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Chapter4(最強編)
Chapter4-②【ichiban】
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風呂に向かうと思われたが、着いたのはトレーニング室だった。
「さあ、筋肉を肥大させましょう。
今日は非番なので、とことん追い込めます。」
楽しげな口元を恨めしく眺める。
『これが次のステップ?』
頭の中で先程のビデオが繰り返し流れる。
「先ずはベンチプレスから始めましょう。
身体の中で、大が付く筋肉はその名の通り大きく、発達しやすい。
やればやっただけ効果が現れます。」
これは筋トレを行っている者なら誰でも知っている事だ。
「発達した筋肉は芸術作品の様に美しい。
では芸術性を更に高める方法をご存知ですか?」
この質問には首を捻る。
「筋肥大以外だと、日焼けしてカットを出すって事かな?」
ショーンにあって、自分に足りない物だ。
「もう一つ重要な要素があります。
過去と現在の私に言い寄られたら、どちらを選びますか?」
「勿論、今の方です。」
即答する。
「何故ですか?」
そう聞かれると、答に詰まった。
二人のショーンを比較すると、現在の方が魅惑的だ。
究極の卑猥さが芸術の域に達していた。
世界的に有名なイラストの如く。
大胸筋と大臀筋はより発達し、ウェストはより括れている。
過去のショーンは健康的な筋肉を保っていた。
健全な筋肉に、現在の卑猥さは微塵もない。
焼けた肌と淫らな衣装は反発している様に思えた。
健康的な少年が奴隷に成り下がる。
そのアンバランスさがこのビデオの売りなのだろう。
目の前の筋肉なら、どんな淫らな衣装でも着こなす筈だ。
それは現在のショーンにだけある優れた部位だった。
「その括れたウェスト所為です。」
「私は第三の選択として、この括れを選びました。
コンテスト会場にはカットの優れたビルダーが沢山います。
しかしそこには私が求める美は存在しません。
それは第三の選択がなされてないからです。」
抽象的過ぎて、今一つ理解出来ない。
「それは…、私も同じ様に括れろと…。」
「違います。
第三の選択はその人の特性を伸ばせば、簡単に得られます。
ヒュウガさんにはこの天賦の才があります。」
両手が乳首を掴んだ。
「この淫らな乳首をより大きく、より美しく肥大させましょう。
誰が見てもうっとりする芸術作品にするのです。」
指先の力が加わり、外側に捻られた。
「想像して下さい。
発達した大胸筋の上に肥大した乳首が君臨するのです。
あなたは唯一無二の存在になれるのです。」
快楽を伴う痛みの中で、ショーンの暗示に頷く。
コンプレックスの塊だった自分が唯一無二の存在になれる。
その言葉に魅了された。
「どっ、どうすればいい?」
「簡単な事です。
ダンベルプレスを20回行って下さい。」
40キロのダンベルを膝の上に置く。
気合いが漲る。
普段12回で終えるのを、8回多く上げられた。
「充分パンプアップしましたね。
次は乳首に錯覚させます。
今行ったトレーニングはあたかも乳首の為にしたかの様に。」
肉厚な唇が大胸筋を覆う。
「うぐっ!」
歯が肉に食い込み、それを引っ張り上げた。
「うおぉぉう!」
その状態でショーンの頬が膨らむ。
吸われた乳首から血が滲むのが分かった。
(つづく)
「さあ、筋肉を肥大させましょう。
今日は非番なので、とことん追い込めます。」
楽しげな口元を恨めしく眺める。
『これが次のステップ?』
頭の中で先程のビデオが繰り返し流れる。
「先ずはベンチプレスから始めましょう。
身体の中で、大が付く筋肉はその名の通り大きく、発達しやすい。
やればやっただけ効果が現れます。」
これは筋トレを行っている者なら誰でも知っている事だ。
「発達した筋肉は芸術作品の様に美しい。
では芸術性を更に高める方法をご存知ですか?」
この質問には首を捻る。
「筋肥大以外だと、日焼けしてカットを出すって事かな?」
ショーンにあって、自分に足りない物だ。
「もう一つ重要な要素があります。
過去と現在の私に言い寄られたら、どちらを選びますか?」
「勿論、今の方です。」
即答する。
「何故ですか?」
そう聞かれると、答に詰まった。
二人のショーンを比較すると、現在の方が魅惑的だ。
究極の卑猥さが芸術の域に達していた。
世界的に有名なイラストの如く。
大胸筋と大臀筋はより発達し、ウェストはより括れている。
過去のショーンは健康的な筋肉を保っていた。
健全な筋肉に、現在の卑猥さは微塵もない。
焼けた肌と淫らな衣装は反発している様に思えた。
健康的な少年が奴隷に成り下がる。
そのアンバランスさがこのビデオの売りなのだろう。
目の前の筋肉なら、どんな淫らな衣装でも着こなす筈だ。
それは現在のショーンにだけある優れた部位だった。
「その括れたウェスト所為です。」
「私は第三の選択として、この括れを選びました。
コンテスト会場にはカットの優れたビルダーが沢山います。
しかしそこには私が求める美は存在しません。
それは第三の選択がなされてないからです。」
抽象的過ぎて、今一つ理解出来ない。
「それは…、私も同じ様に括れろと…。」
「違います。
第三の選択はその人の特性を伸ばせば、簡単に得られます。
ヒュウガさんにはこの天賦の才があります。」
両手が乳首を掴んだ。
「この淫らな乳首をより大きく、より美しく肥大させましょう。
誰が見てもうっとりする芸術作品にするのです。」
指先の力が加わり、外側に捻られた。
「想像して下さい。
発達した大胸筋の上に肥大した乳首が君臨するのです。
あなたは唯一無二の存在になれるのです。」
快楽を伴う痛みの中で、ショーンの暗示に頷く。
コンプレックスの塊だった自分が唯一無二の存在になれる。
その言葉に魅了された。
「どっ、どうすればいい?」
「簡単な事です。
ダンベルプレスを20回行って下さい。」
40キロのダンベルを膝の上に置く。
気合いが漲る。
普段12回で終えるのを、8回多く上げられた。
「充分パンプアップしましたね。
次は乳首に錯覚させます。
今行ったトレーニングはあたかも乳首の為にしたかの様に。」
肉厚な唇が大胸筋を覆う。
「うぐっ!」
歯が肉に食い込み、それを引っ張り上げた。
「うおぉぉう!」
その状態でショーンの頬が膨らむ。
吸われた乳首から血が滲むのが分かった。
(つづく)
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