妄想日記5<<DISPARITY>>

YAMATO

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Chapter9(手駒編)

Chapter9-⑬【クリスマスの約束】前編

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ゴーグル男がベンチの上で身体を反らす。
それ以上に太マラが反っていた。
歯茎を剥き出しにして、バーベルを持ち上げる。
五厘に刈った頭とゴーグルは良くマッチしていた。
それに加え、スジ筋に似合わない太マラが競パンを突き破りそうだ。
『これって、もしかして超掘り出し物じゃねぇか！』
チカラはバーに手を添えると、ゆっくり腰を落とす。
力んでいる男の口にギリギリ迄、尻を近付けた。
「うおぉう！」
荒い息がアナルに当たる。
幼い顔立ち以外はチカラのタイプだ。
逆に言えば将来大化けするかもしれない。
次第にとてつもない原石を見付けた気になってきた。
尿道拡張が頭を過る。
『今日は4ミリのカテーテルしか持ってない。
可能だろうか？』
ワタルでさえ2ミリから始めた。
高校生かもしれないヒナタには危険過ぎると、ブレーキを掛ける。
だが一度擡げた欲望はそう簡単には引っ込まない。
『やるか？止めるか？』
葛藤するが、どちらにしても決め手が欲しい。

今度はチカラがベンチ台に横たわる。
バーを握ると、上から見詰めるゴーグルと搗ち合う。
「いつもスキンヘッドなんすか？」
ヒナタが口を開く。
「ああ、そうだ。」
「俺、スキンフェチなんすよ。
めちゃアガルっす！
憧れの人がスキンで、見ただけで発情しちゃいます。」
ヒナタが股間を頭に擦り付けてきた。
「だったらお前もすればいいじゃねぇか。」
益々趣味が合い、チカラも頭を押し付ける。
「したいのは山々っすけど、今就活中で出来ないんすよ。
就職決まったら、即剃るっす。」
「何だ、やっぱ学生じゃねぇか。」
チカラは呆れ顔を向けた。

ベンチプレスが終わり、インクラインベンチに移動する。
「あのー、お願いがあるんすけど…。」
ダンベルを持ったチカラの大胸筋に熱い眼差しが注がれた。
「何だ？言ってみろ。
まあ、俺に出来る事ならやってやるぜ。」
どうせ掘って欲しいと言う位だろうと、高を括る。
「えっ、マジっすか！
男に二言はないっすよ！」
ヒナタが大胸筋の弾力を確かめる様に入念に触った。
「もっと膨らませますか？」
「こうか？」
交互に左右の胸を動かして見せる。
「おおっ、最高っす！
この浮き上がった血管、マジ凄いっす！
やっぱスキンのマッチョは迫力があるっす。」
上擦った声音が耳を擽った。
先走りは充分だ。
これならオイルは必要はない。
ダンベルを置くと、ヒナタの後ろに立つ。

「何！お前が…、俺を…、縛るっていうのか？」
背後のチカラが同じ言葉を繰り返す。
「はい、是非お願いします！」
ヒナタは向きを変えると、頭を下げる。
「縛るって、亀甲縛りの事だろ？
お前、出来るのか？」
チカラは半信半疑の様子だ。
ヒロシを練習台にして、大分様になってきた。
だがぽっちゃり体型では手応えが得られない。
筋肉自慢のマッチョを縛りたいという欲求は日増しに強くなっていた。
今日ここへ来たのも、それが目的だ。
「それが出来れば、何でも言う事を聞きます。
是非ともお願いします！」
更に頭を深く下げた。

(つづく)

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