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第5章 闇の遺跡編
146話 白の魔法使い
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魔法陣が動き出し、扉が開くと中は思っていた光景と違っていた。
建物を囲む壁が所々崩れていたため、扉の中の建物もひどい状況で荒れ果てていると思われたのだ。
実際、外から少しだけ見える壁の内側の建物は崩れかけている様に見えた。
しかし、扉の内側に一歩入るとそこは今までいた場所と全く違ったのだ。
そこには管理の行き届いた綺麗な庭園が広がっており、驚く事にそこにある植物は外の世界と違い、全て普通のサイズであったのだ。
そして奥には城の様な建物が存在し、その城も荒れている様子は全くなく、立派なものであった。
この場所は別の世界と言うよりも、まるで精霊の作る空間に入った感覚と似ていたのだ。
やはり、何者かが関与している空間なのだろう。
そうであれば、この中においてはこの空間を作り出した支配者に逆らう事ができない世界なのだ。
ある意味、とても危険な世界ではないかと思ったのだ。
「ブロム殿、この空間は何者かによって作られた可能性があります。
中に入るのは危険ではないでしょうか?」
私が入り口でそう言った時には、黒翼人の兵士達はその空間に引き寄せられる様にどんどん中に入ってしまったのだ。
彼等の行動をおかしいと思ったが、ブロムは嬉しそうに話したのだ。
「大丈夫ですよ。
我らのルーツが分かる様な気がします。
それにこの書物の通りなら、白の魔法使いがいるはずですよ。
ブラック殿、心配はないですよ。」
そう言って、兵士達に続きブロムも中を進んで行ったのだ。
慎重なブロムが安易に入って行ったのが、やはりおかしいのだ。
まるで精神操作をされている様に、何も疑う事なく進んで行ったのだ。
アクアやスピネルを見ると、私と同じ様にこの空間の怪しさを感じていた。
やはり黒翼人達に何かしらの魔法をかけた者がいるのかもしれない。
それも、黒翼人にしては精神の強いブロムにも効果があると考えると、油断できないのだ。
「行くしかないですね・・・」
アクアとスピネルも頷くと、ブロム達を追って私達も中に入ったのだ。
綺麗な庭園を進むと、この建物の敷地の奥にもう一つの門が存在したのだ。
しかも、そこの扉は開放されており、敷地の外に出れる様になっていた。
城の様な建物を横目に門を抜けると、その先に点々と家を見つける事が出来、小さな村が存在している様だった。
振り返ると、今までいたところは少し高台の大きな森の中にあり、隠れるように城が存在していたのだ。
「これは、この本に書いてある世界と同じですよ。
驚いた・・・
あの村には我々の先祖と言える村人が住んでいるのだろうか。
行きましょう。」
ブロムは興奮して、古びた書物を見ながら村に向かって駆け出したのだ。
村に着くと荒れている事も無く、今もそこに誰かが住んでいるのでは無いかと思うくらいの家が何軒もあったのだ。
しかし村中を歩き回ったが、私達は一人の村人にも遭遇することは出来なかったのだ。
やはり、誰かが作った空間なのだろう。
それも、翼人の祖先がいる時代の風景を作り、我々をそこに呼び寄せた者がいるのだ。
いったい何のために・・・
そう思った時である。
一つの強い気配が近づいて来るのを感じたのだ。
アクアとスピネルも気付いたようだ。
私達が警戒していると、目の前に白い光の集合体が現れたのだ。
そしてみるみる人の形に変わり、白いローブを纏った人物になったのだ。
それはブロムの持っている本に出て来る白の魔法使いの風貌にそっくりだった。
綺麗な女性に見えるその者は、肌も透き通る様に白かった。
私は魔力探知を働かせたが、強い力がある事はわかるがそれ以上の事を探る事が出来なかった。
つまりこの世界の支配者であるか、もしくは私にも本性を読み取る事が出来ないほどの、強い力を持っている者のどちらかと言えるだろう。
「あなたは、白の魔法使いですか?
かつて私達に翼を与えてくれて、上へと飛び立たせてくれた方ではないですか?」
ブロムは興奮してその者に話しかけたのだ。
他の黒翼人の兵士達もその白の姿の者に注目したのだ。
「ようこそ。
上の世界の方がどう呼んでいるかはわかりませんが、確かにかつてこの地に住んでいた民に翼を与えた事があります。」
その白い姿の者は微笑みながら話したのだ。
それを聞いた黒翼人達は歓声をあげながら、喜んでいたのだ。
そんな中、私はその白の姿の者の前に出て話した。
「一つ質問してよろしいでしょうか?
ここはあなたが作った空間ですよね。
この空間に入る遺跡を見つけさせたり、この地下の生き物を上の世界に放ったりして、あえて黒翼人をここに来させるように仕向けたのもあなたですか?」
私はそう言って、その白の姿の者に対して鋭い視線を向けたのだ。
すると、その者は表情を変えずに話し出したのだ。
「あなた方は、この世界の方ではないのですね。
・・・ここは確かに私が作った空間です。
ですが、それ以外はそうでは無いのです。
ご存知かもしれませんが、この外の世界の巨大化は太古の昔から存在する者の力によるものです。
実は今まで私がその力をある程度抑える事で、上の世界には影響を及ぼさない様にしておりました。
しかし私の力も段々と弱まり、少しずつその者の抑えが効かなくなって来たのです。
その為、今まで何者が来てもこの場所がわからない様に外の植物を使い隠しておりましたが、その力も小さくなり見つけられたのだと思います。」
そう言って悲しげな顔をしたのだ。
「そうなのですね。
では、まだ黒の魔法使いも存在しているという事なのですね。」
ブロムは驚きながら話したのだ。
「ええ、先程の城に閉じ込めております。
ですが、いつまで持ちこたえる事が出来るか・・・。
いずれ、外に出てくるのも時間の問題かもしれません。
是非、皆さんのお力を貸してほしいのです。」
ブロム達に向かい、その白の姿の者は懇願したのだ。
黒翼人達はみんな頷きならが、白の魔法使いと思われる者の力になる事を誓ったのだ。
「我らに翼を与えてくれた方の頼みです。
もちろん、力添えをさせていただきます。
それに、黒の魔法使いの力がどんどん大きくなれば、我らも人ごとではありません。
これからも巨大な生き物が上に上がって来る事があれば、我らの世界も安泰では無いのですから。」
ブロムはそう言い、白の姿の者と共に先程の城に行く事にしたのだ。
私は頭ではなるほどと納得できる話ではあったが、何かが引っかかっていたのだ。
それが何かわからなかったが、とりあえずブロムと一緒に私達も城に向かう事にしたのだ。
建物を囲む壁が所々崩れていたため、扉の中の建物もひどい状況で荒れ果てていると思われたのだ。
実際、外から少しだけ見える壁の内側の建物は崩れかけている様に見えた。
しかし、扉の内側に一歩入るとそこは今までいた場所と全く違ったのだ。
そこには管理の行き届いた綺麗な庭園が広がっており、驚く事にそこにある植物は外の世界と違い、全て普通のサイズであったのだ。
そして奥には城の様な建物が存在し、その城も荒れている様子は全くなく、立派なものであった。
この場所は別の世界と言うよりも、まるで精霊の作る空間に入った感覚と似ていたのだ。
やはり、何者かが関与している空間なのだろう。
そうであれば、この中においてはこの空間を作り出した支配者に逆らう事ができない世界なのだ。
ある意味、とても危険な世界ではないかと思ったのだ。
「ブロム殿、この空間は何者かによって作られた可能性があります。
中に入るのは危険ではないでしょうか?」
私が入り口でそう言った時には、黒翼人の兵士達はその空間に引き寄せられる様にどんどん中に入ってしまったのだ。
彼等の行動をおかしいと思ったが、ブロムは嬉しそうに話したのだ。
「大丈夫ですよ。
我らのルーツが分かる様な気がします。
それにこの書物の通りなら、白の魔法使いがいるはずですよ。
ブラック殿、心配はないですよ。」
そう言って、兵士達に続きブロムも中を進んで行ったのだ。
慎重なブロムが安易に入って行ったのが、やはりおかしいのだ。
まるで精神操作をされている様に、何も疑う事なく進んで行ったのだ。
アクアやスピネルを見ると、私と同じ様にこの空間の怪しさを感じていた。
やはり黒翼人達に何かしらの魔法をかけた者がいるのかもしれない。
それも、黒翼人にしては精神の強いブロムにも効果があると考えると、油断できないのだ。
「行くしかないですね・・・」
アクアとスピネルも頷くと、ブロム達を追って私達も中に入ったのだ。
綺麗な庭園を進むと、この建物の敷地の奥にもう一つの門が存在したのだ。
しかも、そこの扉は開放されており、敷地の外に出れる様になっていた。
城の様な建物を横目に門を抜けると、その先に点々と家を見つける事が出来、小さな村が存在している様だった。
振り返ると、今までいたところは少し高台の大きな森の中にあり、隠れるように城が存在していたのだ。
「これは、この本に書いてある世界と同じですよ。
驚いた・・・
あの村には我々の先祖と言える村人が住んでいるのだろうか。
行きましょう。」
ブロムは興奮して、古びた書物を見ながら村に向かって駆け出したのだ。
村に着くと荒れている事も無く、今もそこに誰かが住んでいるのでは無いかと思うくらいの家が何軒もあったのだ。
しかし村中を歩き回ったが、私達は一人の村人にも遭遇することは出来なかったのだ。
やはり、誰かが作った空間なのだろう。
それも、翼人の祖先がいる時代の風景を作り、我々をそこに呼び寄せた者がいるのだ。
いったい何のために・・・
そう思った時である。
一つの強い気配が近づいて来るのを感じたのだ。
アクアとスピネルも気付いたようだ。
私達が警戒していると、目の前に白い光の集合体が現れたのだ。
そしてみるみる人の形に変わり、白いローブを纏った人物になったのだ。
それはブロムの持っている本に出て来る白の魔法使いの風貌にそっくりだった。
綺麗な女性に見えるその者は、肌も透き通る様に白かった。
私は魔力探知を働かせたが、強い力がある事はわかるがそれ以上の事を探る事が出来なかった。
つまりこの世界の支配者であるか、もしくは私にも本性を読み取る事が出来ないほどの、強い力を持っている者のどちらかと言えるだろう。
「あなたは、白の魔法使いですか?
かつて私達に翼を与えてくれて、上へと飛び立たせてくれた方ではないですか?」
ブロムは興奮してその者に話しかけたのだ。
他の黒翼人の兵士達もその白の姿の者に注目したのだ。
「ようこそ。
上の世界の方がどう呼んでいるかはわかりませんが、確かにかつてこの地に住んでいた民に翼を与えた事があります。」
その白い姿の者は微笑みながら話したのだ。
それを聞いた黒翼人達は歓声をあげながら、喜んでいたのだ。
そんな中、私はその白の姿の者の前に出て話した。
「一つ質問してよろしいでしょうか?
ここはあなたが作った空間ですよね。
この空間に入る遺跡を見つけさせたり、この地下の生き物を上の世界に放ったりして、あえて黒翼人をここに来させるように仕向けたのもあなたですか?」
私はそう言って、その白の姿の者に対して鋭い視線を向けたのだ。
すると、その者は表情を変えずに話し出したのだ。
「あなた方は、この世界の方ではないのですね。
・・・ここは確かに私が作った空間です。
ですが、それ以外はそうでは無いのです。
ご存知かもしれませんが、この外の世界の巨大化は太古の昔から存在する者の力によるものです。
実は今まで私がその力をある程度抑える事で、上の世界には影響を及ぼさない様にしておりました。
しかし私の力も段々と弱まり、少しずつその者の抑えが効かなくなって来たのです。
その為、今まで何者が来てもこの場所がわからない様に外の植物を使い隠しておりましたが、その力も小さくなり見つけられたのだと思います。」
そう言って悲しげな顔をしたのだ。
「そうなのですね。
では、まだ黒の魔法使いも存在しているという事なのですね。」
ブロムは驚きながら話したのだ。
「ええ、先程の城に閉じ込めております。
ですが、いつまで持ちこたえる事が出来るか・・・。
いずれ、外に出てくるのも時間の問題かもしれません。
是非、皆さんのお力を貸してほしいのです。」
ブロム達に向かい、その白の姿の者は懇願したのだ。
黒翼人達はみんな頷きならが、白の魔法使いと思われる者の力になる事を誓ったのだ。
「我らに翼を与えてくれた方の頼みです。
もちろん、力添えをさせていただきます。
それに、黒の魔法使いの力がどんどん大きくなれば、我らも人ごとではありません。
これからも巨大な生き物が上に上がって来る事があれば、我らの世界も安泰では無いのですから。」
ブロムはそう言い、白の姿の者と共に先程の城に行く事にしたのだ。
私は頭ではなるほどと納得できる話ではあったが、何かが引っかかっていたのだ。
それが何かわからなかったが、とりあえずブロムと一緒に私達も城に向かう事にしたのだ。
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