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音・・・OTO
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常磐辰希は実のところ平凡な容姿の少年だった。
中学生だが背丈は平均的で体重も同じく平均的。顔だちは黒いメタルフレームの眼鏡の奥にこれまた平凡な一重瞼の瞳が存在して完全に顔だちが眼鏡に負けていた。
平凡を絵に描いたような常磐辰希の姿かたちだが彼の頭脳はなかなか非凡で都内屈指の有名進学校K成学園中等部に入学し成績も五本の指に入る秀才である。
平凡な容姿のなかに鋭い刃のような頭脳を秘めて日々を送る常磐辰希だが彼を訳もなく苛立たせる存在が身近に存在した。
「常磐ちゃん、消ゴムかして」
常磐辰希の隣の席で先ほどから天使の如き笑みで消ゴムを要求しているクラスメートがその苛立ちの元凶である。
隣の生徒の名は久世音。父親は世界的有名なピアニストで兄もK成の卒業生でイケメン俳優、実家は平安から続く公家で元伯爵家・・・ちなみに祖父は元官僚の事務次官。
その華麗なる家柄だけで常磐は胸焼けを起こすが何も久世音の恵まれた血筋に嫉妬などしていない。血筋で人を差別するなど最も恥ずべき行為だからだ。
「おーい常磐ちゃん・・・消ゴム」
無視してもさらに絡んでくる久世音に常磐辰希は根負けしてケースから消ゴムを出して無言で渡した。
「サンキュー常磐ちゃん!」
無邪気に礼を言う久世音の顔だちは愛らしく、大きな瞳がキラキラしていて眩しい。
(くそ!こんなとこいないでアイドルにでもなれよチート野郎!!)
心のなかで常磐辰希が毒づいているとも知らず久世音はなかなか消ゴムを返さず何故か消ゴムにボールペンで落書きを始めた。
「おい、さっさと返せよ」
常磐辰希がイライラしながら催促すると久世音は再び天使の笑みで消ゴムを返した。
返却された消ゴムを見て常磐辰希は怒鳴りそうになったが自習時間とはいえクラスで波風を起こしたくなく何とかこらえた。
「常磐ちゃんに似てるでしょ?」
ニッコリ笑いどや顔でこちらを見る久世音の顔面を殴りたいと猛烈に思ったがそれは出来ない。
問題になるより前に咄嗟に芽生えた気持ちに常磐辰希自身愕然とした。
(あんな可愛い顔、殴れない。もっと見てたい・・・)
訳もなく久世音に苛立つ自分の想いの正体がわかり常磐辰希は心底絶望した。
苛立つ、消えてほしい、憎い、でも顔を見ていたい・・・つまり恋だ。
常磐辰希13歳の悪夢のような初恋はこうして幕を開けた。
消ゴムには怒る常磐辰希の顔がユーモラスに描かれ、達筆な字でこう書いてあった。
(友達になって常磐ちゃん♥️)
・・・・・・
久世音のチートなところは何もやんごとなき家柄だけでなく成績優秀な少年たちの巣窟であるK成学園中等部2年のなかで成績が常磐辰希も軽く凌駕して常にトップであることの他に運動能力にも優れ、果ては父親譲りの音楽の才能を発揮してバンド活動までしていることだ。
美少女の如き可憐な容姿で巧みにギターを演奏して激しいナンバーを歌う久世音の姿はそのアンバランスさがかえって大評判となり不定期に開催される音楽室での放課後ライブには中等部の生徒だけでなく高等部の先輩たち、そして教師まで詰めかけ大盛況だった。
「久世かわいい!!」
野太い歓声で熱狂する音楽室で常磐辰希は静かに眼鏡越しに久世音を見つめていた。
久世音と一応は友達となり気づいたが彼は沢山の崇拝者がいるのに特定の友人を作らず孤高のアイドルを演じていた。
「たくさん友達いるとウザイ。一匹狼の方がロックだろ?」
初めて一緒に図書室に行ったとき妙に冷めた口調で久世音は呟いた。
「じゃあ、なんでしつこく俺にちょっかいかけた?」
予約していた本を片手に図書室を出ながら尋ねると意外な答えが返ってきて本を取り落としそうになった。
「辰希は俺のお兄ちゃんに似てるから」
「お前さ人バカにすんのも大概にしろよ。それか網膜と脳ミソに異常でもあんのか?お前の兄貴って久世清月・・・俳優だろ?」
「そうだよ。でも1年の頃から似てるって思ってずっと友達になりたかった。辰希といると楽しいし安心する」
フンワリと笑う久世音の笑顔を見ていて常磐辰希は身体が高ぶり疼くのを感じたが中2なりの理性でなんとか衝動をおさえた。
「ねえ・・・俺のこと音って呼んでよ。辰希・・・」
もう我慢できなかった。
常磐辰希は誰もいない閉架書庫を開けると灯りをつけるのももどかしく久世音を壁に押しつけキスをした。
「おと・・・おと」
止まらぬ衝動で唇をこじ開け舌を入れると音もそれに応えしばらく2人で抱きあい唇を貪っていたら不意に音が辰希の制服を乱し始め下半身に触れた。
「辰希・・・気持ちよくするから」
そのあとの行為は生まれて初めての快楽に溺れ辰希は自分の性器を音がしゃぶっている可愛い天使にはあるまじき凄艶な姿に興奮し何度も音の口のなかで射精したことしか覚えていない。
・・・・・・
「うちに遊びにきなよ!」
久世音と初めてキスをして人目のつかぬところで性行為に溺れ、しばらく後、常磐辰希は久世音の家に招かれた。
あの日、ひんやりした閉架書庫でキスをして性器を愛撫され、しゃぶられても、2人はお互いに友達のまま特に変化もなく、どちらともなく欲情するとそういう行為をした。
常磐辰希はひとつ決心していた。
(音の家に行ったら告白する。付き合おうって言う!)
松濤にある久世家本邸は高級住宅のなかでも豪華でそれでいて赴きがあり一介の庶民である辰希はその優雅な雰囲気に圧倒された。
やたら大きな玄関からリビングに案内されるとそこにはスラッとした顔の小さい若い男がソファーでなにやら熱心に本を読んでいる最中であった。
「シヅ兄ちゃん!友達だよ。辰希!」
音のはしゃいだ声で本から顔をあげたキリリとした秀麗な青年を見て辰希は思わず叫んだ。
「くっ!久世清月さん!?大河ドラマの!?あっ、すみません。毎週観てます」
狼狽えて声が震える辰希に音の兄久世清月は凛とした表情でニコリと笑いかけた。
「ありがとう。音の兄の清月です。今日はゆっくりしていって。俺はこれから共演者と打ち合わせだけど」
そう言ってバッグに本を入れて出かけようとする兄に音が静かに問いかけた。
「打ち合わせって五月雨さん?」
「そう。遅くなるから夕食はいらないってお祖母ちゃんに伝えてくれ。行ってきます」
音の頭を撫で辰希に笑って手をふると颯爽と久世清月は行ってしまった。
「やっぱ超カッコいいな!さすが人気俳優・・・」
「死ね・・・クソが!!死ね!!殺す!!地獄に堕ちろ!!」
音の自慢の兄のことを褒めようとした辰希は兄の去った方を向いたまま泣き叫び呪いの言葉を吐く音の迫力に声が途絶えたがすぐにある真実に気づき音をそっと抱きしめた。
「音は兄ちゃんが好きなんだな?」
辰希の問いに音は泣きながら頷いた。
「ねえ、なんで兄弟は結婚できないの!?なんで俺は久世なんかに生まれたの!?あの人の弟なんてヤダ!!他の奴に盗られるの見てるのも耐えられない!苦しいよ辰希・・・助けて」
激しくしゃくりあげる音の背中をさすりながら辰希はポツリと呟いた。
「俺も苦しいよ音・・・」
涙にくれる音は愛おしい・・・なのに死ぬほど憎らしいと想う辰希は無言で音の唇に自分の唇を重ねた。
・・・・・・
それから先も常磐辰希は久世音と友達でいた。
自分が音の満たされぬ性欲のはけ口にされているのはわかっていたが、もう音の傍を離れるつもりはない。
ライブが終わり連れだって帰る途中、まだ歌を口ずさむ音に辰希はそっと声をかけた。
「お前を嫌いになれたら楽なのに」
「それでもいいよ。俺は辰希みたいな優しい人間には似合わない下衆だから・・・」
寂しげに微笑む音の手を辰希は優しくにぎった。
「音・・・好きだよ」
雪がちらつく西日暮里駅の雑踏のなかで音の戸惑ったような声が聴こえた。
「俺がどんな下衆でも好き?」
「だって、音は俺の全てを変えたんだ。こんな苦しい恋をさせてくれるお前はすげーよ」
今日も平凡な常磐辰希の傍で久世音は愛らしい天使のような笑みを見せながら一緒にいる。
友達として
end
中学生だが背丈は平均的で体重も同じく平均的。顔だちは黒いメタルフレームの眼鏡の奥にこれまた平凡な一重瞼の瞳が存在して完全に顔だちが眼鏡に負けていた。
平凡を絵に描いたような常磐辰希の姿かたちだが彼の頭脳はなかなか非凡で都内屈指の有名進学校K成学園中等部に入学し成績も五本の指に入る秀才である。
平凡な容姿のなかに鋭い刃のような頭脳を秘めて日々を送る常磐辰希だが彼を訳もなく苛立たせる存在が身近に存在した。
「常磐ちゃん、消ゴムかして」
常磐辰希の隣の席で先ほどから天使の如き笑みで消ゴムを要求しているクラスメートがその苛立ちの元凶である。
隣の生徒の名は久世音。父親は世界的有名なピアニストで兄もK成の卒業生でイケメン俳優、実家は平安から続く公家で元伯爵家・・・ちなみに祖父は元官僚の事務次官。
その華麗なる家柄だけで常磐は胸焼けを起こすが何も久世音の恵まれた血筋に嫉妬などしていない。血筋で人を差別するなど最も恥ずべき行為だからだ。
「おーい常磐ちゃん・・・消ゴム」
無視してもさらに絡んでくる久世音に常磐辰希は根負けしてケースから消ゴムを出して無言で渡した。
「サンキュー常磐ちゃん!」
無邪気に礼を言う久世音の顔だちは愛らしく、大きな瞳がキラキラしていて眩しい。
(くそ!こんなとこいないでアイドルにでもなれよチート野郎!!)
心のなかで常磐辰希が毒づいているとも知らず久世音はなかなか消ゴムを返さず何故か消ゴムにボールペンで落書きを始めた。
「おい、さっさと返せよ」
常磐辰希がイライラしながら催促すると久世音は再び天使の笑みで消ゴムを返した。
返却された消ゴムを見て常磐辰希は怒鳴りそうになったが自習時間とはいえクラスで波風を起こしたくなく何とかこらえた。
「常磐ちゃんに似てるでしょ?」
ニッコリ笑いどや顔でこちらを見る久世音の顔面を殴りたいと猛烈に思ったがそれは出来ない。
問題になるより前に咄嗟に芽生えた気持ちに常磐辰希自身愕然とした。
(あんな可愛い顔、殴れない。もっと見てたい・・・)
訳もなく久世音に苛立つ自分の想いの正体がわかり常磐辰希は心底絶望した。
苛立つ、消えてほしい、憎い、でも顔を見ていたい・・・つまり恋だ。
常磐辰希13歳の悪夢のような初恋はこうして幕を開けた。
消ゴムには怒る常磐辰希の顔がユーモラスに描かれ、達筆な字でこう書いてあった。
(友達になって常磐ちゃん♥️)
・・・・・・
久世音のチートなところは何もやんごとなき家柄だけでなく成績優秀な少年たちの巣窟であるK成学園中等部2年のなかで成績が常磐辰希も軽く凌駕して常にトップであることの他に運動能力にも優れ、果ては父親譲りの音楽の才能を発揮してバンド活動までしていることだ。
美少女の如き可憐な容姿で巧みにギターを演奏して激しいナンバーを歌う久世音の姿はそのアンバランスさがかえって大評判となり不定期に開催される音楽室での放課後ライブには中等部の生徒だけでなく高等部の先輩たち、そして教師まで詰めかけ大盛況だった。
「久世かわいい!!」
野太い歓声で熱狂する音楽室で常磐辰希は静かに眼鏡越しに久世音を見つめていた。
久世音と一応は友達となり気づいたが彼は沢山の崇拝者がいるのに特定の友人を作らず孤高のアイドルを演じていた。
「たくさん友達いるとウザイ。一匹狼の方がロックだろ?」
初めて一緒に図書室に行ったとき妙に冷めた口調で久世音は呟いた。
「じゃあ、なんでしつこく俺にちょっかいかけた?」
予約していた本を片手に図書室を出ながら尋ねると意外な答えが返ってきて本を取り落としそうになった。
「辰希は俺のお兄ちゃんに似てるから」
「お前さ人バカにすんのも大概にしろよ。それか網膜と脳ミソに異常でもあんのか?お前の兄貴って久世清月・・・俳優だろ?」
「そうだよ。でも1年の頃から似てるって思ってずっと友達になりたかった。辰希といると楽しいし安心する」
フンワリと笑う久世音の笑顔を見ていて常磐辰希は身体が高ぶり疼くのを感じたが中2なりの理性でなんとか衝動をおさえた。
「ねえ・・・俺のこと音って呼んでよ。辰希・・・」
もう我慢できなかった。
常磐辰希は誰もいない閉架書庫を開けると灯りをつけるのももどかしく久世音を壁に押しつけキスをした。
「おと・・・おと」
止まらぬ衝動で唇をこじ開け舌を入れると音もそれに応えしばらく2人で抱きあい唇を貪っていたら不意に音が辰希の制服を乱し始め下半身に触れた。
「辰希・・・気持ちよくするから」
そのあとの行為は生まれて初めての快楽に溺れ辰希は自分の性器を音がしゃぶっている可愛い天使にはあるまじき凄艶な姿に興奮し何度も音の口のなかで射精したことしか覚えていない。
・・・・・・
「うちに遊びにきなよ!」
久世音と初めてキスをして人目のつかぬところで性行為に溺れ、しばらく後、常磐辰希は久世音の家に招かれた。
あの日、ひんやりした閉架書庫でキスをして性器を愛撫され、しゃぶられても、2人はお互いに友達のまま特に変化もなく、どちらともなく欲情するとそういう行為をした。
常磐辰希はひとつ決心していた。
(音の家に行ったら告白する。付き合おうって言う!)
松濤にある久世家本邸は高級住宅のなかでも豪華でそれでいて赴きがあり一介の庶民である辰希はその優雅な雰囲気に圧倒された。
やたら大きな玄関からリビングに案内されるとそこにはスラッとした顔の小さい若い男がソファーでなにやら熱心に本を読んでいる最中であった。
「シヅ兄ちゃん!友達だよ。辰希!」
音のはしゃいだ声で本から顔をあげたキリリとした秀麗な青年を見て辰希は思わず叫んだ。
「くっ!久世清月さん!?大河ドラマの!?あっ、すみません。毎週観てます」
狼狽えて声が震える辰希に音の兄久世清月は凛とした表情でニコリと笑いかけた。
「ありがとう。音の兄の清月です。今日はゆっくりしていって。俺はこれから共演者と打ち合わせだけど」
そう言ってバッグに本を入れて出かけようとする兄に音が静かに問いかけた。
「打ち合わせって五月雨さん?」
「そう。遅くなるから夕食はいらないってお祖母ちゃんに伝えてくれ。行ってきます」
音の頭を撫で辰希に笑って手をふると颯爽と久世清月は行ってしまった。
「やっぱ超カッコいいな!さすが人気俳優・・・」
「死ね・・・クソが!!死ね!!殺す!!地獄に堕ちろ!!」
音の自慢の兄のことを褒めようとした辰希は兄の去った方を向いたまま泣き叫び呪いの言葉を吐く音の迫力に声が途絶えたがすぐにある真実に気づき音をそっと抱きしめた。
「音は兄ちゃんが好きなんだな?」
辰希の問いに音は泣きながら頷いた。
「ねえ、なんで兄弟は結婚できないの!?なんで俺は久世なんかに生まれたの!?あの人の弟なんてヤダ!!他の奴に盗られるの見てるのも耐えられない!苦しいよ辰希・・・助けて」
激しくしゃくりあげる音の背中をさすりながら辰希はポツリと呟いた。
「俺も苦しいよ音・・・」
涙にくれる音は愛おしい・・・なのに死ぬほど憎らしいと想う辰希は無言で音の唇に自分の唇を重ねた。
・・・・・・
それから先も常磐辰希は久世音と友達でいた。
自分が音の満たされぬ性欲のはけ口にされているのはわかっていたが、もう音の傍を離れるつもりはない。
ライブが終わり連れだって帰る途中、まだ歌を口ずさむ音に辰希はそっと声をかけた。
「お前を嫌いになれたら楽なのに」
「それでもいいよ。俺は辰希みたいな優しい人間には似合わない下衆だから・・・」
寂しげに微笑む音の手を辰希は優しくにぎった。
「音・・・好きだよ」
雪がちらつく西日暮里駅の雑踏のなかで音の戸惑ったような声が聴こえた。
「俺がどんな下衆でも好き?」
「だって、音は俺の全てを変えたんだ。こんな苦しい恋をさせてくれるお前はすげーよ」
今日も平凡な常磐辰希の傍で久世音は愛らしい天使のような笑みを見せながら一緒にいる。
友達として
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