーヒーを傾けながらそう言えばここにはよく来るけど城は見に行った事なかったなとぼやく言葉に
「少し前まで人が住んでいてね、観光とは関係ない所だからね」
観光と言っても一般家屋を柵越しに遠くに見るのではただの覗きだ。
「ちょっといいホテルに泊まるのと変わらないので折角の体験と思えば早々できる事ではないから」
俺の決断に
「確かに面白そうだね。もしよければ一度招待をしてもらえないだろうか」
好奇心旺盛と言うのはその見た目からもわかる通り重そうな体を揺らしながらのおねだりには肩をすくめて
「掃除も行き届いてないし、大したおもてなしもできないですよ?
それに庭も酷いし、二階より上は一度探索したっきりだし」
「うんうん、それでいいよ。明日帰る予定だからその前にちょっと見せてもらえればいいんだ」
「そう言う事なら明日朝ご飯食べた後散歩代わりにどうぞ。歩くにはちょっと距離があるので車で来てもらえるといいかと思います。敷地内だけでも十分歩ける距離があるので」
「それは楽しみだ」
「だったら俺も一緒に行きたい!」
当然のようにオヴェリエまで手を上げればなら俺も、俺もと結局全員来る事になった。
「そうなるとお昼の準備は必要ですか?」
飯田さんがふむと言う様に聞くも今日手ぶらで来たお詫びもあるし、晩御飯をご馳走になったお礼もあるからと聞こうとする前に返事をする皆さんの輝かんばかりの瞳にうっかり口に出した飯田さんも苦笑。
「飯田さんお願いできます?」
「ええ、もちろんです」
フランス式竈を堪能したいと輝く瞳にはもう苦笑せずにはいられない。
「だとしたらそろそろお暇して明日の食材を買いに行きましょう。何にしようかなあ」
え?今から?そんな驚く視線に俺も苦笑しながら席を立ち
「飯田さんの手伝いに俺も着いて行くのでこの辺でお暇させていただきます」
「ああ、何だか逆にすまないな」
明日一番に買いに行くだろうとその前にお邪魔して留守を任されるつもりだったんだと言うノアに失笑してしまった。
「飯田さんが作る料理の仕込がそんな短時間なわけないじゃないですか。
この顔見てください。この人本気で全力で遊ぼうとしてます。明日は覚悟してくださいね?」
言えば至極真面目な顔で頷く飯田さんにやったーと素直に喜ぶのはオリヴィエだ。
「明日は何が食べれるだろう。じっくり煮込んだ骨付きの鳥肉のスープも美味しかったし、塩で包んだお肉も美味しかった。クロックムッシュも食べたいし、もう一度食べたい物がいっぱいだよ!」
「ふふふ、ありがとうございます。
希望には添いたいけどマーケットの在庫次第なので明日をお楽しみに早く寝て下さいね?」
「ねえ綾人!明日何時ごろ行っていい?いつも通り日の出には起きてるの?」
待ち遠しくて寝てられないと言わんばかりに俺の腕に縋りつくオリヴィエに俺よりも皆さんの方は驚いた顔をしている。
そりゃそうだろ。
家に初めて来た時は凄く大人びた子だと思ってたのに、今のこの姿は週末やってくる高校生達と同じだ。甘えれば何とかなると思ってる大人を舐めきった奴らと言うか、子供らしい子供の姿を隠そうともしないその姿に驚くなと言う方が無茶だろう。
「お前、どさくさに紛れて朝食までたかりに来るつもりか?」
「ちゃんとお手伝いするよ。鶏いないけど何すればいい?窓ふき?」
子供の頃から名を馳せたオリヴィエだけにバイオリン以外何もするなと言う母親の育て方に染まった姿は意外と目にする光景だったが、どうすればたかだか数か月でそんな意識変化をもたらせるのかと驚かずにはいられなかったが
「園田達と草刈りこっそりやってただろ?あれと同じ機械があるから草刈りな。なに、広いサッカー場があるからそこをやってもらえばいいさ」
「サッカー場?!お城にサッカー場があるの?!やったことないけど見るのは好きだよ!」
「前住んでた人の趣味だと。週末友達を呼んでサッカーに励むとか言うけど、草むらの中でそんなもんどこにもないけどな」
あははと笑う綾人に飯田もどこにサッカー場があるんですかと笑っていた。
「かくれんぼうならできそうだけど」
「そのまま遭難ですね。家の敷地内で死にかけるなんて笑い話になりませんよ」
「そう?うちじゃよくある事だよ」
「失念してました」
そうだったなと言いながら苦笑を零し
「では、遅くなると材料がなくなりそうなので」
「おやすみなさい。
オリヴィエは今夜はちゃんと皆に日本の土産話を沢山するんだよ。
多少寝坊してもあと数日はあの城に滞在する予定だから、改めて泊まりにおいで」
それでは失礼しますと飯田さんの車に乗り込んで食材を買いに出る。
暗い夜道にゆっくりと車を進めながらメニューを考えながらオリヴィエの意見も取り入れていき、メニューが決まれば後は早かった。
買い物もだが、そこから家に帰ってからの下準備も早かった。
俺はお風呂を洗ってネコ足のバスタブでまったり過ごす。
その間飯田さんはどんどん下茹でやらを進めていく中、風呂から上がった俺はエールを片手に飯田さんが用意してくれたおつまみを摘みながらメッセージの返信や株の動向のチェック、時々高校生達の勉強を見たりと励み、飯田さんには申し訳ないが一足先にベットに入らせてもらうのだった。
ちなみに飯田さんには料理作りのお礼として食料と共に折りたたみベットを買い、家の中で寝る権利を俺は与えた。今日は家の中で足を伸ばして寝れると両手を上げてガッツポーズをしていた理由はこっちではレストランの仮眠室を住処にしていたのでホテル代が浮いた全力の喜びが一番の理由だろう。小さくないレンタカーだけど長身の飯田さんには少し狭いようでやっぱり体がバキバキで痛かったと今頃になってからの告白には呆れるしかないと言う物だ。
ホルン奏者のノラがコーヒーを傾けながらそう言えばここにはよく来るけど城は見に行った事なかったなとぼやく言葉に
「少し前まで人が住んでいてね、観光とは関係ない所だからね」
観光と言っても一般家屋を柵越しに遠くに見るのではただの覗きだ。
「ちょっといいホテルに泊まるのと変わらないので折角の体験と思えば早々できる事ではないから」
俺の決断に
「確かに面白そうだね。もしよければ一度招待をしてもらえないだろうか」
好奇心旺盛と言うのはその見た目からもわかる通り重そうな体を揺らしながらのおねだりには肩をすくめて
「掃除も行き届いてないし、大したおもてなしもできないですよ?
それに庭も酷いし、二階より上は一度探索したっきりだし」
「うんうん、それでいいよ。明日帰る予定だからその前にちょっと見せてもらえればいいんだ」
「そう言う事なら明日朝ご飯食べた後散歩代わりにどうぞ。歩くにはちょっと距離があるので車で来てもらえるといいかと思います。敷地内だけでも十分歩ける距離があるので」
「それは楽しみだ」
「だったら俺も一緒に行きたい!」
当然のようにオヴェリエまで手を上げればなら俺も、俺もと結局全員来る事になった。
「そうなるとお昼の準備は必要ですか?」
飯田さんがふむと言う様に聞くも今日手ぶらで来たお詫びもあるし、晩御飯をご馳走になったお礼もあるからと聞こうとする前に返事をする皆さんの輝かんばかりの瞳にうっかり口に出した飯田さんも苦笑。
「飯田さんお願いできます?」
「ええ、もちろんです」
フランス式竈を堪能したいと輝く瞳にはもう苦笑せずにはいられない。
「だとしたらそろそろお暇して明日の食材を買いに行きましょう。何にしようかなあ」
え?今から?そんな驚く視線に俺も苦笑しながら席を立ち
「飯田さんの手伝いに俺も着いて行くのでこの辺でお暇させていただきます」
「ああ、何だか逆にすまないな」
明日一番に買いに行くだろうとその前にお邪魔して留守を任されるつもりだったんだと言うノアに失笑してしまった。
「飯田さんが作る料理の仕込がそんな短時間なわけないじゃないですか。
この顔見てください。この人本気で全力で遊ぼうとしてます。明日は覚悟してくださいね?」
言えば至極真面目な顔で頷く飯田さんにやったーと素直に喜ぶのはオリヴィエだ。
「明日は何が食べれるだろう。じっくり煮込んだ骨付きの鳥肉のスープも美味しかったし、塩で包んだお肉も美味しかった。クロックムッシュも食べたいし、もう一度食べたい物がいっぱいだよ!」
「ふふふ、ありがとうございます。
希望には添いたいけどマーケットの在庫次第なので明日をお楽しみに早く寝て下さいね?」
「ねえ綾人!明日何時ごろ行っていい?いつも通り日の出には起きてるの?」
待ち遠しくて寝てられないと言わんばかりに俺の腕に縋りつくオリヴィエに俺よりも皆さんの方は驚いた顔をしている。
そりゃそうだろ。
家に初めて来た時は凄く大人びた子だと思ってたのに、今のこの姿は週末やってくる高校生達と同じだ。甘えれば何とかなると思ってる大人を舐めきった奴らと言うか、子供らしい子供の姿を隠そうともしないその姿に驚くなと言う方が無茶だろう。
「お前、どさくさに紛れて朝食までたかりに来るつもりか?」
「ちゃんとお手伝いするよ。鶏いないけど何すればいい?窓ふき?」
子供の頃から名を馳せたオリヴィエだけにバイオリン以外何もするなと言う母親の育て方に染まった姿は意外と目にする光景だったが、どうすればたかだか数か月でそんな意識変化をもたらせるのかと驚かずにはいられなかったが
「園田達と草刈りこっそりやってただろ?あれと同じ機械があるから草刈りな。なに、広いサッカー場があるからそこをやってもらえばいいさ」
「サッカー場?!お城にサッカー場があるの?!やったことないけど見るのは好きだよ!」
「前住んでた人の趣味だと。週末友達を呼んでサッカーに励むとか言うけど、草むらの中でそんなもんどこにもないけどな」
あははと笑う綾人に飯田もどこにサッカー場があるんですかと笑っていた。
「かくれんぼうならできそうだけど」
「そのまま遭難ですね。家の敷地内で死にかけるなんて笑い話になりませんよ」
「そう?うちじゃよくある事だよ」
「失念してました」
そうだったなと言いながら苦笑を零し
「では、遅くなると材料がなくなりそうなので」
「おやすみなさい。
オリヴィエは今夜はちゃんと皆に日本の土産話を沢山するんだよ。
多少寝坊してもあと数日はあの城に滞在する予定だから、改めて泊まりにおいで」
それでは失礼しますと飯田さんの車に乗り込んで食材を買いに出る。
暗い夜道にゆっくりと車を進めながらメニューを考えながらオリヴィエの意見も取り入れていき、メニューが決まれば後は早かった。
買い物もだが、そこから家に帰ってからの下準備も早かった。
俺はお風呂を洗ってネコ足のバスタブでまったり過ごす。
その間飯田さんはどんどん下茹でやらを進めていく中、風呂から上がった俺はエールを片手に飯田さんが用意してくれたおつまみを摘みながらメッセージの返信や株の動向のチェック、時々高校生達の勉強を見たりと励み、飯田さんには申し訳ないが一足先にベットに入らせてもらうのだった。
ちなみに飯田さんには料理作りのお礼として食料と共に折りたたみベットを買い、家の中で寝る権利を俺は与えた。今日は家の中で足を伸ばして寝れると両手を上げてガッツポーズをしていた理由はこっちではレストランの仮眠室を住処にしていたのでホテル代が浮いた全力の喜びが一番の理由だろう。小さくないレンタカーだけど長身の飯田さんには少し狭いようでやっぱり体がバキバキで痛かったと今頃になってからの告白には呆れるしかないと言う物だ。
169
お気に入りに追加
2,744
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

家賃一万円、庭付き、駐車場付き、付喪神付き?!
雪那 由多
ライト文芸
恋人に振られて独立を決心!
尊敬する先輩から紹介された家は庭付き駐車場付きで家賃一万円!
庭は畑仕事もできるくらいに広くみかんや柿、林檎のなる果実園もある。
さらに言えばリフォームしたての古民家は新築同然のピッカピカ!
そんな至れり尽くせりの家の家賃が一万円なわけがない!
古めかしい残置物からの熱い視線、夜な夜なさざめく話し声。
見えてしまう特異体質の瞳で見たこの家の住人達に納得のこのお値段!
見知らぬ土地で友人も居ない新天地の家に置いて行かれた道具から生まれた付喪神達との共同生活が今スタート!
****************************************************************
第6回ほっこり・じんわり大賞で読者賞を頂きました!
沢山の方に読んでいただき、そして投票を頂きまして本当にありがとうございました!
****************************************************************
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる