147 / 234
つかの間の平穏
146 ザベルの奇行の原因
しおりを挟む
ザベル視点
私はメルトポリア王国の王都アストロにあるメルリス魔法学校の魔法の歴史を教えているザベル・イービスだ。
今日も今日とて、答案用紙の採点に、問題の作成、授業内容の選択。
やっていることは通常の学校の教師と大差がないだろうと思う。
職員室の自分の机で仕事を片付けていると魔法薬学の担当であるニーナ・ヴィジュルが書類と飲み物を片手に、やってきた。
「ザベル先生、書類と飲み物ですよ~」
「どうせなにか仕込んでるだろ。飲み物はいらん」
目もくれずに飲み物を拒否したらニーナのいる方向から「チッ」と舌打ちが聞こえてきた。
十中八九なにか仕込んでいたんだろう、大の大人がいろんな者にイタズラを仕掛けるだなんて呆れたものだ。
何度も似たような手口に騙されては、この前の髪が七色になる現象が起こったり小さくなったり、これ以上のイタズラをうけてたまるかという話だ。
チラリとニーナがいる方向に目を向けて、書類を受けとる。
ニーナが持ってきた書類の内容は憤怒の薬を飲んだローシュテールが吐き出したという邪竜がまとっていた泥と酷似するものについて書かれたものだ。
「生徒の安全を優先したから結果はわからずじまいか。まぁ、仕方のないことだな」
原因の究明も重要ではあるが、生徒の安否および安全の方が重要だ。
「一部の研究者が子供よりも新種の魔獣をなんで優先しなかったんだってうるさいですよ。どうにかして黙らせられないですか?」
ニーナの言葉から、自分の知識欲ばかり優先する頭のおかしい科学者連中が文句を垂れている様子がありありと想像できた。
あぁ、あの研究者達が騒ぎ立てていることを考えると頭がいたくなってくる。
「あの“研究費や環境で縛り付けているだけの犯罪者予備軍達”の話し聞いてると頭おかしくなりそうです」
「その言い方をやめろ」
「事実でしょう?知っている人は皆言ってるんですから」
やりすぎそうなもの達を集めて王家や研究機関の危なくない者達が監視がてら働かせているらしいが、こっちにろくでもない苦情が来ていることを考えると監視できてないのかもしれない。
苛立ちつつ、それが表面にでないようにして白紙に紙にツラツラと文字を書き連ねていき、最後の自分の名前を書いて便箋にしまいニーナに渡す。
「うるさい連中宛に出せ、黙るだろう」
「え、なに書いたんですか?」
「要約すると、これ以上は生徒の安全を優先したことについてとやかく言うようならば研究関連の行為が一切できないように条件付けた箱庭にぶちこむ、と」
「すごい黙りそう。ていうか魔法の乱用なのでは?」
「勤務妨害を無くすためだと言え」
やばい研究者どもの対応をしているうちの職員が病んだら駄目だからな。
こういうのは早めに止めなければいけない。
「にしても、なんか変ですよね」
「何がだ」
「だって、試験で狙われただろう六人が現場にいたんですよ?」
「ブレイブ家の件が繋がっていると?」
「なくはないでしょう?」
ニーナの言う通りだ。
出生が確定していないのはローレス・レイス、永華・戌井、カルタ・篠野部の三人だったがローレス・レイスの出生が今回の一件で判明した。
渦中にいるローレス・レイスが狙われたのではないかと言う話しも出たが、違うだろう。
箱庭試験の魔方陣に上書きするように書かれていた魔方陣は魔力の圧力とは別に簡単に箱庭の中に教師が入れないようにするためにものだった。
ローシュテールがローレス・レイスに邪竜をけしかける理由は、犯行理由を考えるとない。
それどころかローシュテールがローレスの存在に気がついたのは冬休みに入ってからの事だ。
それを証明したのはロンテで、屋敷の中に残っている書類だったのだから誤魔化していると言うことはないだろう。
「か細い糸一本くらいは繋がってそうだな」
ブレイブ家が黒幕ではないにしろ、末端とは繋がっていそうだ。
「でも、わりと誰が狙われているのかハッキリしたのでは?」
「……否定はしないが、可能性が上がった程度だろう」
「まぁ、ですな」
「私の弟妹が、狙われているかもしれないと考えると、余計に頭が痛くなってくる」
おもわずため息が漏れる。
「あの……」
いつのまにか職員室に現れていた由宇太・高葉子が声をかけてきた。
「どうかしました?」
「弟妹って、永華・戌井さんとカルタ・篠野部くんの事ですよね?」
「そうだが?」
それが一体どうしたんだろうか。
「あの二人は血縁関係がないのは、この前に入院したときにわかってますよね」
「そうだが、どうした?」
「あの、ザベル先生とも血縁関係はありませんよね?」
「さっきっからどうしたんです?」
由宇太は怪訝そうな表情でこちらを見てくる。
「えっと、込み入った事情とかもないでしょう?」
「ないですけど」
「じゃあなんで弟妹になるんですか?」
由宇太の質問に一瞬何を言っているんだと疑問符を飛ばす。
由宇太の言っている言葉の意味がわかるかとおもってニーナの方を見てみれば呆れた表情でため息を吐かれてしまった。
いつもは逆なんだがな。
「由宇太は最近働き出したんだからザベル先生が、あの二人と同じで“ジェフ・マッドハッド様”の弟子なんだって知らないと思いますよ?」
「あぁ、そういうことか」
別に触れ回ったわけでもないが、いつのまにか学校の教師陣にお師匠様に師事していたことがバレてたからてっきり由宇太も知っているものだと思ってしまっていた。
「私が言っている弟妹の意味は弟弟子だとか妹弟子って意味なんですよ。紛らわしかったですね、すみません」
「あ、いや、よかった。そういう意味だったんですね。てっきり血の繋がってない赤の他人に兄のように振る舞うという奇行を始めて仕事のしすぎでおかしくなったのかと……」
「君辛辣ですね」
「ウケる~」
まあ、由宇太から見ればそう感じてしまっても仕方がないことにはなっていたいでしょうし、仕方のないことだと受け入れましょう。
隣でケラケラと笑っている良い歳したいたずらっ子に関しては後で仕返しをしてやりますよ。
「え、でもザベル先生もマッドハッド様に師事を得てたんですか?だから腕いいんだ」
「ふふ、二人の存在を知ったときのザベル先生は凄かったですよ。普段から想像できないくらいに嬉しそうで、無表情なのに珍しく笑ってたんですから驚いたものですよ」
「え、ザベル先生笑えるんだ……」
「私も人間なので笑いますが?」
さっきっから二人揃って失礼だな。
「はぁ、言うなれば私は末弟子だったんです。お師匠の歳を考えれば私が最後の弟子だと思っていたんですよ。弟弟子や妹弟子に憧れていましたから、この歳になって二人も弟妹ができて嬉しいんですよ」
私がお師匠のところにいたのが十年前の十七歳、十年間の間だったし、もう弟子は取らないかもしれないみたいなことを言っていたから諦めていたのだ。
「まるで一人っ子に兄弟ができたときのようですね」
「概ねそんな感じですね」
十歳ぐらい歳の差がありますし、ほんとうに兄弟でもおかしくない年齢差なんですよね。
「しかも自己魔法が使えるんですよ?兄として鼻高々です」
「気持ちはわかりますけど、きちんと兄弟子って言いましょうよ。僕みたいな勘違いする人出てきますよ」
「む、それはめんどくさいですね。仕方がないです。事情を知らないだろう人の前では自重しましょう」
「やめないんだ……」
やめませんよ。
言葉足らずと言われればそうですが、事実であることには代わりないんですからね。
「本当の一人っ子で兄弟に憧れてるらしいからじゃない?」
「なるほど、でもあの二人の前で言わないのはなんででしょうね?」
「さぁ?教師らしくしようとしているのではないですかね?贔屓とかしないように線をひいているというか」
「あ~、ザベル先生やりそうだ。多分それですね」
事実ですけど他人に言われるとなんか嫌ですね。
あの二人はきっと私、ザベル・イービスが兄弟子である事実なんて知らないでしょう。
お師匠は少し忘れっぽいところがありますから、私がメルリス魔法学校で働いてあることは覚えていても二人に伝えることについては忘れてそうです。
私はメルトポリア王国の王都アストロにあるメルリス魔法学校の魔法の歴史を教えているザベル・イービスだ。
今日も今日とて、答案用紙の採点に、問題の作成、授業内容の選択。
やっていることは通常の学校の教師と大差がないだろうと思う。
職員室の自分の机で仕事を片付けていると魔法薬学の担当であるニーナ・ヴィジュルが書類と飲み物を片手に、やってきた。
「ザベル先生、書類と飲み物ですよ~」
「どうせなにか仕込んでるだろ。飲み物はいらん」
目もくれずに飲み物を拒否したらニーナのいる方向から「チッ」と舌打ちが聞こえてきた。
十中八九なにか仕込んでいたんだろう、大の大人がいろんな者にイタズラを仕掛けるだなんて呆れたものだ。
何度も似たような手口に騙されては、この前の髪が七色になる現象が起こったり小さくなったり、これ以上のイタズラをうけてたまるかという話だ。
チラリとニーナがいる方向に目を向けて、書類を受けとる。
ニーナが持ってきた書類の内容は憤怒の薬を飲んだローシュテールが吐き出したという邪竜がまとっていた泥と酷似するものについて書かれたものだ。
「生徒の安全を優先したから結果はわからずじまいか。まぁ、仕方のないことだな」
原因の究明も重要ではあるが、生徒の安否および安全の方が重要だ。
「一部の研究者が子供よりも新種の魔獣をなんで優先しなかったんだってうるさいですよ。どうにかして黙らせられないですか?」
ニーナの言葉から、自分の知識欲ばかり優先する頭のおかしい科学者連中が文句を垂れている様子がありありと想像できた。
あぁ、あの研究者達が騒ぎ立てていることを考えると頭がいたくなってくる。
「あの“研究費や環境で縛り付けているだけの犯罪者予備軍達”の話し聞いてると頭おかしくなりそうです」
「その言い方をやめろ」
「事実でしょう?知っている人は皆言ってるんですから」
やりすぎそうなもの達を集めて王家や研究機関の危なくない者達が監視がてら働かせているらしいが、こっちにろくでもない苦情が来ていることを考えると監視できてないのかもしれない。
苛立ちつつ、それが表面にでないようにして白紙に紙にツラツラと文字を書き連ねていき、最後の自分の名前を書いて便箋にしまいニーナに渡す。
「うるさい連中宛に出せ、黙るだろう」
「え、なに書いたんですか?」
「要約すると、これ以上は生徒の安全を優先したことについてとやかく言うようならば研究関連の行為が一切できないように条件付けた箱庭にぶちこむ、と」
「すごい黙りそう。ていうか魔法の乱用なのでは?」
「勤務妨害を無くすためだと言え」
やばい研究者どもの対応をしているうちの職員が病んだら駄目だからな。
こういうのは早めに止めなければいけない。
「にしても、なんか変ですよね」
「何がだ」
「だって、試験で狙われただろう六人が現場にいたんですよ?」
「ブレイブ家の件が繋がっていると?」
「なくはないでしょう?」
ニーナの言う通りだ。
出生が確定していないのはローレス・レイス、永華・戌井、カルタ・篠野部の三人だったがローレス・レイスの出生が今回の一件で判明した。
渦中にいるローレス・レイスが狙われたのではないかと言う話しも出たが、違うだろう。
箱庭試験の魔方陣に上書きするように書かれていた魔方陣は魔力の圧力とは別に簡単に箱庭の中に教師が入れないようにするためにものだった。
ローシュテールがローレス・レイスに邪竜をけしかける理由は、犯行理由を考えるとない。
それどころかローシュテールがローレスの存在に気がついたのは冬休みに入ってからの事だ。
それを証明したのはロンテで、屋敷の中に残っている書類だったのだから誤魔化していると言うことはないだろう。
「か細い糸一本くらいは繋がってそうだな」
ブレイブ家が黒幕ではないにしろ、末端とは繋がっていそうだ。
「でも、わりと誰が狙われているのかハッキリしたのでは?」
「……否定はしないが、可能性が上がった程度だろう」
「まぁ、ですな」
「私の弟妹が、狙われているかもしれないと考えると、余計に頭が痛くなってくる」
おもわずため息が漏れる。
「あの……」
いつのまにか職員室に現れていた由宇太・高葉子が声をかけてきた。
「どうかしました?」
「弟妹って、永華・戌井さんとカルタ・篠野部くんの事ですよね?」
「そうだが?」
それが一体どうしたんだろうか。
「あの二人は血縁関係がないのは、この前に入院したときにわかってますよね」
「そうだが、どうした?」
「あの、ザベル先生とも血縁関係はありませんよね?」
「さっきっからどうしたんです?」
由宇太は怪訝そうな表情でこちらを見てくる。
「えっと、込み入った事情とかもないでしょう?」
「ないですけど」
「じゃあなんで弟妹になるんですか?」
由宇太の質問に一瞬何を言っているんだと疑問符を飛ばす。
由宇太の言っている言葉の意味がわかるかとおもってニーナの方を見てみれば呆れた表情でため息を吐かれてしまった。
いつもは逆なんだがな。
「由宇太は最近働き出したんだからザベル先生が、あの二人と同じで“ジェフ・マッドハッド様”の弟子なんだって知らないと思いますよ?」
「あぁ、そういうことか」
別に触れ回ったわけでもないが、いつのまにか学校の教師陣にお師匠様に師事していたことがバレてたからてっきり由宇太も知っているものだと思ってしまっていた。
「私が言っている弟妹の意味は弟弟子だとか妹弟子って意味なんですよ。紛らわしかったですね、すみません」
「あ、いや、よかった。そういう意味だったんですね。てっきり血の繋がってない赤の他人に兄のように振る舞うという奇行を始めて仕事のしすぎでおかしくなったのかと……」
「君辛辣ですね」
「ウケる~」
まあ、由宇太から見ればそう感じてしまっても仕方がないことにはなっていたいでしょうし、仕方のないことだと受け入れましょう。
隣でケラケラと笑っている良い歳したいたずらっ子に関しては後で仕返しをしてやりますよ。
「え、でもザベル先生もマッドハッド様に師事を得てたんですか?だから腕いいんだ」
「ふふ、二人の存在を知ったときのザベル先生は凄かったですよ。普段から想像できないくらいに嬉しそうで、無表情なのに珍しく笑ってたんですから驚いたものですよ」
「え、ザベル先生笑えるんだ……」
「私も人間なので笑いますが?」
さっきっから二人揃って失礼だな。
「はぁ、言うなれば私は末弟子だったんです。お師匠の歳を考えれば私が最後の弟子だと思っていたんですよ。弟弟子や妹弟子に憧れていましたから、この歳になって二人も弟妹ができて嬉しいんですよ」
私がお師匠のところにいたのが十年前の十七歳、十年間の間だったし、もう弟子は取らないかもしれないみたいなことを言っていたから諦めていたのだ。
「まるで一人っ子に兄弟ができたときのようですね」
「概ねそんな感じですね」
十歳ぐらい歳の差がありますし、ほんとうに兄弟でもおかしくない年齢差なんですよね。
「しかも自己魔法が使えるんですよ?兄として鼻高々です」
「気持ちはわかりますけど、きちんと兄弟子って言いましょうよ。僕みたいな勘違いする人出てきますよ」
「む、それはめんどくさいですね。仕方がないです。事情を知らないだろう人の前では自重しましょう」
「やめないんだ……」
やめませんよ。
言葉足らずと言われればそうですが、事実であることには代わりないんですからね。
「本当の一人っ子で兄弟に憧れてるらしいからじゃない?」
「なるほど、でもあの二人の前で言わないのはなんででしょうね?」
「さぁ?教師らしくしようとしているのではないですかね?贔屓とかしないように線をひいているというか」
「あ~、ザベル先生やりそうだ。多分それですね」
事実ですけど他人に言われるとなんか嫌ですね。
あの二人はきっと私、ザベル・イービスが兄弟子である事実なんて知らないでしょう。
お師匠は少し忘れっぽいところがありますから、私がメルリス魔法学校で働いてあることは覚えていても二人に伝えることについては忘れてそうです。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
どーも、反逆のオッサンです
わか
ファンタジー
簡単なあらすじ オッサン異世界転移する。 少し詳しいあらすじ 異世界転移したオッサン...能力はスマホ。森の中に転移したオッサンがスマホを駆使して普通の生活に向けひたむきに行動するお話。 この小説は、小説家になろう様、カクヨム様にて同時投稿しております。
異世界坊主の成り上がり
峯松めだか(旧かぐつち)
ファンタジー
山歩き中の似非坊主が気が付いたら異世界に居た、放っておいても生き残る程度の生存能力の山男、どうやら坊主扱いで布教せよということらしい、そんなこと言うと坊主は皆死んだら異世界か?名前だけで和尚(おしょう)にされた山男の明日はどっちだ?
矢鱈と生物学的に細かいゴブリンの生態がウリです?
本編の方は無事完結したので、後はひたすら番外で肉付けしています。
タイトル変えてみました、
旧題異世界坊主のハーレム話
旧旧題ようこそ異世界 迷い混んだのは坊主でした
「坊主が死んだら異世界でした 仏の威光は異世界でも通用しますか? それはそうとして、ゴブリンの生態が色々エグいのですが…」
迷子な坊主のサバイバル生活 異世界で念仏は使えますか?「旧題・異世界坊主」
ヒロイン其の2のエリスのイメージが有る程度固まったので画像にしてみました、灯に関しては未だしっくり来ていないので・・未公開
因みに、新作も一応準備済みです、良かったら見てやって下さい。
少女は石と旅に出る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893967766
SF風味なファンタジー、一応この異世界坊主とパラレル的にリンクします
少女は其れでも生き足掻く
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893670055
中世ヨーロッパファンタジー、独立してます
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる