249 / 298
第3章 西国戦編
第249話 骸術
しおりを挟む
術のコピーって、結構厄介だな。俺の守閣もコピーされてるだろうから、余計に厄介だ。
「術を多く持つということは、手数が増えるということ。しかし、手数が増えれば、その分使用する霊気の量も増える。霊気量の増加は、霊体化ができる僕でも迷惑なんだよ。だから、破棄するんだ。霊魂術・応了士斑」
「破棄・・・だと?」
「そう破棄だよ。術を破棄することで1度だけその術の奥義を使える。手数も減らせて、奥義も使える。一石二鳥ってやつだ。霊魂術・奥義・辺辺不按転」
俺はトンネル内に取り込まれた。これは白居さんのッ!!
「蒼天術・守閣ッ」
この奥義の能力は知っている。だから、守閣を使った・・・が、
「霊魂術・奥義・蒼天ッ」
「がはッ!!」
俺の守閣はあっさりと破られ、俺は自身の奥義を食らった。食らった瞬間、俺の意識は、どこか遠くへ消えていってしまった。それと同時に、辺辺不按転が解けた。倒れ込む優牙。空に霊界の門はなかった。そして、そこには、1人の男と1人の女の姿があった。
「霊界の門が閉じている!?まさか、お前が門を閉じたのか?」
「私はGEAの会長だ。閉門の仕方ぐらいは知っているよ。羽川さん、優牙君を治すことはできますか?」
「はい、ギリギリ息はまだしているので・・・」
「では、優牙君をお願いしますよ。凪澤、ここであなたを倒します。骸術・骨骸魏亭」
辺りの霊気を使用して生成されたたくさんの骨が腕に巻き付き、強化アームのようになった。
「面白い、GEAの会長と戦える日が来るとは思ってもいなかったよ。全力でいこうじゃないかッ!!」
斧戯田 九枹VS凪澤 戒 開戦
「術を多く持つということは、手数が増えるということ。しかし、手数が増えれば、その分使用する霊気の量も増える。霊気量の増加は、霊体化ができる僕でも迷惑なんだよ。だから、破棄するんだ。霊魂術・応了士斑」
「破棄・・・だと?」
「そう破棄だよ。術を破棄することで1度だけその術の奥義を使える。手数も減らせて、奥義も使える。一石二鳥ってやつだ。霊魂術・奥義・辺辺不按転」
俺はトンネル内に取り込まれた。これは白居さんのッ!!
「蒼天術・守閣ッ」
この奥義の能力は知っている。だから、守閣を使った・・・が、
「霊魂術・奥義・蒼天ッ」
「がはッ!!」
俺の守閣はあっさりと破られ、俺は自身の奥義を食らった。食らった瞬間、俺の意識は、どこか遠くへ消えていってしまった。それと同時に、辺辺不按転が解けた。倒れ込む優牙。空に霊界の門はなかった。そして、そこには、1人の男と1人の女の姿があった。
「霊界の門が閉じている!?まさか、お前が門を閉じたのか?」
「私はGEAの会長だ。閉門の仕方ぐらいは知っているよ。羽川さん、優牙君を治すことはできますか?」
「はい、ギリギリ息はまだしているので・・・」
「では、優牙君をお願いしますよ。凪澤、ここであなたを倒します。骸術・骨骸魏亭」
辺りの霊気を使用して生成されたたくさんの骨が腕に巻き付き、強化アームのようになった。
「面白い、GEAの会長と戦える日が来るとは思ってもいなかったよ。全力でいこうじゃないかッ!!」
斧戯田 九枹VS凪澤 戒 開戦
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
【完結】少年の懺悔、少女の願い
干野ワニ
恋愛
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
3歳児にも劣る淑女(笑)
章槻雅希
恋愛
公爵令嬢は、第一王子から理不尽な言いがかりをつけられていた。
男爵家の庶子と懇ろになった王子はその醜態を学園内に晒し続けている。
その状況を打破したのは、僅か3歳の王女殿下だった。
カテゴリーは悩みましたが、一応5歳児と3歳児のほのぼのカップルがいるので恋愛ということで(;^ω^)
ほんの思い付きの1場面的な小噺。
王女以外の固有名詞を無くしました。
元ネタをご存じの方にはご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
創作SNSでの、ジャンル外での配慮に欠けておりました。
【完結】私の小さな復讐~愛し合う幼馴染みを婚約させてあげましょう~
山葵
恋愛
突然、幼馴染みのハリーとシルビアが屋敷を訪ねて来た。
2人とは距離を取っていたから、こうして会うのは久し振りだ。
「先触れも無く、突然訪問してくるなんて、そんなに急用なの?」
相変わらずベッタリとくっ付きソファに座る2人を見ても早急な用事が有るとは思えない。
「キャロル。俺達、良い事を思い付いたんだよ!お前にも悪い話ではない事だ」
ハリーの思い付いた事で私に良かった事なんて合ったかしら?
もう悪い話にしか思えないけれど、取り合えずハリーの話を聞いてみる事にした。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる