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キャンプ・キャンプ・キャンプ 7
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「ただいま帰りました!」
「こんばんは!」
飯田さんの良い笑顔と森下さんの良い笑顔。
これは何だろうかと種をまき、畑の柵の天井部分にハウスでおなじみのビニールをかけた所で風呂を浴びてひと眠りした所でこの笑顔。
思わず玄関閉めればよかったと思うのは俺だけではないはず。
まだ働かない頭でボーっとしてれば森下さんは「そろそろ烏骨鶏を小屋に入れてきますねと木槌で呼び寄せるも警戒されているのでミルワームで釣ると言う頭脳プレイ。
ああ、俺ってこう見えても烏骨鶏に飼い主と認められていたんだとこみ上げる物があった物の手のひらからミルワームを与える光景を見て嫉妬するかのように背中を向け飯田さんを見上げる。
「何があったのですか?」
聞いてみればただ
「先生の家の改装の時にここで使っていた煉瓦の竈を常時設置していつでも使える状態が出来ればいいなと言う流れからキャンプの話しになりまして……盛り上がりました」
だいぶ重要な所を中略された挙句の省略した内容に頭が痛い物の辛うじて「それで」と言えば
「キャンプをやりましょうとなりました!」
「何所で?!」
この時間からキャンプ場?なんて聞けば
「綾人さん」
なぜか両肩を掴まれて正面から目を見据えて
「な、なんでしょう……」
まるで調理中の飯田さんの視線に思わずたじたじとなってしまえば飯田さんはじっくりと時間を置く。ゆっくりと呼吸をした後さらに何かの決意をするように息を飲んだかと覚えばガバッと土下座。
「畑の中でキャンプをさせてください」
「熊に侵入されて金網デスマッチになっちまえ!!!」
そんな金網に守られてまでキャンプをやる意味あるのかと聞くも
「いえいえ、前にここでクマに襲われた話しになって、今なら苗も種も全面植えられてない状況なので熊が出ても大丈夫、出来るはずという流れになりまして」
「確かにまだ一角だけど。今年の飯田ゾーンはまだ何もしてないけど」
「どの辺で?」
「出入口近辺」
しかりと頷き
「森下さん扉付近なら大丈夫みたいです!」
「でかした!じゃあもう暗くなるからテント張るぞ!」
「任せてください!」
そう言って何やら俺の家の出来事なのに物凄いアウェイ感を覚えながらテントを張って焚火がのぼる光景を家の縁側から眺めてた。
予測しているかどうかは知らないが今夜は雪が舞うと言うのにと思いながらも晩御飯はしっかりとご馳走になる。メニューは基本に則ってバーベキューとカレーだった。知っていると思うので黙っていたがこの季節でも氷点下10度近くなるこの山を舐めるなよ。今夜はそう言う日だからなとこれまた黙って囲炉裏と土間のストーブは焚いておき、囲炉裏の近くに二組の布団を置いておいた。
俺は日付が変わる頃には昼間の勤労具合にベットと仲良くなり、いつものように朝目を覚ませば囲炉裏の側には身長だけはでかい大人が囲炉裏を挟んで寝ているのを見てそっと笑う。
「山を舐めるからだ」
いつものようにトイレに行って白湯を飲んでいればもそもそと起きてきたのは飯田さん。
台所の竈に火を入れてお湯を沸かして暖を取っていれば竈のすぐ側に椅子を持って来て白湯を啜りながら……犬で言えば粗相をして猛烈に反省している顔だった。
「布団ありがとうございます。
天気予報は見ていましたが外がいい天気だと思ったので大丈夫かと思いましたが全然大丈夫じゃなかったです」
「どう見ても雪が降る天気にキャンプだなんて正気を失ったかと思いましたが、ちゃんと家に入ってくる選択してもらえてホッとしました」
「一度烏骨鶏の方の小屋に入ろうとしましたがやはり寝るには不向きで」
烏骨鶏ハウスの事は判ったが
「上ですか?下ですか?」
どこで寝ようとしたんですかと声を上げて聞きたかったけど気持ちよさそうに寝ている森下さんが見えたので辛うじて理性で押しとどめて聞くも
「もちろんストーブの近い下です」
「いつか青山さんにここに来るの禁止令が出ますよ」
飯田さんバカですか?バカでしょう!バカだったのですね!!!と視線で烏骨鶏をストレスで殺すつもりですかと全力で訴えれば
「も、森下さんと相談した上です……」
酔っぱらい同士の会話って恐ろしいと辛うじて氷点下にならない程度の烏骨鶏ハウスで何をやってるんですかと思う。
「ですが、星空は綺麗でした」
うっとりと語る飯田さん。
だけどその前にハウス用のビニールをかぶせているので星空かどうかなんて判るはずもない。どんな星空を見たのか是非とも聞きたい所だがきっとまだ酔っぱらっているんだと全力で思う事にして
「それよりお風呂入ってこれば?温まるよ?」
「ですね。お家の中のお布団は本当に温かかったのですが五右衛門風呂はまた格別ですしね。綾人さんありがとうございます」
「真夏でもスキーウェア着て星を眺めた事思い出してくださいね」
「はい」
なんて反省したような顔で風呂場に向かうも直ぐに戻ってきて竈でご飯を炊くように準備をする飯田さんを料理に関してだけ尊敬するのだった。
「こんばんは!」
飯田さんの良い笑顔と森下さんの良い笑顔。
これは何だろうかと種をまき、畑の柵の天井部分にハウスでおなじみのビニールをかけた所で風呂を浴びてひと眠りした所でこの笑顔。
思わず玄関閉めればよかったと思うのは俺だけではないはず。
まだ働かない頭でボーっとしてれば森下さんは「そろそろ烏骨鶏を小屋に入れてきますねと木槌で呼び寄せるも警戒されているのでミルワームで釣ると言う頭脳プレイ。
ああ、俺ってこう見えても烏骨鶏に飼い主と認められていたんだとこみ上げる物があった物の手のひらからミルワームを与える光景を見て嫉妬するかのように背中を向け飯田さんを見上げる。
「何があったのですか?」
聞いてみればただ
「先生の家の改装の時にここで使っていた煉瓦の竈を常時設置していつでも使える状態が出来ればいいなと言う流れからキャンプの話しになりまして……盛り上がりました」
だいぶ重要な所を中略された挙句の省略した内容に頭が痛い物の辛うじて「それで」と言えば
「キャンプをやりましょうとなりました!」
「何所で?!」
この時間からキャンプ場?なんて聞けば
「綾人さん」
なぜか両肩を掴まれて正面から目を見据えて
「な、なんでしょう……」
まるで調理中の飯田さんの視線に思わずたじたじとなってしまえば飯田さんはじっくりと時間を置く。ゆっくりと呼吸をした後さらに何かの決意をするように息を飲んだかと覚えばガバッと土下座。
「畑の中でキャンプをさせてください」
「熊に侵入されて金網デスマッチになっちまえ!!!」
そんな金網に守られてまでキャンプをやる意味あるのかと聞くも
「いえいえ、前にここでクマに襲われた話しになって、今なら苗も種も全面植えられてない状況なので熊が出ても大丈夫、出来るはずという流れになりまして」
「確かにまだ一角だけど。今年の飯田ゾーンはまだ何もしてないけど」
「どの辺で?」
「出入口近辺」
しかりと頷き
「森下さん扉付近なら大丈夫みたいです!」
「でかした!じゃあもう暗くなるからテント張るぞ!」
「任せてください!」
そう言って何やら俺の家の出来事なのに物凄いアウェイ感を覚えながらテントを張って焚火がのぼる光景を家の縁側から眺めてた。
予測しているかどうかは知らないが今夜は雪が舞うと言うのにと思いながらも晩御飯はしっかりとご馳走になる。メニューは基本に則ってバーベキューとカレーだった。知っていると思うので黙っていたがこの季節でも氷点下10度近くなるこの山を舐めるなよ。今夜はそう言う日だからなとこれまた黙って囲炉裏と土間のストーブは焚いておき、囲炉裏の近くに二組の布団を置いておいた。
俺は日付が変わる頃には昼間の勤労具合にベットと仲良くなり、いつものように朝目を覚ませば囲炉裏の側には身長だけはでかい大人が囲炉裏を挟んで寝ているのを見てそっと笑う。
「山を舐めるからだ」
いつものようにトイレに行って白湯を飲んでいればもそもそと起きてきたのは飯田さん。
台所の竈に火を入れてお湯を沸かして暖を取っていれば竈のすぐ側に椅子を持って来て白湯を啜りながら……犬で言えば粗相をして猛烈に反省している顔だった。
「布団ありがとうございます。
天気予報は見ていましたが外がいい天気だと思ったので大丈夫かと思いましたが全然大丈夫じゃなかったです」
「どう見ても雪が降る天気にキャンプだなんて正気を失ったかと思いましたが、ちゃんと家に入ってくる選択してもらえてホッとしました」
「一度烏骨鶏の方の小屋に入ろうとしましたがやはり寝るには不向きで」
烏骨鶏ハウスの事は判ったが
「上ですか?下ですか?」
どこで寝ようとしたんですかと声を上げて聞きたかったけど気持ちよさそうに寝ている森下さんが見えたので辛うじて理性で押しとどめて聞くも
「もちろんストーブの近い下です」
「いつか青山さんにここに来るの禁止令が出ますよ」
飯田さんバカですか?バカでしょう!バカだったのですね!!!と視線で烏骨鶏をストレスで殺すつもりですかと全力で訴えれば
「も、森下さんと相談した上です……」
酔っぱらい同士の会話って恐ろしいと辛うじて氷点下にならない程度の烏骨鶏ハウスで何をやってるんですかと思う。
「ですが、星空は綺麗でした」
うっとりと語る飯田さん。
だけどその前にハウス用のビニールをかぶせているので星空かどうかなんて判るはずもない。どんな星空を見たのか是非とも聞きたい所だがきっとまだ酔っぱらっているんだと全力で思う事にして
「それよりお風呂入ってこれば?温まるよ?」
「ですね。お家の中のお布団は本当に温かかったのですが五右衛門風呂はまた格別ですしね。綾人さんありがとうございます」
「真夏でもスキーウェア着て星を眺めた事思い出してくださいね」
「はい」
なんて反省したような顔で風呂場に向かうも直ぐに戻ってきて竈でご飯を炊くように準備をする飯田さんを料理に関してだけ尊敬するのだった。
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