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002 相性のいい相手:R
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あーなんか物足りない。
開脚拘束具で、両手を頭の上でベッドに括られM字に脚を開いた清崇のアナルにペニスを突っ込みながら思う。
こう自分から虐めてオーラ全開で来られると、ちょっと冷めるんだよね。
心の中では喜んでてもさ。
僕の前ではそれ見せないで、必死で抵抗して。殺気立った瞳で睨んでくれたら、熱くなれるんだけどなぁ。
だから、見た目反発心ありそうな男を選んでるのに。
台無しでしょ? そんなうっとりすがる瞳で見られちゃ……なんて。
何度もセックスし慣れた相手に、意外性を求めても仕方ないよね。
もう1時間以上、射精させないまま攻めてるから……すがる瞳にもなるか。
「あ……れい、じ……も……出させ……て、はぁ……もう……」
「まだ3回しか空イキしてないじゃん。あと2回は余裕でしょ?」
ニッコリ笑って、清崇のペニスの先にぶっ刺してある尿道プラグを出し入れする。
「ひッああッ……! つッ、は……あああァァッ……!」
「くっ……」
イッた清崇のアナルの中が、僕のペニスを締めつける。
でもね。
まだイカない。まだ足りないもん。
「4回。あと1回イッたら外してあげるから」
プラグをリングのとこまで刺し直して、ピストン再開。
「や、まっ……うあッ……ひあ、あああッ……」
嫌がってもやめないし、待たない。
だって、これを求めて僕に抱かれてるの、知ってるからね。
頭上で手枷の鎖をガチャガチャと鳴らしながらも、さらに僕を深くくわえ込もうと動く清崇の腰を押さえる。
「わかってる。もっとあげるってば。ほしいんでしょ? 奥に、ちんぽ」
約束通り、もう1回中でイッたら。溜まった精液……ドクドク出させてあげるからね。
悲鳴一歩手前の清崇の喘ぎ声を聞きながら。直腸の壁を抉り、ペニスを奥に打ち込み続けた。
清崇は、ここ半年近く月5くらいのペースでやってるセフレだ。
長く続いてるのは、セックスの相性がいいからか。
もしくは。見た目が僕の好みで、お互いにとって都合がよくて楽だからか。
僕たちの関係に、恋愛感情はない。それも、関係がこじれない重要なファクター……ていうより。
恋も愛も、セックスに必要ってわけじゃないよね?
強いていえば、食べ物と同じ。
毎日好きなものを食べてるつもりでも、限られた選択肢から適当にピックアップしてるだけ。毎日それにするほど夢中じゃないし、それがないとダメってものはない。
生きてくためには、ないと困る。どうせなら好きなものがいいけど。それがない時は、嫌いじゃなく好みの範疇なら何でもいい。
それがセックス。
まぁ、少なくとも。僕にとってはね。
最初のセックスの相手は、中学の寮で同室だった友達で。
「やってみねぇ?」
そう言われて、やってみた。
年頃で。興味もあったし。ヒマだったし。
二人でタチネコ両方、3回ずつくらいやった感想は。
突っ込むのは気持ちよくて楽しい。
突っ込まれるのは、かなり気持ちいいけど楽しくない。
満足感は、断然タチのほうがある……僕はね。
ちょうどよく、その友達はネコのほうがいいってことで。僕たちは同室でいた残り3ヶ月余りの間、けっこうなペースで盛ってたっけな。
その後、ちょくちょく誰かしらとセックスはしてるけど。虜になるほど気に入った相手はいなかった。この先もいる気がしない。
所詮、生身の人間使ったオナニーじゃん?
その時々で楽しめる相手がいればいいの。
「ん……」
ベッドに放置したままの清崇が身じろいだ。
「醒めた? ピザあるよ」
放っといたっていっても、ローションと精液と吹いた潮でドロドロの身体はちゃんと拭いてあげてある。
まぁ、清崇が飛んじゃってる間に、僕はシャワーも済ませて先にエネルギー補給してるんだけどね。
「あーとりあえず身体、流してくる」
よろけながらバスルームに向かう清崇は。さっきまで僕に突っ込まれて、あんあんペニスをねだってたとは思えない容姿の男だ。
アッシュブロンドに染めた長髪に、ワイルド系の顔立ち。耳にデカいピアスの穴を開け、背が高く細マッチョな身体。そんなナリでも、一応マジメに大学に通ってるらしい。
今19歳の清崇との出会いは、半年前のナンパだ。
繁華街で声をかけられた時。
特定の相手もいなくて時間あったし。外見も気に入って、ちょうどやりたい気分だったからオッケーして……ホテルに向かう道すがら、確認。
『僕はタチだけど、それでもやる? 力づくは僕に効かないよ』
驚かれつつ返された答えは。
『いいぜ。お前かわいいし。一回突っ込まれてみるのも経験だからな』
ラッキー。
で、やった。
タチだってことのほかに。
僕にはカテゴライズ出来る性癖がある。
S……いわゆるサディストってやつ。僕はそれ。小さい頃からその気はあったけど、ハッキリ自覚したのは中学でセックスし始めてすぐ。
イケない苦痛と快感に歪む顔。快楽を求めてみっともなく僕に従う、屈辱に紅潮する顔……ゾクゾクする!
射精の気持ちよさなんかより、ずっと満足するんだ。
僕がセックスで得たいのは、精神的充足感なの。
それを与えてくれる男が、相性のいい相手。
開脚拘束具で、両手を頭の上でベッドに括られM字に脚を開いた清崇のアナルにペニスを突っ込みながら思う。
こう自分から虐めてオーラ全開で来られると、ちょっと冷めるんだよね。
心の中では喜んでてもさ。
僕の前ではそれ見せないで、必死で抵抗して。殺気立った瞳で睨んでくれたら、熱くなれるんだけどなぁ。
だから、見た目反発心ありそうな男を選んでるのに。
台無しでしょ? そんなうっとりすがる瞳で見られちゃ……なんて。
何度もセックスし慣れた相手に、意外性を求めても仕方ないよね。
もう1時間以上、射精させないまま攻めてるから……すがる瞳にもなるか。
「あ……れい、じ……も……出させ……て、はぁ……もう……」
「まだ3回しか空イキしてないじゃん。あと2回は余裕でしょ?」
ニッコリ笑って、清崇のペニスの先にぶっ刺してある尿道プラグを出し入れする。
「ひッああッ……! つッ、は……あああァァッ……!」
「くっ……」
イッた清崇のアナルの中が、僕のペニスを締めつける。
でもね。
まだイカない。まだ足りないもん。
「4回。あと1回イッたら外してあげるから」
プラグをリングのとこまで刺し直して、ピストン再開。
「や、まっ……うあッ……ひあ、あああッ……」
嫌がってもやめないし、待たない。
だって、これを求めて僕に抱かれてるの、知ってるからね。
頭上で手枷の鎖をガチャガチャと鳴らしながらも、さらに僕を深くくわえ込もうと動く清崇の腰を押さえる。
「わかってる。もっとあげるってば。ほしいんでしょ? 奥に、ちんぽ」
約束通り、もう1回中でイッたら。溜まった精液……ドクドク出させてあげるからね。
悲鳴一歩手前の清崇の喘ぎ声を聞きながら。直腸の壁を抉り、ペニスを奥に打ち込み続けた。
清崇は、ここ半年近く月5くらいのペースでやってるセフレだ。
長く続いてるのは、セックスの相性がいいからか。
もしくは。見た目が僕の好みで、お互いにとって都合がよくて楽だからか。
僕たちの関係に、恋愛感情はない。それも、関係がこじれない重要なファクター……ていうより。
恋も愛も、セックスに必要ってわけじゃないよね?
強いていえば、食べ物と同じ。
毎日好きなものを食べてるつもりでも、限られた選択肢から適当にピックアップしてるだけ。毎日それにするほど夢中じゃないし、それがないとダメってものはない。
生きてくためには、ないと困る。どうせなら好きなものがいいけど。それがない時は、嫌いじゃなく好みの範疇なら何でもいい。
それがセックス。
まぁ、少なくとも。僕にとってはね。
最初のセックスの相手は、中学の寮で同室だった友達で。
「やってみねぇ?」
そう言われて、やってみた。
年頃で。興味もあったし。ヒマだったし。
二人でタチネコ両方、3回ずつくらいやった感想は。
突っ込むのは気持ちよくて楽しい。
突っ込まれるのは、かなり気持ちいいけど楽しくない。
満足感は、断然タチのほうがある……僕はね。
ちょうどよく、その友達はネコのほうがいいってことで。僕たちは同室でいた残り3ヶ月余りの間、けっこうなペースで盛ってたっけな。
その後、ちょくちょく誰かしらとセックスはしてるけど。虜になるほど気に入った相手はいなかった。この先もいる気がしない。
所詮、生身の人間使ったオナニーじゃん?
その時々で楽しめる相手がいればいいの。
「ん……」
ベッドに放置したままの清崇が身じろいだ。
「醒めた? ピザあるよ」
放っといたっていっても、ローションと精液と吹いた潮でドロドロの身体はちゃんと拭いてあげてある。
まぁ、清崇が飛んじゃってる間に、僕はシャワーも済ませて先にエネルギー補給してるんだけどね。
「あーとりあえず身体、流してくる」
よろけながらバスルームに向かう清崇は。さっきまで僕に突っ込まれて、あんあんペニスをねだってたとは思えない容姿の男だ。
アッシュブロンドに染めた長髪に、ワイルド系の顔立ち。耳にデカいピアスの穴を開け、背が高く細マッチョな身体。そんなナリでも、一応マジメに大学に通ってるらしい。
今19歳の清崇との出会いは、半年前のナンパだ。
繁華街で声をかけられた時。
特定の相手もいなくて時間あったし。外見も気に入って、ちょうどやりたい気分だったからオッケーして……ホテルに向かう道すがら、確認。
『僕はタチだけど、それでもやる? 力づくは僕に効かないよ』
驚かれつつ返された答えは。
『いいぜ。お前かわいいし。一回突っ込まれてみるのも経験だからな』
ラッキー。
で、やった。
タチだってことのほかに。
僕にはカテゴライズ出来る性癖がある。
S……いわゆるサディストってやつ。僕はそれ。小さい頃からその気はあったけど、ハッキリ自覚したのは中学でセックスし始めてすぐ。
イケない苦痛と快感に歪む顔。快楽を求めてみっともなく僕に従う、屈辱に紅潮する顔……ゾクゾクする!
射精の気持ちよさなんかより、ずっと満足するんだ。
僕がセックスで得たいのは、精神的充足感なの。
それを与えてくれる男が、相性のいい相手。
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