REALITYのあれこれ

伊藤穂乃花

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ファンを育てて、ロイヤルカスタマーにしていく

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 ファン層は商品購入者と同じく、三角のピラミッドを形成します。
 
 商品購入者だと見込み客→新規顧客→優良顧客→ロイヤルカスタマーという感じですが、これを配信のファンと考えると、見込みファン→新規ファン→優良ファン→ロイヤルファンという感じでしょうか。

 配信側はファンを獲得し、見てもらって、育てていって、ロイヤルカスタマーになっていってもらわないといけません~。

 ロイヤルカスタマーとは、経済学の用語で、忠誠顧客という言い方をするのも見たことがありますぅ。

 配信で言うなら、その配信者を神推しして、いつも配信に来てくれる、配信の最初から終わりまでいてくれる、スクショを上げたり、配信の感想を書いたりして、配信者を宣伝して見込みファンを連れて来てくれる、そんな存在といえます。
 
 見込みファンを新規ファンにするためには、配信者は様々なアプローチをしないといけません~。
 企業が見込み客にアプローチするために高いお金を払って広告を出したりするのと同じように、SNSであったり、いろんなところでまずは配信者自身を知ってもらわないといけません。

「見たことある」は「まったく知らない」より多少なりと親しみがわきます。
 SNSでおいしいという評判が流れてきた商品と同じく、SNSで写真や話題をよく見かけるな……という人がおすすめに出てきた時、まったく知らない人よりも配信を見に入る率が上がるのです。
 
 ただ、配信者は配信の準備をしたり、歌の練習をしたり、企画を考えたり、宣伝だけに注力が出来ません~。

 専業ライバーをしていて、事務所に所属していて、代わりにSNSを動かすマネージャーがいる……なら別かもしれませんが、兼業ライバーで個人勢だとそうはいきません。

 そこでロイヤルカスタマーの存在が必要になってきます~。
 「今日の推し」みたいな写真を上げてくれるだけでも、その配信者のことが印象に残ります。
 歌のセトリを載せたり、「○○さんの台詞枠カッコいい!大好き!」と感想を書くだけでも、この人はこういうのやる人なんだーと印象に残ったりします。

 枠内でも、モデレーターになって定期を流してくれたり、歌ってる最中に代わりに挨拶をしてくれたり、枠内の出来事を覚えていてくれたり、役に立つ存在になります。

 何より良いのは配信を開いた時に、すぐに枠の一人目になってくれることかもしれません。
 0人のところにいきなり飛び込むのは緊張します。
 「初見○」と枠タイにあっても、入ってる数が少なすぎると「話題を振られた時に逃げられない」と特に聞き専の人は入ってこないなんてこともあります。

 ロイヤルカスタマーの流す情報の有用性は、例えば、Googleの口コミと同じです。
 知らない人の口コミでも、それが去年、一昨年のものでも、実際に行ってる人の感想は読んだり、参考にしますよね。

 そして、多くの見込み客が、発信はしないけど読む人ですぅ。
 サイレントマジョリティーというやつです。

 見込み客を優良顧客にならないと思ってる人がいますが、それは間違いです~。
「元々は配信にそれほど興味なく、今の推しもたまたま見に行ってハマって、今や自分も重課金勢」なんて人がREALITYにはゴロゴロいます。

 どの人も優良顧客、ロイヤルカスタマーになる可能性を秘めています。
 しかし、それには配信に来てもらわないといけませんし、その前に存在を知ってもらわないといけません。

 知ってもらう協力のために、ファンを育てて、ロイヤルカスタマーにしていけるよう、配信者さんも配信内容と共に気を配っていけるよう心がけるのがいいのかもしれません。
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