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第3章 タツシの夏休み

11,意外と…

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 ツプッ

 ジートの矛先がアメリアの入口に突き付けられる。

「ん♡」

「痛かったら言ってくれよ。そんなに無理されても俺が悲しいし……」

「全然痛くないので大丈夫です!」

「ん? ならいいが……」

 ふつう、すべてを受け入れた後で言うはずのそのセリフを、まだ入れていない段階で言うのはおかしいのだが、緊張してしまっていてジートはそのことに気が付かない。

 ズプ――――

 ズイズイとアメリアの膣内に矛が侵入していく。

「あ♡ んん♡」

 今までのマッサージ店でのとは違う、好きな人との愛のある情交。

 それをしているという自覚のあるアメリアは、いつもより幸福感に満ち溢れていた。

 これから、どこまで気持ちよくなってしまうのだろう――

 だが、彼女のその期待はこの後すぐ、崩れることになる。


「あっんっ もっと奥……奥まできてえ……」

「そんなに欲しいのか、アメリア。だがもうすべて挿れきってしまったよ。」

 ここでジートは気づいた。

(そういえば、女子が初めてするときって血が出ることが多いって……。でも、出ない人もいるのか。それになんだか全く抵抗なく入ったような……)

 ただ、こんな状況で「経験あるの?」なんて聞けるはずもない。ジートはピストンを始めた。

 シュッシュッシュッ

 拙い動きで、けれどもなんとかピストンしていく。

「ん………あ……先輩、もっと奥まで……」

「ほら、これでどうだ!!」

 パンッっと強く杭を打ち付ける。

 しかし。

「もっと奥……あとちょっとなの……先輩、お願い……」

 アメリアの気持ちいいところにあと僅かのところで届かない。

 そう、いつもスライムやらタツシの長いのに慣れてしまった子宮は、あまり子宮口を下げることなく上で快感を得るようになってしまった。

 そのため平均より小さいジートのアレで満足できないのだ。

「あ、あとちょっと……あとちょっと奥……」

「ごめん……これ以上……奥には無理だ……」

「えっ……」

「すまん、本当にすまん……」

「い、いや、気にしないでください!! 私が変なわがまま言ってすみません……」

「アメリアは、全く気持ちよくないかい?」

「いえ、先輩にしてもらえるだけで幸せですし、このまま続けてください!」

「ごめんよ……」

 そう言いながらゆっくりピストンを再開するジート。

 そうは言っても彼は童貞だ。そろそろ限界が来る。

「おっと、これ、入れてあげないと。」

「あ……(忘れるところだった!)」

 避妊をするための毒の魔道具。小さな粒であるそれをジートはアメリアの膣口に入れて棒で押し込んだ。

「そろそろ出るよ………」

「は、はい!」

 アメリアは精一杯足でジートの体を抱え込む。愛する人の子種を全力で取り込もうとするかのように。

「ああ! お腹の奥が温かい♡ ああっ んっ んんっ ……?」

 思っていたよりすぐにお腹の奥の爆発は止まった。

 しかし、もっと、と言えばまた彼を悲しませるのではないか。

 そう思ったアメリアは何も言わず、次のピストンを待った。


 だが、ジートは射精し終えるとそのままゆっくり棒を抜いた。名残惜しいとばかりにアメリアの膣が吸い付くが、そのままチュポンと抜ける。

「はぁ、はぁ……アメリア、最高だったよ。本当にありがとうな。」

「え、あ、あの……」

「どうしたんだ?」

「まだ……その……ええと……」

「?」

「し足りないっていうか……」

「いや、でも、もう俺の勃たないし……」

「えっ……(もしかして、普通の人は一回しかできないの?? でも、そういえば小説でも一回しかしていなかったような……)」

 偶然真面目な小説の中に突如出てきたベッドシーンを思い出したアメリア。既にタツシからの苛烈なマッサージを経験していたが、読んだ時には時間がないから一回なのかな、としか思わなかった。

「あ、そうですよね。あははは。すみません変なこと言っちゃって。次、明日の朝できますか……?」

「えっっ!? いや、うん、多分できるけど……」

「じゃあお願いします♡」

 想像以上にぐいぐいくるアメリアに、やっぱり経験あるんだろうなと確信したジート。

 その日は抱き合ってお互いぐっすり眠りについた。



 深夜。

 二人が寝ているツインベッドのそばに置いてある、アメリアのネグリジェから一体のモンスターが姿を現す。

 そして二人に強い睡眠魔法をかけると、アメリアの膣内に潜り込み奥を全力で押し込んだ。

「んんんんん♡」
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