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アラン幼少期(アラン目線が多い)

第九章

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 地響きが止まりました
 ビックリ‼️クラクラがなかったのです
 いまもぼくの心臓のところが
 ドッキン!ドッキンしてます
「落ち着けぼく!落ち着けぼく」
 ドタドタドタ凄いたくさんの
 靴の音です!
「我が愛しのエリザ!我が愛しのエリザ
 いま帰ってきたぞ!我が愛する息子よ
 アランはどこかな!」
 バターンドアのトビラが開いたら
 そこに居たのか
 ヒゲをいっぱいつけたで頭はボイボウした
 熊さんが立っているじゃないか
 ぼくは机からヒョコと顔だけ出していて
 その熊顔みた途端に「ぎょあー」
 とその時ハッと思い出したのが
 前世の記憶の熊のこと
 凶暴でお家に入り、暴れて人襲う熊さん
 ぼくは男の子おかぁたまを守るのが
 ぼくの役目
 小さい剣を熊さんに
 向けておかぁたまを守る
 ぼくは熊さんに「くっまさんおぅちから
 でっていけ」「おかぁたまあやっくにっけて」
 「ぼくがくっまさんをとっめているときにあやっくにっけておかぁたま」
ぼくは震える手で剣を向けているんです
おかぁたまが逃げず笑ってます
熊さんに向けて話をしてます
ぼくは必死なのでそんな声は
聞こえませんです
熊さんが手をあけて逃げるように
出ていかれましました
熊さんが逃げた!ぼくがひとりで
おかぁたまとお家を守った
途端に気抜けたままねてしまいました










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