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子は鎹
183 火事
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一体何が起こったのか、そう思って叫び声が聞こえてきた方を見えると黒煙が立ち上ってきていたうえに、風に乗って焦げ臭い匂いが流れてくる。
「火事?」
どうも民家が燃えているらしい。
ここからは黒煙しか見えないから、どれほど燃えているのかわからないが、あの煙をみると火の手は強そうだ。
火事が起こっている方向から逃げてくる人達が見える。
火が燃え出してからそれほど時間が立っていないのか、消防はまだ来ていないらしい。
「また、なんでこのタイミングで……」
ヘラクレスが言っていた通り、事件についての捜査をしようとすると、また別の事件が起きるんだな……。
「ま、まて!建物に人が残ってるってまじか!?」
逃げてくる人の中から、そんな言葉が聞こえてきて私達は顔を見合わせることになった。
軍人達は少し迷っていたが、私達の尋問よりも人名が優先されると判断たようだ。
「君たちはここで待っていなさい。もしも何かがあった時は命を優先させること。私達は人命救助に向かいます!」
それだけ言うと杖と糸を私達に返して、火事になっている民家の方向に駆け出した。
「……どうする?素直に待つ?多分帰っても、身の危険を感じたって言えば大丈夫だと思うけど」
「兄さんの潔白を証明したいから待つわ。貴方もね」
「え、俺も?」
ララの言葉に、佐之助さんは困惑の表情を浮かべる。
「だって、“君たち”って言っていたし、貴方は犯行時刻に兄さんの姿をみた唯一の人じゃない。どっちにしろ、あの人達は話を聞きに来るわ。遅い早いかの問題ね」
「それもそうだが、店どうすっかな。……あ、出すもんねえんだった」
「どんだけ流されたんですか……」
「みりん、料理酒、味噌、他にも色々」
「味噌無いの致命的じゃん」
味噌汁が作れない……。
「まぁ、今日は休みの予定だったから別に良いか」
佐之助さんも残ることになり、事が収まるのを三人で待つことになった。
軍人さん達がどこまでするかはわからないけど、それ相応に時間はかかるだろうというのは歓談に予想ができた。
それに、今回の火事は火の手が強いし、まだ消防が来ていないみたいだしね。
にしても、ヘラクレスの言う通り、とんでもないタイミングで他の事件が起きるんだな。
今回に関しては偶然かもしれないけど、ほんとにタイミング最悪だ。
……ん?
ヘラクレスは事件の捜査が進展しそうなタイミングで邪魔が入るようなことが起こるから妨害工作をしている人がいるんじゃないかと推測していた。
事実として、最近の新聞には色々と小さい見出しではあるが事件が起きていることが書かれていた。
なら、今回は?
ローシュテールの手先だと思っていた黒服達が別組織のもの達だったように、今回のヘラクレスに冤罪がかけられた件も何かしらの繋がりがあるんじゃないのか?
だから、また事件が起こった。
なら、なら、目的は何になる?
……ヘラクレスは妨害工作をしている人物がいるのではないかと言っていた。
それを、何処かで誰かが見ていたのならば、黒服達はヘラクレスが邪魔になってしかたがないんじゃないか?
手紙をみるタイミングは……おそらくある。
手紙を出したあと、回収してなか身を確認して魔法か何かの技術で封を開ける前の状態に戻した。
軍や魔導警察に妨害工作を行うものがいると言うのならば、情報源となり得る手紙を見るために郵便局に潜入させている人員がいても可笑しくないはずだ。
私が襲撃を受ける前に、私達の部屋に侵入して手紙を盗み見る。
私を狙っているのならば、情報は欲しいはず、部屋には言って情報収集を行うと言う行動をとるのも可笑しくはないだろう。
あとは、透視魔法を使って手紙の中身をみること。
封を開けて戻すよりも、私達たの部屋に侵入するよりも、簡単すむしばれる確率も低くて確実だ。
他の手段もあるかもしれない。
私の頭じゃ思い付くのは、この三つだけだ。
これでヘラクレスが妨害工作をしている人物がいると気がついていること、それが把握できる。
さっきも考えた通りに、きっと黒服達はヘラクレスのことを邪魔に思うはずだ。
邪魔だから、無力化できるように冤罪を吹っ掛けた?
いや、犯罪者とはいえ三人殺したんだから無力化どころか表に出れなくなるかもしれない。
ん~……わかんないな。
でも、これが計画の一部なのだとして、目的はヘラクレスの無力化だけなんだろうか?
私が学外に出るとはいえ、軍人の囲まれている状態……。
……あれ?もしかして、軍人を引き剥がすための、火事?
ぞわりと悪寒が背筋を走る。
「……はめられた?」
「永華?」
「どうした嬢ちゃん」
私の呟きに、二人が反応する。
「説明している暇はないかも、早く学校に戻らないと……。佐之助さんも来たほうがいいかもしれない」
「は?どう言うことだよ?」
そもそも、軍人さん達が火事の対処に行って三人だけになった時点で気づくべきだったんだ。
学校に向かって歩いていくと、よくわかっていないながらも二人はついてくる。
「私は狙われてて、今回殺された三人が所属しているだろう組織が犯人だ。多分、篠野部が消えた事件にも関係してるんじゃないかな」
「それは前々から考えていたことよね?」
「それで、ヘラクレスは篠野部捜索のたびに邪魔が入ってることに気がついて私達に忠告をしてるんだよ」
「……妨害工作をしている人物がいる可能性を示唆した兄さんは免罪で捕まっていて、襲撃犯達は死亡……。火事は妨害工作だとするのなら……軍人達を利用して永華を魔法学校から引きずり出して襲撃を仕掛けようとしてる?」
「多分」
「……よくよく考えればわかることかも。兄さんが免罪で捕まってるって聞いたせいで頭に血が上ってたのかしら……。でも、確かに早く魔法学校に帰った方がいいわね」
多分、頭の回る方であるララがこれに気がつかないようにするもの、目的だったのかもしれない。
じゃないと、ヘラクレスの事件なのに妹にも把握されているような反ヘラクレス派の軍人を、この事件に関与させるわけがわからない。
反ヘラクレス派の軍人がララを煽って、ララは怒って冷静な考えができなくなる。
そうなれば、簡単に今回のことに気がつかなくなるだろう。
襲撃するにしたって一般人の佐之助さんは放置ないしは即殺害して、ララは魔法で抵抗したとしても私が襲われたときのように数の利で勝とうとするかもしれない。
周囲に通報しそうな民間人も、火事の影響でこの辺りにはいない。
そうなれば、私を煮るなり焼くなり好きにできるだろう。
……いや、佐之助さんは腰に刀をさしているからワンチャンあるかもしれない……けど、数の暴力で圧倒される可能性の方があるか。
「んん~?俺なんにもわかんないんだけど……」
何も知らない佐之助さんに対して、なんと説明すればいいんだろうか。
情報を渡しすぎてはヘラクレスのようになるかもしれない。
「何かが君たちを狙ってるってことでいいのね?」
その佐之助さんの言葉に直後__
ガキン__
__何かを弾くような、その音は人がいなくなったことで普段よりも静かな住宅街に、とてもよく響いた。
私達の横を歩いていた佐之助さんは腰にさしたていた刀を抜刀して、横から飛んできた弓矢を叩き切った。
「火事?」
どうも民家が燃えているらしい。
ここからは黒煙しか見えないから、どれほど燃えているのかわからないが、あの煙をみると火の手は強そうだ。
火事が起こっている方向から逃げてくる人達が見える。
火が燃え出してからそれほど時間が立っていないのか、消防はまだ来ていないらしい。
「また、なんでこのタイミングで……」
ヘラクレスが言っていた通り、事件についての捜査をしようとすると、また別の事件が起きるんだな……。
「ま、まて!建物に人が残ってるってまじか!?」
逃げてくる人の中から、そんな言葉が聞こえてきて私達は顔を見合わせることになった。
軍人達は少し迷っていたが、私達の尋問よりも人名が優先されると判断たようだ。
「君たちはここで待っていなさい。もしも何かがあった時は命を優先させること。私達は人命救助に向かいます!」
それだけ言うと杖と糸を私達に返して、火事になっている民家の方向に駆け出した。
「……どうする?素直に待つ?多分帰っても、身の危険を感じたって言えば大丈夫だと思うけど」
「兄さんの潔白を証明したいから待つわ。貴方もね」
「え、俺も?」
ララの言葉に、佐之助さんは困惑の表情を浮かべる。
「だって、“君たち”って言っていたし、貴方は犯行時刻に兄さんの姿をみた唯一の人じゃない。どっちにしろ、あの人達は話を聞きに来るわ。遅い早いかの問題ね」
「それもそうだが、店どうすっかな。……あ、出すもんねえんだった」
「どんだけ流されたんですか……」
「みりん、料理酒、味噌、他にも色々」
「味噌無いの致命的じゃん」
味噌汁が作れない……。
「まぁ、今日は休みの予定だったから別に良いか」
佐之助さんも残ることになり、事が収まるのを三人で待つことになった。
軍人さん達がどこまでするかはわからないけど、それ相応に時間はかかるだろうというのは歓談に予想ができた。
それに、今回の火事は火の手が強いし、まだ消防が来ていないみたいだしね。
にしても、ヘラクレスの言う通り、とんでもないタイミングで他の事件が起きるんだな。
今回に関しては偶然かもしれないけど、ほんとにタイミング最悪だ。
……ん?
ヘラクレスは事件の捜査が進展しそうなタイミングで邪魔が入るようなことが起こるから妨害工作をしている人がいるんじゃないかと推測していた。
事実として、最近の新聞には色々と小さい見出しではあるが事件が起きていることが書かれていた。
なら、今回は?
ローシュテールの手先だと思っていた黒服達が別組織のもの達だったように、今回のヘラクレスに冤罪がかけられた件も何かしらの繋がりがあるんじゃないのか?
だから、また事件が起こった。
なら、なら、目的は何になる?
……ヘラクレスは妨害工作をしている人物がいるのではないかと言っていた。
それを、何処かで誰かが見ていたのならば、黒服達はヘラクレスが邪魔になってしかたがないんじゃないか?
手紙をみるタイミングは……おそらくある。
手紙を出したあと、回収してなか身を確認して魔法か何かの技術で封を開ける前の状態に戻した。
軍や魔導警察に妨害工作を行うものがいると言うのならば、情報源となり得る手紙を見るために郵便局に潜入させている人員がいても可笑しくないはずだ。
私が襲撃を受ける前に、私達の部屋に侵入して手紙を盗み見る。
私を狙っているのならば、情報は欲しいはず、部屋には言って情報収集を行うと言う行動をとるのも可笑しくはないだろう。
あとは、透視魔法を使って手紙の中身をみること。
封を開けて戻すよりも、私達たの部屋に侵入するよりも、簡単すむしばれる確率も低くて確実だ。
他の手段もあるかもしれない。
私の頭じゃ思い付くのは、この三つだけだ。
これでヘラクレスが妨害工作をしている人物がいると気がついていること、それが把握できる。
さっきも考えた通りに、きっと黒服達はヘラクレスのことを邪魔に思うはずだ。
邪魔だから、無力化できるように冤罪を吹っ掛けた?
いや、犯罪者とはいえ三人殺したんだから無力化どころか表に出れなくなるかもしれない。
ん~……わかんないな。
でも、これが計画の一部なのだとして、目的はヘラクレスの無力化だけなんだろうか?
私が学外に出るとはいえ、軍人の囲まれている状態……。
……あれ?もしかして、軍人を引き剥がすための、火事?
ぞわりと悪寒が背筋を走る。
「……はめられた?」
「永華?」
「どうした嬢ちゃん」
私の呟きに、二人が反応する。
「説明している暇はないかも、早く学校に戻らないと……。佐之助さんも来たほうがいいかもしれない」
「は?どう言うことだよ?」
そもそも、軍人さん達が火事の対処に行って三人だけになった時点で気づくべきだったんだ。
学校に向かって歩いていくと、よくわかっていないながらも二人はついてくる。
「私は狙われてて、今回殺された三人が所属しているだろう組織が犯人だ。多分、篠野部が消えた事件にも関係してるんじゃないかな」
「それは前々から考えていたことよね?」
「それで、ヘラクレスは篠野部捜索のたびに邪魔が入ってることに気がついて私達に忠告をしてるんだよ」
「……妨害工作をしている人物がいる可能性を示唆した兄さんは免罪で捕まっていて、襲撃犯達は死亡……。火事は妨害工作だとするのなら……軍人達を利用して永華を魔法学校から引きずり出して襲撃を仕掛けようとしてる?」
「多分」
「……よくよく考えればわかることかも。兄さんが免罪で捕まってるって聞いたせいで頭に血が上ってたのかしら……。でも、確かに早く魔法学校に帰った方がいいわね」
多分、頭の回る方であるララがこれに気がつかないようにするもの、目的だったのかもしれない。
じゃないと、ヘラクレスの事件なのに妹にも把握されているような反ヘラクレス派の軍人を、この事件に関与させるわけがわからない。
反ヘラクレス派の軍人がララを煽って、ララは怒って冷静な考えができなくなる。
そうなれば、簡単に今回のことに気がつかなくなるだろう。
襲撃するにしたって一般人の佐之助さんは放置ないしは即殺害して、ララは魔法で抵抗したとしても私が襲われたときのように数の利で勝とうとするかもしれない。
周囲に通報しそうな民間人も、火事の影響でこの辺りにはいない。
そうなれば、私を煮るなり焼くなり好きにできるだろう。
……いや、佐之助さんは腰に刀をさしているからワンチャンあるかもしれない……けど、数の暴力で圧倒される可能性の方があるか。
「んん~?俺なんにもわかんないんだけど……」
何も知らない佐之助さんに対して、なんと説明すればいいんだろうか。
情報を渡しすぎてはヘラクレスのようになるかもしれない。
「何かが君たちを狙ってるってことでいいのね?」
その佐之助さんの言葉に直後__
ガキン__
__何かを弾くような、その音は人がいなくなったことで普段よりも静かな住宅街に、とてもよく響いた。
私達の横を歩いていた佐之助さんは腰にさしたていた刀を抜刀して、横から飛んできた弓矢を叩き切った。
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