妄想日記4<<New WORLD>>

YAMATO

文字の大きさ
上 下
55 / 200
Chapter5(Bitter Legacy編)

Chapter5-④【渚のバルコニー】

しおりを挟む
「良かったら、ランチをご一緒しませんか?
お近づきの印に、是非ご馳走させて下さい。」
昼過ぎに仁藤はヒバリに声を掛けた。
ヒバリがレオの顔色を窺う。
仁藤達の事を余り良く思ってない様子だ。
「そうっすよね!
旅先で知り合ったんだから、楽しくやりましょう!」
レオが間髪置かずに答えた。
『ご馳走に釣られやがって!
現金な奴だ。』
ヒバリは苦笑する。
プールサイドのレストランは家族連れで賑わっていた。
カウンターの下に水路が通っていて、足元から涼感を得られる造りになっている。
「えっ、ホタルさんって、タカユキさんの兄貴なの!」
レオが素っ頓狂な声を出す。
「やはりタカユキ君の知り合いでしたか。
遠慮なく好きな物をオーダーして下さい。」
仁藤は微笑みながら、レオにメニューを渡す。
『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ』
故事に倣い、先にレオを手なずける事にした。
「レオ君の筋量なら一番大きいステーキをイケるのでは?」
ニコニコしながら勧める。
「これ、いいっすか?」
レオが一番高いステーキを指差す。
「ええ、勿論。ヒバリ君は?」
仁藤は妖しい視線を向ける。
「あっ、俺は…。
レオの半分のサイズで充分です。」
ヒバリが上唇を舐めて答えた。
「デザートもいいっすか?」
レオの視線はメニューに向いたままだ。
「遠慮なく。」
仁藤も淫らに唇を開き、挑発に応えた。
 
「あー、もう食えない!」
ホタルが腹を叩く。
「俺も!でも不思議とアルコールは入るんだよな!」
レオがウエイターを呼ぶ。
「だったらビーチで飲みましょうか?
折角、海に来たんだ。
焼きながら、乾杯しましょう。」
仁藤が提案する。
「おおっ、いいね。
だったら俺は生ジョッキ!」
ホタルが勢い良く言った。
 
「二人とも寝てしまいましたね。」
仁藤がヒバリに言う。
既に昼間の暑さは失せ、凪いだ風がまどろみを誘う。
しかし仁藤とヒバリに凪いだ風は関係ない。
「気を使ってくれたんじゃないか?」
ヒバリが己の股間を揉み出す。
「部屋にジャグジーがあるんだ。
リラックスしないか?」
仁藤はヒバリの突起した乳首を凝視し、舌なめずりした。
 
部屋に入ると、仁藤は荒々しくキスをした。
同時に乳首を責め立てる。
手加減なしに引っ張り、抓った。
「もっと、もっと…。」
恍惚のヒバリが繰り返す。
仁藤は唇を離すと、乳首に歯を立てる。
歯が肉に食い込み、身体を離す。
伸び切った乳首にヒバリは悶絶した。
手を伸ばし、アナルを確認する。
案の定、ディルドを咥え込んでいた。
「ん?」指先に違和感を覚える。
単なるディルドではない様だ。
アルミ製品で中心が空洞になっていた。
アナル責めと浣腸を同時に成立させるグッズで、あまり見掛けない。
『とんだド変態だ!
望みを叶えてやるぞ。』
予想以上の性癖を知り、ニヤリと笑う。
 
抱き抱えても、乳首を離さない。
バスルームに行き、タブにヒバリを置く。
重量に負け、遂に乳首が離れた。
歯型がくっきり残っている。
シャワーノズルを外し、ホースをアナルプラグの空洞に宛がう。
やはりアルミのプラグからは中が覗けた。
レバーを回すと、ホースが波打つ。
「おっ、おおおっ!」
体内に生暖かいお湯が満ちていくヒバリが快楽の声を漏らす。
熱り起つペニスからも先走りが溢れ出した。
レバーを戻すと、半開きの口にマラを押し込む。
飢餓状態のヒバリに昼間の精悍さはない。
後ろにある鏡にアナルから垂れ流しの汚水が映る。
極上の征服感に満足した。
汚水が出切った事を確認し、次の行動に移る。
バスタブに温めの湯を張り、バスソープをたっぷり流し込む。
ジャグジーを作動させると、瞬く間に泡が溢れた。
 
 
(つづく)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ドS×ドM

桜月
BL
玩具をつかってドSがドMちゃんを攻めます。 バイブ・エネマグラ・ローター・アナルパール・尿道責め・放置プレイ・射精管理・拘束・目隠し・中出し・スパンキング・おもらし・失禁・コスプレ・S字結腸・フェラ・イマラチオなどです。 2人は両思いです。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

クラスの仲良かったオタクに調教と豊胸をされて好みの嫁にされたオタクに優しいギャル男

湊戸アサギリ
BL
※メス化、男の娘化、シーメール化要素があります。オタクくんと付き合ったギャル男がメスにされています。手術で豊胸した描写があります。これをBLって呼んでいいのかわからないです いわゆるオタクに優しいギャル男の話になります。色々ご想像にお任せします。本番はありませんが下ネタ言ってますのでR15です 閲覧ありがとうございます。他の作品もよろしくお願いします

首輪 〜性奴隷 律の調教〜

M
BL
※エロ、グロ、スカトロ、ショタ、モロ語、暴力的なセックス、たまに嘔吐など、かなりフェティッシュな内容です。 R18です。 ほとんどの話に男性同士の過激な性表現・暴力表現が含まれますのでご注意下さい。 孤児だった律は飯塚という資産家に拾われた。 幼い子供にしか興味を示さない飯塚は、律が美しい青年に成長するにつれて愛情を失い、性奴隷として調教し客に奉仕させて金儲けの道具として使い続ける。 それでも飯塚への一途な想いを捨てられずにいた律だったが、とうとう新しい飼い主に売り渡す日を告げられてしまう。 新しい飼い主として律の前に現れたのは、桐山という男だった。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

消防士の義兄との秘密

熊次郎
BL
翔は5歳年上の義兄の大輔と急接近する。憧れの気持ちが欲望に塗れていく。たくらみが膨れ上がる。

処理中です...