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第8巻
#31 時効
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???・??
「……痛い」
「どうしたのぉ?」
「クソ…」
林・事務所
未解決事件、聖の住んでいるあの街では、数十年前子供四人が、ボットン便所の排水溝に詰められていた。犯人は何年も見つかってない。今回は、その、未解決事件を捜査。
二階堂と俺は駅を出て、聖の家へ。今回も、聖の家を拠点にし、捜査する事にした。
「これが当時の新聞よ」
聖は古い新聞を見せた。
「どうやって排水溝に身体詰めたのよ…」
「能力だろ」
すると聖は、
「当時は超能力なる物があるなんて、わからなかった時代だからねー、ねー林?」
「…そうだな」
俺は当時あった事を思い出した。が、やはり記憶が飛んでいるせいで、覚えてない。
「そういえば、時効は?」
「もうすぐ、らしいね」
聖は山を見て言った。
「…捜査しましょ」
「そうだな」
俺は二階堂の後をついて行く様に、聖の家を出た。
商店街の中に入った。店と店の間に、裏路地。
「すくねぇな」
「寂しい商店街だ事…」
人が全然居なかった。
「聞き込み、全然出来ないよ?」
「…裏路地…」
「…其処?」
すると二階堂はすぐ其処の裏路地に入った。
「…誰か居る…」
「は?」
俺は二階堂の後を追った。
「誰がこんな所に行くん……へ?」
其処には、しゃがんでパンを食っている女が居た。女は俺達に気付き、「何の様?」
「未解決事件の捜査です──」
その時、女は石ころを俺達に向かって投げた。
確信、此奴犯人でしょ。こんなあっさり見つかる?
「あぶねーよ!」
石ころを避けて、女の居る方を見た。
「居ない…」
女は居なかった。その時、上から足音。俺は上を向いた。其処には、上から見下ろす、あの女が居た。
「居た!」
女は立ち上がり、山側へ逃げた。俺は高く飛び、屋上へ。
「待て!」
俺は逃げる女を追った。
「……痛い」
「どうしたのぉ?」
「クソ…」
林・事務所
未解決事件、聖の住んでいるあの街では、数十年前子供四人が、ボットン便所の排水溝に詰められていた。犯人は何年も見つかってない。今回は、その、未解決事件を捜査。
二階堂と俺は駅を出て、聖の家へ。今回も、聖の家を拠点にし、捜査する事にした。
「これが当時の新聞よ」
聖は古い新聞を見せた。
「どうやって排水溝に身体詰めたのよ…」
「能力だろ」
すると聖は、
「当時は超能力なる物があるなんて、わからなかった時代だからねー、ねー林?」
「…そうだな」
俺は当時あった事を思い出した。が、やはり記憶が飛んでいるせいで、覚えてない。
「そういえば、時効は?」
「もうすぐ、らしいね」
聖は山を見て言った。
「…捜査しましょ」
「そうだな」
俺は二階堂の後をついて行く様に、聖の家を出た。
商店街の中に入った。店と店の間に、裏路地。
「すくねぇな」
「寂しい商店街だ事…」
人が全然居なかった。
「聞き込み、全然出来ないよ?」
「…裏路地…」
「…其処?」
すると二階堂はすぐ其処の裏路地に入った。
「…誰か居る…」
「は?」
俺は二階堂の後を追った。
「誰がこんな所に行くん……へ?」
其処には、しゃがんでパンを食っている女が居た。女は俺達に気付き、「何の様?」
「未解決事件の捜査です──」
その時、女は石ころを俺達に向かって投げた。
確信、此奴犯人でしょ。こんなあっさり見つかる?
「あぶねーよ!」
石ころを避けて、女の居る方を見た。
「居ない…」
女は居なかった。その時、上から足音。俺は上を向いた。其処には、上から見下ろす、あの女が居た。
「居た!」
女は立ち上がり、山側へ逃げた。俺は高く飛び、屋上へ。
「待て!」
俺は逃げる女を追った。
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