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Chapter11(The Wind Rises編)
Chapter11-⑦【Cicada】
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ナツキは目撃者の存在に気付いていた。
今朝、種を撒いおいたのだ。
ブラックの中に芽生えた性が俺を欲している。
どんなに藻掻いても、雁字搦めになるだけだ。
そしてタイミング良く呼び出し、トウマの醜態を見せ付ける。
結果は明白だ。
ブラックの眠っていた奴隷性が爆発するだけだ。
ナツキはトウマを抱えたままジャンプする。
着地の衝撃がブラックに伝わる様に。
ビルダーの抱き付く力が強まる。
二頭筋に浮かぶ血管が破裂しそうだ。
身体が反り返り、ピークが近い事を知らせる。
「ぐおぉぉ!」
ビルダーの雄叫びが脳裏に響く。
ラバーパンツから滴り落ちた雄汁がナツキの足下を濡らす。
「おらっ、噴水ショーだ!」
ナツキはビルダーを下すと、吠えた。
身震いすると、小便を放出する。
黄金色の放水が高く舞い上がり、ビルダーに降り注ぐ。
ナツキの足元に小さな虹が架かる。
美しい映像だった。
背後で屋上に出る鉄扉の開く音がした。
『誰かが来る!』
ブラックは慌てて駆け上がる。
「やっぱりここだったんすね。」
下手な芝居でナツキに声を掛けた。
「ああっ、呼び出して悪ぃーな。
このトウマが偉ぇ情報を仕入れて来たんで、知らせようと思ってな。」
海外製のオイルを塗りながら、ナツキがトウマに視線を向ける。
ビルダーはマスクをしたまま、鼾を掻いて眠っていた。
ギトギトのオイルはいかにも焼けそうだ。
ナツキはそのオイルを掌に注ぐと、亀頭に塗りたくる。
特大の亀頭がキラキラ光った。
「ウィース!
店、閉まってたんで、勝手に上がって来たぞ。
また日焼けしてもいいか?」
階段を上がってきた、軽そうな男が声を掛けてきた。
「おうっ、アックか。
構わねぇぜ。」
ナツキは立ち上がると、太陽に向かって伸びをする。
突き刺さったままのウナギが尻尾の様に垂れ下がった。
狂暴な豹を連想する。
昨日迄のブラックならその滑稽さを笑っただろうが、今は羨望の眼差しを向けるだけ
だ。
「ブラックも焼けよ。
オイルならこれ貸してやる。
色白のブラックじゃ、話にならんだろ。」
ナツキがオイルを放った。
オイルを受け取ったブラックは流れで、日焼けする事になる。
「これ、見てくれよ。」
着替えたアレックスが声をあげた。
メッシュのV字サスペンダーを着たアレックスがモデルを真似て、ポーズを取ってい
た。
「おうっ、エロいな。
だが日焼けには向かねぇな。」
ナツキが苦笑する。
「そんな事言ったら、トウマのラバーなんてもっと向かないぜ。」
アレックスが足でトウマを小突くが、起きる気配はない。
「あれっ、今朝雨降ったっけ?
まっ、いいか。」
何も知らないアレックスがナツキの小便の上に寝転ぶ。
「陽射しが気持ちいい!」
大声で叫ぶアレックスを見て、ナツキは声を出さずに笑った。
その声を聞いて、蝉が飛び立つ。
近くに大きな公園があり、都内でも簡単に蝉時雨を味わう事が出来た。
ブラックは全裸になると、身体にオイルを塗る。
「背中に塗ってやるよ。」
既にギトギトのナツキが声を掛けてきた。
ブラックの期待が高まる。
オイルを渡す手が微かに震えた。
ナツキの視線がその震えを捉えている。
「このオイルは輸入品で高いんだぜ。
外人はアナルセックスにも使うんだ。
感度が上がって、すげぇ感じるって触れ込みだ。
この夏のイチオシ商品だぜ。」
ナツキの指がアナルに侵入してきた。
ブラックのマラが上を向く。
アレックスの熱い視線が痛い。
だが気持ちとは裏腹に背をS字に反らし、尻を突き出していた。
「お前みたいな筋金入りのフェチは俺の好物だぜ。」
全裸でもブーツを脱がないブラックの尻を叩く。
乾いた音が蝉時雨を掻き消す。
「おらっ、アック!
固くなったマラがお前のアナルを持ってるぜ。」
ブラックのアナルを掻き回すナツキがアレックスを焚き付ける。
アレックスがブラックの下に潜り込んできた。
自らV字サスペンダーをずらし、アナルを広げる。
「さあ、ブラックさんよ、タチのテクを見せてみろ。」
若気たナツキが言う。
ブラックは己のマラに視線を落とす。
半起ち程度で、挿入が心許ない。
だがここで撤退すれば、ナツキの思う壺だ。
ブラックはアレックスに覆い被さり、尻を突き出す。
「おおっ、やっぱ学生の筋肉は張りがあるな!」
ナツキのスパンキングが炸裂する。
新たな刺激がマラを活性化させた。
ブラックは一気に挿入すると、出し入れを繰り返す。
一回りは違う色黒の男を犯す優越感が攻撃性を呼び戻した。
亀頭が膨らみ、内壁を責め立てる。
「おおぅ、たっ、堪らんぜ!」
アレックスのアナルが締め上げてきた。
「おらっ、もっと締めろ!
この緩マンが!」
態と汚い言葉を使い、自身を奮い起たす。
「ぐおぉぉ!イッ、イクぞ!」
痙攣していた内壁の動きが止まる。
メッシュの生地を越えてザーメンが飛び散った。
ブラックは年の離れた男を射精させた事に満足する。
同時に物足りなさが全身を支配している事を知った。
(つづく)
今朝、種を撒いおいたのだ。
ブラックの中に芽生えた性が俺を欲している。
どんなに藻掻いても、雁字搦めになるだけだ。
そしてタイミング良く呼び出し、トウマの醜態を見せ付ける。
結果は明白だ。
ブラックの眠っていた奴隷性が爆発するだけだ。
ナツキはトウマを抱えたままジャンプする。
着地の衝撃がブラックに伝わる様に。
ビルダーの抱き付く力が強まる。
二頭筋に浮かぶ血管が破裂しそうだ。
身体が反り返り、ピークが近い事を知らせる。
「ぐおぉぉ!」
ビルダーの雄叫びが脳裏に響く。
ラバーパンツから滴り落ちた雄汁がナツキの足下を濡らす。
「おらっ、噴水ショーだ!」
ナツキはビルダーを下すと、吠えた。
身震いすると、小便を放出する。
黄金色の放水が高く舞い上がり、ビルダーに降り注ぐ。
ナツキの足元に小さな虹が架かる。
美しい映像だった。
背後で屋上に出る鉄扉の開く音がした。
『誰かが来る!』
ブラックは慌てて駆け上がる。
「やっぱりここだったんすね。」
下手な芝居でナツキに声を掛けた。
「ああっ、呼び出して悪ぃーな。
このトウマが偉ぇ情報を仕入れて来たんで、知らせようと思ってな。」
海外製のオイルを塗りながら、ナツキがトウマに視線を向ける。
ビルダーはマスクをしたまま、鼾を掻いて眠っていた。
ギトギトのオイルはいかにも焼けそうだ。
ナツキはそのオイルを掌に注ぐと、亀頭に塗りたくる。
特大の亀頭がキラキラ光った。
「ウィース!
店、閉まってたんで、勝手に上がって来たぞ。
また日焼けしてもいいか?」
階段を上がってきた、軽そうな男が声を掛けてきた。
「おうっ、アックか。
構わねぇぜ。」
ナツキは立ち上がると、太陽に向かって伸びをする。
突き刺さったままのウナギが尻尾の様に垂れ下がった。
狂暴な豹を連想する。
昨日迄のブラックならその滑稽さを笑っただろうが、今は羨望の眼差しを向けるだけ
だ。
「ブラックも焼けよ。
オイルならこれ貸してやる。
色白のブラックじゃ、話にならんだろ。」
ナツキがオイルを放った。
オイルを受け取ったブラックは流れで、日焼けする事になる。
「これ、見てくれよ。」
着替えたアレックスが声をあげた。
メッシュのV字サスペンダーを着たアレックスがモデルを真似て、ポーズを取ってい
た。
「おうっ、エロいな。
だが日焼けには向かねぇな。」
ナツキが苦笑する。
「そんな事言ったら、トウマのラバーなんてもっと向かないぜ。」
アレックスが足でトウマを小突くが、起きる気配はない。
「あれっ、今朝雨降ったっけ?
まっ、いいか。」
何も知らないアレックスがナツキの小便の上に寝転ぶ。
「陽射しが気持ちいい!」
大声で叫ぶアレックスを見て、ナツキは声を出さずに笑った。
その声を聞いて、蝉が飛び立つ。
近くに大きな公園があり、都内でも簡単に蝉時雨を味わう事が出来た。
ブラックは全裸になると、身体にオイルを塗る。
「背中に塗ってやるよ。」
既にギトギトのナツキが声を掛けてきた。
ブラックの期待が高まる。
オイルを渡す手が微かに震えた。
ナツキの視線がその震えを捉えている。
「このオイルは輸入品で高いんだぜ。
外人はアナルセックスにも使うんだ。
感度が上がって、すげぇ感じるって触れ込みだ。
この夏のイチオシ商品だぜ。」
ナツキの指がアナルに侵入してきた。
ブラックのマラが上を向く。
アレックスの熱い視線が痛い。
だが気持ちとは裏腹に背をS字に反らし、尻を突き出していた。
「お前みたいな筋金入りのフェチは俺の好物だぜ。」
全裸でもブーツを脱がないブラックの尻を叩く。
乾いた音が蝉時雨を掻き消す。
「おらっ、アック!
固くなったマラがお前のアナルを持ってるぜ。」
ブラックのアナルを掻き回すナツキがアレックスを焚き付ける。
アレックスがブラックの下に潜り込んできた。
自らV字サスペンダーをずらし、アナルを広げる。
「さあ、ブラックさんよ、タチのテクを見せてみろ。」
若気たナツキが言う。
ブラックは己のマラに視線を落とす。
半起ち程度で、挿入が心許ない。
だがここで撤退すれば、ナツキの思う壺だ。
ブラックはアレックスに覆い被さり、尻を突き出す。
「おおっ、やっぱ学生の筋肉は張りがあるな!」
ナツキのスパンキングが炸裂する。
新たな刺激がマラを活性化させた。
ブラックは一気に挿入すると、出し入れを繰り返す。
一回りは違う色黒の男を犯す優越感が攻撃性を呼び戻した。
亀頭が膨らみ、内壁を責め立てる。
「おおぅ、たっ、堪らんぜ!」
アレックスのアナルが締め上げてきた。
「おらっ、もっと締めろ!
この緩マンが!」
態と汚い言葉を使い、自身を奮い起たす。
「ぐおぉぉ!イッ、イクぞ!」
痙攣していた内壁の動きが止まる。
メッシュの生地を越えてザーメンが飛び散った。
ブラックは年の離れた男を射精させた事に満足する。
同時に物足りなさが全身を支配している事を知った。
(つづく)
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