上 下
75 / 203
3.喜多村本家に居候

75.スポンジ代わりにされる

しおりを挟む
【ご注意】本話は、全編ぬるぬる遊びします。ダメな方は次話へ。




「大人でしょ、自分で洗いなよ」
「そんな~、こんな機会は無いんです」

 そんなこと知らないよ。どこかにあるんじゃないの? 混浴。

 ──ああ、男子は出歩かないから家の外の風呂なんか入らないか……。

「そう。キョウ様を分けていただけても混浴は無理です、普通」
「そうそう、キョウ様って、やっぱゆるゆるですよね」
「何、それ」

 うるさいよ、外野たち、って振り向いたら他のみんな、ボクの後ろで囲んでた。

 広い洗い場なのにボクの回りにいるって、すごく威圧感あるんですけど。

 それに分けるって、ボクって切り売りされるの?

 らちが明かないので羽衣はごろもウイさんの背中を洗う。

 スポンジにソープを取って大きな背中を上から下へ洗っていく。

「はああぁ~、ふおぉおお~。婦夫ふうふになったら、これが毎日毎晩……」

 スポンジをすべらせるたび、身体をふるわせて洗いにくい。

 おまけにワケ分からんこと言い始めたと思ったら、洗うその手を取られ胸に持ってかれる。

 ボクだってそんなに洗いっこ……マキナと結構してたわ。

「おい、男に胸を揉まれるとすごいぞ」
「そ、そうか?」

 ボクの手でもって胸を洗うウイさん。それを聞いて気更来きさらぎさんが確認してくる。

「ちょっと、いい加減にしないと怒りますよ?」
「いいじゃないですか。キョウ様は黙って座っていれば私が勝手にやりますから。減るもんじゃなし」
「それは……」

 まあ、確かによろこんでもらえるなら、この前の御礼にはなるかと黙認して、されるままにする。

「はあ~、ほお~……」

 静かに洗ってよ。子供の教育に悪いよ?

 って浴槽の皆を見たら、口を開けてぽかんと見てるじゃないか。

 ウイさんは、無抵抗なのをいいことに僕の手を胸からお腹、お腹からさらに下へと導いて洗っていく。

 ちょ、ちょっと、そこはまずいのでは? 次第に引かれてウイさんと密着、さらにボクの腕で股間を洗っていくウイさん。

「ふぅうん……ん、うっく……」

 やり過ぎだ、やめてと言う前に、プルプルふるえて脱力、ウイさんは僕の腕を抱えて倒れ、ボクも巻き添えで倒れる。

「ちょ、羽衣さん?」
「やっちまったな。こいつ、イッたよ」
「マジか! 早すぎだろう?」
「えっ? 何。大丈夫なの?」
「キョウ様、知らないんですか?」
「ウイさん大丈夫?」

 知らないけど、いけない? 発作とか?

「ええ、放ってけば直りますよ」

 じゃ、良いか。取られた腕を太ももから引き抜くとまたブルッとウイさんの身体が跳ねた。

 本当に大丈夫かよ?

「おい、手伝ってくれ。浴槽に放り込んどく」
「ああ、分かった」

 気更来さんと歩鳥ほとりさんが羽衣さんを抱えて湯船に放る。そんなのでおぼれない?

 体を起こしイスに座り直すと後ろから抱かれる。誰? と思って振り向いたら斎木さいきさんが抱きついている。背中に柔らかいものが当たっている。

「今度は私を洗ってください」
「斎木さんもですか? もう、いい加減にしてください」
「はい、いい加減にしま~す」

 抱きついた斎木さんは身体をこすり付けてくる。すれて痛いかと思いきや、ぬるぬるしてる。

 あらかじめ身体にボディソを塗っていた模様。あたしゃスポンジ代わりですか、そうですか?

「う……くっ……ほへ~~」

 変な声を上げながら身体をこすりつけ、震える斎木さん。

「ちょ、ちょっと~?」

 ボクの身体をまさぐり胸やお腹、あろうことか股間までぬるぬるさせてくる。

「そこは、やめて!」
「う……っく……」

 そう言って斎木さんも行った……あっちに。

「斎木……さん?」

 抜け落ちるように背後で倒れる。

「またぁ?」
「で、では、次は私が……」
「いや、私が……」
「何をぅ?」
「いや、この際ふたりでお願いしよう」
「そうか……それも……ありか?」

 そう言い、勝手に反目はんもくして勝手に合意すると、歩鳥さんと気更来さんがボクに抱きついてくる。

 ボクは支えきれなくて三人で倒れこむ。二人して身体をこすりつけ息を荒くして、他の二人と同じように震えて脱力した。

 なんと言うことでしょう。女の人ってこうなっちゃうの?

 もしかして、マキナは特殊? ボクは役に立ってない、満足させてない、のか?

 なんか冷静に考えていたら、浴槽から幼女たちが見ている。なんかその目付きが……怖い。

 目を見開きボクを凝視して、にじりるようにゆっくりと歩みよってくる。

「みんな、どうした、の?」
「キョウ、私も身体で……」
「ふうふのいとなみ……」
「おとな、ずるい」
「お、落ち着いて……」

 ボクの懇願こんがんかなわず、皆にぬるぬるにされました。

 さすがに失神はしませんでしたけど、みんな同じにできて満足そう。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

女子に虐められる僕

大衆娯楽
主人公が女子校生にいじめられて堕ちていく話です。恥辱、強制女装、女性からのいじめなど好きな方どうぞ

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

二十歳の同人女子と十七歳の女装男子

クナリ
恋愛
同人誌でマンガを描いている三織は、二十歳の大学生。 ある日、一人の男子高校生と出会い、危ないところを助けられる。 後日、友人と一緒にある女装コンカフェに行ってみると、そこにはあの男子高校生、壮弥が女装して働いていた。 しかも彼は、三織のマンガのファンだという。 思わぬ出会いをした同人作家と読者だったが、三織を大切にしながら世話を焼いてくれる壮弥に、「女装していても男は男。安全のため、警戒を緩めてはいけません」と忠告されつつも、だんだんと三織は心を惹かれていく。 自己評価の低い三織は、壮弥の迷惑になるからと具体的な行動まではなかなか起こせずにいたが、やがて二人の関係はただの作家と読者のものとは変わっていった。

クラスの仲良かったオタクに調教と豊胸をされて好みの嫁にされたオタクに優しいギャル男

湊戸アサギリ
BL
※メス化、男の娘化、シーメール化要素があります。オタクくんと付き合ったギャル男がメスにされています。手術で豊胸した描写があります。これをBLって呼んでいいのかわからないです いわゆるオタクに優しいギャル男の話になります。色々ご想像にお任せします。本番はありませんが下ネタ言ってますのでR15です 閲覧ありがとうございます。他の作品もよろしくお願いします

転職してOLになった僕。

大衆娯楽
転職した会社で無理矢理女装させられてる男の子の話しです。 強制女装、恥辱、女性からの責めが好きな方にオススメです!

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

処理中です...