皆を求めるエヌルタ

第拾四話 欲望の章 其の参 killer

私は家に駆け込んだ。
「そ、村長さん、、、」
私はリビングに向かった。リビングには誰も居なかった。
「姉さん？」
家中探した。結局見つからなかった。


5月4日

鉄次さんから電話が来た。
「鉄次さん？どうしたの？」
「瑛子が、、、」
私は信じたくなかった。私は家を飛び出し、警察署へ向かった。
「姉さん、、、嘘、、、」
霊安室の様な場所で、、、瑛子姉さんの死体を見た。
「姉さん、姉さん！」
「死御、、、」
鉄次は私を見つめて、こう言った。
「瑛子を守れなくって、すまねぇ、、、」
と。私は何も言えなかった。一頻り泣いた私は、警察署を後にした。帰路を辿る途中だった。目の前に黒フードを被った人が現れた。
「誰？」
「、、、」
黒フードの人は、懐からナイフを取り出し、私に突っ込んできた。
「いきなり何よ！」
私は避けて黒フードの人を首を叩いた。黒フードの人はたちまち倒れ、立てなくなった。私は倒れた人の黒フードを取った。
「え？嘘、、、」
私は驚いた。黒フードの人は、鉄次さん達の先生だった。
「先生？嘘、なんで、、、」
「何よ！あんた達は、金のなる木よ！？」
意味がわからない！
「は、はぁ？」
私は警察を呼び、先生を逮捕した。

先生はなんと、連続殺人事件の犯人だった。どうやら先生は金の為に、人を殺していた様だ。人間の欲望って言うのは、そう簡単に満たせるものかな？