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Chapter5(奸賊編)
Chapter5-⑦【セイレーン】前編
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「ではスクワットの要領で腰を上げ下げしなさい。
決してぺニスは外さない様に。
手は頭の後ろで組むと、エロさが増します。」
大の字に寝た三浦がカメラを構えている。
チカラは三浦を跨いでしゃがみ込む。
そしてアナルにぺニスを宛がうと、ゆっくりと身を沈めた。
風を全く感じない。
後頭部に容赦なく陽射しが照り付けた。
頭の後ろで組んだ手が離れそうになる。
オイル塗れの汗は流れる事なく、身体に留まっていた。
「ほらっ、もっと気合いを入れなさい。
亀頭から根本まで丹念に塗りなさい。
それとも猿轡してないから、興奮が足りませんか。」
伸びた手が両頬を押さえ付けた。
「うぐっ…。」
気持ちとは裏腹にオイルに塗れた指に舌を這わす。
「ほらっ、もっと良い声で鳴きなさい。
その方がギャラリーも喜びますよ。」
三浦の言葉に視線を後方へ向ける。
腕組みをした二人の男がニヤニヤして見ていた。
その視線にチカラのマラが反応する。
「おおぉう!」
身体を仰け反らせ、腹の底から声が出す。
もう箍は外れていた。
目を覚ますと、チカラと三浦は突っ伏して寝ていた。
満潮へ向かい始めた浜辺は後退する一方だ。
二人の足元にも波が打ち寄せている。
殆ど寝てない三浦は甲高い鼾を掻き、起きる気配はない。
一際大きな波が砂浜を駆け上がってきた。
波はビデオカメラを一瞬で飲み込み、そして引いて行く。
その手前に大きな溜まりが出来た。
ナツキは足でカメラの脇の砂を除ける。
次の波が来れば、重みで砂は崩れ、水没するだろう。
『商売道具を雑に扱った罰だな。』
ナツキは散策に出る。
ジャスティスがまだ沖縄にいれば、きっとここへ来る。
照り付ける陽射しがナツキを急かした。
見覚えのある大きな岩が目に入る。
その奥をジャスティスはよく陣取っていた。
ナツキはジャンプしてその岩に降り立つ。
二人の男が慌てて離れた。
突然現れた男に、二人共呆然と立ち尽くしている。
ゴリラに似た大柄の男とスジ筋の若い男だ。
自分より若いのは確かだろう。
「邪魔して悪かったな。
続けてくれ。」
ナツキは背を向けると、岩から飛び降りる。
そんなに長く沖縄にいる筈がないと、己に言い聞かす。
岩場の凹みに海水が溜まっていた。
潮が満ちれば消えてしまう鏡だ。
そこを跨ぐ時、水面にスキンヘッドの男が映る。
男の口が開く。
何かを言い掛けたが、突然出来た波紋に邪魔された。
水溜まりの中にサンダルがあった。
視線を上げ、その持ち主を確認する。
岩の奥にいたスジ筋だ。
「探し物は何?」
スジ筋が口を開いた。
「続きはいいのか?」
ナツキは回答せず、別の質問をする。
「ああ、別にタイプじゃないし。
しつこいからさせただけ。
それよりこっちの方が興味あるし。
厳つい風貌に、肥大乳首のマッチョを放っておけないよ。」
スジ筋が卑猥な笑みを浮かべた。
ナツキは男の穿くスパッツに目を向ける。
立体的な薄手の生地がペニスを露にしていた。
(つづく)
決してぺニスは外さない様に。
手は頭の後ろで組むと、エロさが増します。」
大の字に寝た三浦がカメラを構えている。
チカラは三浦を跨いでしゃがみ込む。
そしてアナルにぺニスを宛がうと、ゆっくりと身を沈めた。
風を全く感じない。
後頭部に容赦なく陽射しが照り付けた。
頭の後ろで組んだ手が離れそうになる。
オイル塗れの汗は流れる事なく、身体に留まっていた。
「ほらっ、もっと気合いを入れなさい。
亀頭から根本まで丹念に塗りなさい。
それとも猿轡してないから、興奮が足りませんか。」
伸びた手が両頬を押さえ付けた。
「うぐっ…。」
気持ちとは裏腹にオイルに塗れた指に舌を這わす。
「ほらっ、もっと良い声で鳴きなさい。
その方がギャラリーも喜びますよ。」
三浦の言葉に視線を後方へ向ける。
腕組みをした二人の男がニヤニヤして見ていた。
その視線にチカラのマラが反応する。
「おおぉう!」
身体を仰け反らせ、腹の底から声が出す。
もう箍は外れていた。
目を覚ますと、チカラと三浦は突っ伏して寝ていた。
満潮へ向かい始めた浜辺は後退する一方だ。
二人の足元にも波が打ち寄せている。
殆ど寝てない三浦は甲高い鼾を掻き、起きる気配はない。
一際大きな波が砂浜を駆け上がってきた。
波はビデオカメラを一瞬で飲み込み、そして引いて行く。
その手前に大きな溜まりが出来た。
ナツキは足でカメラの脇の砂を除ける。
次の波が来れば、重みで砂は崩れ、水没するだろう。
『商売道具を雑に扱った罰だな。』
ナツキは散策に出る。
ジャスティスがまだ沖縄にいれば、きっとここへ来る。
照り付ける陽射しがナツキを急かした。
見覚えのある大きな岩が目に入る。
その奥をジャスティスはよく陣取っていた。
ナツキはジャンプしてその岩に降り立つ。
二人の男が慌てて離れた。
突然現れた男に、二人共呆然と立ち尽くしている。
ゴリラに似た大柄の男とスジ筋の若い男だ。
自分より若いのは確かだろう。
「邪魔して悪かったな。
続けてくれ。」
ナツキは背を向けると、岩から飛び降りる。
そんなに長く沖縄にいる筈がないと、己に言い聞かす。
岩場の凹みに海水が溜まっていた。
潮が満ちれば消えてしまう鏡だ。
そこを跨ぐ時、水面にスキンヘッドの男が映る。
男の口が開く。
何かを言い掛けたが、突然出来た波紋に邪魔された。
水溜まりの中にサンダルがあった。
視線を上げ、その持ち主を確認する。
岩の奥にいたスジ筋だ。
「探し物は何?」
スジ筋が口を開いた。
「続きはいいのか?」
ナツキは回答せず、別の質問をする。
「ああ、別にタイプじゃないし。
しつこいからさせただけ。
それよりこっちの方が興味あるし。
厳つい風貌に、肥大乳首のマッチョを放っておけないよ。」
スジ筋が卑猥な笑みを浮かべた。
ナツキは男の穿くスパッツに目を向ける。
立体的な薄手の生地がペニスを露にしていた。
(つづく)
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