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戦い編(下)

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RW東京本部基地・遥

私は、RWの他の基地の指揮長と電話会談をしていた。今日は北海道、金沢、大阪、鹿児島の支部の指揮長が参加していた。
「WE体は強力な生物兵器」
北海道支部の前崎は言った。
「左様。WE体は、生物兵器であり、神に近い存在。我々は今、奴らに対抗できる兵器を2体、制作中だ」
後付けで大阪支部の亜裡川は言った。その後、鹿児島支部の指揮長は、
「今や、1番被害の大きいのは東京本部。1体は東京、もう1体は金沢に配置するのが良いだろう」
と言った。
「ありがとうございます、葛坂さん」
「葛坂さん、、、」
「とにかく、配置場所はそれで決定しよう」
前崎はそう言い、電話を切った。
「いつ、兵器は導入されるのですか?」
私は皆に聞いた。
「金沢支部の平田なめたさん?」
「2週間、でしょう」
平田は言った。
「了解しました」
私はそう言い電話を切り、部屋を出た。外には鉄次が居た。
「何かあったのか?」
「WE体を倒す為の兵器が、導入される」
「そうか、、、」
私は言うだけ言って、その場を去った。通路を進んでる途中、トイレから誰かの声がした。入口には掃除中と書かれた看板があり、男女の声が聞こえた。私はちょっと覗いてみた。なんと、男女がヤっていた。
「あっ、うっ、イク、、、」
私は固唾を飲んで、指揮室に戻った。指揮室には、早苗と、京子しか居なかった。て事は、楽徒と麗子、、、デキてたのか、、、。


鉄次

俺は16歳の子と、外で話していた。
「君は、何になりたいんだい?」
「僕は、兵器の整備士です。前々からやってみたくて」
「そうか!今ちょうど整備士空いてるよ!色々練習し、勉強したら出来るぜ!」
俺が言った時、遥が来た。
「鉄次、ちょっと来て、、、」
「おっと、誰かさんが俺をお呼びの様だ。すまんな、ちょっと行ってくるよ」
俺はそう言い、遥の所へ向かった。
「勉強したら、、か」
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