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プラマイゼロじゃなくてマイナス
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俺っていつもマイナスから始まるの。バイトの時も趣味で行ってるバレークラブも。
みんなは、0からスタートするのに。
そりゃ、昔は悩んだよ。何で俺だけって思うこともあった。
早くみんなに追いつかなきゃ。とか、俺もう見放されてるよな。なんて感じて劣等感、劣等感、劣等感。って心の奥が黒くなっていくの。
だって、みんながバリバリに自分の仕事を全うしようって時に、俺はいつも何も出来ないから。
お前はもういい。下がれ。
あっ、それ触らないで。ほら~だから言ったじゃん。
今日はもう良いよ。帰って。
なんて、言われ過ぎて耳ダコ状態なの。そんなことを言われ続けたおかげで、いつの間にか、傷口が腐って感覚が麻痺してるよ。
だから、俺はいつからか、あまり焦らなくなっていたんだ。
でもね。一つだけ俺の短所が長所に変わることがある。
それは、期待されていない分、何かを成し遂げた時の信頼ポイントは君達よりも、多く貰えること。
やれば出来るじゃん。
さすが。
次の仕事。君に任せても良い?
なんて、みんなが子供の頭をヨシヨシするように俺のことを褒めてくれるんだぜ。
わかってる。わかってる。俺のこと本気で褒めてるワケじゃ無いことは。でもさ。やっぱり、褒められるのは嬉しいじゃん?たとえ、それが偽物だとしても。
多分、今まで俺の事を罵倒していたことを帳消しにする為だと思う。
でもね。こうやって少しずつ増やしていった信頼ポイントも俺ちゃんてば、調子に乗ってすぐチャラにしちゃうの。
一つだよ。一つだけ大きなミスをやらかす。そしたら、もうプラマイゼロどころか最初よりもさらにマイナスになっちゃうの。
もう。そこからが大変よ。だって誰も目も合わせてくれないもの。
で、影でこう言われるんだ。
アイツ辞めねーかな。
もう来ないでほしい。
マジ迷惑。
なんて。あちゃーっ。心が痛い。誰か俺を褒めて。一人前にして。
ふるふる。ふるふる。もっと俺をホメてくれ。(スラムダンクより福田吉兆のモノマネ)
じゃないと。ほわちゃあ。して、ビシッてなってもう取り返しが付かなくなるよ。
ねえ、誰か俺を褒めて。
みんなは、0からスタートするのに。
そりゃ、昔は悩んだよ。何で俺だけって思うこともあった。
早くみんなに追いつかなきゃ。とか、俺もう見放されてるよな。なんて感じて劣等感、劣等感、劣等感。って心の奥が黒くなっていくの。
だって、みんながバリバリに自分の仕事を全うしようって時に、俺はいつも何も出来ないから。
お前はもういい。下がれ。
あっ、それ触らないで。ほら~だから言ったじゃん。
今日はもう良いよ。帰って。
なんて、言われ過ぎて耳ダコ状態なの。そんなことを言われ続けたおかげで、いつの間にか、傷口が腐って感覚が麻痺してるよ。
だから、俺はいつからか、あまり焦らなくなっていたんだ。
でもね。一つだけ俺の短所が長所に変わることがある。
それは、期待されていない分、何かを成し遂げた時の信頼ポイントは君達よりも、多く貰えること。
やれば出来るじゃん。
さすが。
次の仕事。君に任せても良い?
なんて、みんなが子供の頭をヨシヨシするように俺のことを褒めてくれるんだぜ。
わかってる。わかってる。俺のこと本気で褒めてるワケじゃ無いことは。でもさ。やっぱり、褒められるのは嬉しいじゃん?たとえ、それが偽物だとしても。
多分、今まで俺の事を罵倒していたことを帳消しにする為だと思う。
でもね。こうやって少しずつ増やしていった信頼ポイントも俺ちゃんてば、調子に乗ってすぐチャラにしちゃうの。
一つだよ。一つだけ大きなミスをやらかす。そしたら、もうプラマイゼロどころか最初よりもさらにマイナスになっちゃうの。
もう。そこからが大変よ。だって誰も目も合わせてくれないもの。
で、影でこう言われるんだ。
アイツ辞めねーかな。
もう来ないでほしい。
マジ迷惑。
なんて。あちゃーっ。心が痛い。誰か俺を褒めて。一人前にして。
ふるふる。ふるふる。もっと俺をホメてくれ。(スラムダンクより福田吉兆のモノマネ)
じゃないと。ほわちゃあ。して、ビシッてなってもう取り返しが付かなくなるよ。
ねえ、誰か俺を褒めて。
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