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第一章
第七部分
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「うまくいったのだ。これは最近開発されたデジタルスキン。からだをウィルスや紫外線、さらには放射線などから保護するもの。これをデジタル魔法であの女に似せたのだ。さすがは、うりの魔法力。ガハハハ~!」
両手を腰に当てて高笑いするうり。通行人の注目を一身に集めていた。
その後、つかさとゆめは別れて、お互い部活と勉強に専念した。
ふたりはほっとしていた、まわりも受験で静かになっていた。
しかし、ふたりとも高校に入ったら恋をしようと思っていた。
4月、ふたりは町外れにある、アナログ魔法高校である紫水晶学園に入学した。ここは共学で普通の男子と魔法少女が生徒である。
尖塔型の古い建築物。あちらこちらに補修の痕跡が見られる。三百年は経過している。元々は魔法少女だけを受け入れていたが、デジタル魔法の台頭でアナログ魔法が衰退してからは、学校維持のため、共学となったのである。
紫水晶学園の女子の多くはアナログ魔法少女である。かつては魔法少女の名門だったが、デジタル魔法学校であるマジカル・フロンティア・スピリッツハイスクール、通称MFS高校の人気に押されて、ステータスが低下し、廃校のうわさがあった。
両手を腰に当てて高笑いするうり。通行人の注目を一身に集めていた。
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