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第3章 ゴースト・キング編
第225話 影と幽霊
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「さて、腕試しといこうか。かかってこい、ガブリス・モートル」
「幽使術・幽辿ッ」
黒い人型の影が1体から3体へと分身しながら飛んできた。
「なぜ、その術を?まぁ、いい。影術・幽辿ッ!!」
影術は影山のオリジナル術。この世界において影術を使用する者は影山だけだった。では、なぜ、ガブリス・モートルが影術の術を使用できているのか。それは、幽使術のもう1つの隠された能力によるものだった。
④使用者の死後、意識が残っており、幽使術が暴走している場合、1度受けた術はその術自体を完全にコピーできる
そう、先程、ガブリスは影火天翔を食らった。それにより、ガブリスは影術を完全に使えるようになったのだ。
向かってくる3対の影を同じく3対の影で振り払った。
「幽使術・風波ッ!!」
「風術かッ、悪くないッ!!」
俺が幽使術を避けたその時だった。さっき、ガブリスを吹っ飛ばした辺りから物凄い霊気を感じ取った。
「なんだ、この霊気は?まさかッ!?」
「幽使術ッ!!」
「すまないがお前を構っている暇はなくなった。ここで死ぬがよい。影術・奥義・暗影影承過影再影ッ」
背後に巨大な黒い渦が現れ、その中から無数の黒い手がガブリスに向かって伸び、ガブリスを捕らえると、渦の中へと引き込んだ。奥義は凪澤と戦った時よりも遥かに進化していた。
「あ、意識も吹っ飛ばしておかないとな。影術・廻影」
辺りの霊気が俺の手元に集められた。そして、俺はその手元に集まった霊気を球にし、引き込まれていくガブリス目掛けて放った。ガブリスの胸元には穴が空いた。そして、そのまま暗影影承過影再影の中に消えていった。
「これでいいのか?」
「恐らく。祓い師が意識が何とかって言っていたんだ。とりあえず、心臓を潰しておけば何とかなるだろ。それに君の奥義の中に消したなら問題ないでしょ」
「偃月、もし、これでガブリス生きてますーってなったらお前のせいだからな」
「はっはっはっ、それは面白い。その時は僕と朧で何とかするよ。それより行かなくていいのかい?」
「顔出しだけはしてくるよ」
「じゃあ、僕は監視の役目を終えたので、一足先に帰らせてもらうよ」
「あぁ、また後で」
「幽使術・幽辿ッ」
黒い人型の影が1体から3体へと分身しながら飛んできた。
「なぜ、その術を?まぁ、いい。影術・幽辿ッ!!」
影術は影山のオリジナル術。この世界において影術を使用する者は影山だけだった。では、なぜ、ガブリス・モートルが影術の術を使用できているのか。それは、幽使術のもう1つの隠された能力によるものだった。
④使用者の死後、意識が残っており、幽使術が暴走している場合、1度受けた術はその術自体を完全にコピーできる
そう、先程、ガブリスは影火天翔を食らった。それにより、ガブリスは影術を完全に使えるようになったのだ。
向かってくる3対の影を同じく3対の影で振り払った。
「幽使術・風波ッ!!」
「風術かッ、悪くないッ!!」
俺が幽使術を避けたその時だった。さっき、ガブリスを吹っ飛ばした辺りから物凄い霊気を感じ取った。
「なんだ、この霊気は?まさかッ!?」
「幽使術ッ!!」
「すまないがお前を構っている暇はなくなった。ここで死ぬがよい。影術・奥義・暗影影承過影再影ッ」
背後に巨大な黒い渦が現れ、その中から無数の黒い手がガブリスに向かって伸び、ガブリスを捕らえると、渦の中へと引き込んだ。奥義は凪澤と戦った時よりも遥かに進化していた。
「あ、意識も吹っ飛ばしておかないとな。影術・廻影」
辺りの霊気が俺の手元に集められた。そして、俺はその手元に集まった霊気を球にし、引き込まれていくガブリス目掛けて放った。ガブリスの胸元には穴が空いた。そして、そのまま暗影影承過影再影の中に消えていった。
「これでいいのか?」
「恐らく。祓い師が意識が何とかって言っていたんだ。とりあえず、心臓を潰しておけば何とかなるだろ。それに君の奥義の中に消したなら問題ないでしょ」
「偃月、もし、これでガブリス生きてますーってなったらお前のせいだからな」
「はっはっはっ、それは面白い。その時は僕と朧で何とかするよ。それより行かなくていいのかい?」
「顔出しだけはしてくるよ」
「じゃあ、僕は監視の役目を終えたので、一足先に帰らせてもらうよ」
「あぁ、また後で」
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