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第一章

第三部分

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先ほどの魔法少女のバトル数日前のこと。場所はその魔法少女の部屋。
デジタル時計が日曜日の午後3時を指している。『ぐ~。』という音が女子の空腹を告げた。
「たい焼きって食べたいなあ。たい焼きって、おいしいよね、嫌いな人がいるとしたら頭おかしいよね。小腹がすいたけど、外は雨だし。そういえば、魔法少女モンスターグーというゲームでバイトすれば、カンタンなお願いをすることができると聞いたことがある。それはバイトだから、一回ポッキリでやめられるって聞いてるし、国というか文部科学省が公式に認めているゲームサイトだから安全は確保されてるし。」
女子の頼みごとには、ちょっとしたお使いから野望まで多種多様なものがあるが、多くは、どうでもいいような頼みごとである。
彼女が街を歩いていると、突如ジャッジに呼ばれて、赤い魔法少女モンスターになって、冒頭バトルになったという流れである。

それから数日経過したある日。
ピンクの魔法少女モンスターがふたたびバトルフィールドにいた。バトルフィールドと言っても、そこらにあるが空き地だったりする。
ジャッジがバトルを選択すると、近隣のひと気のない場所に自動的に移動する仕組みである。
彼女は痛みを怖がっていた。
『ジャッジから攻撃を受けても、痛く感じない方法があります。』
彼女の脳内に通信が入ってきた。
脳内で、ゲーム運営者とコミュニケーションが取れるのである。赤い魔法少女モンスターは、麻酔を使うようになった。彼女の腰には注射器が付いた。針が痛覚神経の配置幅より細いため、無痛で刺せる。
「これなら魔法少女を続けられるよ。でもちょっとお腹がすいたよね。たい焼きを食べてみようかな。」
赤い魔法少女はたい焼きを口にした。
「あれ?このたい焼き、甘さが足りないわね。」
彼女は首を捻ったが、魔法少女モンスターを継続し、そのうちライフストックを失った。同時に、彼女は魔法少女モンスターとしてのゲーム参加も終わった。
しかし、願いを強くすると、ゲーム再参加が可能となる。
「今度は、毎日タダでスイーツが食べられたらいいな。」
この願いが叶えられ、女子は赤い魔法少女モンスターになった。
しばらくして、この女子は、スイーツが甘いどころか、不味いと感じるようになり、スイーツを楽しむことをやめた。しかし、魔法少女モンスターとして、攻撃を受ける日々は止めらなかった
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