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第二章
第十一部分
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(明日萌副会長。ちょっとお話があるんですの。)
「使い魔、相談できる立場、ない。」
(相談ではありませんわ。ただの感想です。ワタクシは副会長の中に入って、よくわかったことがありますの。ワタクシも副会長も女の子。種族は違えど、楽しいことは隣り合わせ、いや同じ部屋にあるのです。ワタクシはファッションには気を使っていますわ。特に外からは見えない下着には。)
『ピクッ』『ピクッ』
明日萌のみならず、話しかけていない紅麗も敏感に反応した。紅麗にも湖線の言葉が伝わったのか、明日萌を経由しているのかは、定かではない。
「何、言いたい?」
明日萌は怪訝というよりは、真面目な顔をして、頭の中の湖線に尋ねた。
(まどろこしいことは好きではありません。率直に申し上げましょう。ワタクシはパンツをたくさん持っています。いろんな形、色、柄があります。基本的には年齢相応の清楚を目指していますが、いざという時のためのものもありますわ。)
「「いざカマクラ!?」」
明日萌、紅麗は間髪を入れず、色めき立った。
(形は超鋭角です。)
「「超Vゴール!?」」
(色は紫です。)
「「セクシャルバイオレット!?」」
(しかも華麗なレースです。)
「「スケスケエロエロ!?」」
『『バタン。』』
明日萌、紅麗は興奮のあまり、その場で女の子座りした。
(パンツに気を配る、それはオトメのたしなみですわ。)
「「激しく同意!」」
(副会長にはパンツがありません。しかし、ワタクシにはまっすぐな線が欠けています。どうしても届かないものを持つ者の気持ちはわかりますわ。)
「使い魔、相談できる立場、ない。」
(相談ではありませんわ。ただの感想です。ワタクシは副会長の中に入って、よくわかったことがありますの。ワタクシも副会長も女の子。種族は違えど、楽しいことは隣り合わせ、いや同じ部屋にあるのです。ワタクシはファッションには気を使っていますわ。特に外からは見えない下着には。)
『ピクッ』『ピクッ』
明日萌のみならず、話しかけていない紅麗も敏感に反応した。紅麗にも湖線の言葉が伝わったのか、明日萌を経由しているのかは、定かではない。
「何、言いたい?」
明日萌は怪訝というよりは、真面目な顔をして、頭の中の湖線に尋ねた。
(まどろこしいことは好きではありません。率直に申し上げましょう。ワタクシはパンツをたくさん持っています。いろんな形、色、柄があります。基本的には年齢相応の清楚を目指していますが、いざという時のためのものもありますわ。)
「「いざカマクラ!?」」
明日萌、紅麗は間髪を入れず、色めき立った。
(形は超鋭角です。)
「「超Vゴール!?」」
(色は紫です。)
「「セクシャルバイオレット!?」」
(しかも華麗なレースです。)
「「スケスケエロエロ!?」」
『『バタン。』』
明日萌、紅麗は興奮のあまり、その場で女の子座りした。
(パンツに気を配る、それはオトメのたしなみですわ。)
「「激しく同意!」」
(副会長にはパンツがありません。しかし、ワタクシにはまっすぐな線が欠けています。どうしても届かないものを持つ者の気持ちはわかりますわ。)
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