13 / 59
#5 シルキーの涙
自動化の波
しおりを挟む
場所は変わって、綺麗で真新しいマンションにやってきた二人です。そこにお姉さんの自宅があるのでしょう。早速、玄関のドアが開きますが、その前に「散らかってるけど、気にしないでね」とお決まりのセリフを添えるお姉さんです。
開いたドアから中に入るために、まずお姉さんがジャンプしました。ジャンプ? はい、ジャンプです。跳躍したと言ってもよいでしょう。流石は体育会系のお姉さんです。ですがそれは……ええ、シルキーが卒倒しそうなくらい荒れ果てた、いえいえ、そこはゴミの集積場、のような所でした。
我慢しきれなくなったシルキー、部屋の中へとゴミを掻き分けながら進み、一番奥の部屋へと入っていきます。そして360度見渡し、今にも気絶しそうな自分を辛うじて保ち続け、何かのスイッチを入れました、ブオォォォォン。
巧みな手さばき、活動動線の確保、舞を踊るかのようなステップ、そして至高の目標を掲げ、一糸不乱に部屋の掃除を始めるシルキー、テキパキです。
「私ね――」
シルキーの働く姿を傍で見ながら自分語りを始めるお姉さんです。長いので要約しておきましょう。このお姉さん、見た目通りやってますよ、日々の訓練を。その訓練とは、なななんと宇宙飛行士になるためのものなのです! 正確には乗組員、クルーといったほうが良いでしょう。
その行き先は火星、人類未踏の星であります。そこに有人ロケットでひとっ飛び、ガツーン、ドーンと行ってくるわけです。
但し、その火星行きは……行きっぱなしの片道旅行であります。そう、もう地球に戻ってくるなんて、そんな面倒なことは考えない、要は『移住』ということになるのでしょう。既に、半年前には居住用の資材を積み込んだロケットが飛び立ち、そろそろ到着する予定です。そこで健気なロボットたちがトンカントンカンと人が住める基地を建設することになっています。
そんな命知らずな火星旅行に応募したお姉さん、くじ運が良いのか悪いのか、とにかく宇宙飛行士に見事採用され、天にも昇るほど喜んだそうです。
「それでね、私ね――」
まだ、お姉さんの話は続くようですが、キッチンにて洗い物と格闘しているシルキーです。そこに子犬が忍足で近寄り、シルキーを威嚇、いえ、そんな根性と度胸はありませんので、自分の方が先住民、先輩であるぞビームを放っています。それに気づいたシルキー、「(邪魔をしないで)チッ」と、手を休めることなく優しい眼差しをその子犬に突き刺しました。
するとどうでしょう、直ぐに尻尾を丸めて降参する子犬です。これで上下関係がはっきりとしたことでしょう。
ということで、お姉さんが強引にシルキーを連れてきた理由は、自分が留守の間、この子犬の世話をして貰うつもりだったようです。ですが……そうですね、それは『留守』ではなく永遠のお別れになるはずです。ということは、はい、このお姉さんは大きな勘違いをしている、ということでしょう、可哀想に。
半年前に施設関係の資材を積んだロケットが飛び立ち、間も無くお姉さんたちを載せるロケットの打ち上げがあります。そして第三陣として三ヶ月後に残りの移住者を乗せたロケットが飛び出すのですが、それを帰りのロケットと間違えているのでしょうか。行ったきりの片道、当たって砕けろの火星旅行です。
「半年、いいえ、三ヶ月でもいいわよ、私が戻るまでだから」
部屋が綺麗になっていく様に感激しながらも、まだ話を続けるお姉さんです。既に洗い物を済ませたシルキーが断捨離の心を持って大胆にゴミを捨てていきます。
「あっ! それは」
シルキーが手にしたゴミに反応したお姉さんですが、「(これは二度と手にしないはず)チッ」と容赦なく捨ててしまいます。それに「あうー」と涙ぐむお姉さん、それは買ったばかりなの~と慈悲を求めてもシルキーの心が揺らぐことはないでのす。
「あっ! ああ、いいわそれ、いらなーい」
シルキーが手にしたゴミを無視したお姉さん、「(これは大切なもの。多分、代々受け継がれた誰かの形見、のはず)チッ」と、そっと棚の上に飾っておくシルキーです。
「それでねー、お給料のことなんだけど……えっ! いらないの! まあ、でも住むとこ、ないんでしょう? ここに住めば~。うん、そうしなよ。それでお金のことは相殺ってことで。どう? 良かったよね、お礼はいいから気にしないで」と勝手に話を進めるお姉さんです。
こうして爽やかクリーンに蘇った部屋を手に入れたお姉さんは大満足です。勿論、ここまで仕上げたシルキーも誇らしげに微笑んでいます。こうしてお姉さんとシルキー、そして子犬一匹の共同生活が始まりました。
◇
数日後、お姉さんの部屋のソファーで浮かない顔のシルキーです。あの働き者のシルキーはどこに行ってしまったのでしょうか。それはシルキーにとって一番重要で大切なこと、その存在理由でもある家事が出来なくなったからなのです。ええ、確かに部屋は綺麗に美しく見違えるように輝いています。でもそれはシルキーのこなした仕事の成果ではなく、家事の全てを機械が自動で行ってしまったからに他ありません。
この部屋の初期状態では、とてもそんなことを想像すら出来ない状態でしたが、それこそが原因だったのです。そう、いくら便利な機械があろうとも、それが正常に稼働する領域、場所が無かっただけなんです。それをシルキーが神業、匠の技で綺麗にしたおかげで、本来の機能が発揮できるようになった、というわけです。それで、そう、それらの活躍により、もはやシルキーの出番が無くなった、お払い箱、お荷物状態と化してしまったので御座います、はい。
そんなしょぼくれたシルキーのもとに、例のお姉さんが帰ってきました。早速それに気づいた子犬が「ワン」と口を開きかけたとろで、そっとシルキーに振り返ります。「(ええ、行ってらっしゃい)チッ」とシルキーの許可を得ると吹っ飛んでいく子犬です。そしてお姉さんを出迎え、キャンキャンと弱い犬ほど吠える、の例えのように媚を売りつけます。
ですがこちらも浮かぬ顔です。「ああ~、どうしよう」と子犬を引き連れて部屋の中をグルグルと回り続けるお姉さんです。どうやら火星への出発を三日後に控えた今になって、それが片道だと知ったようです。
苦悩するお姉さんです。話が違う、詐欺だと言ってもそれはお姉さん以外、誰もが知るところです。世間では物好きなお姉さん、アホなお姉さん、人生を捨てたお姉さんと持て囃され、今や人気急上昇、時の人となっています。
ですが、今更辞退するのもカッコ悪い、いいえ、それ以前に自己資金、全財産に近い額を既に投資済みであり、その回収はほぼ不可能。結果、人生を踏み外し、詰んでしまったお姉さんです、はい。
そんなお姉さんの絶望も知らず、愛嬌を振りまきながら足元に絡みつく子犬。それを思わず蹴飛ばしそうになったお姉さん、自身の愚かな感情を速やかに改心し、子犬を抱きかかえては心の中で詫びるのでした。
「ごめんね~、でもね~、あれなのよ~」と子犬に語り掛けながら既に半べそ状態のお姉さん。思わず子犬を抱きしめながら、「あなたはいいわよね~、代わりに~」と言ったところで、ハッとしてドキュン。なにやら閃いたようです。
ですが、一瞬笑顔が戻ったその顔が直ぐにどんよりした表情に変わってしまいました。それは良い案が浮かんだものの、それを行うことは余りに外道、人の道に反することだったからです。
でも、でも、でも、そんな悠長なことを言っている程、今の私には余裕がないのよー、やる前から後悔してどうすんのー、後でするから後悔でしょうーガー、と何かを決意したお姉さんです。
そうと決めれば素早い動きを見せるお姉さんです。早速、シルキーにお願い事を始めました。
「ねえ、私、三日後に出かけるんだけど、その、友達、少ないのね。そこで貴女、見送りに来てくれないかな~。うん、いいよ。その後はこの家で好きに暮らしていいから。えっとね、午後6時、18時に来てよね。うん、うん。それでね、もし来なかったり約束の時間に少しでも遅れたら、私、泣いちゃうよ。ねえ、それ、貴女、困るわよね、うん。私、一生恨むかも、貴女のこと。絶対よ、約束したからね」
「(いいですよ)チッ」
シルキーとの約束で、小踊りを始めたお姉さんです。ですがそれは後で必ず後悔することなのでしょう。今が良ければ、今さえ乗り切ればの一心で悪魔に魂を売った、のかもしれません。
◇
開いたドアから中に入るために、まずお姉さんがジャンプしました。ジャンプ? はい、ジャンプです。跳躍したと言ってもよいでしょう。流石は体育会系のお姉さんです。ですがそれは……ええ、シルキーが卒倒しそうなくらい荒れ果てた、いえいえ、そこはゴミの集積場、のような所でした。
我慢しきれなくなったシルキー、部屋の中へとゴミを掻き分けながら進み、一番奥の部屋へと入っていきます。そして360度見渡し、今にも気絶しそうな自分を辛うじて保ち続け、何かのスイッチを入れました、ブオォォォォン。
巧みな手さばき、活動動線の確保、舞を踊るかのようなステップ、そして至高の目標を掲げ、一糸不乱に部屋の掃除を始めるシルキー、テキパキです。
「私ね――」
シルキーの働く姿を傍で見ながら自分語りを始めるお姉さんです。長いので要約しておきましょう。このお姉さん、見た目通りやってますよ、日々の訓練を。その訓練とは、なななんと宇宙飛行士になるためのものなのです! 正確には乗組員、クルーといったほうが良いでしょう。
その行き先は火星、人類未踏の星であります。そこに有人ロケットでひとっ飛び、ガツーン、ドーンと行ってくるわけです。
但し、その火星行きは……行きっぱなしの片道旅行であります。そう、もう地球に戻ってくるなんて、そんな面倒なことは考えない、要は『移住』ということになるのでしょう。既に、半年前には居住用の資材を積み込んだロケットが飛び立ち、そろそろ到着する予定です。そこで健気なロボットたちがトンカントンカンと人が住める基地を建設することになっています。
そんな命知らずな火星旅行に応募したお姉さん、くじ運が良いのか悪いのか、とにかく宇宙飛行士に見事採用され、天にも昇るほど喜んだそうです。
「それでね、私ね――」
まだ、お姉さんの話は続くようですが、キッチンにて洗い物と格闘しているシルキーです。そこに子犬が忍足で近寄り、シルキーを威嚇、いえ、そんな根性と度胸はありませんので、自分の方が先住民、先輩であるぞビームを放っています。それに気づいたシルキー、「(邪魔をしないで)チッ」と、手を休めることなく優しい眼差しをその子犬に突き刺しました。
するとどうでしょう、直ぐに尻尾を丸めて降参する子犬です。これで上下関係がはっきりとしたことでしょう。
ということで、お姉さんが強引にシルキーを連れてきた理由は、自分が留守の間、この子犬の世話をして貰うつもりだったようです。ですが……そうですね、それは『留守』ではなく永遠のお別れになるはずです。ということは、はい、このお姉さんは大きな勘違いをしている、ということでしょう、可哀想に。
半年前に施設関係の資材を積んだロケットが飛び立ち、間も無くお姉さんたちを載せるロケットの打ち上げがあります。そして第三陣として三ヶ月後に残りの移住者を乗せたロケットが飛び出すのですが、それを帰りのロケットと間違えているのでしょうか。行ったきりの片道、当たって砕けろの火星旅行です。
「半年、いいえ、三ヶ月でもいいわよ、私が戻るまでだから」
部屋が綺麗になっていく様に感激しながらも、まだ話を続けるお姉さんです。既に洗い物を済ませたシルキーが断捨離の心を持って大胆にゴミを捨てていきます。
「あっ! それは」
シルキーが手にしたゴミに反応したお姉さんですが、「(これは二度と手にしないはず)チッ」と容赦なく捨ててしまいます。それに「あうー」と涙ぐむお姉さん、それは買ったばかりなの~と慈悲を求めてもシルキーの心が揺らぐことはないでのす。
「あっ! ああ、いいわそれ、いらなーい」
シルキーが手にしたゴミを無視したお姉さん、「(これは大切なもの。多分、代々受け継がれた誰かの形見、のはず)チッ」と、そっと棚の上に飾っておくシルキーです。
「それでねー、お給料のことなんだけど……えっ! いらないの! まあ、でも住むとこ、ないんでしょう? ここに住めば~。うん、そうしなよ。それでお金のことは相殺ってことで。どう? 良かったよね、お礼はいいから気にしないで」と勝手に話を進めるお姉さんです。
こうして爽やかクリーンに蘇った部屋を手に入れたお姉さんは大満足です。勿論、ここまで仕上げたシルキーも誇らしげに微笑んでいます。こうしてお姉さんとシルキー、そして子犬一匹の共同生活が始まりました。
◇
数日後、お姉さんの部屋のソファーで浮かない顔のシルキーです。あの働き者のシルキーはどこに行ってしまったのでしょうか。それはシルキーにとって一番重要で大切なこと、その存在理由でもある家事が出来なくなったからなのです。ええ、確かに部屋は綺麗に美しく見違えるように輝いています。でもそれはシルキーのこなした仕事の成果ではなく、家事の全てを機械が自動で行ってしまったからに他ありません。
この部屋の初期状態では、とてもそんなことを想像すら出来ない状態でしたが、それこそが原因だったのです。そう、いくら便利な機械があろうとも、それが正常に稼働する領域、場所が無かっただけなんです。それをシルキーが神業、匠の技で綺麗にしたおかげで、本来の機能が発揮できるようになった、というわけです。それで、そう、それらの活躍により、もはやシルキーの出番が無くなった、お払い箱、お荷物状態と化してしまったので御座います、はい。
そんなしょぼくれたシルキーのもとに、例のお姉さんが帰ってきました。早速それに気づいた子犬が「ワン」と口を開きかけたとろで、そっとシルキーに振り返ります。「(ええ、行ってらっしゃい)チッ」とシルキーの許可を得ると吹っ飛んでいく子犬です。そしてお姉さんを出迎え、キャンキャンと弱い犬ほど吠える、の例えのように媚を売りつけます。
ですがこちらも浮かぬ顔です。「ああ~、どうしよう」と子犬を引き連れて部屋の中をグルグルと回り続けるお姉さんです。どうやら火星への出発を三日後に控えた今になって、それが片道だと知ったようです。
苦悩するお姉さんです。話が違う、詐欺だと言ってもそれはお姉さん以外、誰もが知るところです。世間では物好きなお姉さん、アホなお姉さん、人生を捨てたお姉さんと持て囃され、今や人気急上昇、時の人となっています。
ですが、今更辞退するのもカッコ悪い、いいえ、それ以前に自己資金、全財産に近い額を既に投資済みであり、その回収はほぼ不可能。結果、人生を踏み外し、詰んでしまったお姉さんです、はい。
そんなお姉さんの絶望も知らず、愛嬌を振りまきながら足元に絡みつく子犬。それを思わず蹴飛ばしそうになったお姉さん、自身の愚かな感情を速やかに改心し、子犬を抱きかかえては心の中で詫びるのでした。
「ごめんね~、でもね~、あれなのよ~」と子犬に語り掛けながら既に半べそ状態のお姉さん。思わず子犬を抱きしめながら、「あなたはいいわよね~、代わりに~」と言ったところで、ハッとしてドキュン。なにやら閃いたようです。
ですが、一瞬笑顔が戻ったその顔が直ぐにどんよりした表情に変わってしまいました。それは良い案が浮かんだものの、それを行うことは余りに外道、人の道に反することだったからです。
でも、でも、でも、そんな悠長なことを言っている程、今の私には余裕がないのよー、やる前から後悔してどうすんのー、後でするから後悔でしょうーガー、と何かを決意したお姉さんです。
そうと決めれば素早い動きを見せるお姉さんです。早速、シルキーにお願い事を始めました。
「ねえ、私、三日後に出かけるんだけど、その、友達、少ないのね。そこで貴女、見送りに来てくれないかな~。うん、いいよ。その後はこの家で好きに暮らしていいから。えっとね、午後6時、18時に来てよね。うん、うん。それでね、もし来なかったり約束の時間に少しでも遅れたら、私、泣いちゃうよ。ねえ、それ、貴女、困るわよね、うん。私、一生恨むかも、貴女のこと。絶対よ、約束したからね」
「(いいですよ)チッ」
シルキーとの約束で、小踊りを始めたお姉さんです。ですがそれは後で必ず後悔することなのでしょう。今が良ければ、今さえ乗り切ればの一心で悪魔に魂を売った、のかもしれません。
◇
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる