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Chapter7(Golden Opportunity編)
Chapter7-⑦【One Step】
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「それは私に取って、良かった事なのでしょうか?」
盛り上った股間を見詰めながら聞く。
「ええ、勿論です。
あなたは選ばれたのですから。」
サキトは隆起した双肩からシングレットを外すと、一気に引き摺り下ろす。
エナメルのTバックに巨大なペニスが収まっていた。
ポーチは立体的な裁断になっていたが、それでも窮屈そうだ。
サキトが綺麗な放物線が描き、プールへ飛び込む。
その素晴らしい筋肉美に視線を奪われた。
プールから上がったサキトが髪をかき上げる。
弾力性のある筋肉が水を弾く。
整った顔立ちと相俟って、ランウェイを歩くモデルの様だ。
ただ何か違和感を覚える。
細いTバックから暗黒の闇が覗いていた。
「そっ、それは…!」
仁藤は絶句する。
自分のアナルが拒絶した直径10センチのリングだった。
その闇から滴り落ちる雫が顔を濡らす。
ただあの時のリングと違うのは、黄金色の輝きを放っている事だ。
「ああ、このリングですか?
プラグやリングを挿入して行うトレーニングの効果は、既にご存知ですよね。
実はこのトレーニング方法は私が見出だしたのです。」
自慢げな笑みを湛えたサキトがベッドに乗ってきた。
頭の後ろで手を組み、しゃがみ込む。
眼前に突き出されたリングから、はっきり中を伺う事が出来た。
美しい外見からは想像出来ないグロテスクな腸内だ。
「さあ、奉仕しなさい。」
サキトは自らTバックの紐をリングに引っ掛け、アナルを全開にした。
陽射しを浴びた肉体が神々しい輝きを放つ。
リングの外周に舌を這わす。
オードトワレの香りが口に広がった。
マリン系の爽快さとほんのり甘い香りはサキトのイメージにピッタリだ。
「舌先に意識を集中して、リングの中を愛撫するのです。
一流のスポーツ選手は全身の隅々まで神経を行き渡らせる事が可能です。
指先から爪先、そして舌先まで。」
サキト舌が長く、細く伸びる。
軟体動物の様な舌が円錐に変形し、太陽に向かって円を描く。
仁藤もその淫らな動きを真似て、舌を出す。
ホールの中には入るが、円を描く様に腸壁をなぞる事が出来ない。
「しっかり意識を集中しろ!こうだ!」
整った顔が目の前に迫る。
卑猥な舌先が唇の周りをなぞった。
固くなった先端は完璧に制御されている。
日頃意識した事のない舌先に力を込めて、サキトの舌に絡めた。
午後はサキトの指導の下、厳しい筋トレが待っていた。
火照った身体が空腹を訴える。
サキトが特大のジョッキとアタッシュケースを持って来た。
受け取ったジョッキはずっしりと重く、固形物が浮いている。
仁藤はそれを気にする事なく、一気に飲み干す。
もう生卵臭には慣れ、息を止める必要はない。
「では腕を出して下さい。」
サキトはケースを開けると、シリンジを袋から出した。
針をセットし、液体を注入する。
透明のシリンジの中に液体が満たされていく。
プランジャを軽く押すと、針から液体が零れ落ちた。
「それは何ですか?」
腕を出しながら聞く。
恐怖より好奇心が先に立つ。
「世でいう筋肉増強剤です。
このアナボリックはあのベン・ジョンソンも使用した最高のステロイドです。
あなたはジョンソン以上の肉体を手に入れるのです。」
その言葉に陶酔する。
チクッとした痛みすら心地好い。
素晴らしい効果だ。
体力、持久力が尽きる事がない。
湯水の如く沸き上がって来る。
疲れを知らない身体はどんなハードなトレーニングも受け入れた。
筋肉に張りもある。
レオやリッキーのみずみずしい筋肉に負けない弾力性が復活していた。
諦めていたモノが手に入ったのだ。
サキトの掛けた魔法は正常な判断力を奪っていく。
そして代わりに絶大な信頼感を植え付けていった。
鏡に映る素晴らしい筋肉にうっとりと魅入る。
漲る精力は股間にも通底していた。
年の所為か、ここ数年は勃起してもどこか心許ない。
ところが今、己の男根から感じられるのは誇らしげな固さだ。
意識を向けた亀頭は膨張し、自由に動く。
この素晴らしき世界に招待してくれたサキトに対して、愛慕の念を抱かずにいられな
かった。
(つづく)
盛り上った股間を見詰めながら聞く。
「ええ、勿論です。
あなたは選ばれたのですから。」
サキトは隆起した双肩からシングレットを外すと、一気に引き摺り下ろす。
エナメルのTバックに巨大なペニスが収まっていた。
ポーチは立体的な裁断になっていたが、それでも窮屈そうだ。
サキトが綺麗な放物線が描き、プールへ飛び込む。
その素晴らしい筋肉美に視線を奪われた。
プールから上がったサキトが髪をかき上げる。
弾力性のある筋肉が水を弾く。
整った顔立ちと相俟って、ランウェイを歩くモデルの様だ。
ただ何か違和感を覚える。
細いTバックから暗黒の闇が覗いていた。
「そっ、それは…!」
仁藤は絶句する。
自分のアナルが拒絶した直径10センチのリングだった。
その闇から滴り落ちる雫が顔を濡らす。
ただあの時のリングと違うのは、黄金色の輝きを放っている事だ。
「ああ、このリングですか?
プラグやリングを挿入して行うトレーニングの効果は、既にご存知ですよね。
実はこのトレーニング方法は私が見出だしたのです。」
自慢げな笑みを湛えたサキトがベッドに乗ってきた。
頭の後ろで手を組み、しゃがみ込む。
眼前に突き出されたリングから、はっきり中を伺う事が出来た。
美しい外見からは想像出来ないグロテスクな腸内だ。
「さあ、奉仕しなさい。」
サキトは自らTバックの紐をリングに引っ掛け、アナルを全開にした。
陽射しを浴びた肉体が神々しい輝きを放つ。
リングの外周に舌を這わす。
オードトワレの香りが口に広がった。
マリン系の爽快さとほんのり甘い香りはサキトのイメージにピッタリだ。
「舌先に意識を集中して、リングの中を愛撫するのです。
一流のスポーツ選手は全身の隅々まで神経を行き渡らせる事が可能です。
指先から爪先、そして舌先まで。」
サキト舌が長く、細く伸びる。
軟体動物の様な舌が円錐に変形し、太陽に向かって円を描く。
仁藤もその淫らな動きを真似て、舌を出す。
ホールの中には入るが、円を描く様に腸壁をなぞる事が出来ない。
「しっかり意識を集中しろ!こうだ!」
整った顔が目の前に迫る。
卑猥な舌先が唇の周りをなぞった。
固くなった先端は完璧に制御されている。
日頃意識した事のない舌先に力を込めて、サキトの舌に絡めた。
午後はサキトの指導の下、厳しい筋トレが待っていた。
火照った身体が空腹を訴える。
サキトが特大のジョッキとアタッシュケースを持って来た。
受け取ったジョッキはずっしりと重く、固形物が浮いている。
仁藤はそれを気にする事なく、一気に飲み干す。
もう生卵臭には慣れ、息を止める必要はない。
「では腕を出して下さい。」
サキトはケースを開けると、シリンジを袋から出した。
針をセットし、液体を注入する。
透明のシリンジの中に液体が満たされていく。
プランジャを軽く押すと、針から液体が零れ落ちた。
「それは何ですか?」
腕を出しながら聞く。
恐怖より好奇心が先に立つ。
「世でいう筋肉増強剤です。
このアナボリックはあのベン・ジョンソンも使用した最高のステロイドです。
あなたはジョンソン以上の肉体を手に入れるのです。」
その言葉に陶酔する。
チクッとした痛みすら心地好い。
素晴らしい効果だ。
体力、持久力が尽きる事がない。
湯水の如く沸き上がって来る。
疲れを知らない身体はどんなハードなトレーニングも受け入れた。
筋肉に張りもある。
レオやリッキーのみずみずしい筋肉に負けない弾力性が復活していた。
諦めていたモノが手に入ったのだ。
サキトの掛けた魔法は正常な判断力を奪っていく。
そして代わりに絶大な信頼感を植え付けていった。
鏡に映る素晴らしい筋肉にうっとりと魅入る。
漲る精力は股間にも通底していた。
年の所為か、ここ数年は勃起してもどこか心許ない。
ところが今、己の男根から感じられるのは誇らしげな固さだ。
意識を向けた亀頭は膨張し、自由に動く。
この素晴らしき世界に招待してくれたサキトに対して、愛慕の念を抱かずにいられな
かった。
(つづく)
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