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第2章
episode Ⅱ-Ⅰ 匿う
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俺と血だらけの稲瀬は、教室に居た。
「どうする?どう出る?」
「窓から飛び降りる?」
「無理だ」
急にとんでもない事考えるから、凄く困る。けど、窓から飛び降りる以外、ない気がする。
「、、、いや、やってみる価値がある」
「は?本気なの?」
彼女は適当に言っていたっぽい。俺はベランダに出て、下を見た。彼女は俺の隣に立った。
「高いな、、、」
「手、握って」
彼女はそう言い、左手を出した。
「うん」
俺は彼女の左手を握って、木のある場所に飛び降りた。木は俺達を捕まえ、落下の衝撃を緩めた。俺達はグラウンドに落ちた。
「痛えー」
「行こう!」
彼女がそう言い、俺を引っ張った。
「痛くねーのか?」
「痛くない!」
俺は彼女の後をついて行った。俺達は町外れの喫茶店に行き、野間を呼んだ。
「野間さん、あの、、、」
「姉貴、アンタ、、、やってしまいましたね?」
野間は困っている稲瀬を見て、
「学校ではしないでくださいってあれ程やめろと、言いましたよね?何故破るのです!」
「仕方ないでしょ?」
「仕方ないじゃありません!」
野間は呆れて、
「榎原さん、すいません」
と俺に言った。
「はい?」
「姉貴を、あなたの家に匿って欲しいんです」
「へ?」
俺は不思議に思い、「匿って欲しい?稲瀬をか?」
「はい」
俺は稲瀬を見て、「いいのか?」
「うん」
彼女は頷き、「仕方ないもん」
と言った。俺は
「荷物、まとめて、家に来い」と言い、喫茶店を出た。
「どうする?どう出る?」
「窓から飛び降りる?」
「無理だ」
急にとんでもない事考えるから、凄く困る。けど、窓から飛び降りる以外、ない気がする。
「、、、いや、やってみる価値がある」
「は?本気なの?」
彼女は適当に言っていたっぽい。俺はベランダに出て、下を見た。彼女は俺の隣に立った。
「高いな、、、」
「手、握って」
彼女はそう言い、左手を出した。
「うん」
俺は彼女の左手を握って、木のある場所に飛び降りた。木は俺達を捕まえ、落下の衝撃を緩めた。俺達はグラウンドに落ちた。
「痛えー」
「行こう!」
彼女がそう言い、俺を引っ張った。
「痛くねーのか?」
「痛くない!」
俺は彼女の後をついて行った。俺達は町外れの喫茶店に行き、野間を呼んだ。
「野間さん、あの、、、」
「姉貴、アンタ、、、やってしまいましたね?」
野間は困っている稲瀬を見て、
「学校ではしないでくださいってあれ程やめろと、言いましたよね?何故破るのです!」
「仕方ないでしょ?」
「仕方ないじゃありません!」
野間は呆れて、
「榎原さん、すいません」
と俺に言った。
「はい?」
「姉貴を、あなたの家に匿って欲しいんです」
「へ?」
俺は不思議に思い、「匿って欲しい?稲瀬をか?」
「はい」
俺は稲瀬を見て、「いいのか?」
「うん」
彼女は頷き、「仕方ないもん」
と言った。俺は
「荷物、まとめて、家に来い」と言い、喫茶店を出た。
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