42 / 976
夏の向日葵の如く背筋を伸ばし顔を上げて 5
しおりを挟む
「さて、お昼も食べた様だし少しいいかな?」
「内田さん……」
隣で幸せそうにアイスを食べていた陸斗が「内田」と言う名前にびくりと体を震わし、楽しんで食べていたストロベリーアイスを口へと運ぶ手は止まってしまって声も出ないようだ。
だけど内田さんはシャツの袖から覗く包帯が丁寧に巻かれた腕を痛々しそうに眺めた後、陸斗の正面に座り簡単にあれの祖父だとの短い自己紹介をして
「陸斗君だったな。
うちの孫が謝っても許されない事をして本当に申し訳ない」
座ったままに座に手を置いて頭を机に着きそうなくらいに下げる。
「お金の方は金額を聞き出しました。返せばいいってものでもないのはわかっているが、近いうち絶対お返しします。浩太が親として責任を果たすと言っているので是非うけとってくだされ」
障子を閉めればよかったと思うももうすでに遅く、何人かがこちらをちらりと見ては知らないふりをしてくれるなか戸惑うように陸斗はどうすればいいのか何か言いたげに俺を見上げていた。だけどその相談するべき相手は俺ではないから
「圭斗が来たら改めてどうしたいか考えよう。これは圭斗でもなく陸斗が決めるべき事でだから」
分からなかったらいくらでも相談に乗るぞと言葉は付け足しておく。
「それから孫は二学期から母親の実家の地域の学校に転校する事になった」
「え?もう決まったのですか?」
顔色の悪い陸斗の代わりに話を聞く。
「編入試験を受ける事になるだろう。ダメだったとしても向こうで高卒の資格を取らせ、いずれは独り立ちしてもらわないとならんから、そこは許してやって欲しい。どのみちこの村にはもう帰って来るのは正月か葬式かそれぐらいだろう。浩太と香と決めたそうだからそれで許して欲しい。所で圭斗君から連絡は?」
「あー、まだないですね」
孫に与える処分としては重すぎないかと思うも、それが誠意なら受け止める方で圭斗に妥協しろとアドバイスしようとスマホを見ても未だ連絡がきた形跡はない。そして陸斗はスマホを持ってないので連絡の取りようもない。近いうちに買わせようと考えておく。
「他の子供達も自宅待機の停学のまま。もし復学するなら圭斗君がと……」
と言って口を閉ざす。だけど言わんとする事は判った。
復学するのなら警察に被害を届けに行くと言ったのだろう。これで強制的に退学だ。
どのみち高校には戻れないと言う復讐なのだろうが、それでは陸斗も高校に戻れなくなってしまう。
だけど、この話を聞いているだけで顔を青くしてしまう陸斗にしんどくても高校に行けなんてとても言える分けがない。
宮下が顔色の悪い陸斗を二階に連れて行こうと誘うも
「そうそう、本題を忘れてた。
午後は小屋をジャッキアップして土台を変える。一番見ごたえのある作業だ。是非見ておくと言い」
「え?もう?」
思わず聞き直してしまった。
「解体って言えば一日二日かかる物だと思っていたのに留守にした合間に終了?」
「まぁ、この人数だからな」
隣の居間を見れば体力を持て余した大工達。口は動かして手も動かす玄人達の本気の遊びのような作業に施工主だけが置いてきぼりだ。
「井上が何かビデオを構えていたから後で見てやると良い」
「ビデオ?」
宮下に視線を向ければ
「定点カメラを設置したんだけど……」
おもちゃにされたらしい。
「まぁ、記録になっていいけど」
そしてネットにあげられるのだろう。みんなに築数百年の埃を味わってもらうのも悪くないと了承しながら陸斗、宮下と三人でビデオをPCに落としてから見る。
始まりは宮下が車を降りた所からだった。
既に沢山の大工が集まってバールを片手にうろうろしている所。大工と分かってなければどう見ても今から討ち入りをしに行く光景にしか見えない。
それからしばらく俺と内田さんを取撮り続けたかと思えば井上さんに連れられてこれから生まれ変わる最後の姿を取るように言われていた。
腐りかけた戸袋にカビの生えた茅の屋根。隙間の酷い扉を開けて中に入れば広い土間の片隅に静かなモーター音を響かせながら稼働する業務用の冷蔵庫と冷凍庫。こちらの二つは今現在の時代を反映するかのようなステンレス製は光り輝いているようにも見える。
それを他所に土足のまま土間上がりからささくれ立った畳の上を歩く。これは既に俺から土足で上がれと言われている為に容赦なく靴の足跡を残して行く。
それにつられるように大工一行も土足で上がる様子を見ながら部屋の一つ一つを案内するように記録をしていく。大きな部屋の中央には囲炉裏が一つ。その奥にはその半分の部屋が一つ。囲炉裏の部屋の扉を開ければ奥にまた部屋が二つある。内縁のある方の部屋には立派な雪見障子の付いた床の間があり、その隣にはかつての仏間だろう頑丈に作られた半畳程の飾り棚があった。そしてその隣は沢山の布団を治めていただろう襖と囲炉裏の部屋の隣同様あまり明るくもない小さな部屋があった。その部屋と仏間の反対側には廊下があり、そこから二階へと上がる事が出来る。
ととと、軽快に急な角度の階段を上がって行けば四つの部屋があった。
どれも襖で仕切られただけの部屋だが前にバアちゃんから聞いた事がある。昔親戚一同がこの家に住んで、この一部屋一部屋に所帯を持つ家族が住んでいたと。
「賑やかだったんだろうな」
何も考えずにぼんやりと言えば
「何も問題なければな」
と、遠い目をして呟いた綾人の言葉からぎすぎすした空気だけを感じる事しか出来なかった。
井上さんは興味深そうに柱に刻まれた名前を撮ったり障子の複雑な組子を記録したり腰板に施した彫刻の埃を拭ったり、壊れてない事を確認して大工仲間を呼びつけてそれらを外へと運び出していた。更には鴨居を外したり、他の大工も自発的に色々とバールを駆使して取り外しをしていた。
俺からしたらここは荷物置き場で二階なんて茅を運んだぐらいしか思い入れのない小屋なだけに小屋の中がこんな風になっていたとか何を運び出しているのか皆目見当もつかないがほぼお任せで建て直しをお願いしているのだ。今更ケチ着ける事も出来ないと黙ってその慌ただしい様子を見守る事にした。
「内田さん……」
隣で幸せそうにアイスを食べていた陸斗が「内田」と言う名前にびくりと体を震わし、楽しんで食べていたストロベリーアイスを口へと運ぶ手は止まってしまって声も出ないようだ。
だけど内田さんはシャツの袖から覗く包帯が丁寧に巻かれた腕を痛々しそうに眺めた後、陸斗の正面に座り簡単にあれの祖父だとの短い自己紹介をして
「陸斗君だったな。
うちの孫が謝っても許されない事をして本当に申し訳ない」
座ったままに座に手を置いて頭を机に着きそうなくらいに下げる。
「お金の方は金額を聞き出しました。返せばいいってものでもないのはわかっているが、近いうち絶対お返しします。浩太が親として責任を果たすと言っているので是非うけとってくだされ」
障子を閉めればよかったと思うももうすでに遅く、何人かがこちらをちらりと見ては知らないふりをしてくれるなか戸惑うように陸斗はどうすればいいのか何か言いたげに俺を見上げていた。だけどその相談するべき相手は俺ではないから
「圭斗が来たら改めてどうしたいか考えよう。これは圭斗でもなく陸斗が決めるべき事でだから」
分からなかったらいくらでも相談に乗るぞと言葉は付け足しておく。
「それから孫は二学期から母親の実家の地域の学校に転校する事になった」
「え?もう決まったのですか?」
顔色の悪い陸斗の代わりに話を聞く。
「編入試験を受ける事になるだろう。ダメだったとしても向こうで高卒の資格を取らせ、いずれは独り立ちしてもらわないとならんから、そこは許してやって欲しい。どのみちこの村にはもう帰って来るのは正月か葬式かそれぐらいだろう。浩太と香と決めたそうだからそれで許して欲しい。所で圭斗君から連絡は?」
「あー、まだないですね」
孫に与える処分としては重すぎないかと思うも、それが誠意なら受け止める方で圭斗に妥協しろとアドバイスしようとスマホを見ても未だ連絡がきた形跡はない。そして陸斗はスマホを持ってないので連絡の取りようもない。近いうちに買わせようと考えておく。
「他の子供達も自宅待機の停学のまま。もし復学するなら圭斗君がと……」
と言って口を閉ざす。だけど言わんとする事は判った。
復学するのなら警察に被害を届けに行くと言ったのだろう。これで強制的に退学だ。
どのみち高校には戻れないと言う復讐なのだろうが、それでは陸斗も高校に戻れなくなってしまう。
だけど、この話を聞いているだけで顔を青くしてしまう陸斗にしんどくても高校に行けなんてとても言える分けがない。
宮下が顔色の悪い陸斗を二階に連れて行こうと誘うも
「そうそう、本題を忘れてた。
午後は小屋をジャッキアップして土台を変える。一番見ごたえのある作業だ。是非見ておくと言い」
「え?もう?」
思わず聞き直してしまった。
「解体って言えば一日二日かかる物だと思っていたのに留守にした合間に終了?」
「まぁ、この人数だからな」
隣の居間を見れば体力を持て余した大工達。口は動かして手も動かす玄人達の本気の遊びのような作業に施工主だけが置いてきぼりだ。
「井上が何かビデオを構えていたから後で見てやると良い」
「ビデオ?」
宮下に視線を向ければ
「定点カメラを設置したんだけど……」
おもちゃにされたらしい。
「まぁ、記録になっていいけど」
そしてネットにあげられるのだろう。みんなに築数百年の埃を味わってもらうのも悪くないと了承しながら陸斗、宮下と三人でビデオをPCに落としてから見る。
始まりは宮下が車を降りた所からだった。
既に沢山の大工が集まってバールを片手にうろうろしている所。大工と分かってなければどう見ても今から討ち入りをしに行く光景にしか見えない。
それからしばらく俺と内田さんを取撮り続けたかと思えば井上さんに連れられてこれから生まれ変わる最後の姿を取るように言われていた。
腐りかけた戸袋にカビの生えた茅の屋根。隙間の酷い扉を開けて中に入れば広い土間の片隅に静かなモーター音を響かせながら稼働する業務用の冷蔵庫と冷凍庫。こちらの二つは今現在の時代を反映するかのようなステンレス製は光り輝いているようにも見える。
それを他所に土足のまま土間上がりからささくれ立った畳の上を歩く。これは既に俺から土足で上がれと言われている為に容赦なく靴の足跡を残して行く。
それにつられるように大工一行も土足で上がる様子を見ながら部屋の一つ一つを案内するように記録をしていく。大きな部屋の中央には囲炉裏が一つ。その奥にはその半分の部屋が一つ。囲炉裏の部屋の扉を開ければ奥にまた部屋が二つある。内縁のある方の部屋には立派な雪見障子の付いた床の間があり、その隣にはかつての仏間だろう頑丈に作られた半畳程の飾り棚があった。そしてその隣は沢山の布団を治めていただろう襖と囲炉裏の部屋の隣同様あまり明るくもない小さな部屋があった。その部屋と仏間の反対側には廊下があり、そこから二階へと上がる事が出来る。
ととと、軽快に急な角度の階段を上がって行けば四つの部屋があった。
どれも襖で仕切られただけの部屋だが前にバアちゃんから聞いた事がある。昔親戚一同がこの家に住んで、この一部屋一部屋に所帯を持つ家族が住んでいたと。
「賑やかだったんだろうな」
何も考えずにぼんやりと言えば
「何も問題なければな」
と、遠い目をして呟いた綾人の言葉からぎすぎすした空気だけを感じる事しか出来なかった。
井上さんは興味深そうに柱に刻まれた名前を撮ったり障子の複雑な組子を記録したり腰板に施した彫刻の埃を拭ったり、壊れてない事を確認して大工仲間を呼びつけてそれらを外へと運び出していた。更には鴨居を外したり、他の大工も自発的に色々とバールを駆使して取り外しをしていた。
俺からしたらここは荷物置き場で二階なんて茅を運んだぐらいしか思い入れのない小屋なだけに小屋の中がこんな風になっていたとか何を運び出しているのか皆目見当もつかないがほぼお任せで建て直しをお願いしているのだ。今更ケチ着ける事も出来ないと黙ってその慌ただしい様子を見守る事にした。
158
お気に入りに追加
2,744
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

家賃一万円、庭付き、駐車場付き、付喪神付き?!
雪那 由多
ライト文芸
恋人に振られて独立を決心!
尊敬する先輩から紹介された家は庭付き駐車場付きで家賃一万円!
庭は畑仕事もできるくらいに広くみかんや柿、林檎のなる果実園もある。
さらに言えばリフォームしたての古民家は新築同然のピッカピカ!
そんな至れり尽くせりの家の家賃が一万円なわけがない!
古めかしい残置物からの熱い視線、夜な夜なさざめく話し声。
見えてしまう特異体質の瞳で見たこの家の住人達に納得のこのお値段!
見知らぬ土地で友人も居ない新天地の家に置いて行かれた道具から生まれた付喪神達との共同生活が今スタート!
****************************************************************
第6回ほっこり・じんわり大賞で読者賞を頂きました!
沢山の方に読んでいただき、そして投票を頂きまして本当にありがとうございました!
****************************************************************
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる