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第2章 天界大会編
第100話 半霊人
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参加者・猿門 黄助。母親がかなりのオカルトマニアで、特殊な人体改造及び、霊との結婚(自称)によって半分人間、半分幽霊の性質を持って生まれた異端児。幽霊のように再生能力は持たないが、無限の霊気を持つ。
「貴様は、獄様が生き残り候補として目をつけていた、猿門 黄助か。お前は北の御神木付近に配置されたはずだが?」
「あははっ、冷たいこと言うなよ、ガネーシャ。俺は獄様からお前ともう一体の特殊参加者のことを大会開始前に聞いておいた。で、俺は真っ先にお前を倒しに来たんだぜ?さぁ、殺ろうや」
まじかよ、大会開始から12分で、10km以上離れた場所から南の御神木まで来るかとかバケモノかよ。どうする、この場から離れるべきか、それとも僕も戦った方がいいのか?
「なーにッボケッとしてんだよッ、ガキッ!!!」
僕が考えていると、猿門に殴り飛ばされた。クソッ、早すぎる!!見た感じ、ガネーシャは術を使わずに体術だけで戦っているが、猿門は術を使うのか分からない。でも、ただの殴りでこの痛み。戦うしかないか。
「蒼天術・剣」
「あはっ、いいねぇッ、術を使うやつは嫌いじゃない。猿術・猿十殴りッ!!」
猿門が10人に分身し、ガネーシャと僕にそれぞれ5人ずつ向かってきた。僕は剣を振り回して、猿門を切ったが、分身たちが消えることはなかった。
「おいおい、切ったところで倒せはしないぜ?俺がこの術を使っている間は俺の魂は分身体の中を行き来できる。この分身体が消えることはないぜ?」
「牢術・監獄ッ!!」
猿門の分身たち、僕、そしてガネーシャが牢屋のようなものに入れられた。しかし、ガネーシャは牢屋を壊して、牢術を使ったやつのもとへと向かっていった。そして、ガネーシャはそいつを殴り飛ばし、次は、僕と猿門の牢屋を持ち上げて、放り投げた。地面に当たった衝撃で、牢屋が壊れ、僕は脱出することができた。猿門も脱出した。やっぱり、ガネーシャを先に倒すしかないか。僕はガネーシャの前に立った。
「蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
ー天界大会終了まで残り5時間25分、残り人数239人ー
「貴様は、獄様が生き残り候補として目をつけていた、猿門 黄助か。お前は北の御神木付近に配置されたはずだが?」
「あははっ、冷たいこと言うなよ、ガネーシャ。俺は獄様からお前ともう一体の特殊参加者のことを大会開始前に聞いておいた。で、俺は真っ先にお前を倒しに来たんだぜ?さぁ、殺ろうや」
まじかよ、大会開始から12分で、10km以上離れた場所から南の御神木まで来るかとかバケモノかよ。どうする、この場から離れるべきか、それとも僕も戦った方がいいのか?
「なーにッボケッとしてんだよッ、ガキッ!!!」
僕が考えていると、猿門に殴り飛ばされた。クソッ、早すぎる!!見た感じ、ガネーシャは術を使わずに体術だけで戦っているが、猿門は術を使うのか分からない。でも、ただの殴りでこの痛み。戦うしかないか。
「蒼天術・剣」
「あはっ、いいねぇッ、術を使うやつは嫌いじゃない。猿術・猿十殴りッ!!」
猿門が10人に分身し、ガネーシャと僕にそれぞれ5人ずつ向かってきた。僕は剣を振り回して、猿門を切ったが、分身たちが消えることはなかった。
「おいおい、切ったところで倒せはしないぜ?俺がこの術を使っている間は俺の魂は分身体の中を行き来できる。この分身体が消えることはないぜ?」
「牢術・監獄ッ!!」
猿門の分身たち、僕、そしてガネーシャが牢屋のようなものに入れられた。しかし、ガネーシャは牢屋を壊して、牢術を使ったやつのもとへと向かっていった。そして、ガネーシャはそいつを殴り飛ばし、次は、僕と猿門の牢屋を持ち上げて、放り投げた。地面に当たった衝撃で、牢屋が壊れ、僕は脱出することができた。猿門も脱出した。やっぱり、ガネーシャを先に倒すしかないか。僕はガネーシャの前に立った。
「蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
ー天界大会終了まで残り5時間25分、残り人数239人ー
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