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Chapter6(港川編)
Chapter6-⑫【シャワーの後だから】前編
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「それと…、これ穴が開いてしまって…。」
ボロ切れとなった競パンを差し出す。
「別に構わないっすよ。
それにその方が都合良くないっすか?
穿いたまま掘れるし。」
ヒナタは腰に巻いたバスタオルを奪い取る。
「あっ…。」
勃起したペニスが腹を打つ。
「じゃあ、都合の良い時、連絡ヨロシクっす。」
奪ったタオルをタカユキの肩に掛けると、入れ違いにシャワーブースへ入る。
隣のシャワー音が終わるまでに浴びる必要があった。
ボディーシャンプーを頭で泡立て、その泡を全身に伸ばしていく。
これが一番の時短だ。
タカユキの物欲しそうな表情を思い出す。
スパンキングを受け、寸止めを食らう。
身体は放出を望んでいた筈だ。
タオルを奪われた瞬間、見開いた瞳がその証拠だった。
膨らんだ亀頭は再開を期待したのだろう。
脇をすり抜けた時の落胆した顔は愉快極まりない。
きっと連絡してくる。
最もらしい会う口実を言ってくる事も想像がつく。
タカユキはもう手中に収めたも同じだ。
そうなると、何が何でもサングラスの下を確認したくなる。
隣の気配に集中した。
『俺は二兎ともゲットするぜ!』
振り上げた腕を自分の尻に打ち付ける。
「ピシッ!パシッ!」
飛沫を飛ばし、殴打音を隣へ届けた。
隣のシャワーが止まった。
頭から水流を浴び、泡を洗い流す。
タオルを頭に乗せると、勢い良く扉を開けた。
男の肉付きの良い大殿筋がみえる。
張り付いたスパッツから割れ目が透けて見えた。
もう帰り支度が済んでいる。
慌ててロッカーを開け、服を着込む。
横目で男を盗み見る。
サングラスをした男が靴紐を結んでいた。
黒子の確認が出来ない。
男はリュックを背負うと、受け付けに向かった。
ヒナタはサンダルを突っ掛けると、後を追う。
スパッツのアナル部分の隆起が気持ちを急き立てた。
階段を下りた男は百貨店の前の交差点を三丁目の方向に渡った。
振り返る事はない。
声を掛けるタイミングを図る。
後姿が雑居ビルの地下へ消えていく。
ヒナタは距離を保ち、階段を下りる。
ドアにビデオのポスターが貼ってあった。
どうやらゲイショップの様だ。
ドアを開け、中を覗き込む。
細長い店内の中程に男は立っている。
次々にディルドを手に取り、手触りを確かめていた。
ヒナタは奥へ進もうと、男の後ろをすり抜ける。
狭い通路で、身体を横にして男のリュックを避けた。
通り過ぎる時に、男の隆起したアナルに手を伸ばす。
確かな異物の感触を確認する。
一瞬引けた腰が押し返してきた。
だがここは堪えて、先にあるDVDコーナーで足を止める。
並んだ背表紙から目的のDVDを探す。
50音順に整理されていたので、直ぐに見付かった。
『アナルの宴』と書かれたパッケージの男を繁々と眺める。
やはり隣の男と似ていた。
髪型とやや脂肪の付いた体型に違いはあるが、口元の印象は同じだ。
盛り上がったスパッツを注視する。
弧を描いたペニスの先端に染みが出来ていた。
男は特大のディルドを手にすると、レジへ向かう。
『あんなデカイのが入るのか?』
(つづく)
ボロ切れとなった競パンを差し出す。
「別に構わないっすよ。
それにその方が都合良くないっすか?
穿いたまま掘れるし。」
ヒナタは腰に巻いたバスタオルを奪い取る。
「あっ…。」
勃起したペニスが腹を打つ。
「じゃあ、都合の良い時、連絡ヨロシクっす。」
奪ったタオルをタカユキの肩に掛けると、入れ違いにシャワーブースへ入る。
隣のシャワー音が終わるまでに浴びる必要があった。
ボディーシャンプーを頭で泡立て、その泡を全身に伸ばしていく。
これが一番の時短だ。
タカユキの物欲しそうな表情を思い出す。
スパンキングを受け、寸止めを食らう。
身体は放出を望んでいた筈だ。
タオルを奪われた瞬間、見開いた瞳がその証拠だった。
膨らんだ亀頭は再開を期待したのだろう。
脇をすり抜けた時の落胆した顔は愉快極まりない。
きっと連絡してくる。
最もらしい会う口実を言ってくる事も想像がつく。
タカユキはもう手中に収めたも同じだ。
そうなると、何が何でもサングラスの下を確認したくなる。
隣の気配に集中した。
『俺は二兎ともゲットするぜ!』
振り上げた腕を自分の尻に打ち付ける。
「ピシッ!パシッ!」
飛沫を飛ばし、殴打音を隣へ届けた。
隣のシャワーが止まった。
頭から水流を浴び、泡を洗い流す。
タオルを頭に乗せると、勢い良く扉を開けた。
男の肉付きの良い大殿筋がみえる。
張り付いたスパッツから割れ目が透けて見えた。
もう帰り支度が済んでいる。
慌ててロッカーを開け、服を着込む。
横目で男を盗み見る。
サングラスをした男が靴紐を結んでいた。
黒子の確認が出来ない。
男はリュックを背負うと、受け付けに向かった。
ヒナタはサンダルを突っ掛けると、後を追う。
スパッツのアナル部分の隆起が気持ちを急き立てた。
階段を下りた男は百貨店の前の交差点を三丁目の方向に渡った。
振り返る事はない。
声を掛けるタイミングを図る。
後姿が雑居ビルの地下へ消えていく。
ヒナタは距離を保ち、階段を下りる。
ドアにビデオのポスターが貼ってあった。
どうやらゲイショップの様だ。
ドアを開け、中を覗き込む。
細長い店内の中程に男は立っている。
次々にディルドを手に取り、手触りを確かめていた。
ヒナタは奥へ進もうと、男の後ろをすり抜ける。
狭い通路で、身体を横にして男のリュックを避けた。
通り過ぎる時に、男の隆起したアナルに手を伸ばす。
確かな異物の感触を確認する。
一瞬引けた腰が押し返してきた。
だがここは堪えて、先にあるDVDコーナーで足を止める。
並んだ背表紙から目的のDVDを探す。
50音順に整理されていたので、直ぐに見付かった。
『アナルの宴』と書かれたパッケージの男を繁々と眺める。
やはり隣の男と似ていた。
髪型とやや脂肪の付いた体型に違いはあるが、口元の印象は同じだ。
盛り上がったスパッツを注視する。
弧を描いたペニスの先端に染みが出来ていた。
男は特大のディルドを手にすると、レジへ向かう。
『あんなデカイのが入るのか?』
(つづく)
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