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王家一日目⑥

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「スイーツはミルクレープをお願いいたします」セバスに頼まれた。

「そんなに気に入った?」

「はい」

 クレープは簡単だし、俺はやると決めて、皆でクレープを焼き始めた。

 生クリームもキチンとつくり、家の子を出したら不味いからな。

あとは、アイスクリームをそえるつもりだ。

 アイスクリームは砂糖を使って、そしてイチゴ味のイチゴアイスも試しに作ってみた。

「生クリームにイチゴを潰して入れた物も作ってみます。」
イチゴミルクレープと普通のミルクレープ両方共簡単になれたら出来るからな。

「この他に種々なミルクレープには方法があります。
生地をもう少し甘くしたもの、上にフルーツを置いて飾り付けたもの、中に薄くフルーツを入れた物もあります。
これは、時間をみて皆さんが作ってみてください。
ただし、あまりにも多くフルーツを乗せたり入れすぎると、見た目は良くても味は...
ミルクレープ食べているか、フルーツを食べているかわからなくなります。そこは見極めて欲しい」

皆神妙な顔で聞いている。セバスさんは、なれたみたいでクレープも焼けるようになり、フルーツの飾り付けも挑戦始めている。
 
 ミルクレープは、勿論バカウケで今日はミルクレープの日にしようかと、本当に議論されたみたいだ。

 俺は王様に
「朝食と昼御飯、スイーツの代金代わりに何が欲しいか?」
と聞かれたので、
「茶が欲しい」

と頼んでみた、セバスが旅の間に見た記憶があるそうなので、頼んで置くことにした。



 
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