All is well that ends well!!

９

その中で私が目をつけたのは、1箱にトリュフが4個入ったチョコ、税抜き200円。

実は私はトリュフが好きで、買うチョコもトリュフがいいと思っていました。

この頃はまだ、自分が好きなチョコを買っても意味がないということに気づいていませんでした。

なぜなら私は貰う側ではなく、あげる側。

好きなトリュフを買ったところで食べられません。

しかし興奮して気づかない私は、その1箱200円のチョコを35箱カゴに入れ、レジに向かいました。

精算する時、レジ店員の苦労を考えて、私はあらかじめ35箱入っていることを伝えました。

しかし、店員はいちいち35箱分声に出して数えてくれました。

途中数えるのが面倒になったのか、最後は少し疲れた顔をしていました。

そのせいか、35箱という大量の数にも関わらず、レジ袋は1枚しかくれませんでした。

おかげで袋がほんのり重い状態になり、強い衝撃で破れるかもしれないという不安に襲われ、恐る恐る帰るという羽目になってしまいました。

これがレジ袋削減の恐ろしさなのだと痛感し、家からマイバッグとやらを持ってくれば良かったと深く反省しました。

そんな反省をしつつ家に帰宅し、チョコをレジ袋から普通の手提げ袋に移し変えました。