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さて、帰りのホームルームが終わり、いよいよアタック開始!と思った矢先、1人の女子が私の前に立ちはだかりました。
彼女には既にチョコをあげたので用はありません。
しかし彼女は私に用があるみたいでした。
彼女は後ろに隠し持っていたほうきを強引に私に手渡すと、
`この前サボった罰´
と言って微笑みました。
どうやらチョコを買いに行った日に掃除をサボったので、サボった罰として今日1人で掃除をするように、ということのようでした。
私はそんなことをしている場合ではなかったので断ろうとしましたが、彼女は私の言葉など聞く間もなく、すぐにすたこらさっさと帰ってしまいました。
困った私はとりあえずアイダにチョコを渡すのが先だと思い、アイダの席に目を移しました。
しかし席にアイダはいませんでした。
鞄もなく、どうやら今のやりとり中にどこかへ行ってしまったようです。
私は焦りました。
アイダに帰られてしまったら、
[今日1日私にとって何だったんだ、いや何もない]
という反語しか残りません。
私は慌てて教室を出て靴箱に向かいました。
もちろんほうきは教室に置いていきました。
私の学校は校内にいる時は上履き使用という決まりがあるので、学校を出る時は必ず靴箱に向かいます。
靴箱で靴を履き替えないと、帰り道で
`しまった!上履きのまま帰ってきてしまった。上履きの裏面が汚れる´
という事態が発生するからです。
彼女には既にチョコをあげたので用はありません。
しかし彼女は私に用があるみたいでした。
彼女は後ろに隠し持っていたほうきを強引に私に手渡すと、
`この前サボった罰´
と言って微笑みました。
どうやらチョコを買いに行った日に掃除をサボったので、サボった罰として今日1人で掃除をするように、ということのようでした。
私はそんなことをしている場合ではなかったので断ろうとしましたが、彼女は私の言葉など聞く間もなく、すぐにすたこらさっさと帰ってしまいました。
困った私はとりあえずアイダにチョコを渡すのが先だと思い、アイダの席に目を移しました。
しかし席にアイダはいませんでした。
鞄もなく、どうやら今のやりとり中にどこかへ行ってしまったようです。
私は焦りました。
アイダに帰られてしまったら、
[今日1日私にとって何だったんだ、いや何もない]
という反語しか残りません。
私は慌てて教室を出て靴箱に向かいました。
もちろんほうきは教室に置いていきました。
私の学校は校内にいる時は上履き使用という決まりがあるので、学校を出る時は必ず靴箱に向かいます。
靴箱で靴を履き替えないと、帰り道で
`しまった!上履きのまま帰ってきてしまった。上履きの裏面が汚れる´
という事態が発生するからです。
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