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第1巻
【第1話】2005年だ
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◾️
いつの事だろうか。何年前だ?オレは知らず知らずのうちに、してはいけない事をしてしまった。オレはじんわりと、其れを…
告白だ。
◾️
──3位 城島圭吾。2位 柳嶋夏菜子。1位 尾崎蓮。オレは尾崎蓮と云う。高3だ。受験の為、オレは必死に城島圭吾と一緒に、高校生活を謳歌した。
オレと城島は、同じ大学へ通う事にした。
大学生活、オレと城島はやる事が無いので、最初はずっと惰眠を謳歌していた。
俺はこんなのじゃダメだ、そう思って城島と、適当に変なサークルに入った。
そのサークルは変で、何かの機械を作成するだけのサークルだった。創る物は何でもいい、なのでオレと城島は変な装置の開発を、実験の成功を希いながら創った。その装置は簡単で、静電気を発生させるだけの、ただのちゃちな機械。だが、何故かその装置は賞を獲得。不思議だ。何故このちゃちな機械で賞を獲得出来たのか、未だにわからない。
オレと城島は、他の作品の制作を開始した。全て成功した。だが、何故か刺激が足りず、過激な装置を創った。まさに、人を殺める為だけに作成された装置。オレと城島は楽しくてしょうがなかった。
その装置は簡単な物で、携帯のボタンを押すと、爆弾が作動する物。
「蓮、この爆弾どーする?」
「嫌いな教授に使おーぜ?」
「城島、いいなそれ!」
オレは夜中、大学のとある講義の部屋の、教授が使う机の裏に爆弾を仕掛けた。
嫌いな教授は、講義は必ず15分遅れで来る、生徒を叩く等と云う惡行をした。オレも叩かれた。城島も叩かれた。オレはその糞教授を恨んでる。
次の日、1時限目からその糞教授の講義。オレは城島にとある手紙を渡した。
『・・-・・ -・-・ ・--- ・--・- -・-・ --・-・ -・ -・・・ ・-・-・- -・ -・ ・・ ・・-- -・ ・・ ・・-・・ ・-・-・- ・-・・ -・-・ -・・- --- -・--・ ・-・・ -・・-・ --- ・-・ ・- ・-・・ ・・・ -・ ・・ 』
『講義終了と同時に爆弾を起動。モールス信号にした理由は、ただの文だと、誰かに読まれるかも知れないからだ。』
オレは城島に、この手紙を講義中に紙飛行機で渡した。
「モールスか。はぁ」
スイッチは城島が持っている。
間も無く講義が終了する。城島がオレの方を向いた。オレは頷き、合図を出した。
「それじゃあ、講義を終了する。礼」
城島はスイッチを押した。そして…
『ドカン』
笑った。笑ったさ。あの吹っ飛んでった糞教授の顔。もう、楽しくってしょうがなかったよ!
糞教授の身体が、爆発で吹き飛んだ。血が飛んだ。火が出た。爆発した。………最高だよ!
オレと城島は避難して、家に帰った。
「……ハハハ、アハハ!死んだぞ!彼奴!見ただろ圭吾!あの不様な死に方!」
「あぁ見たよ。最高だったよ。なぁ蓮。他の糞野郎にも使おうぜ!」
「圭吾…」
オレはニヤっと不敵な笑みを浮かべ、
「へへへ、最高じゃねーか」
「恐れを知らないな?」
オレはテーブルに置いてあった小型爆弾を手に取り、
「糞共に」
「制裁を」
いつの事だろうか。何年前だ?オレは知らず知らずのうちに、してはいけない事をしてしまった。オレはじんわりと、其れを…
告白だ。
◾️
──3位 城島圭吾。2位 柳嶋夏菜子。1位 尾崎蓮。オレは尾崎蓮と云う。高3だ。受験の為、オレは必死に城島圭吾と一緒に、高校生活を謳歌した。
オレと城島は、同じ大学へ通う事にした。
大学生活、オレと城島はやる事が無いので、最初はずっと惰眠を謳歌していた。
俺はこんなのじゃダメだ、そう思って城島と、適当に変なサークルに入った。
そのサークルは変で、何かの機械を作成するだけのサークルだった。創る物は何でもいい、なのでオレと城島は変な装置の開発を、実験の成功を希いながら創った。その装置は簡単で、静電気を発生させるだけの、ただのちゃちな機械。だが、何故かその装置は賞を獲得。不思議だ。何故このちゃちな機械で賞を獲得出来たのか、未だにわからない。
オレと城島は、他の作品の制作を開始した。全て成功した。だが、何故か刺激が足りず、過激な装置を創った。まさに、人を殺める為だけに作成された装置。オレと城島は楽しくてしょうがなかった。
その装置は簡単な物で、携帯のボタンを押すと、爆弾が作動する物。
「蓮、この爆弾どーする?」
「嫌いな教授に使おーぜ?」
「城島、いいなそれ!」
オレは夜中、大学のとある講義の部屋の、教授が使う机の裏に爆弾を仕掛けた。
嫌いな教授は、講義は必ず15分遅れで来る、生徒を叩く等と云う惡行をした。オレも叩かれた。城島も叩かれた。オレはその糞教授を恨んでる。
次の日、1時限目からその糞教授の講義。オレは城島にとある手紙を渡した。
『・・-・・ -・-・ ・--- ・--・- -・-・ --・-・ -・ -・・・ ・-・-・- -・ -・ ・・ ・・-- -・ ・・ ・・-・・ ・-・-・- ・-・・ -・-・ -・・- --- -・--・ ・-・・ -・・-・ --- ・-・ ・- ・-・・ ・・・ -・ ・・ 』
『講義終了と同時に爆弾を起動。モールス信号にした理由は、ただの文だと、誰かに読まれるかも知れないからだ。』
オレは城島に、この手紙を講義中に紙飛行機で渡した。
「モールスか。はぁ」
スイッチは城島が持っている。
間も無く講義が終了する。城島がオレの方を向いた。オレは頷き、合図を出した。
「それじゃあ、講義を終了する。礼」
城島はスイッチを押した。そして…
『ドカン』
笑った。笑ったさ。あの吹っ飛んでった糞教授の顔。もう、楽しくってしょうがなかったよ!
糞教授の身体が、爆発で吹き飛んだ。血が飛んだ。火が出た。爆発した。………最高だよ!
オレと城島は避難して、家に帰った。
「……ハハハ、アハハ!死んだぞ!彼奴!見ただろ圭吾!あの不様な死に方!」
「あぁ見たよ。最高だったよ。なぁ蓮。他の糞野郎にも使おうぜ!」
「圭吾…」
オレはニヤっと不敵な笑みを浮かべ、
「へへへ、最高じゃねーか」
「恐れを知らないな?」
オレはテーブルに置いてあった小型爆弾を手に取り、
「糞共に」
「制裁を」
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