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子は鎹
178 襲撃犯、再来
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永華視点
操作に進展があったという報告もなく、また一日がたった。
もう数日もしないうちに三学期が始まってしまうような時期だ。
このまま篠野部が見つからなければ、一体どうなってしまうんだろうか……。
一人で廊下を歩いていると、向かい側から一学年先輩が歩いてきていた。
私はそれを特に気にすることもなく、すれ違おうとした瞬間、何かが振り上げられる音が聞こえて慌てて、その場から飛び退く。
鉄の塊が真横を通りすぎて、地面を遠慮なしに叩いた。
既視感のある光景、すぐに答えは導き出された。
私が肩口を切られることになった、三人組での襲撃事件の始まりに同じことがあった。
既視感はそれだ。
十中八九、あの時の鉄パイプのやつと、この先輩は同一人物だろう。
「……まさか、学校の中にいたとはね。カリヤ先輩やローシュテールの件は学校の中に協力者がいるとかもって思ってたけど、今回がそうだとはね」
「……お前にはついてきてもらう」
「嫌だと言ったら?」
「ぶん殴って、連れてく!」
「物騒だこと」
なも知らぬ先輩は地面を蹴り、こちらに向かってくる。
さて、どうしようか。
腰にぶら下げている木刀を使っても良いが、魔法を使うような事態は極力裂けたいものだ。
向こうに魔法が使えないままだと、できることなら本拠地を叩くまでは使えないと思わせたいんだけど……。
それに、先生達にもなるべく魔法を使うなといわれているし……。
長い間使っていなかったから、加減ができるか心配だといわれたら何も言えないよね。
また“神秘の魔法薬”を飲まされて、解毒薬と言う名の劇物を飲みたくなっていうのが本音の大部分をしめてるんだけどね……。
でも魔法を使わないって、相手がどんな薬を持っているかもわからないし以上は危ないか?
彫り下ろされた鉄パイプを木刀で受け止め、隙をついて腹を蹴り無理矢理距離をとる。
人気のないところで、しかも一人で襲ってきている辺り、学校の内部に入り込んでる数事態はすくないのかもしれない。
どっちにしろ、人気のないところを襲ってきたのは教師陣を警戒してのことだろう。
なら、これは先生達が来るまで耐えれば私の勝ち。
「大人しくいうことを聞けば、これ以上失くすものは増えないぞ」
「これ以上何失くすってのさ……」
記憶は取り戻したけど……。
「四肢」
「!?」
前までは多少の傷や記憶や魔法っていう、生きる上で支障がないものだったのに行きなり四肢欠損宣言!?
方針が変わったのか、それとも……篠野部を捕まえたから私に用がなくなったとか?
鉄パイプを避けつつ、思考を回し続ける。
先生達が来るまでの耐久勝負とはいえ、どうにかして先生達に異変を気がついてもらわないと……。
前みたいに花火を打ち上げるか?
いや、屋内だから無理がある。
前にもやった手口だから対策されてないとも限らないから使えるか、どうか……。
木刀と鉄パイプがぶつかり合い、誰もいない廊下に鈍い音が響き渡る。
やばい、これ受けてばっかだと力の押し合いで負けるし、現に今押さえ込まれている……!
「取ったあ!」
後ろ!?
声に釣られて振り返れば剣を持った黒服がいた。
このままじゃ後ろから切られてしまう。
どうにか避けないと……。
判断は一瞬、私の選択は決まった。
剣が振り下ろされる前に、わざと剣を持った黒服のしゃがみこみつつ懐に入り込み、拳を握り混んで思いきり黒服の腹に向かって肘うちを決める。
「カハッ!ガッ!?」
「は!?」
黒服は体をくの字に曲げる次の瞬間、なも知らぬ先輩の持っているかも鉄パイプの先端部分が黒服の頭にクリーンヒットした。
受け止めていた鉄パイプは力の限り押さえ込まれていたから私が受け止めるのをやめた瞬間、すぐに動きを止めるなんてことは無理で、勢いのままに振り下ろされる。
一方、黒服が私を切ろうとすると否が応でも鉄パイプの間合いに入ってしまい、更に肘うち体を曲げたことで鉄パイプに当たることになってしまったのだ。
「お、おぉ……」
鉄パイプが黒服に当たってしまうとは思っていなかった私は鉄パイプで頭を強かに殴られて床に倒れこむ黒服を見て頬をひきつらせる。
これは……。
学内で視認を出してしまったのではないかと冷や汗が流れるが、のそりと起き上がったのが見えたので死んではいないらしい。
雰囲気に似合わず、ホッと安心してしまう。
黒服は頭殴られた箇所を押さえつつ、頭から血を流しながら、こちらを睨み付ける。
鉄パイプを持ったなも知らぬ先輩も睨んできた。
私が何かしたわけでもないのに、睨まれる筋合いはないと思うんだけど……。
にしても、私を襲った二人がここに揃っているとなれば、あの場にいた魔導師がここに来ていてもおかしくはないだろう。
魔法学校に侵入した手口が気になるが、今はそうもいってられない。
流石に二人も相手にしつつの耐久戦なんて部が悪いとしかいいようがない状態、どうやって切り抜けるか。
前の時のように、あの藁人形を使わないとも限らないし……。
いや、藁人形のことを気にしている暇はないな。
木刀を構えて、一気に踏み込み相手との距離を積める。
打ち合い、押し合いの末に鉄パイプを弾き飛ばし重たい一撃をなも知らぬ先輩の首筋に叩き込む。
なも知らぬ先輩が重たい一撃を受けたことで倒れこみ、動かなくなったのを見て残っている剣を持った黒服の元に向かっていく。
こっちは剣を使っているから、なるべく慎重に動いていく。
剣を受ける度に木刀が欠けてしまうから、なるべく受け流すようにして攻撃をかわし、木刀と蹴りを織り混ぜて攻撃を行う。
攻撃を受け流す過程で隙ができた。
その隙を見逃すこともなく、懐に入り込んで思いきり鳩尾に拳を叩き込み、ふらついてところを踵落としをきめる。
顔面が地面に叩きつけられたところで、黒服が動か無くなるのを確認して、一息つく。
あちこちがヒリヒリしているので体の状態を確認してみたら、どこもかしこも大小様々な怪我だらけだった。
剣や仕込み武器、転がされたときについた傷なんだろうが、あまりの傷の量に頬がひきつった。
自分、よく今まで気がつかなかったな……。
「……これ、前に三人同時に襲ってたときに戦う選択ししてたら負けてたかな?」
遠距離の魔導師、近接の剣使い黒服、槍並みの間合いがある鉄パイプの黒服……。
今よりも弱い状態で、間合いがいい感じに保管されている三人が揃っている状態で戦っていたら重傷は負っていそうだな……。
負けたとしても、篠野部が来るだろうから結果としてはあまり変わってないかもしれない。
そういえば魔導師の黒服はどこに行ったんだろうか。
ここにいるのならば、仲間が二人もやられた時点で出てきてもおかしくはないと思うんだけど……。
魔法があるならまだしも、黒服は私が魔法を使えないって認識になっているはずだし、魔導師なら最大限の距離を取ったり透明化して襲ってきてもいいんと思うんだよね。
それとも何か役割があってここにいないとか?
考えながら、念のためにと思ってポーチにしまいこんでいた頑丈なロープを取り出して、二人を縛り上げる。
自殺なんてされてしまったらたまったものじゃないから猿轡を噛ませて、仕込み武器を持っていないか確認して、見つけたものは取り外して遠くに放り投げる。
「ボロボロ出てくるじゃん。こわ……。って、これ転移魔方陣?」
あんまりにも大量に出てくる仕込み武器にドン引きしていると、転移魔方陣が書かれて折りたたまれている紙を発見した。
これは一体どこに繋がっているのだろうか?もしかして……?そう首を捻っているとドタバタと、こっちへ向かってくる足音が聞こえた。
「永華!!」
やってきたのはミューとメメを筆頭に教師と友人達だった。
操作に進展があったという報告もなく、また一日がたった。
もう数日もしないうちに三学期が始まってしまうような時期だ。
このまま篠野部が見つからなければ、一体どうなってしまうんだろうか……。
一人で廊下を歩いていると、向かい側から一学年先輩が歩いてきていた。
私はそれを特に気にすることもなく、すれ違おうとした瞬間、何かが振り上げられる音が聞こえて慌てて、その場から飛び退く。
鉄の塊が真横を通りすぎて、地面を遠慮なしに叩いた。
既視感のある光景、すぐに答えは導き出された。
私が肩口を切られることになった、三人組での襲撃事件の始まりに同じことがあった。
既視感はそれだ。
十中八九、あの時の鉄パイプのやつと、この先輩は同一人物だろう。
「……まさか、学校の中にいたとはね。カリヤ先輩やローシュテールの件は学校の中に協力者がいるとかもって思ってたけど、今回がそうだとはね」
「……お前にはついてきてもらう」
「嫌だと言ったら?」
「ぶん殴って、連れてく!」
「物騒だこと」
なも知らぬ先輩は地面を蹴り、こちらに向かってくる。
さて、どうしようか。
腰にぶら下げている木刀を使っても良いが、魔法を使うような事態は極力裂けたいものだ。
向こうに魔法が使えないままだと、できることなら本拠地を叩くまでは使えないと思わせたいんだけど……。
それに、先生達にもなるべく魔法を使うなといわれているし……。
長い間使っていなかったから、加減ができるか心配だといわれたら何も言えないよね。
また“神秘の魔法薬”を飲まされて、解毒薬と言う名の劇物を飲みたくなっていうのが本音の大部分をしめてるんだけどね……。
でも魔法を使わないって、相手がどんな薬を持っているかもわからないし以上は危ないか?
彫り下ろされた鉄パイプを木刀で受け止め、隙をついて腹を蹴り無理矢理距離をとる。
人気のないところで、しかも一人で襲ってきている辺り、学校の内部に入り込んでる数事態はすくないのかもしれない。
どっちにしろ、人気のないところを襲ってきたのは教師陣を警戒してのことだろう。
なら、これは先生達が来るまで耐えれば私の勝ち。
「大人しくいうことを聞けば、これ以上失くすものは増えないぞ」
「これ以上何失くすってのさ……」
記憶は取り戻したけど……。
「四肢」
「!?」
前までは多少の傷や記憶や魔法っていう、生きる上で支障がないものだったのに行きなり四肢欠損宣言!?
方針が変わったのか、それとも……篠野部を捕まえたから私に用がなくなったとか?
鉄パイプを避けつつ、思考を回し続ける。
先生達が来るまでの耐久勝負とはいえ、どうにかして先生達に異変を気がついてもらわないと……。
前みたいに花火を打ち上げるか?
いや、屋内だから無理がある。
前にもやった手口だから対策されてないとも限らないから使えるか、どうか……。
木刀と鉄パイプがぶつかり合い、誰もいない廊下に鈍い音が響き渡る。
やばい、これ受けてばっかだと力の押し合いで負けるし、現に今押さえ込まれている……!
「取ったあ!」
後ろ!?
声に釣られて振り返れば剣を持った黒服がいた。
このままじゃ後ろから切られてしまう。
どうにか避けないと……。
判断は一瞬、私の選択は決まった。
剣が振り下ろされる前に、わざと剣を持った黒服のしゃがみこみつつ懐に入り込み、拳を握り混んで思いきり黒服の腹に向かって肘うちを決める。
「カハッ!ガッ!?」
「は!?」
黒服は体をくの字に曲げる次の瞬間、なも知らぬ先輩の持っているかも鉄パイプの先端部分が黒服の頭にクリーンヒットした。
受け止めていた鉄パイプは力の限り押さえ込まれていたから私が受け止めるのをやめた瞬間、すぐに動きを止めるなんてことは無理で、勢いのままに振り下ろされる。
一方、黒服が私を切ろうとすると否が応でも鉄パイプの間合いに入ってしまい、更に肘うち体を曲げたことで鉄パイプに当たることになってしまったのだ。
「お、おぉ……」
鉄パイプが黒服に当たってしまうとは思っていなかった私は鉄パイプで頭を強かに殴られて床に倒れこむ黒服を見て頬をひきつらせる。
これは……。
学内で視認を出してしまったのではないかと冷や汗が流れるが、のそりと起き上がったのが見えたので死んではいないらしい。
雰囲気に似合わず、ホッと安心してしまう。
黒服は頭殴られた箇所を押さえつつ、頭から血を流しながら、こちらを睨み付ける。
鉄パイプを持ったなも知らぬ先輩も睨んできた。
私が何かしたわけでもないのに、睨まれる筋合いはないと思うんだけど……。
にしても、私を襲った二人がここに揃っているとなれば、あの場にいた魔導師がここに来ていてもおかしくはないだろう。
魔法学校に侵入した手口が気になるが、今はそうもいってられない。
流石に二人も相手にしつつの耐久戦なんて部が悪いとしかいいようがない状態、どうやって切り抜けるか。
前の時のように、あの藁人形を使わないとも限らないし……。
いや、藁人形のことを気にしている暇はないな。
木刀を構えて、一気に踏み込み相手との距離を積める。
打ち合い、押し合いの末に鉄パイプを弾き飛ばし重たい一撃をなも知らぬ先輩の首筋に叩き込む。
なも知らぬ先輩が重たい一撃を受けたことで倒れこみ、動かなくなったのを見て残っている剣を持った黒服の元に向かっていく。
こっちは剣を使っているから、なるべく慎重に動いていく。
剣を受ける度に木刀が欠けてしまうから、なるべく受け流すようにして攻撃をかわし、木刀と蹴りを織り混ぜて攻撃を行う。
攻撃を受け流す過程で隙ができた。
その隙を見逃すこともなく、懐に入り込んで思いきり鳩尾に拳を叩き込み、ふらついてところを踵落としをきめる。
顔面が地面に叩きつけられたところで、黒服が動か無くなるのを確認して、一息つく。
あちこちがヒリヒリしているので体の状態を確認してみたら、どこもかしこも大小様々な怪我だらけだった。
剣や仕込み武器、転がされたときについた傷なんだろうが、あまりの傷の量に頬がひきつった。
自分、よく今まで気がつかなかったな……。
「……これ、前に三人同時に襲ってたときに戦う選択ししてたら負けてたかな?」
遠距離の魔導師、近接の剣使い黒服、槍並みの間合いがある鉄パイプの黒服……。
今よりも弱い状態で、間合いがいい感じに保管されている三人が揃っている状態で戦っていたら重傷は負っていそうだな……。
負けたとしても、篠野部が来るだろうから結果としてはあまり変わってないかもしれない。
そういえば魔導師の黒服はどこに行ったんだろうか。
ここにいるのならば、仲間が二人もやられた時点で出てきてもおかしくはないと思うんだけど……。
魔法があるならまだしも、黒服は私が魔法を使えないって認識になっているはずだし、魔導師なら最大限の距離を取ったり透明化して襲ってきてもいいんと思うんだよね。
それとも何か役割があってここにいないとか?
考えながら、念のためにと思ってポーチにしまいこんでいた頑丈なロープを取り出して、二人を縛り上げる。
自殺なんてされてしまったらたまったものじゃないから猿轡を噛ませて、仕込み武器を持っていないか確認して、見つけたものは取り外して遠くに放り投げる。
「ボロボロ出てくるじゃん。こわ……。って、これ転移魔方陣?」
あんまりにも大量に出てくる仕込み武器にドン引きしていると、転移魔方陣が書かれて折りたたまれている紙を発見した。
これは一体どこに繋がっているのだろうか?もしかして……?そう首を捻っているとドタバタと、こっちへ向かってくる足音が聞こえた。
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