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第一章
第四十三部分
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四人は生徒会室の1階に移動した。
外から見るコンクリート造建物と中の様子はまったく違い、グラウンドのようであるが、アスファルト道のある。そこにすでに屈伸運動をしている女子が見える。
「マカちゃんも来てるのは当然だしぃ。」
「少々、ウザイ。」
マカはガッツポーズで、チカラコブを作り、パワーを強調した。
「マカはやる気満々です!」
学校指定の体操服に、『かつぎ』と書いてある。
「スペシャルゲストもいるしぃ。」
そこにいた鰯司は黒いマントを着せられていた。
「どうして僕が生徒会棟に呼ばれたんですか?」
「理由なんて、簡単じゃん。」
「いっぺん死んでミルフィーユ。今回、ホント。」
「あんたの安っぽい心臓を破るためだしぃ。」
「臓器提供しても、売れない、ボロ心臓。」
「いったいどういうことですか?」
「あんたの幼馴染みのふたりには競争をしてもらってるしぃ。そのお手伝いをしてもらうのさぁ。」
「お手伝いさん、服装、これ。」
『バサッ!』
マントの下は黄色いメイド服だった。
「「「「カワイイ!」」」」
顔の前で手を組んだ四人が一斉に大きな声を出した。ご丁寧にも、左の胸には『ここ、心臓』と丸いアップリケが貼ってある。
直後に明日萌がヘッドドレスを鰯司に載せて、メイドは完成した。
「さあ、ここで競争をしてもらうじゃん。向こうに道路が見えるかなぁ?」
湖線たちは紅麗が指差す方向を凝視した。
「スゴく急で長い坂が見えますわ!」
「まさか、あれを上れっていうのか?」
「そういうことじゃん。心臓破りの坂道を走って、ヘトヘトになるってワケ。」
「さらに心臓に、圧迫加えて、胸から心臓飛び出す、心臓をつかんだ者、勝ち、それ1位。」
「ちょっと、待ってください。僕の心臓を壊すレースなんですか?酷すぎますよ、グロ過ぎまますよ!」
鰯司のクレームは誰の耳にも届く様子はなかった。
外から見るコンクリート造建物と中の様子はまったく違い、グラウンドのようであるが、アスファルト道のある。そこにすでに屈伸運動をしている女子が見える。
「マカちゃんも来てるのは当然だしぃ。」
「少々、ウザイ。」
マカはガッツポーズで、チカラコブを作り、パワーを強調した。
「マカはやる気満々です!」
学校指定の体操服に、『かつぎ』と書いてある。
「スペシャルゲストもいるしぃ。」
そこにいた鰯司は黒いマントを着せられていた。
「どうして僕が生徒会棟に呼ばれたんですか?」
「理由なんて、簡単じゃん。」
「いっぺん死んでミルフィーユ。今回、ホント。」
「あんたの安っぽい心臓を破るためだしぃ。」
「臓器提供しても、売れない、ボロ心臓。」
「いったいどういうことですか?」
「あんたの幼馴染みのふたりには競争をしてもらってるしぃ。そのお手伝いをしてもらうのさぁ。」
「お手伝いさん、服装、これ。」
『バサッ!』
マントの下は黄色いメイド服だった。
「「「「カワイイ!」」」」
顔の前で手を組んだ四人が一斉に大きな声を出した。ご丁寧にも、左の胸には『ここ、心臓』と丸いアップリケが貼ってある。
直後に明日萌がヘッドドレスを鰯司に載せて、メイドは完成した。
「さあ、ここで競争をしてもらうじゃん。向こうに道路が見えるかなぁ?」
湖線たちは紅麗が指差す方向を凝視した。
「スゴく急で長い坂が見えますわ!」
「まさか、あれを上れっていうのか?」
「そういうことじゃん。心臓破りの坂道を走って、ヘトヘトになるってワケ。」
「さらに心臓に、圧迫加えて、胸から心臓飛び出す、心臓をつかんだ者、勝ち、それ1位。」
「ちょっと、待ってください。僕の心臓を壊すレースなんですか?酷すぎますよ、グロ過ぎまますよ!」
鰯司のクレームは誰の耳にも届く様子はなかった。
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