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第1章 日本旋廻 恐山決戦 後編
第84話 壊す
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「雷翔、お前から行くか?」
「ははッ、じゃあ、そうさせてもらうよ」
「しかし、すげーよ、雷翔。こんな短時間で新たな奥義を生み出すなんて」
「ただの思いつきだよ。使えるかは分からない」
そう言いながら、雷翔は凪澤の方へと近づいて行った。
「凪澤、姉貴の仇、討たせてもらうぞッ」
「お前がいくら新しい奥義を作ろうと僕は止められない。君が僕を倒そうと君の姉貴が帰ってくることはない。なぜ、戦う?」
「凪澤、あんたの言ってることは今でも間違ってるとは思わねぇ。だが、目指すべきは幽霊と人間が共存できる世界だろ?お前は度が過ぎすぎているんだよッ!!雷術・奥義・雷翔ッ」
雷翔の新たな奥義・雷翔は、もう1つの奥義・雷轟雷恐宮主殿が効かなかった凪澤に少しでもダメージを稼げるようにと、たった数十分、それも勘で編み出した奥義だ。自身の霊気で、特殊武器・雷主矛を作り、それを空に掲げ、雷雲を集め、高威力の雷を対象者に落とす。長い戦い、立て続けに食らった奥義のせいで、さすがの凪澤でも限界が来かけていた。凪澤に雷が落ちた。
「ぐぁぁぁぁぁぁッ!!」
「シメは頼んだぞッ、優牙ッ!!」
「凪澤、長かった戦いはもう終わりだ。蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
「・・・使えてあと1回か。ここで勝つのは僕だッ!!お前たちじゃないッ!!もう終わり?いいだろう、なら、ここで終わりにしよう、優牙。霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ!!」
お互いが放った黒い球体と青い球体は互いに地面をえぐりとりながら、ぶつかりあった。激しいぶつかりあいによって辺りの空気が歪む。
「いっけぇぇえええッ!!」
僕の掛け声と共に青い球体は黒い球体を押しきり、凪澤の方へと向かった。そして、凪澤を包み込み、爆発した。
「ははッ、じゃあ、そうさせてもらうよ」
「しかし、すげーよ、雷翔。こんな短時間で新たな奥義を生み出すなんて」
「ただの思いつきだよ。使えるかは分からない」
そう言いながら、雷翔は凪澤の方へと近づいて行った。
「凪澤、姉貴の仇、討たせてもらうぞッ」
「お前がいくら新しい奥義を作ろうと僕は止められない。君が僕を倒そうと君の姉貴が帰ってくることはない。なぜ、戦う?」
「凪澤、あんたの言ってることは今でも間違ってるとは思わねぇ。だが、目指すべきは幽霊と人間が共存できる世界だろ?お前は度が過ぎすぎているんだよッ!!雷術・奥義・雷翔ッ」
雷翔の新たな奥義・雷翔は、もう1つの奥義・雷轟雷恐宮主殿が効かなかった凪澤に少しでもダメージを稼げるようにと、たった数十分、それも勘で編み出した奥義だ。自身の霊気で、特殊武器・雷主矛を作り、それを空に掲げ、雷雲を集め、高威力の雷を対象者に落とす。長い戦い、立て続けに食らった奥義のせいで、さすがの凪澤でも限界が来かけていた。凪澤に雷が落ちた。
「ぐぁぁぁぁぁぁッ!!」
「シメは頼んだぞッ、優牙ッ!!」
「凪澤、長かった戦いはもう終わりだ。蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
「・・・使えてあと1回か。ここで勝つのは僕だッ!!お前たちじゃないッ!!もう終わり?いいだろう、なら、ここで終わりにしよう、優牙。霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ!!」
お互いが放った黒い球体と青い球体は互いに地面をえぐりとりながら、ぶつかりあった。激しいぶつかりあいによって辺りの空気が歪む。
「いっけぇぇえええッ!!」
僕の掛け声と共に青い球体は黒い球体を押しきり、凪澤の方へと向かった。そして、凪澤を包み込み、爆発した。
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